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マンション管理士(マン管)の試験申し込み方法|申込手順・必要書類・注意点を解説

マンション管理士(マン管)試験の申し込みについて知りたいあなたへ。「いつまでに申し込めばいいのか」「どんな手続きが必要なのか」という疑問は、正確な申込情報を把握することで解決できます。本記事では、マンション管理士試験の申込期間と方法、受験案内の入手方法から必要書類、注意点まで、申込手続きの全てを詳しく解説します。この情報をもとに、マンション管理士(マン管)試験の申し込みをスムーズに完了し、万全の準備で試験に臨みましょう。

この記事を読むとわかること

  • マンション管理士試験の申込期間と2つの申込方法の違い
  • 受験案内の入手方法と必要書類の準備手順
  • 郵送申込とインターネット申込の詳しい手順
  • 申込時の注意点と5問免除申請の方法

押さえておきたい3つのポイント

  1. 申込期間は郵送とWEBで異なる:郵送申込は8月1日~8月29日、インターネット申込は8月1日~9月30日です。インターネット申込の方が約1ヶ月長く申し込めます。
  2. 受験料は9,400円で支払方法が複数ある:マンション管理士(マン管)試験の受験料は9,400円で、郵便局・銀行での窓口払いやATM払い、インターネット申込の場合はクレジットカード決済も利用できます。
  3. 顔写真の規定は厳格に守る必要がある:縦4.5cm×横3.5cmのサイズ指定があり、裏面には氏名と希望試験地の記入が必須です。規定を満たさない写真は受理されない可能性があります。
目次

マンション管理士(マン管)試験の申込期間|郵送とWEBで異なる

マンション管理士試験の申込期間は、申込方法によって異なります。受験を検討している方は、自分が選択する申込方法の期限を正確に把握しておく必要があります。

郵送申込の期間(8月1日〜8月29日)

郵送申込の期間は例年8月1日から8月29日までです。この期間内に申込書を郵送する必要があり、期限は消印有効となっています。つまり、8月29日の消印が押されていれば、公益財団法人マンション管理センターへの到着が翌日以降でも受理されます。

ただし、郵便事情によるトラブルを避けるため、期限ギリギリではなく余裕を持って郵送することをおすすめします。特定記録郵便で送付する際は、郵便局の窓口営業時間も考慮する必要があります。

インターネット申込の期間(8月1日〜9月30日)

令和5年度から開始されたインターネット申込は、8月1日から9月30日までと郵送申込より約1ヶ月長く設定されています。この期間内であれば、マンション管理センターのウェブサイトから24時間いつでも申込手続きが可能です。

インターネット申込の締切は9月30日の23時59分までで、この時刻を1分でも過ぎると申込ができなくなります。システムメンテナンスの時間帯もあるため、最終日ではなく余裕を持った申込を心がけましょう。

申込期限を過ぎた場合の対処法

残念ながら、申込期限を過ぎてしまった場合、その年度のマンション管理士(マン管)試験を受験することはできません。期限延長や特例措置は一切認められていないため、必ず期限内に申込を完了させる必要があります。

もし申込期限を過ぎてしまった場合は、翌年度の受験を目指すことになります。その間に学習を進めることで、より確実な合格を目指すことができます。申込期限を忘れないよう、カレンダーやリマインダーに登録しておくことをおすすめします。

マンション管理士(マン管)の試験日程全体を確認して、申込から試験当日までのスケジュールを把握しておきましょう。

マンション管理士(マン管)試験の申込方法は2種類

マンション管理士試験の申込方法には、従来からの郵送申込と令和5年度から新たに開始されたインターネット申込の2種類があります。それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った方法を選択しましょう。

郵送申込とインターネット申込の違い

郵送申込は、受験申込書に必要事項を記入し、顔写真を貼付して特定記録郵便で送付する方法です。受験料は事前に郵便局または銀行で支払い、払込受付証明書を申込書に貼り付けます。物理的な書類のやり取りが発生するため、準備に時間がかかります。

一方、インターネット申込はマンション管理センターのウェブサイトから必要事項を入力し、顔写真をデジタルデータでアップロードする方法です。受験料の支払いもクレジットカードやコンビニ決済など複数の方法から選択できます。自宅にいながら24時間いつでも申込手続きができる点が大きな利点です。

