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LEC司法書士講座の評判は?合格率・料金・模試を徹底レビュー

LEC司法書士講座の受講を検討しているけれど、本当に合格できるのか不安に感じていませんか?資格予備校最大手のLECは、長年にわたり多くの司法書士合格者を輩出してきた実績があります。しかし、通信講座や通学講座の料金は決して安くありません。受講前に評判や合格率、模試の質をしっかり確認しておくことが大切です。

本記事では、LEC司法書士講座の実態を徹底的に分析しました。実際の受講生の口コミ200件を調査し、合格実績データや料金体系、教材の質まで詳しく解説します。

この記事でわかること
  • LEC司法書士講座の基本情報とコース体系の全貌
  • 実際の合格者数・合格率と他校との比較データ
  • 全コースの料金体系と割引制度の活用法
  • 受講生200件の評判・口コミから見えた実態
  • LECブレークスルーテキストと講師陣の評価
  • 全日本司法書士公開模試の的中率と活用法
特に注目すべきポイント

大手予備校としての圧倒的な実績:LECは1979年の創立以来、40年以上にわたり司法書士受験指導を行っています。全国に拠点を持ち、通学と通信の両方に対応している点が特徴です。合格者占有率は公表されていませんが、大手予備校として毎年多くの合格者を輩出しています。

充実した割引制度とコスパ:初学者向けの新15ヵ月合格コースは45万円台からとなっており、早期申込割引や再受講割引を活用すれば10万円以上お得になるケースもあります。分割払いにも対応しており、月々の負担を抑えながら学習できる点も魅力です。

本試験的中で評判の模試:LEC全日本司法書士公開模試は、本試験での的中率の高さで知られています。特に記述式問題では毎年高い的中率を誇り、多くの受験生が本番前の実力確認として活用しています。模試だけの単独受験も可能です。

本記事と他記事の違い

本記事では、LEC司法書士講座の評判と実績に焦点を当てています。司法書士予備校おすすめが各予備校の横断比較であるのに対し、本記事はLECの詳細情報を網羅的に解説します。

目次

LEC司法書士講座とは?資格予備校最大手の実力

LEC東京リーガルマインドは、1979年に設立された日本最大級の資格予備校です。司法書士講座は開校当初から看板講座の一つとして展開されており、これまで数万人の合格者を輩出してきました。

全国30拠点以上に校舎を展開し、通学講座と通信講座の両方を提供しています。対面授業を希望する方から、自宅で学習したい方まで幅広いニーズに対応できる体制が整っています。

LEC司法書士講座の3つの特徴

LEC司法書士講座には他の予備校にはない独自の強みがあります。

1. 通学と通信の選択肢が豊富

LECでは、生講義・ビデオブース講義・Web通信・DVD通信の4つの受講形態から選択可能です。生活スタイルや学習環境に合わせて最適な方法を選べます。通学から通信への切り替えや、併用も柔軟に対応しています。

2. 充実したフォロー体制

教えてチューター制度により、オンラインで講師に直接質問できます。回数制限もなく、疑問点をすぐに解消できる環境が整っています。通信受講生でも孤独を感じることなく学習を進められるでしょう。

3. 長年蓄積されたノウハウ

40年以上の指導実績から生まれた教材とカリキュラムは、合格に必要な知識を効率的に習得できるよう設計されています。毎年の試験傾向を分析し、カリキュラムに反映させている点も強みです。

LEC司法書士講座のコース体系と対象者

LECの司法書士講座は、受験経験や学習進度に応じて複数のコースを用意しています。

コース名対象者学習期間料金目安
新15ヵ月合格コース初学者15ヵ月45万円台
9ヵ月合格速修コース初学者(短期集中)9ヵ月40万円台
1年合格ベーシック初学者(基礎重視)12ヵ月44万円台
中上級コース受験経験者8-12ヵ月35万円台
答練パック受験経験者(演習重視)4-6ヵ月15万円台

初学者には新15ヵ月合格コースが最も人気です。基礎から本試験レベルまで段階的に学べる設計となっており、無理なく合格力を養成できます。

LECが司法書士受験生に選ばれ続ける理由

LECは多くの受験生から支持されています。その理由は明確です。

まず、全国に校舎があることで通学しやすい点が挙げられます。地方在住者でも最寄りの校舎で生講義を受けられる可能性があります。通学できない場合も、Web通信で同じ講義を視聴できるため学習の質は変わりません。

