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MOSスペシャリストとエキスパートの違い|レベル別の特徴と取得順序

MOSスペシャリストとエキスパートの違いについて調べているあなたへ。「どちらのレベルを受験すべきか」という疑問は、両レベルの特徴と自分のスキルを正しく理解することで解決できます。本記事では、スペシャリスト(一般レベル)とエキスパート(上級レベル)の出題範囲の違い、難易度と合格率の差、最適な取得順序について、実際の試験データを交えて詳しく解説します。この情報をもとに、MOS試験合格に向けて、あなたに最適な受験計画を立てましょう。

この記事を読むとわかること

  • スペシャリストとエキスパートの明確な違いと特徴
  • 各レベルの出題範囲と求められるスキルの差
  • 自分に合った受験レベルと効率的な取得順序
  • 両レベル取得のメリットと実務での評価

押さえておきたい3つのポイント

  1. 出題範囲は完全に異なる:スペシャリストは基本操作、エキスパートは高度な機能が対象で、重複する内容はほとんどありません。そのため、エキスパートに合格してもスペシャリストのスキルは自動的には証明されません。
  2. 難易度差は明確:スペシャリストの合格率は約80%、エキスパートは約60%と、エキスパートの方が難易度が高くなっています。勉強時間もスペシャリストは20-80時間、エキスパートは80時間以上が目安です。
  3. 初心者はスペシャリストから推奨:Office操作に不慣れな方は、基礎を固められるスペシャリストからの受験が効率的です。一方、実務経験が豊富な方はエキスパートから挑戦することも可能です。

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目次

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)のレベル区分とは

MOS試験には、受験者のスキルレベルに応じた複数のレベル設定があります。ここでは、スペシャリスト(一般レベル)とエキスパート(上級レベル)という2つの主要なレベル区分について解説します。

MOSの一般レベル(スペシャリスト/アソシエイト)とは

スペシャリストレベル(MOS 365&2019ではアソシエイトとも呼ばれます)は、Microsoft Officeアプリケーションの基本的な機能を使いこなせることを証明する資格です。日常業務でよく使われる機能を中心に、文書作成や表計算、プレゼンテーション資料の作成など、実務の基礎となるスキルが問われます。

初めてMOSを受験する方や、Office操作に不慣れな方が最初に目指すレベルとして設定されており、多くの企業や教育機関でも基本スキルの証明として認知されています。試験時間は50分で、1000点満点中700点以上で合格となります。

MOSの上級レベル(エキスパート)とは

エキスパートレベルは、Officeアプリケーションの高度な機能を使いこなし、効率的に業務を遂行できることを証明する上級資格です。複雑なデータ分析、高度な文書作成、業務の自動化など、より専門的なスキルが求められます。

このレベルでは、単に機能を知っているだけでなく、実務で効果的に活用できる応用力が試されます。試験時間は50分で、合格点はスペシャリストと同じ700点以上ですが、出題される問題の難易度が大きく異なります。

エキスパートが設定されている科目

MOS試験では、全ての科目にエキスパートレベルが用意されているわけではありません。エキスパート試験が設定されているのは、ExcelとWordの2科目のみです。

PowerPointやAccessなどの科目は、スペシャリストレベルのみの設定となっています。これは、ExcelとWordが業務で特に高度な使い方をされることが多く、基本レベルと上級レベルを明確に分ける必要があるためです。

MOS資格の全体像については、MOSとはで詳しく解説していますので、併せてご確認ください。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)スペシャリストとエキスパートの基本的な違い

スペシャリストとエキスパートは、単に難易度が異なるだけではありません。対象となるスキル、出題範囲、想定される使用シーンなど、様々な側面で明確な違いがあります。

対象となるスキルレベルの違い

スペシャリストは、Officeアプリケーションの基本的な機能を正しく理解し、日常業務で必要な操作を確実に実行できるスキルレベルを対象としています。例えば、Excelであれば基本的な関数(SUM、AVERAGE、IFなど)の使用、グラフの作成、データの並べ替えやフィルター機能などが中心です。