令和5年度から開始されたWEB申込

マンション管理士試験のインターネット申込は、令和5年度(2023年度)試験から導入されました。これにより、受験者の利便性が大幅に向上しています。特に、申込期間が郵送より約1ヶ月長く設定されている点は、忙しい社会人にとって大きなメリットです。

インターネット申込では、入力内容をその場で確認・修正できるため、記入ミスのリスクも低減されます。また、申込完了メールが即座に届くため、申込が正常に受理されたかどうかをすぐに確認できる点も安心材料となります。

どちらの申込方法を選ぶべきか

基本的には、申込期間が長く手続きが簡便なインターネット申込をおすすめします。ただし、インターネット環境がない方や、デジタルデータの準備が難しい方は郵送申込を選択しても問題ありません。

郵送申込を選択する場合は、申込期間が短いことと郵送に要する時間を考慮し、早めに準備を始める必要があります。マンション管理士(マン管)試験の申込は年に1回しかないため、確実に期限内に手続きを完了させることが重要です。

マンション管理士(マン管)試験の全体像を理解した上で、自分に適した申込方法を選択しましょう。

マンション管理士(マン管)試験の受験案内・申込書の入手方法

マンション管理士試験を受験するためには、まず受験案内と申込書を入手する必要があります。入手方法は複数用意されているため、自分にとって最も便利な方法を選択できます。

マンション管理センターHPからダウンロード

最も手軽な方法は、公益財団法人マンション管理センターの公式ウェブサイトから受験案内をダウンロードする方法です。例年7月上旬から受験案内がPDF形式で公開され、誰でも無料でダウンロードできます。

ダウンロードした受験案内には、試験の概要、申込方法、試験会場、注意事項などが詳しく記載されています。インターネット申込を利用する場合は、この受験案内を参照しながら手続きを進めることができます。郵送申込用の申込書もダウンロードして印刷することが可能です。

都道府県・政令指定都市の窓口で入手

各都道府県庁および政令指定都市の担当窓口でも、マンション管理士(マン管)試験の受験案内を無料で配布しています。窓口は主に建築指導課や住宅政策課などマンション関連の業務を担当する部署です。

窓口で直接入手する利点は、その場で受験案内の内容を確認できることと、不明点があればすぐに質問できることです。ただし、配布開始時期や在庫状況は自治体によって異なるため、事前に電話で確認してから訪問することをおすすめします。

主要書店で入手

全国の主要書店でも受験案内を入手できます。大型書店の資格試験コーナーや、法律・不動産関連書籍の棚に置かれていることが多いです。書店での配布は例年7月中旬頃から始まります。

書店で入手する際の注意点は、配布部数に限りがあるため、早めに訪れる必要があることです。特に試験直前の時期になると品切れになっている可能性があります。確実に入手したい場合は、書店に電話で在庫を確認してから訪問するとよいでしょう。

郵送で請求して入手

マンション管理センターに郵送で受験案内を請求することもできます。返信用封筒(角形2号サイズ、宛先明記、140円分の切手貼付)を同封した請求書を送ることで、受験案内を郵送してもらえます。

この方法は、近くに配布場所がない方や、直接訪問する時間がない方に適しています。ただし、請求から受け取りまで1週間程度かかることがあるため、余裕を持って請求する必要があります。マンション管理士試験の申込期間開始前の7月上旬に請求することをおすすめします。

マンション管理士(マン管)試験の受験料と支払い方法

マンション管理士試験を受験するためには、受験料の支払いが必要です。支払い方法は申込方法によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

受験料は9,400円

マンション管理士(マン管)試験の受験料は9,400円です。この金額は国家資格試験としては標準的な水準で、宅地建物取引士試験(8,200円)よりやや高く、管理業務主任者試験(8,900円)と同程度です。

受験料には消費税は含まれません。一度支払った受験料は、いかなる理由があっても返還されないため、申込前に受験の意思を固めておく必要があります。また、試験を欠席した場合でも受験料の返還や次年度への繰り越しは認められていません。

郵便局・銀行での支払い方法

郵送申込を選択する場合、受験料は郵便局または銀行の窓口で支払います。受験案内に同封されている払込取扱票を使用し、窓口で9,400円を支払うと、払込受付証明書が発行されます。