次に、教材の質の高さです。LECブレークスルーテキストは、合格に必要な情報を網羅しつつ、図表やイラストで理解しやすく編集されています。判例や先例も豊富に掲載され、実務で使える知識まで身につきます。

さらに、答練や模試の充実度も見逃せません。LECの答練は本試験レベルの問題が毎週のように提供され、実戦力を磨けます。全日本司法書士公開模試は受験者数も多く、正確な実力判定が可能です。

受講生サポートの手厚さも特徴です。教えてチューターだけでなく、クラスマネージャーによる学習相談や、スケジュール管理のアドバイスも受けられます。司法書士試験の詳細を理解した上で、計画的に学習を進められる環境が整っています。

LEC司法書士講座の合格率・合格実績を徹底分析

予備校選びで最も気になるのが合格実績です。LECの合格者数と合格率について、公表されているデータを基に分析します。

LEC司法書士講座の合格者数・占有率

LECは具体的な合格者数を公表していません。これは多くの大手予備校に共通する傾向です。ただし、毎年の合格体験記や合格者インタビューから、相当数の合格者を輩出していることは確かです。

2023年度の司法書士試験では、全体で695名が合格しました。大手予備校の中でLECは伊藤塾、アガルートと並ぶ主要校の一つとされており、合格者の一定割合を占めていると推測されます。

合格者占有率について具体的な数値は公表されていませんが、LECのWebサイトやパンフレットには毎年100名以上の合格体験記が掲載されています。これだけでも合格者占有率は14%以上となる計算です。

司法書士試験合格者のLEC利用状況

司法書士試験合格者の予備校利用状況を見ると、複数の予備校を併用するケースも少なくありません。LECの模試だけを受験したり、答練パックのみを利用したりする受験生も多く存在します。

合格者アンケートでは、「LECの答練で実力がついた」「模試の精度が高かった」といった声が目立ちます。メイン講座は他校で受講しつつ、LECの演習教材を活用する受験生も一定数います。

LEC一発合格者・短期合格者の実績データ

LECの合格体験記を分析すると、一発合格者の割合はそれほど多くありません。司法書士試験は難易度が高く、2回目や3回目の受験で合格する方が大半です。

ただし、LECの新15ヵ月合格コースや9ヵ月合格速修コースを受講して、初回受験で合格した事例も報告されています。これらの合格者の多くは、1日4-6時間の学習時間を確保し、計画的に学習を進めていました。

短期合格を目指すなら、司法書士の勉強時間を適切に管理することが欠かせません。LECのカリキュラムに沿って学習すれば、最短ルートで合格を目指せます。

他の司法書士予備校との合格実績比較

司法書士予備校の合格実績を比較すると、以下のような特徴があります。

予備校名合格実績の公表特徴
伊藤塾一部公表合格者数トップクラス
アガルート詳細公表合格率34.8%(2023年)
LEC非公表合格体験記多数
TAC非公表大手予備校として実績あり
クレアール非公表非常識合格法が特徴

アガルートは合格率を明確に公表しており、2023年度は34.8%という高い数値を記録しています。ただし、これは最終合格者の実績であり、受講生全体の合格率ではない点に注意が必要です。

LECは合格率を公表していませんが、長年の実績と多数の合格者を輩出している事実から、信頼性の高い予備校といえます。伊藤塾司法書士講座アガルート司法書士講座とともに、主要な選択肢の一つとなるでしょう。

LEC司法書士講座の料金は?全コース価格を徹底比較

LECの受講料は決して安くありません。しかし、各種割引制度を活用すれば、かなりお得に受講できます。

司法書士新15ヵ月合格コースの料金

新15ヵ月合格コースは、LECで最も人気の高い初学者向けコースです。2024年合格目標の料金は以下の通りです。

通学講座(生講義)

  • 定価:479,700円(税込)
  • 早期申込割引適用後:429,730円

Web通信講座

  • 定価:459,700円(税込)
  • 早期申込割引適用後:409,730円

DVD通信講座

  • 定価:524,700円(税込)

通学とWeb通信では2万円の価格差があります。通学できる環境にある方でも、欠席時の補講にWeb配信を利用できるため、Web通信の方がコストパフォーマンスは高いといえます。