一方、エキスパートは、高度な機能を使いこなし、複雑な課題を効率的に解決できるスキルレベルを対象としています。Excelであれば、複雑な関数の組み合わせ、ピボットテーブルの高度な活用、マクロの基礎、データベース機能などが含まれます。

出題範囲が重複していない理由

スペシャリストとエキスパートの出題範囲は、ほとんど重複していません。これは、両レベルが異なるスキルセットを証明することを目的としているためです。

スペシャリストは「基礎的な機能を確実に使える」ことを証明し、エキスパートは「高度な機能を活用できる」ことを証明します。そのため、エキスパートに合格したとしても、スペシャリストで問われる基本操作のスキルが自動的に証明されるわけではありません。

この設計により、受験者は自分の目的やスキルレベルに応じて、適切なレベルを選択できるようになっています。

試験の目的と想定される使用シーンの違い

スペシャリストの試験は、日常的なオフィスワークで必要となる基本的なスキルを証明することを目的としています。資料作成、データ入力、簡単な集計など、多くの職場で日々行われる業務をスムーズに遂行できることが重視されます。

エキスパートの試験は、より専門的な業務や、効率化・自動化が求められる場面でのスキルを証明することを目的としています。大量のデータ分析、複雑なレポート作成、業務プロセスの改善など、より高度な業務シーンを想定しています。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)スペシャリストとエキスパートの出題範囲の違い

スペシャリストとエキスパートでは、出題される機能や操作が大きく異なります。ここでは、ExcelとWordの具体的な出題範囲の違いを見ていきましょう。

Excel スペシャリストとエキスパートの出題範囲比較

Excel スペシャリストでは、セルの書式設定、基本的な関数(SUM、AVERAGE、COUNT、IFなど)、グラフの作成、データの並べ替えとフィルター、ページ設定と印刷などが出題されます。これらは、日常的な表計算業務で頻繁に使用される基本機能です。

Excel エキスパートでは、高度な関数(VLOOKUP、INDEX、MATCH、配列数式など)、ピボットテーブルとピボットグラフの詳細設定、データの入力規則と条件付き書式の高度な活用、マクロの記録と実行、What-If分析ツール(ゴールシーク、シナリオなど)などが出題されます。

以下は、主な出題項目の比較表です。

項目カテゴリスペシャリストエキスパート
関数SUM、AVERAGE、COUNT、IFVLOOKUP、INDEX、MATCH、配列数式
データ分析並べ替え、フィルターピボットテーブル、What-If分析
グラフ基本的なグラフ作成複合グラフ、詳細なグラフ設定
自動化なしマクロの記録と実行
データ管理基本的なデータ入力データの入力規則、詳細設定

Word スペシャリストとエキスパートの出題範囲比較

Word スペシャリストでは、文字の書式設定、段落の書式設定、表の作成と編集、図やSmartArtの挿入、ページ設定とセクション区切り、ヘッダーとフッターの設定などが出題されます。

Word エキスパートでは、スタイルとテンプレートの高度な活用、目次と索引の作成、差し込み印刷の詳細設定、フォームとフィールドの活用、文書のセキュリティ設定、マクロの基礎などが出題されます。

Wordエキスパートでは、長文文書の効率的な管理や、定型文書の自動化など、より実務的で専門性の高いスキルが求められます。

出題される関数・機能の違い

スペシャリストで出題される関数は、数学・統計関数の基本(SUM、AVERAGE、COUNT、MAX、MIN)、論理関数の基礎(IF、AND、OR)、テキスト関数の基本(LEFT、RIGHT、MID)など、比較的シンプルで理解しやすいものが中心です。

エキスパートで出題される関数は、検索・参照関数(VLOOKUP、HLOOKUP、INDEX、MATCH)、論理関数の応用(IFS、SUMIF、COUNTIF、AVERAGEIF)、配列数式、データベース関数など、より複雑で実務的な問題解決に必要なものが含まれます。