この払込受付証明書を受験申込書の所定の位置に貼り付けることで、受験料の支払いを証明します。払込受付証明書は再発行できないため、紛失しないよう注意が必要です。支払いの際には手数料がかかる場合があり、この手数料は受験者の負担となります。

ATMでの支払い方法と注意点

郵便局や銀行のATMを利用して受験料を支払うこともできます。ATMでの支払いは、窓口の営業時間外でも手続きができるため便利ですが、いくつか注意点があります。

ATMで払込を行う際は、必ず「払込受付証明書」が発行される設定を選択してください。利用明細書だけでは受験申込書に貼付できません。また、ATMの機種によっては払込取扱票が使用できない場合があるため、事前に確認が必要です。マンション管理士試験のインターネット申込を利用する場合は、クレジットカード決済やコンビニ決済も選択でき、より柔軟な支払いが可能です。

マンション管理士の受験資格を確認し、自分が受験可能であることを確認してから受験料を支払いましょう。

マンション管理士(マン管)試験の郵送申込の手順

郵送申込を選択する場合は、いくつかのステップを順番に進める必要があります。各ステップを正確に実施することで、スムーズな申込手続きが可能になります。

ステップ1:受験案内・申込書の入手

まず、前述の方法で受験案内と受験申込書を入手します。郵送申込の場合、必ず印刷された申込書が必要です。受験案内をダウンロードした場合は、指定された用紙サイズ(A4)で申込書を印刷してください。

印刷する際は、拡大・縮小せずに100%の倍率で印刷することが重要です。サイズが異なると、申込が受理されない可能性があります。マンション管理士(マン管)試験の申込書は、受験申込書と受験整理票が一体となっているため、切り離さずにそのまま使用します。

ステップ2:受験料の支払いと証明書の貼付

受験案内に同封されている払込取扱票を使用して、郵便局または銀行で受験料9,400円を支払います。支払いが完了すると払込受付証明書が発行されるので、この証明書を受験申込書の指定された位置に貼り付けます。

貼付する際は、のりやテープでしっかりと固定し、剥がれないようにしてください。証明書が剥がれて紛失すると、申込が無効になる可能性があります。また、証明書の内容(金額、日付など)が正しいことを確認してから貼り付けましょう。

ステップ3:必要事項の記入と写真の貼付

受験申込書に氏名、生年月日、住所、電話番号、希望試験地などの必要事項を正確に記入します。記入は黒のボールペンを使用し、楷書ではっきりと読みやすく書いてください。修正液や修正テープの使用は認められていません。

顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)は、申込前6ヶ月以内に撮影した無帽・正面・上三分身のものを使用します。写真の裏面には氏名と希望試験地を記入し、受験申込書の所定の位置に貼り付けます。マンション管理士試験では、写真の規格が厳格に定められているため、規定を満たしているか必ず確認してください。

ステップ4:特定記録郵便での郵送

全ての記入と貼付が完了したら、受験申込書を角形2号の封筒に入れ、公益財団法人マンション管理センターへ特定記録郵便で郵送します。特定記録郵便は、郵便物の引受けを記録するサービスで、追跡番号により配達状況を確認できます。

申込書は折り曲げずに封筒に入れ、封筒の表面には「マンション管理士試験受験申込書在中」と記載します。郵送後は、追跡番号を控えておき、申込書が無事にマンション管理センターに到着したことを確認しましょう。申込期間は8月29日の消印有効ですが、郵便事情を考慮して余裕を持って郵送することが重要です。

マンション管理士(マン管)試験のインターネット申込の手順

令和5年度から導入されたインターネット申込は、自宅にいながら24時間いつでも手続きができる便利な方法です。デジタルデータの準備が必要ですが、手順は比較的シンプルです。

マンション管理センターHPから申込フォームへアクセス

まず、公益財団法人マンション管理センターの公式ウェブサイトにアクセスし、マンション管理士(マン管)試験のページから「インターネット申込」のリンクをクリックします。申込期間(8月1日~9月30日)中のみ、申込フォームが利用可能です。

申込フォームにアクセスする前に、受験案内をダウンロードして内容をよく読んでおくことをおすすめします。申込の流れや必要な情報、注意事項が詳しく記載されています。また、申込中に入力が中断された場合に備えて、途中保存機能の有無も確認しておきましょう。