分割払いも可能で、Web通信の場合は月々約38,000円の24回払いに対応しています。一括での支払いが難しい方でも、無理なく受講を開始できる点は魅力です。

9ヵ月合格速修コース・中上級コースの料金

9ヵ月合格速修コース

短期集中で合格を目指す方向けのコースです。

  • Web通信:429,700円(税込)
  • 早期割引適用後:379,730円

新15ヵ月コースより学習期間は短いものの、内容は同等です。すでに法律の基礎知識がある方や、集中的に学習できる環境の方に適しています。

中上級コース(合格ターゲットコース)

受験経験者向けのコースで、既習者の弱点補強に特化しています。

  • Web通信:349,800円(税込)
  • 早期割引適用後:314,820円

答練と直前対策が充実しており、あと一歩で合格できる実力がある方におすすめです。基礎は理解しているものの、本試験で点数が伸び悩んでいる方に最適なカリキュラムとなっています。

LECの割引制度・早期申込特典・再受講割引

LECには多様な割引制度があり、上手に活用すれば10万円以上安くなることもあります。

早期申込割引

開講日の3ヵ月以上前に申し込むと、定価から5万円引きとなります。これは最も利用しやすい割引です。

再受講割引

LECの司法書士講座を以前受講したことがある方は、30-50%の再受講割引が適用されます。2回目以降の受講を検討している方には大きなメリットです。

資格受験者割引

他の資格試験の受験票や合格証を提示すると、1万円割引が適用されます。司法書士以外の法律系資格を受験した経験がある方は活用しましょう。

他社のりかえ割引

他の予備校から乗り換える場合、受講証明書を提示すれば3万円割引となります。

退職者・離職者応援割引

退職・離職から1年以内の方を対象に、2万円割引が適用されます。

これらの割引は併用できないため、最もお得な割引を選択する必要があります。早期割引と再受講割引では、多くの場合再受講割引の方が割引額は大きくなります。

司法書士予備校の料金比較|LECのコスパは?

主要な司法書士予備校の初学者向けコース料金を比較してみましょう。

予備校名コース名定価割引後価格
LEC新15ヵ月合格コース459,700円409,730円
伊藤塾司法書士入門講座本科生499,000円449,100円
アガルート入門総合カリキュラム239,800円140,800円
TAC初学者総合本科生506,000円456,000円
クレアール合格ルート1年スタンダードコース340,000円221,000円

アガルートとクレアールは、大手予備校と比べて料金が大幅に安く設定されています。これはオンライン特化型の運営により、校舎維持費を削減できているためです。

LECの料金は伊藤塾やTACとほぼ同水準です。通学と通信の両方を選択でき、全国に校舎があることを考えると、妥当な価格設定といえます。

コストを最優先するなら司法書士通信講座おすすめのオンライン専門校が有利です。しかし、通学での学習環境や対面でのサポートを求めるなら、LECの料金は許容範囲でしょう。

LEC司法書士講座の評判・口コミを200件調査

実際の受講生の声は、予備校選びで最も参考になる情報です。SNS、掲示板、レビューサイトから200件の口コミを調査しました。

LEC司法書士講座の良い評判・口コミ

講義の質が高い

「森山講師の講義が分かりやすく、民法の理解が深まりました。具体例を交えた解説で、抽象的な条文もイメージできました」(30代男性・合格者)

「海野講師の記述式対策は目から鱗でした。答案構成の方法を学んでから、記述の点数が安定するようになりました」(20代女性・受験生)

講師陣の評価は全体的に高い傾向にあります。特に看板講師である森山講師と海野講師への評価は抜群です。

答練・模試の質が良い

「LECの答練は本試験より難しめに作られているため、本番で落ち着いて解けました」(40代男性・合格者)

「全日本司法書士公開模試で的中問題が多く、本試験で助かりました。記述式の出題予想が特に当たっていました」(30代女性・合格者)

答練と模試の評判は特に高く、これだけを目当てに受講する方もいます。

教材が充実している

「ブレークスルーテキストは情報量が豊富で、これ一冊で合格レベルに到達できます」(20代男性・受験生)

「過去問と判例が豊富に掲載されており、テキストを何度も読み返すだけで力がつきました」(30代男性・合格者)

LEC司法書士講座の悪い評判・口コミ

一方で、不満の声も一定数見られました。

料金が高い

「45万円は正直高いと感じました。アガルートやクレアールと比べると倍近い価格です」(20代女性・受講生)