Excel試験の詳しい対策方法については、MOS Excel対策で科目別の攻略法を解説していますので、ぜひご覧ください。

Excel試験の詳細な出題範囲と対策方法に関してもっと詳しい記事はこちら
MOS Excel対策|スペシャリスト・エキスパートの試験内容と攻略法

MOSスペシャリストとエキスパートの難易度・合格率の違い

両レベルの難易度差は、合格率や必要な勉強時間に明確に表れています。自分に合ったレベル選択のために、これらのデータを理解しておきましょう。

難易度の差はどのくらいあるか

スペシャリストとエキスパートの難易度差は、かなり大きいと言えます。スペシャリストは基本的な操作を確実にこなせれば合格できる難易度ですが、エキスパートは高度な機能の理解と、それらを適切な場面で使いこなす応用力が必要です。

具体的には、スペシャリストでは「この機能をどう使うか」という知識が問われるのに対し、エキスパートでは「この課題を解決するにはどの機能を使うべきか」という判断力が求められます。

また、エキスパートの問題は複数の機能を組み合わせて解く必要があるものも多く、より実務に近い形式となっています。

合格率の違い(スペシャリスト約80%、エキスパート約60%)

オデッセイ コミュニケーションズが公表しているデータによると、スペシャリストの合格率は約80%、エキスパートの合格率は約60%となっています。この20ポイントの差は、難易度の違いを如実に示しています。

スペシャリストは、きちんと学習すればほとんどの方が合格できる難易度ですが、エキスパートは十分な準備をしても不合格になる可能性が高くなります。特に、実務経験が少ない方や、初めてMOSを受験する方にとっては、エキスパートのハードルは高いと言えるでしょう。

ただし、この合格率は「受験者全体」の数値であり、しっかりと対策を行えば合格は十分に可能です。

必要な勉強時間の目安

スペシャリストの勉強時間は、Office操作が初めての方で60-80時間、基本的な操作ができる方で20-40時間が目安です。1日1-2時間の学習で、1-2ヶ月程度での合格を目指せます。

エキスパートの勉強時間は、スペシャリスト取得済みの方で80-120時間、実務経験が豊富な方でも60時間以上が推奨されます。1日2時間の学習で、2-3ヶ月程度の学習期間を見込むとよいでしょう。

エキスパートは、単に機能を覚えるだけでなく、実践的な使い方を習得する必要があるため、より多くの練習時間が必要となります。

MOS試験の難易度全般については、MOSの難易度で他資格との比較も含めて詳しく解説しています。

MOS試験の難易度と合格率に関してもっと詳しい記事はこちら
MOSの難易度は?合格率・試験レベル・他資格との比較

MOSエキスパートだけを受験することは可能か

エキスパートを受験するにあたって、スペシャリストの取得が必須条件なのか、疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、エキスパートのみの受験について解説します。

スペシャリストを取らずにエキスパート受験できる

MOS試験では、エキスパートを受験するためにスペシャリストの取得は必須ではありません。初めてMOSを受験する方でも、いきなりエキスパートから挑戦することが可能です。

受験資格に制限はなく、年齢や学歴、実務経験なども問われません。そのため、実務で既に高度なExcelやWord操作を行っている方であれば、スペシャリストを飛ばしてエキスパートから受験することも合理的な選択肢となります。

ただし、後述するように、基礎が不十分な状態でエキスパートに挑戦すると、かえって非効率になる可能性もあります。

エキスパートのみ取得するメリット・デメリット

エキスパートのみを取得するメリットとしては、受験料と時間の節約が挙げられます。スペシャリストの受験料(一般価格10,780円)を払わずに済み、学習時間も集中できます。また、履歴書には上級資格のみを記載すればよく、よりアピール力が高まります。

一方、デメリットとしては、基礎的なスキルの証明ができないことがあります。エキスパートに合格しても、スペシャリストレベルの基本操作が完璧にできるとは限りません。また、難易度が高いため、一発合格できずに複数回受験が必要になる可能性もあります。

さらに、MOS称号(後述)を取得する際には、結局両方のレベルが必要になる場合があります。

公式が両方の取得を推奨する理由

オデッセイ コミュニケーションズ(MOS試験の運営団体)は、スペシャリストとエキスパート両方の取得を推奨しています。その理由は、両レベルが異なるスキルセットを証明するためです。

スペシャリストは「基礎力の証明」、エキスパートは「応用力の証明」という役割があり、両方を取得することで、基礎から応用まで幅広いスキルを持っていることを総合的に示せます。

