- スタディングとスタケン、受講料が安いのはどっち?
- スタディングとスタケン、テキストが優秀なのはどっち?
- スタディングとスタケン、講義がわかりやすいのはどっち?
- スタディングとスタケン、サポート体制が充実しているのはどっち?
- スタディングとスタケン、自分にはどちらが向いている?
最近はスマホをメインに勉強する通信講座が増えています。
中でも宅建(宅地建物取引主任者資格試験)のような人気資格だと、スマホだけで学習が完結する通信講座もいくつかあります。
仕事や家事をしながら、スキマ時間に勉強したい人に人気があるのがスタディングとスタケンです。
どちらもスマホだけで宅建の勉強ができる通信講座として人気があります。
低価格・スマホメインということで、いろいろと共通点も多い2つの講座ですが、どういったところに違いがあるのでしょうか。
そこでこの記事ではスマホに特化した宅建の通信講座であるスタディングとスタケンを徹底的に比較してみました。
スタディングとスタケンの概要
まずはスタディングとスタケンの運営実績について比較します。
スタディング | スタケン | |
---|---|---|
開講時期 | 2008年10月 | 2017年5月 |
受講者数 | 20万人以上 | 不明 |
講座数 | 33講座 | 2講座 |
スタディングはスマホをメインとした資格対策講座の先駆け的存在で2008年から運営実績があります。また講座数もどんどん増えており、さまざまな資格を目指すことができます。
スタケンはスタディングと比べるとだいぶ新しく開催している講座も少ないです。
スタディングについて
スタディングはKIYOラーニング株式会社が運営している、働きながら資格試験にチャレンジできる通信講座です。
2008年に「通勤講座」という名前でスタートして、2018年に現在の「スタディング」という名前に変わりました。スマホ1つで手軽に資格の勉強ができると、どんどん受講者数が増えています。
スタディングの宅建講座は2010年に開講して、社会人を中心にたくさんの人が受講しています。
受講料が他社に比べて安いのも特徴で、短期間で合格を目指したい人から、試しに資格勉強してみたい人まで、幅広い受講者の獲得に成功しています。
ITを活用した革新的な学習システム・運営システムが特徴で、運営コストを大幅に削減することで、圧倒的な低価格を実現しています。
スタケンについて
スタケンは、賃貸管理業を営むオーナーズエージェント株式会社が運営する通信講座です。
2016年に不動産会社向けにスターカレッジというeラーニングをスタートさせ、その翌年に一般向けの資格試験対策講座の「スタケン」を開講しました。
まだ新しい通信講座で、開講しているのは宅建講座と賃貸不動産経営管理士講座の2つしかありません。
不動産業界で働く人の間で口コミが広まり「宅建講座といえばスタケン」というイメージを持つ人も多いです。
スタディングと同じようにスマホだけで勉強ができ、受講料が安いというのが大きな特徴です。
スタディングとスタケンの宅建講座を比較
スタディングとスタケンがどのように違うのか、さまざまな角度から徹底的に比較してみました。
- 受講料
- 講師
- 講義
- テキスト
- カリキュラム
- サポート体制
スタディングとスタケン徹底比較:受講料
スタディングとスタケンの宅建講座の受講料は、どちらも2万円前後となっています。
スタケンにはもし試験に合格した場合、受講料を全額返金するという特典が用意されています。
スタディングには合格者にはAmazonギフト券3,000円分がプレゼントされます。
どちらももともと低価格な上、特典まで用意されているため、他の宅建士講座と比較してもかなりお得です。
スタディングとスタケン徹底比較:講師
スタディングの宅建講座の講師は竹原健講師です。
ヒューマンアカデミーやクレアールなどの通信講座で、不動産資格や行政書士資格の対策講師を長年担当してきました。不動産資格を目指す人にはとても有名な講師で、スタディングでも他県講座だけでなく、管理業務主任者・マンション管理士、賃貸不動産経営管理士など複数の講座を担当しています。
スタケンの宅建講座の講師は、田中謙次講師です。
株式会社Kenビジネススクールの代表で、宅建講座の講師として15年以上の実績があります。スタケンだけでなく、法人向けのスターカレッジでも講師を担当しており、大手不動産会社における宅建合格率2年連続100%という記録を持っています。
スタディングとスタケン徹底比較:講義
スタディングの講義は、大画面の前に講師が立ち、そこに表示されたスライドを使って講師が解説するスタイルをとっています。
スライドはカラフルで、とてもよくまとまっており、このスライドだけで重要なポイントがしっかり把握できます。講義画面だけを見ていれば、講義がスムーズに受講できます。
スタケンの講義は、市販テキスト「パーフェクト宅建士」を画面に映し出し、そこにマーカーでラインを引きながら解説するスタイルをとっています。