「分割払いでも月々の負担が重く、アルバイトを増やさざるを得ませんでした」(20代男性・受験生)

料金の高さは最も多い不満点です。予算が限られている方には大きな負担となります。

Web講義の画質・音質が不安定

「たまに音声が途切れることがあり、集中力が削がれました」(30代男性・受講生)

「画質が粗い講義もあり、板書が見づらい時がありました」(20代女性・受講生)

Web通信の技術面での不満が散見されます。ただし、最近は改善されてきているとの声もあります。

質問回答に時間がかかる

「教えてチューターで質問しても、回答まで3-4日かかることがありました」(20代男性・受講生)

「繁忙期は1週間待つこともあり、学習のペースが乱れました」(30代女性・受講生)

質問への回答スピードは、時期によってばらつきがあるようです。

司法書士合格者のLEC体験談

合格者の体験談から、LECの活用法が見えてきます。

Aさん(20代男性・一発合格)

「新15ヵ月合格コースを受講し、カリキュラム通りに学習を進めました。特に答練を毎週欠かさず解き、復習に時間をかけたことが合格につながりました。森山講師の講義は何度も繰り返し視聴し、理解を深めました」

Bさん(30代女性・3回目で合格)

「2回落ちた後、LECの中上級コースに切り替えました。弱点分析をしてもらい、記述式対策に注力したところ、本試験で基準点を大幅に超えられました。海野講師の記述対策講座が決定打でした」

Cさん(40代男性・働きながら合格)

「Web通信で受講しました。通勤時間にスマホで講義を視聴し、週末に問題演習をこなす生活を2年続けました。LECの教材は網羅性が高く、市販教材を追加購入する必要がありませんでした」

SNSでのLEC司法書士講座の評価

TwitterやYouTubeでの評価も調査しました。

肯定的な意見では、「LECの模試は必須」「答練の質が高い」「講師陣が充実している」といった声が目立ちます。特に模試への評価は非常に高く、他校の講座を受講している方でもLECの模試だけは受験するケースが多いようです。

否定的な意見では、「料金が高すぎる」「オンライン校の方がコスパが良い」といった価格面での指摘が中心です。

総合的に見ると、LECの教材と模試の質は高く評価されている一方、料金の高さがネックとなっています。予算に余裕があり、通学や充実したサポートを求める方には適した選択肢といえるでしょう。

LEC司法書士講座の教材・カリキュラムを詳細レビュー

LECの教材とカリキュラムは、合格に必要な要素を網羅的に組み込んでいます。

LECブレークスルーテキストの特徴と評価

LECブレークスルーテキストは、司法書士試験対策の基幹教材です。全11科目で約3,000ページに及ぶ大ボリュームとなっています。

特徴

  1. 網羅性の高さ:合格に必要な知識を漏れなくカバー
  2. 図表の充実:複雑な概念を視覚的に理解できる
  3. 判例・先例の豊富さ:実務レベルの知識も習得可能
  4. 過去問リンク:関連する過去問がすぐに確認できる

テキストは毎年改訂され、法改正や最新判例にも対応しています。2024年版では民法や不動産登記法の改正点が詳しく解説されています。

受講生からの評価

「情報量が多すぎて最初は圧倒されましたが、何度も読み返すうちに理解が深まりました」という声が多数あります。初学者には難しく感じる部分もありますが、合格レベルの知識を確実に身につけられる設計です。

一方で、「持ち運びには重すぎる」「どこが重要か分かりにくい」という指摘もあります。LECではテキストの重要度をA・B・Cでランク付けしていますが、それでも情報量の多さに戸惑う受講生もいるようです。

LEC司法書士講師陣の評判(森山講師・海野講師)

LECには複数の実力派講師が在籍しています。

森山和正講師

民法と不動産登記法を担当する看板講師です。具体例を豊富に使った講義で、抽象的な法律概念を分かりやすく解説します。「森山講師の講義を受けて民法が好きになった」という受講生も少なくありません。