特に、就職活動や転職活動では、「基礎はできて当然、さらに高度なスキルもある」という見せ方ができるため、両方取得している方が評価されやすい傾向にあります。

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MOSスペシャリストとエキスパートどちらから受験すべきか

受験順序は、あなたの現在のスキルレベルと目的によって変わります。ここでは、レベル別のおすすめの受験戦略を紹介します。

初心者にはスペシャリストからの受験を推奨

Office操作に不慣れな方や、体系的にスキルを学びたい方には、スペシャリストからの受験を強く推奨します。スペシャリストで基礎を固めることで、エキスパートの学習もスムーズに進められます。

スペシャリストから始めるメリットは、段階的にスキルアップできること、合格体験によってモチベーションを維持しやすいこと、基礎知識が確実に身につくことなどがあります。

また、スペシャリストの学習過程で、自分がどの程度Office操作を理解しているかを客観的に把握できるため、エキスパート学習の計画も立てやすくなります。

エキスパートから受験するのが向いている人

実務で既にExcelやWordの高度な機能を日常的に使っている方、IT系の職種で専門的な業務を行っている方、短期間で上級資格を取得したい方は、エキスパートから受験しても問題ありません。

具体的には、ピボットテーブルやVLOOKUP関数を業務で頻繁に使っている方、マクロの基礎を理解している方、Wordのスタイル機能や差し込み印刷を使いこなしている方などが該当します。

ただし、基本操作に不安がある場合は、模擬試験などで現在のスキルレベルを確認してから判断することをおすすめします。

両方同時に学習する方法

時間に余裕がある方は、スペシャリストとエキスパートを同時進行で学習する方法もあります。午前中はスペシャリスト、午後はエキスパートというように時間を分けて学習すると効果的です。

ただし、この方法は混乱を招く可能性もあるため、明確に「今はスペシャリストの学習時間」「今はエキスパートの学習時間」と区別することが重要です。

また、試験の受験は別々の日に設定し、まずスペシャリストに合格してからエキスパートを受験する方が、精神的な負担も少なく済みます。

MOSスペシャリストとエキスパート両方を取得するメリット

両レベルを取得することで得られるメリットは、単なる資格の数以上の価値があります。キャリアや実務面での具体的なメリットを見ていきましょう。

総合的なスキル証明になる

スペシャリストとエキスパート両方を取得することで、「基礎から応用まで幅広くスキルを持っている」という総合的な証明ができます。スペシャリストのみでは「基本はできる」、エキスパートのみでは「高度な機能は使える(が基礎は不明)」という評価になりがちです。

両方を持っていることで、日常的な業務から専門的な業務まで、あらゆる場面でOfficeを使いこなせる人材であることを明確に示せます。これは、特に異業種への転職や、新しい部署への配属などで有利に働きます。

就職・転職での評価が高まる

採用担当者の立場から見ると、両レベルを取得している応募者は「計画的に学習できる人」「継続的にスキルアップする姿勢がある人」という印象を与えます。

特に、事務職や営業職、企画職など、Officeスキルが重要視される職種では、両レベルの取得が大きなアピールポイントになります。実務経験が少ない新卒や第二新卒の方にとっては、スキルの客観的な証明として非常に有効です。

また、派遣社員として働く場合も、時給アップや優良案件の紹介につながる可能性が高まります。

MOS称号(Associate、Expert、Master)の取得

MOSには、取得した資格の組み合わせに応じて授与される「称号」制度があります。MOS 365&2019では、以下の称号が設定されています。

MOS Associate:Word、Excel、PowerPointのスペシャリストレベルのうち、いずれか1つを取得することで授与されます。

MOS Expert:WordとExcelの両方のエキスパートレベルを取得することで授与されます。

MOS Master:以下のいずれかの組み合わせで授与されます。

  • WordとExcelのエキスパート + PowerPointまたはAccessのスペシャリスト
  • WordとExcelのエキスパート + Outlookのスペシャリスト