講義中は画面にテキストが表示されるため、手元にテキストがなくても問題なく受講できます。
スタディングとスタケン徹底比較:テキスト
スタディングのテキストは、Webテキストです。
フルカラーのテキストになっており、動画講義と同じシステム内で参照できる機能を備えています。
スタディングのテキストは、講義を受講しながら見るのではなく、動画講義を見終わった後に内容を確認するために使うことが多いです。
紙テキストのほうが使いやすい場合には、オプションとして製本版を有料で申し込むこともできます。書き込みしながらテキストを読み込みたい場合には、紙のテキストのほうが便利かもしれません。
スタケンではWebテキストは用意されません。
スタケンの講義は画面にテキストが表示されるため、手元にテキストがなくても問題なく受けることができます。ただ、講義動画を見た後に自分で復習したい場合は、テキストがないため、自分で用意する必要があります。
スタケンでは市販の「パーフェクト宅建士」をテキストとして使用するのですが、このテキストは受講者に配布されるため、自分で用意する必要はありません。
スタケンではオリジナルのテキストを用意するのではなく、市販のテキストを使うことで、テキストの作成費を削減し、低価格な受講料を実現しています。
スタディングとスタケン徹底比較:カリキュラム
スタディングもスタケンもインプットは動画講義、アウトプットは問題集を解くスタイルです。
スタディングの動画講義は35時間、スタケンの動画講義は65時間と長さにはかなりの差があります。スタケンには要点まとめ講座なども用意されているため、動画の充実度としてはスタケンのほうが優れているといえるかもしれません。
スタディングには一問一答式のスマート問題集と四肢択一のセレクト過去問集、過去13年分のテーマ別過去問集が用意されています。さらに1回分の模擬試験もあります。
スタケンには一問一答式の過去問2,400問と四肢択一の過去問600問が用意されています。それに加えて、予想模試5回分が解けるようになっています。
スタケンではいきなり過去問を解くことになりますが、スタディングではオリジナルの基礎問題を解いてから過去問に移行していくため、スタディングのほうがスムーズに学習を進められます。
スタディングとスタケン徹底比較:サポート体制
スタディングではわからないことが合った場合、Q&Aチケットと使って講師に質問できます。Q&Aチケットはコースに含まれている場合もありますし、別途有料で購入しなければならない場合もあります。
スタケンには質問サービスは用意されていません。ただ受講者同士が情報交換できる掲示板機能(コミュニティボード)があるため、そこで質問したり、情報交換したりできるようになっています。
スタケンには月に1回のZOOM指導会・相談会が用意されていますが、こちらは勉強方法などの悩みを解決する場なので、勉強についての質問ができるわけではありません。
スタディングとスタケン、自分に向いているのはどっち?
スタディングとスタケンは価格には大きな差がありません。
どちらも他の宅建講座と比較すれば圧倒的な低価格ですし、スマホだけで宅建の学習が進められます。
スタディングの宅建講座に向いている人
- 最少の努力で合格を目指したい人
- 優れたeラーニングシステムを使いたい人
- 学習の効率性を重視する人
- 短期間で試験合格を目指したい人
- 合格実績を重視する人
スタディングの宅建講座は、最少の努力で試験合格を目指したい人に向いています。
スタディングでは試験に出そうなところにしぼって学習を進めていくため、覚えるべき範囲も少なくて済みます。とにかく試験に受かることを目的としているため、無駄を省いた学習が可能です。
費用も安いため、受講料の安さを重視する人にもおすすめできます。
スタケンの宅建講座が向いている人
- 手元にテキストがあったほうがいい人
- 受講料は安いほうがいい人
- 講義動画のボリュームがあったほうがいい人
スタケンの宅建講義は、できるだけ安く宅建の勉強をしたい人におすすめです。
スタディングと比較すると、だいたいの部分は同じなのですが、細かいところでまだスタディングに及んでいない印象があります。ただ、講義動画の長さはスタケンが上回っているため、より長く講義を見たい人はスタケンが向いています。
スタディングとスタケンの比較まとめ
スタディングとスタケンについて、さまざまな角度から比較してみました。
やはりスタディングのほうが全体的に細かいところまで配慮が行き届いている印象です。eラーニングのシステムもスタディングのほうが優れているため、より勉強がしやすい印象があります。
スタディングは宅建士講座だけでなく、さまざまな資格講座での実績もあるため、そういった意味でも安心して任せられます。
どちらか迷った場合には、スタディングのほうがおすすめです。
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