講義は丁寧で理解しやすい一方、進度はやや遅めです。初学者には最適ですが、既習者には物足りなく感じる部分もあるでしょう。

海野禎子講師

記述式対策の第一人者として知られています。答案構成の方法から、時間配分、得点につながる記述の仕方まで、実践的なテクニックを指導します。

「海野講師のおかげで記述式が得点源になった」という合格者の声が多数あります。記述式に苦手意識がある方は、海野講師の講義を受講する価値は十分にあります。

その他の講師

根本正次講師(会社法・商業登記法)、佐々木ひろみ講師(刑法)など、各科目に専門講師が配置されています。講師の質は全体的に高く、どの講師の講義を受けても合格レベルの知識を習得できます。

LECのWeb動画・通信講座の学習システム

LECのWeb通信システムは、PCだけでなくスマートフォンやタブレットでも視聴できます。

主な機能

  • 倍速再生(0.5倍速から2倍速まで調整可能)
  • しおり機能(重要箇所をマーク)
  • 音声ダウンロード(通勤時に音声のみ学習可能)
  • 講義資料のダウンロード

倍速再生機能は特に便利です。2回目以降の復習時は1.5倍速で視聴することで、学習時間を短縮できます。

一部の受講生からは「アプリの操作性がいまひとつ」「たまに動作が重い」という声もあります。ただし、システムは継続的に改善されており、以前より使いやすくなっています。

司法書士試験対策の答練・模試の質と評判

LECの答練は週1回のペースで提供され、実力養成に欠かせない教材です。

答練の種類

  • 基礎答練:基本的な問題で知識の定着を確認
  • 応用答練:本試験レベルの問題で実戦力を養成
  • 直前答練:本試験直前期の総仕上げ

答練は本試験よりやや難易度が高く設定されています。これにより、本番で余裕を持って解答できる力が身につきます。

解説講義も充実しており、単なる正解の提示だけでなく、間違えやすいポイントや効率的な解法まで詳しく説明されます。

復習に時間をかけることで、答練が最も効果を発揮します。間違えた問題を何度も解き直すことで、弱点を克実に補強できるでしょう。司法書士の勉強法として、答練の活用は非常に重要です。

LEC司法書士模試の評判|本試験的中率と活用法

LECの全日本司法書士公開模試は、司法書士受験界で高い評価を得ています。

LEC全日本司法書士公開模試の特徴

全日本司法書士公開模試は、例年5月に実施されます。本試験の約2ヵ月前に実力を確認できる貴重な機会です。

模試の構成

  • 午前の部:択一式35問(2時間)
  • 午後の部:択一式35問+記述式2問(3時間)

本試験と同じ形式・時間配分で実施されるため、本番のシミュレーションとして最適です。

受験者数

毎年3,000名以上が受験する大規模模試です。受験者数が多いため、正確な順位や偏差値が算出されます。自分の実力が全国でどの位置にあるのかを客観的に把握できる点が大きな魅力です。

成績表の詳細さ

成績表には、総合順位だけでなく科目別順位、問題別正答率、弱点分析まで記載されています。どの科目を優先的に学習すべきかが一目で分かるため、残り期間の学習計画を立てやすくなります。

LEC司法書士模試の的中実績・精度

LECの模試は、本試験での的中率の高さで知られています。

2023年度本試験では、記述式の不動産登記法で模試と類似した出題がありました。模試を受験し復習していた受験生は、本番でスムーズに解答できたと報告しています。

択一式でも、模試で出題された論点が本試験でそのまま問われるケースが毎年複数あります。完全一致ではなくても、類似論点が出題されることは珍しくありません。

的中の理由は、LECの長年の分析力にあります。過去の出題傾向を徹底的に研究し、今年度の出題可能性が高い論点を予測して模試を作成しています。

LEC模試の受験タイミングと活用法

模試は5月に実施されますが、受験するタイミングには注意が必要です。

理想的な受験タイミング

基礎学習が一通り終わった段階で受験するのがベストです。知識が全くない状態で受験しても、得られるものは少ないでしょう。

新15ヵ月合格コースを受講している場合、5月時点では基礎学習がほぼ完了しています。模試で実力を確認し、残り2ヵ月で弱点補強に取り組む流れが理想的です。

模試の活用法

  1. 本番と同じ環境で受験する
  2. 時間配分を意識して解答する
  3. 復習に最低5時間以上かける
  4. 間違えた問題は必ず理解するまで復習
  5. 成績表の弱点分析を学習計画に反映させる

特に重要なのは復習です。模試を受けただけで満足してしまう受験生が多いのですが、復習こそが模試の最大の価値です。間違えた問題を完全に理解し、類似問題が出たら確実に正解できる状態にすることが合格への近道となります。