MOS Masterは最上位の称号として認知度が高く、履歴書にも記載できる大きなアピールポイントになります。

学習に必要なテキストについては、MOSのおすすめテキストで科目別・レベル別に詳しく紹介しています。

MOSのテキスト選びに関してもっと詳しい記事はこちら
MOSのおすすめテキスト|科目別・レベル別に厳選紹介

MOSスペシャリストとエキスパートの勉強時間と学習計画

効率的に両レベルを取得するためには、適切な学習計画が不可欠です。ここでは、レベル別の勉強時間の目安と効率的な学習順序を解説します。

スペシャリストの勉強時間(初心者20-80時間、経験者20-40時間)

Office操作が初めての方、またはほとんど触ったことがない初心者の場合、60-80時間程度の学習時間が必要です。1日2時間の学習で約1.5-2ヶ月、1日1時間なら2-3ヶ月の学習期間を見込みましょう。

基本的な操作ができる経験者の場合、20-40時間程度の学習時間で合格レベルに到達できます。1日1-2時間の学習で、1ヶ月程度での合格が目標となります。

学習の内訳としては、テキストでの学習が全体の30-40%、模擬試験や問題集での実践練習が60-70%の時間配分が効果的です。

エキスパートの勉強時間(80時間以上推奨)

スペシャリスト取得済みで、エキスパートに挑戦する場合、80-120時間程度の学習時間が推奨されます。1日2時間の学習で2-3ヶ月の学習期間を確保しましょう。

実務で高度な機能を使っている経験者でも、最低60時間程度の学習は必要です。エキスパートでは、知っている機能でも「試験で求められる正確な操作方法」を習得する必要があるためです。

エキスパートの学習では、テキストでの学習が40-50%、模擬試験が50-60%の時間配分が適切です。特に、模擬試験で間違えた問題を繰り返し練習することが重要になります。

両方取得する場合の効率的な学習順序

両方を取得する場合の効率的な学習順序は、以下のステップが推奨されます。

ステップ1:スペシャリストの学習と受験(1-2ヶ月)
まずはスペシャリストのテキストで基礎を固め、模擬試験で実力を確認してから受験します。

ステップ2:スペシャリスト合格後すぐにエキスパートの学習開始(2-3ヶ月)
スペシャリスト合格の勢いを活かして、間を空けずにエキスパートの学習を始めることで、学習内容の定着も良くなります。

ステップ3:エキスパートの受験
十分な模擬試験の練習を経て、自信を持って受験に臨みます。

この方法なら、トータル3-5ヶ月程度で両レベルの取得が可能です。

勉強時間の詳細な計画については、MOSの勉強時間で科目別の時間配分も含めて解説しています。

科目別・レベル別の勉強時間に関してもっと詳しい記事はこちら
MOSの勉強時間は?科目別の必要時間と効率的な学習計画

MOSスペシャリストとエキスパートの就職・転職での評価

実務の現場では、両レベルがどのように評価されるのでしょうか。職種別・業種別の評価の違いを理解しておきましょう。

実務で求められるスキルレベル

一般的な事務職では、スペシャリストレベルのスキルがあれば十分に業務をこなせます。データ入力、文書作成、簡単な集計など、日常業務の大部分はスペシャリストレベルでカバーできます。

一方、経理職、データアナリスト、営業企画職など、より専門的な業務を行う職種では、エキスパートレベルのスキルが求められることが多くなります。複雑なデータ分析、レポート作成の自動化、大量データの処理などは、エキスパートレベルの知識が必要です。

管理職やマネジメント層では、両レベルを取得していることで「部下の指導ができる」という点も評価されます。

履歴書への記載方法の違い

履歴書にMOS資格を記載する際、正式名称を使用することが重要です。スペシャリストの場合は以下のように記載します。

「Microsoft Office Specialist Excel 365&2019(スペシャリスト)」
「Microsoft Office Specialist Word 365&2019(アソシエイト)」

エキスパートの場合は以下のように記載します。

「Microsoft Office Specialist Excel 365&2019 Expert(エキスパート)」
「Microsoft Office Specialist Word 365&2019 Expert(エキスパート)」

両方を取得している場合は、それぞれ別の行に記載します。MOS称号を取得している場合は、「MOS Master 2019 取得」と追記することで、より強いアピールができます。