必要事項の入力と写真のアップロード

申込フォームでは、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、希望試験地などの必要事項を入力します。入力内容は申込完了後の修正が困難なため、特に氏名の漢字や住所は慎重に確認してください。

顔写真は、デジタルカメラやスマートフォンで撮影した画像をアップロードします。写真のサイズは縦4.5cm×横3.5cm相当の比率で、ファイル形式はJPEGまたはPNGが一般的です。ファイルサイズの上限も指定されているため、必要に応じて画像を圧縮してください。背景は無地で、申込前6ヶ月以内に撮影した写真を使用する必要があります。

受験料の支払い(クレジットカード等)

インターネット申込では、受験料の支払い方法として複数の選択肢が用意されています。クレジットカード決済、コンビニ決済、ペイジー決済などから選択でき、自分に都合の良い方法で支払えます。

クレジットカード決済を選択した場合、その場で決済が完了するため最も迅速です。コンビニ決済を選択した場合は、申込完了後に発行される支払い番号を使用して、指定されたコンビニで支払います。マンション管理士試験の受験料9,400円に加えて、決済手数料がかかる場合があります。

申込完了メールの確認

全ての入力と支払いが完了すると、申込完了メールが登録したメールアドレスに送信されます。このメールには、受験番号や申込内容の確認事項が記載されているため、必ず内容を確認し、保存しておいてください。

申込完了メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに振り分けられていないか確認します。それでも届いていない場合は、入力したメールアドレスが間違っていた可能性があるため、マンション管理センターに問い合わせる必要があります。申込完了メールは、申込が正常に受理された証明となる重要な書類です。

マンション管理士(マン管)試験申込に必要な書類

マンション管理士試験の申込には、いくつかの必要書類を準備する必要があります。不備があると申込が受理されないため、事前にしっかりと確認しましょう。

顔写真のサイズと規定(縦4.5cm×横3.5cm)

顔写真は、縦4.5cm×横3.5cmのサイズで、申込前6ヶ月以内に撮影したものを使用します。無帽、正面向き、上三分身(胸から上)の写真で、背景は無地である必要があります。サングラスやマスクを着用した写真は使用できません。

写真の裏面には、氏名と希望試験地を必ず記入してください。写真スタジオや証明写真機で撮影する際は、「マンション管理士(マン管)試験用」と伝えるとサイズを合わせて撮影してもらえます。インターネット申込の場合は、この比率に合わせたデジタル写真をアップロードします。

写真の品質も重要で、不鮮明な写真やカラーコピーした写真は使用できません。スナップ写真を切り抜いたものも認められないため、必ず証明写真として適切に撮影されたものを用意してください。

受験申込書の記入事項

受験申込書には、氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、希望試験地などを記入します。氏名は、住民票や身分証明書と一致する正確な表記で記入する必要があります。旧字体や異体字を使用している場合は、正しい文字を使用してください。

住所は、受験票が確実に届く住所を記入します。引っ越しの予定がある場合は、10月下旬の受験票発送時に確実に受け取れる住所を記入してください。電話番号は、日中連絡が取れる番号を記入することをおすすめします。

希望試験地は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇の8都市から選択します。試験会場は選択できませんが、希望試験地は確実に記入する必要があります。マンション管理士試験では、この記入事項に不備があると申込が受理されないため、慎重に記入しましょう。

5問免除申請に必要な書類

管理業務主任者試験に合格している方は、マンション管理士(マン管)試験の一部(5問)が免除される制度があります。この免除を受けるためには、管理業務主任者試験の合格証の写しを提出する必要があります。

合格証の写しは、A4サイズの用紙にコピーし、受験申込書と一緒に提出します。コピーが不鮮明だと受理されない可能性があるため、明瞭なコピーを用意してください。インターネット申込の場合は、合格証をスキャンまたは撮影した画像ファイルをアップロードします。

5問免除を申請する場合は、受験申込書の該当欄にチェックを入れ、管理業務主任者登録番号を記入する必要があります。免除申請を行うと、試験問題50問のうち問46から問50までの5問が免除され、残り45問を解答することになります。

マンション管理士(マン管)試験の試験会場の選択方法

マンション管理士試験は、全国8都市で実施されます。試験会場の選択方法と、試験地に関する重要事項を理解しておきましょう。

全国8都市から希望試験地を選択

試験は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇の8都市で実施されます。受験申込時に、これらの中から希望する試験地を1つ選択します。基本的には、自宅から通いやすい試験地を選択するのが一般的です。