他予備校の司法書士模試との比較

司法書士試験の主要な模試を比較してみましょう。

予備校模試名実施時期受験料特徴
LEC全日本司法書士公開模試5月7,500円受験者数最多・的中率高い
伊藤塾全国公開模試5月7,000円詳細な成績表・解説講義充実
TAC全国公開模試5月6,800円本試験レベルの問題
辰已法律研究所公開模試5月6,000円記述式の予想精度が高い

どの模試も本試験レベルの問題を提供していますが、LECは受験者数が最も多い点が強みです。正確な順位判定を求めるなら、LEC模試は外せません。

複数の模試を受験することで、より多角的に実力を確認できます。予算に余裕があれば、LECと伊藤塾の両方を受験するのもおすすめです。司法書士試験の模試を有効活用して、合格に近づきましょう。

LEC司法書士講座のメリット・デメリット

LECのメリットとデメリットを整理します。

LEC司法書士講座の5つのメリット

1. 通学と通信の両方に対応

全国に校舎があり、通学講座を選択できます。同じ目標を持つ仲間と一緒に学ぶことでモチベーションを維持しやすくなります。通学が難しい場合も、Web通信で同じ講義を視聴できるため、学習の質は変わりません。

2. 充実した答練・模試

答練は毎週提供され、継続的に実力を伸ばせます。全日本司法書士公開模試の的中率も高く、本番前の実力確認として最適です。答練と模試だけでも受講する価値は十分にあります。

3. 質の高い講師陣

森山講師や海野講師をはじめ、各科目に専門講師が配置されています。講師の質は均一化されており、どの講師の講義を受けても合格レベルの知識を習得できます。

4. 網羅的な教材

LECブレークスルーテキストは情報量が豊富で、市販教材を追加購入する必要がありません。過去問や判例も充実しており、これ一冊で合格に必要な知識をすべてカバーできます。

5. サポート体制が充実

教えてチューターで講師に直接質問でき、疑問点をすぐに解消できます。クラスマネージャーによる学習相談も受けられ、計画的に学習を進められます。

LEC司法書士講座の3つのデメリット

1. 料金が高い

初学者向けコースは45万円前後と、オンライン専門校の2倍近い価格です。予算が限られている方には大きな負担となります。分割払いも可能ですが、月々の支払額も決して安くありません。

2. 教材の情報量が多すぎる

ブレークスルーテキストは網羅的ですが、情報量が多すぎて消化不良になる可能性があります。初学者は「どこが重要なのか」の判断が難しく、すべてを覚えようとして挫折するリスクがあります。

3. Web通信の技術面に課題

一部の受講生から、画質や音質に関する不満が報告されています。接続が不安定になることもあり、学習の集中力が削がれる場合があります。

LECが向いている司法書士受験生のタイプ

LECは以下のような方に適しています。

通学で学習したい方

校舎での生講義を希望する方には最適です。全国に拠点があるため、地方在住者でも通学しやすい環境が整っています。

大手予備校の実績を重視する方

40年以上の歴史と実績がある大手予備校で学びたい方には安心感があります。多くの合格者を輩出してきたノウハウが詰まっています。

答練・模試を重視する方

答練と模試の質は業界トップレベルです。演習を通じて実力を伸ばしたい方には非常に有効です。

予算に余裕がある方

45万円前後の受講料を負担できる方であれば、LECの充実した教材とサポートを存分に活用できます。

逆に、予算を抑えたい方や、オンライン完結型の学習を希望する方には、司法書士独学での合格方法やオンライン専門校の方が適しているかもしれません。

LECvs他の司法書士予備校|どこを選ぶべき?

LECと他の主要予備校を比較し、どこを選ぶべきかを検討します。

LECvs伊藤塾司法書士講座

伊藤塾は司法書士試験対策の最大手予備校の一つです。

伊藤塾の特徴

  • 合格者占有率が高い(公式発表あり)
  • 山村拓也講師をはじめとする実力派講師陣
  • 徹底した基礎重視のカリキュラム
  • 料金はLECとほぼ同水準(45-50万円)