業種・職種別の評価の違い

IT業界やWeb業界では、エキスパートレベルの取得が評価されやすい傾向にあります。データ分析やレポート作成の自動化スキルは、業務効率化に直結するためです。

金融業界や会計業界では、Excel エキスパートが特に重視されます。大量の数値データを扱う業務が多いため、高度な関数やピボットテーブルのスキルは必須とされることもあります。

教育業界や公務員では、スペシャリストレベルでも十分評価される傾向にあります。基本的な文書作成や資料作成ができれば業務に支障がないためです。

製造業や流通業では、部署によって求められるレベルが異なります。事務部門ではスペシャリスト、企画部門や経営企画ではエキスパートが求められることが一般的です。

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MOSスペシャリストとエキスパートの違いに関連するよくある質問(FAQ)

Q. MOSスペシャリストとエキスパートはどちらが就職に有利ですか?

職種によって評価は異なりますが、一般的な事務職ならスペシャリストで十分評価されます。ただし、経理職やデータ分析職など専門性の高い職種では、エキスパートの方が有利になります。最も評価が高いのは両方を取得している場合で、「基礎から応用まで幅広いスキルがある」という総合的なアピールができます。新卒や転職活動では、両レベルの取得が他の応募者との差別化につながりやすいでしょう。

Q. MOSエキスパートに合格すればスペシャリストのスキルも証明できますか?

いいえ、エキスパートに合格してもスペシャリストのスキルは自動的には証明されません。両試験は出題範囲が異なり、エキスパートは高度な機能が中心、スペシャリストは基本操作が中心です。そのため、公式では両方の取得が推奨されています。就職活動などで基礎スキルも確実に証明したい場合は、スペシャリストも取得することをおすすめします。

Q. MOSスペシャリストとエキスパートを同時に受験できますか?

はい、同じ日に両方を受験することも可能です。ただし、試験時間が各50分で、準備時間も含めると1試験あたり1時間程度かかるため、体力的な負担は大きくなります。また、両方の試験内容が混同する可能性もあるため、一般的には別の日に受験することが推奨されます。確実に合格を目指すなら、まずスペシャリストに合格してから、エキスパートを受験する方が精神的にも楽でしょう。

Q. MOSのPowerPointやAccessにもエキスパートはありますか?

いいえ、エキスパートレベルが設定されているのは、ExcelとWordの2科目のみです。PowerPoint、Access、Outlookには、スペシャリストレベル(またはアソシエイトレベル)のみが用意されています。これは、ExcelとWordが業務で特に高度な使い方をされることが多く、基本レベルと上級レベルを明確に分ける必要があるためです。PowerPointなどを含めて幅広いスキルを証明したい場合は、MOS Master称号の取得を目指すとよいでしょう。

Q. MOSスペシャリストとエキスパートの受験料は同じですか?

はい、スペシャリストとエキスパートの受験料は同額です。一般価格は10,780円(税込)、学割価格は8,580円(税込)となっています。難易度が異なっても受験料は変わらないため、自分のスキルレベルに合わせて適切なレベルを選択することが重要です。両方を受験する場合は、合計で21,560円(一般価格)の費用が必要になります。

Q. MOS Masterを取得するにはどうすればいいですか?

Q. MOSスペシャリストとエキスパート、どちらから勉強を始めるべきですか?

Office操作に不慣れな方や、体系的にスキルを学びたい方は、スペシャリストから始めることを強く推奨します。基礎を固めることで、エキスパートの学習もスムーズに進められます。一方、実務で既にピボットテーブルやVLOOKUP関数などを使いこなしている方は、エキスパートから挑戦しても問題ありません。ただし、基本操作に少しでも不安がある場合は、模擬試験で現在のスキルレベルを確認してから判断しましょう。

MOSスペシャリストとエキスパートはどちらが就職に有利ですか?

職種によって評価は異なりますが、一般的な事務職ならスペシャリストで十分評価されます。ただし、経理職やデータ分析職など専門性の高い職種では、エキスパートの方が有利になります。最も評価が高いのは両方を取得している場合で、「基礎から応用まで幅広いスキルがある」という総合的なアピールができます。新卒や転職活動では、両レベルの取得が他の応募者との差別化につながりやすいでしょう。

MOSエキスパートに合格すればスペシャリストのスキルも証明できますか?