東京や大阪などの大都市圏では複数の試験会場が設定されますが、それ以外の都市では試験会場が限られる場合があります。希望試験地によっては、試験会場が自宅から遠くなる可能性もあるため、交通手段や所要時間を事前に確認しておくことをおすすめします。

試験会場は選択できない

重要な注意点として、マンション管理士(マン管)試験では試験地は選択できますが、具体的な試験会場は選択できません。試験会場は、マンション管理センターが受験者数に応じて決定し、受験票で通知されます。

そのため、同じ試験地を選択しても、受験者によって異なる会場に割り振られる可能性があります。例えば、東京を希望した場合、都内の複数の会場のいずれかに割り振られます。試験会場の希望や変更は一切受け付けられないため、希望試験地内であればどの会場でも対応できるよう準備しておく必要があります。

試験会場の通知時期

具体的な試験会場は、10月下旬に発送される受験票で通知されます。受験票には、試験会場の名称、住所、地図、最寄り駅からのアクセス方法などが記載されています。

受験票を受け取ったら、すぐに試験会場を確認し、必要に応じて下見をすることをおすすめします。特に初めて行く場所の場合は、事前に交通経路や所要時間を確認し、試験当日に迷わないよう準備しておきましょう。マンション管理士試験の試験開始時間は午後1時ですが、余裕を持って会場に到着できるよう計画を立ててください。

マンション管理士(マン管)の勉強時間を参考に、申込後の学習計画を立て、試験日に向けて準備を進めましょう。

マンション管理士(マン管)試験の受験票の発送と確認

受験票は、試験の約1ヶ月前に発送されます。受験票に記載された内容を正確に確認することが重要です。

受験票の発送時期(10月下旬)

受験票は例年10月下旬に発送されます。マンション管理士(マン管)試験の本試験は11月下旬に実施されるため、試験の約1ヶ月前に受験票が手元に届くことになります。

受験票は、申込時に登録した住所宛てに普通郵便で送付されます。発送から到着まで数日かかる場合があるため、10月末までに届かない場合は注意が必要です。インターネット申込の場合も、受験票は郵送で届くため、住所登録の正確性が重要です。

受験票の記載内容の確認

受験票が届いたら、記載内容に誤りがないか必ず確認してください。確認すべき項目は、氏名、生年月日、受験番号、試験会場、試験地、5問免除の有無などです。

特に氏名に誤りがある場合は、試験当日に身分証明書と照合できず、受験できない可能性があります。記載内容に誤りを発見した場合は、速やかにマンション管理センターに連絡し、訂正手続きを行う必要があります。訂正には時間がかかる場合があるため、受験票が届いたらすぐに確認することが重要です。

受験票が届かない場合の対処法

11月上旬になっても受験票が届かない場合は、マンション管理センターに問い合わせる必要があります。問い合わせの際には、申込時の情報(氏名、生年月日、住所など)を伝えられるよう準備しておきましょう。

受験票が届かない原因として、申込時の住所登録ミス、郵便事故、申込自体が正常に受理されていなかった可能性などが考えられます。マンション管理士試験では、受験票がないと試験を受けられないため、届かない場合は早急に対応する必要があります。試験直前になって慌てないよう、10月末時点で届いていない場合は問い合わせることをおすすめします。

マンション管理士(マン管)試験申込時の注意点

マンション管理士試験の申込には、いくつかの重要な注意点があります。これらを守らないと申込が受理されないため、必ず確認してください。

申込期限は厳守(郵送は消印有効)

最も重要な注意点は、申込期限を厳守することです。郵送申込は8月29日の消印有効、インターネット申込は9月30日23時59分までです。期限を1日でも過ぎると、いかなる理由があっても申込は受理されません。

郵送申込の場合、「消印有効」とは8月29日の消印が押されていれば、到着が翌日以降でも有効という意味です。ただし、郵便事情により遅延する可能性もあるため、余裕を持って郵送することを強くおすすめします。マンション管理士(マン管)試験は年に1回しかないため、申込期限を逃すと1年待つことになります。