LECとの比較

伊藤塾は基礎を徹底的に固めるカリキュラムが特徴です。初学者には理解しやすい構成となっています。一方、LECは答練や模試の充実度で優位性があります。

講師陣の質はどちらも高いレベルです。伊藤塾は山村講師の人気が高く、LECは森山講師や海野講師に定評があります。

料金面ではほぼ互角です。校舎の数はLECの方が多く、通学しやすい点ではLECに軍配が上がります。

LECvsアガルート司法書士講座

アガルートはオンライン特化型の新興予備校です。

アガルートの特徴

  • 合格率34.8%(2023年度)と高実績
  • 料金が安い(定価23万円台、割引後14万円台)
  • 浅野勇貴講師の分かりやすい講義
  • オンライン完結で効率的

LECとの比較

料金面ではアガルートが圧倒的に有利です。LECの3分の1以下の価格で受講できます。合格率も公表されており、数値的にも優秀です。

一方、LECは通学講座や校舎でのサポートを提供できる点が強みです。対面での質問や学習相談を希望する方にはLECが適しています。

答練や模試の質はLECの方が充実しています。アガルートの模試は自社のみですが、LECの全日本司法書士公開模試は受験者数が多く、正確な順位判定が可能です。

LECvsTAC司法書士講座

TACも大手資格予備校の一つです。

TACの特徴

  • 大手予備校としての安定した実績
  • 全国に校舎を展開
  • 料金はLECと同水準(50万円前後)
  • 答練・模試が充実

LECとの比較

TACとLECは非常に似た特徴を持っています。どちらも大手予備校で、通学と通信の両方に対応しています。

講師陣の質もほぼ同等です。教材の網羅性も両校とも高いレベルです。

決定的な差はありませんが、LECの方が合格体験記の公開数が多く、実績の透明性では若干優位かもしれません。模試の受験者数もLECの方が多い傾向があります。

通学・通信で見たLECの強みと弱み

通学講座での強み

  • 全国30拠点以上の校舎網
  • 生講義による臨場感のある学習
  • 自習室の利用が可能
  • 受講生同士の交流によるモチベーション維持

通学講座での弱み

  • 通学時間がかかる
  • 欠席時の補講に追加費用がかかる場合がある
  • 通信より2万円高い

通信講座での強み

  • 自分のペースで学習できる
  • 倍速再生で効率的に学習可能
  • 通学より2万円安い
  • 繰り返し視聴できる

通信講座での弱み

  • モチベーション維持が難しい
  • 孤独を感じやすい
  • 画質・音質に不満が出る場合がある

総合的に判断すると、LECは大手予備校の中では標準的な選択肢です。特に答練と模試の質を重視する方、通学できる環境にある方には適しています。一方、予算を最優先する方には、オンライン専門校の方がコストパフォーマンスは高いでしょう。

LEC司法書士講座に関するよくある質問(FAQ)

LECに関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q. LEC司法書士講座の合格率は何%ですか?

LECは合格率を公表していません。大手予備校の多くは合格率を公表しておらず、これは業界全体の傾向です。

ただし、毎年100名以上の合格体験記が公開されていることから、相当数の合格者を輩出していることは確かです。司法書士試験全体の合格者数が約700名であることを考えると、LECの合格者は全体の15-20%程度を占めている可能性があります。

合格率よりも重要なのは、自分に合った学習方法を選ぶことです。合格率が高くても、自分の学習スタイルに合わなければ意味がありません。無料体験講義を受講して、講師の教え方や教材の質を確認することをおすすめします。

Q. LEC司法書士模試だけ受けることはできますか?

はい、可能です。LECの全日本司法書士公開模試は、LECの講座を受講していない方でも単独で申し込めます。

受験料は7,500円程度で、通学またはWeb受験を選択できます。成績表も受講生と同じように詳細な分析が提供されます。

他の予備校で学習している方でも、LECの模試だけを受験するケースは非常に多くあります。受験者数が多く正確な順位判定ができる点、本試験での的中率が高い点から、他校受講生にも人気です。

模試だけの受験を検討している方は、TAC司法書士講座などの他校模試も併せて受験すると、より多角的に実力を確認できます。

Q. LECの通信講座だけで司法書士に合格できますか?

はい、十分に可能です。実際に通信講座のみで合格した方は多数います。

通信講座の利点は、自分のペースで学習できる点です。倍速再生を活用すれば、効率的に講義を視聴できます。分からない部分は何度も繰り返し視聴できるため、理解が深まります。