いいえ、エキスパートに合格してもスペシャリストのスキルは自動的には証明されません。両試験は出題範囲が異なり、エキスパートは高度な機能が中心、スペシャリストは基本操作が中心です。そのため、公式では両方の取得が推奨されています。就職活動などで基礎スキルも確実に証明したい場合は、スペシャリストも取得することをおすすめします。

MOSスペシャリストとエキスパートを同時に受験できますか?

はい、同じ日に両方を受験することも可能です。ただし、試験時間が各50分で、準備時間も含めると1試験あたり1時間程度かかるため、体力的な負担は大きくなります。また、両方の試験内容が混同する可能性もあるため、一般的には別の日に受験することが推奨されます。確実に合格を目指すなら、まずスペシャリストに合格してから、エキスパートを受験する方が精神的にも楽でしょう。

MOSのPowerPointやAccessにもエキスパートはありますか?

いいえ、エキスパートレベルが設定されているのは、ExcelとWordの2科目のみです。PowerPoint、Access、Outlookには、スペシャリストレベル(またはアソシエイトレベル)のみが用意されています。これは、ExcelとWordが業務で特に高度な使い方をされることが多く、基本レベルと上級レベルを明確に分ける必要があるためです。PowerPointなどを含めて幅広いスキルを証明したい場合は、MOS Master称号の取得を目指すとよいでしょう。

MOSスペシャリストとエキスパートの受験料は同じですか?

はい、スペシャリストとエキスパートの受験料は同額です。一般価格は10,780円(税込)、学割価格は8,580円(税込)となっています。難易度が異なっても受験料は変わらないため、自分のスキルレベルに合わせて適切なレベルを選択することが重要です。両方を受験する場合は、合計で21,560円(一般価格)の費用が必要になります。

MOS Masterを取得するにはどうすればいいですか?

MOS Master称号を取得するには、以下のいずれかの組み合わせで資格を取得する必要があります。

  1. WordとExcelの両方のエキスパート + PowerPointまたはAccessのスペシャリスト
  2. WordとExcelの両方のエキスパート + Outlookのスペシャリスト

つまり、最低でも3科目(うち2科目はエキスパート)の合格が必要です。MOS Masterは最上位の称号として認知度が高く、履歴書にも記載できる大きなアピールポイントになります。計画的に学習すれば、6ヶ月〜1年程度での取得が可能です。

MOSスペシャリストとエキスパート、どちらから勉強を始めるべきですか?

Office操作に不慣れな方や、体系的にスキルを学びたい方は、スペシャリストから始めることを強く推奨します。基礎を固めることで、エキスパートの学習もスムーズに進められます

まとめ:MOSスペシャリストとエキスパートの違いを理解して最適な受験計画を

本記事では、MOSスペシャリスト(一般レベル)とエキスパート(上級レベル)の違いについて詳しく解説しました。重要なポイントを改めて確認しましょう。

  1. 出題範囲の違い:スペシャリストは基本操作、エキスパートは高度な機能が対象で、重複する内容はほとんどありません。エキスパート合格だけではスペシャリストレベルのスキルは証明されないため、公式では両方の取得が推奨されています。
  2. 難易度と学習時間:スペシャリストの合格率は約80%で勉強時間は20-80時間、エキスパートの合格率は約60%で勉強時間は80時間以上が目安です。エキスパートの方が明確に難易度が高く、より多くの学習時間が必要になります。
  3. 受験戦略:Office操作に不慣れな方はスペシャリストから、実務経験が豊富な方はエキスパートから受験可能です。両方を取得することで、基礎から応用まで総合的なスキルを証明でき、就職・転職でも高く評価されます。

MOSスペシャリストとエキスパートの違いを理解できたら、次は自分に合った学習計画を立てましょう。MOSの勉強時間MOSのおすすめテキストを参考に、計画的に学習を進めることをおすすめします。

本記事を通じて、両レベルの明確な違いと、自分に最適な受験戦略を理解いただけたはずです。これらの情報を活用して、MOS資格取得という目標の実現に向けて、具体的な一歩を踏み出しましょう。

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