顔写真の裏面に氏名・希望試験地を記入

顔写真の裏面には、必ず氏名と希望試験地を記入してください。これは、写真が申込書から剥がれた場合に、誰の写真かを特定するための重要な措置です。

記入には、油性の細字ペンを使用し、はっきりと読みやすく書いてください。鉛筆やボールペンでは、写真の裏面に書いた文字が消えたり不鮮明になったりする可能性があります。氏名は受験申込書に記入したものと同じ表記を使用してください。

受験申込書と受験整理票は切り離さない

マンション管理士試験の受験申込書は、受験申込書と受験整理票が一体となった用紙です。この2つは絶対に切り離さないでください。切り離してしまうと、申込が無効になります。

受験整理票は、受験票が届くまでの間、申込内容を確認するために手元に保管する部分です。申込書を郵送する際は、受験整理票も含めた用紙全体を封筒に入れて送付します。マンション管理センターで受理された後、受験整理票部分が切り離されて返送されます。

申込内容の訂正方法

申込書に記入ミスをした場合、修正液や修正テープの使用は認められていません。誤って記入した場合は、二重線で消して訂正印を押すか、新しい申込書を使用する必要があります。

インターネット申込の場合、入力中であれば内容を修正できますが、申込完了後の訂正は困難です。氏名や生年月日などの重要事項に誤りがある場合は、マンション管理士(マン管)試験の主催者であるマンション管理センターに速やかに連絡し、訂正方法を確認してください。特に氏名の誤りは、受験時の本人確認に影響するため、最も注意が必要な項目です。

マンション管理士(マン管)試験の5問免除申請方法

管理業務主任者試験に合格している方は、マンション管理士試験の一部が免除される制度を利用できます。この制度を正しく理解し、適切に申請しましょう。

5問免除の適用条件

5問免除制度は、管理業務主任者試験に合格している方が対象です。管理業務主任者としての登録の有無は問われず、合格していれば免除を受けられます。免除の有効期限は特に設定されていないため、何年前の合格でも有効です。

免除される5問は、マンション管理士(マン管)試験の問46から問50までの問題です。これらはマンション管理適正化法に関する問題で、管理業務主任者試験と出題範囲が重複しています。免除を受けると、50問中45問を解答することになり、合格に必要な正解数も45問中の一定割合に調整されます。

管理業務主任者合格証の写しの添付

5問免除を申請するには、管理業務主任者試験の合格証の写しを提出する必要があります。合格証は、合格通知書とは異なるため注意してください。合格証を紛失している場合は、試験実施機関に再発行を依頼する必要があります。

郵送申込の場合は、合格証をA4サイズにコピーし、受験申込書と一緒に封筒に入れて郵送します。コピーは鮮明で、合格証番号や氏名がはっきりと読み取れる必要があります。インターネット申込の場合は、合格証をスキャンまたはスマートフォンで撮影し、画像ファイルとしてアップロードします。

免除申請時の記入方法

受験申込書には、5問免除を希望するかどうかを記入する欄があります。免除を希望する場合は、該当欄にチェックマークを入れ、管理業務主任者登録番号(または合格証番号)を正確に記入してください。

免除申請をするかどうかは任意です。免除を申請しない場合は、通常通り50問全てを解答することになります。免除を申請した方が有利かどうかは意見が分かれますが、一般的には免除を利用する方が時間的余裕ができるため有利とされています。マンション管理士試験と管理業務主任者試験の両方を目指す方にとって、この免除制度は大きなメリットです。

マンション管理士と管理業務主任者の違いを理解し、両資格の取得を検討している方は、ダブル受験の戦略を立てることをおすすめします。

マンション管理士(マン管)試験の申し込みに関連するよくある質問(FAQ)

マンション管理士試験の申し込みに関して、受験者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q. マンション管理士(マン管)試験の申込期間はいつまでですか?