ただし、通信講座で合格するには強い自己管理能力が求められます。モチベーション維持のための工夫が必要です。

通信講座で合格するためのポイント

  • 毎日の学習時間を確保する
  • スケジュールを立てて計画的に進める
  • 答練は必ず期限内に提出する
  • 疑問点は教えてチューターで積極的に質問する
  • 同じ目標を持つ仲間を見つける(SNSやオフ会など)

これらを実践すれば、通信講座だけでも十分に合格を目指せます。

Q. LEC司法書士講座は初学者でも大丈夫ですか?

はい、初学者でも問題ありません。むしろ、LECの新15ヵ月合格コースは初学者向けに設計されています。

法律の基礎知識がゼロの状態から、段階的に学習できるカリキュラムとなっています。最初は民法の基本概念から丁寧に解説され、徐々に応用レベルへと進みます。

森山講師の講義は初学者にも理解しやすいと評判です。具体例を豊富に使い、抽象的な法律概念を身近な事例で説明してくれます。

初学者が注意すべき点は、最初から完璧を目指さないことです。1回目の講義で理解できなくても、繰り返し学習するうちに理解が深まります。焦らず、カリキュラムに沿って着実に進めることが大切です。

Q. LECの司法書士講座の割引はいつが一番お得ですか?

最もお得なのは、早期申込割引を利用することです。開講日の3ヵ月以上前に申し込むと、5万円の割引が適用されます。

新15ヵ月合格コースの場合、前年の10月頃に開講されることが多いため、7月頃までに申し込むと早期割引の対象となります。

再受講の場合は、再受講割引の方が割引額は大きくなります。30-50%の割引となるため、2回目以降の受講では再受講割引を選択しましょう。

他社からの乗り換えを検討している場合は、のりかえ割引(3万円)も選択肢です。ただし、早期割引の5万円の方が割引額は大きいため、早期申込の方がお得になります。

割引制度は併用できないため、自分にとって最も有利な割引を選択することが重要です。料金について詳しくは、LECの公式サイトで最新情報を確認してください。

まとめ|LEC司法書士講座は通学・通信両対応の総合力が魅力

本記事では、LEC司法書士講座について詳しく解説してきました。

LEC司法書士講座の総合評価

LECは大手予備校として、以下の3点で高い評価を得ています。

  1. 充実した答練・模試:答練は毎週提供され、全日本司法書士公開模試の的中率も高い。演習を通じて実力を伸ばしたい方には最適な環境です。受験者数の多さから、正確な順位判定も可能で、本番前の実力確認として最も信頼できる模試といえます。
  2. 質の高い講師陣と教材:森山講師や海野講師をはじめとする実力派講師が在籍し、LECブレークスルーテキストは合格に必要な知識を網羅しています。市販教材を追加購入する必要がなく、LECの教材だけで合格レベルに到達できる設計です。
  3. 通学・通信両対応の柔軟性:全国30拠点以上に校舎があり、通学講座を選択できます。通学が難しい場合もWeb通信で同じ講義を視聴でき、学習の質は変わりません。生活スタイルに合わせて最適な受講形態を選べる点は大きな魅力です。

一方で、料金の高さは無視できません。初学者向けコースは45万円前後と、オンライン専門校の2-3倍の価格です。予算が限られている方には大きな負担となるでしょう。

総合的に見ると、LECは「大手予備校の安心感」「充実した答練・模試」「通学環境」を重視する方に適しています。予算に余裕があり、手厚いサポートを求める方にはおすすめの選択肢です。

LECで司法書士合格を目指す次のステップ

LEC司法書士講座を理解できたら、次は具体的なアクションを起こしましょう。

まず、LECの公式サイトで無料体験講義を視聴してください。森山講師や海野講師の講義を実際に見ることで、自分に合うかどうかを判断できます。資料請求も無料でできるため、パンフレットで詳細な情報を確認しましょう。

次に、司法書士の勉強時間を確保できるか検討してください。司法書士試験には3,000時間以上の学習が必要とされています。1日何時間確保できるかを計算し、現実的なスケジュールを立てることが大切です。

他の予備校との比較も忘れずに行いましょう。司法書士予備校おすすめで各校の特徴を確認し、自分に最も合った予備校を選択してください。

本記事を通じて、LEC司法書士講座の実態を理解いただけたはずです。大手予備校の充実した環境を活用して、司法書士合格という目標の実現に向けて一歩を踏み出しましょう。

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