マンション管理士試験の申込期間は、申込方法によって異なります。郵送申込は8月1日から8月29日まで(消印有効)、インターネット申込は8月1日から9月30日まで(23時59分まで)です。インターネット申込の方が約1ヶ月長く申し込めるため、余裕を持って手続きができます。申込期限を過ぎると受験できなくなるため、早めの申込を心がけましょう。

Q. マンション管理士試験の申込方法は何種類ありますか?

マンション管理士(マン管)試験の申込方法は、郵送申込とインターネット申込の2種類です。郵送申込は従来からの方法で、受験申込書に記入して特定記録郵便で送付します。インターネット申込は令和5年度から開始された新しい方法で、マンション管理センターのウェブサイトから24時間いつでも申込できます。どちらの方法を選択しても受験料や試験内容に違いはありませんが、インターネット申込の方が申込期間が長く手続きも簡便です。

Q. マンション管理士(マン管)の受験料はいくらですか?

マンション管理士試験の受験料は9,400円です。この金額に消費税は含まれていません。郵送申込の場合は郵便局または銀行で事前に支払い、払込受付証明書を申込書に貼付します。インターネット申込の場合は、クレジットカード決済、コンビニ決済、ペイジー決済などから選択できます。一度支払った受験料は、いかなる理由があっても返還されないため、受験の意思を固めてから申し込むことをおすすめします。

Q. マンション管理士試験の受験案内はどこで入手できますか?

マンション管理士(マン管)試験の受験案内は、複数の方法で入手できます。最も手軽なのは、マンション管理センターの公式ウェブサイトからPDF形式でダウンロードする方法です。その他、都道府県庁や政令指定都市の担当窓口、主要書店でも無料で配布されています。また、マンション管理センターに郵送で請求することも可能です。受験案内には試験の詳細情報や申込方法が記載されているため、申込前に必ず確認しましょう。

Q. マンション管理士(マン管)試験の顔写真のサイズは?

マンション管理士試験に使用する顔写真のサイズは、縦4.5cm×横3.5cmです。申込前6ヶ月以内に撮影した、無帽・正面・上三分身の写真を使用してください。背景は無地で、カラー写真が推奨されます。写真の裏面には必ず氏名と希望試験地を記入し、申込書の所定の位置に貼り付けます。インターネット申込の場合は、この比率に合わせたデジタル写真をアップロードします。写真の規格が合っていないと申込が受理されない可能性があるため、注意が必要です。

Q. マンション管理士試験の受験票はいつ届きますか?

マンション管理士(マン管)試験の受験票は、例年10月下旬に発送されます。試験本番の約1ヶ月前に、申込時に登録した住所宛てに普通郵便で届きます。受験票には、受験番号、氏名、試験会場、試験地などが記載されています。11月上旬になっても受験票が届かない場合は、マンション管理センターに速やかに問い合わせてください。受験票が届いたら、記載内容に誤りがないか必ず確認しましょう。

Q. マンション管理士(マン管)試験の申込期限を過ぎたらどうなりますか?

マンション管理士試験の申込期限を過ぎてしまった場合、その年度の試験を受験することはできません。期限延長や特例措置は一切認められていないため、翌年度の受験を目指すことになります。申込期限は、郵送申込が8月29日(消印有効)、インターネット申込が9月30日(23時59分まで)です。試験は年に1回しか実施されないため、申込期限を忘れないようカレンダーに登録し、余裕を持って申し込むことを強くおすすめします。

まとめ:マンション管理士(マン管)試験の申し込みは早めに準備を

本記事では、マンション管理士試験の申し込み方法について詳しく解説しました。重要なポイントを改めて確認しましょう。

  1. 申込期間と方法の確認:郵送申込は8月1日~8月29日、インターネット申込は8月1日~9月30日です。インターネット申込の方が期間が長く手続きも簡便なため、可能な限りインターネット申込を選択することをおすすめします。
  2. 必要書類の準備:マンション管理士(マン管)試験の申込には、顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)、受験料9,400円の支払い証明、必要事項を記入した申込書が必要です。5問免除を希望する場合は、管理業務主任者合格証の写しも準備します。
  3. 申込時の注意点:申込期限は厳守し、顔写真の裏面には氏名と希望試験地を記入します。受験申込書と受験整理票は切り離さず、申込内容は正確に記入してください。

マンション管理士試験の申し込みを完了できたら、次は本格的な学習を始めましょう。マンション管理士(マン管)の勉強時間マンション管理士の勉強方法を参考に、計画的に学習を進めることをおすすめします。

本記事を通じて、マンション管理士(マン管)試験の申し込み手続きの全体像と重要な注意点を理解いただけたはずです。この情報を活用して、スムーズに申し込みを完了し、試験合格に向けて一歩を踏み出しましょう。

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