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技術士一次試験とは?試験制度・科目・日程を詳しく解説

技術士一次試験について調べているあなたへ。「技術士になるための最初のステップをどう踏み出せばよいのか」という疑問は、試験制度の全体像を正しく理解することで解決できます。

本記事では、技術士一次試験の位置づけと役割、受験資格と申込条件、科目構成と出題内容について、最新のデータを交えて詳しく解説します。この情報をもとに、技術士資格取得に向けて、確実な第一歩を踏み出しましょう。

この記事を読むとわかること
  • 技術士一次試験の制度と位置づけの詳細
  • 受験資格・申込方法・試験日程の具体的な情報
  • 基礎科目・適性科目・専門科目の出題範囲と対策
  • 合格基準・合格率・免除制度の活用方法
押さえておきたい3つのポイント
  1. 技術士一次試験は門戸が広い:年齢・学歴・国籍による受験制限が一切なく、学生でも受験可能な国家資格です。修習技術者としての第一歩を踏み出せます。
  2. 3つの科目で構成される択一式試験:基礎科目(15点満点)、適性科目(15点満点)、専門科目(50点満点)のすべてで50%以上の得点が必要です。
  3. 免除制度を活用できる:JABEE認定プログラム修了者は全科目免除、情報処理技術者試験合格者は一部免除が適用され、効率的な資格取得が可能です。
目次

技術士一次試験とは?試験の位置づけと役割

技術士一次試験は、技術士資格を取得するための最初の関門となる国家試験です。この試験に合格することで「修習技術者」としての資格を得られ、技術士への道が開かれます。

技術士制度全体における一次試験の重要性を理解することは、効果的な学習計画を立てるための第一歩となります。ここでは、一次試験の位置づけと具体的な役割について詳しく見ていきましょう。

技術士になるための第一段階の試験

技術士一次試験は、技術士資格取得の2段階プロセスにおける第一段階です。この試験に合格した後、実務経験を積んでから技術士二次試験を受験するという流れになります。

一次試験は基礎的な知識を問う試験であり、技術者としての基本的な素養を確認する役割を持っています。合格することで、技術士補としての登録資格も得られるため、技術者としてのキャリア形成において重要なマイルストーンとなります。

技術士制度では、一次試験合格者を「修習技術者」と位置づけており、この段階から技術士を目指す実務経験を積むことが可能です。多くの技術者が、就職後すぐにこの試験に挑戦し、早い段階で修習技術者としての資格を取得しています。

修習技術者としての資格を得るための試験

技術士一次試験に合格すると、自動的に「修習技術者」という称号を得ることができます。修習技術者は、技術士を目指して実務経験を積んでいる段階の技術者を指す正式な呼称です。

この資格を持つことで、技術士補として登録する選択肢も生まれます。技術士補に登録すると、技術士の指導のもとで業務を行うことができ、より実践的な経験を積むことが可能になります。ただし、技術士補への登録は任意であり、修習技術者のまま実務経験を積んで二次試験に進むことも可能です。

修習技術者の資格は、技術者としての基礎的な知識を持っていることの証明となります。就職活動や転職活動においても、この資格を持っていることは大きなアピールポイントになるでしょう。

大学の理工系課程修了程度の知識を確認

技術士一次試験は、大学の理工系課程を修了した程度の基礎的な知識を持っているかどうかを確認する試験です。出題範囲は幅広く、工学の基礎となる分野から専門的な内容まで含まれています。

具体的には、数学・物理・化学などの基礎科学、設計・計画・情報処理などの応用科学、そして選択した技術部門の専門知識が問われます。これらの知識は、技術者として実務を行う上で必要不可欠なものばかりです。

試験では理論的な知識だけでなく、実務に即した応用力も求められます。単なる暗記ではなく、技術的な課題に対して適切に判断し解決できる能力が評価されるため、実践的な学習が重要になります。

技術士になるための全体的な流れを理解することで、一次試験の位置づけがより明確になります。

技術士になるための全体的な流れに関してもっと詳しい記事はこちら
技術士になるには?資格取得の流れ・必要な勉強・実務要件を解説

技術士一次試験の受験資格と申込条件

技術士一次試験の大きな特徴の一つが、受験資格の門戸の広さです。他の多くの国家資格とは異なり、非常にオープンな受験条件が設定されています。

この章では、具体的な受験資格、申込期間、手続き方法について詳しく解説します。受験を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

年齢・学歴・国籍による制限は一切なし

技術士一次試験には、年齢・学歴・国籍による受験制限が一切ありません。これは技術士制度の大きな特徴であり、誰でも平等にチャレンジできる国家資格となっています。

高校生でも、社会人でも、外国籍の方でも、技術士を目指す意欲があれば誰でも受験することができます。学歴不問であるため、独学で工学を学んだ方や、文系出身だが技術分野に転身した方なども受験可能です。

この門戸の広さは、技術者の裾野を広げ、多様な人材が技術士を目指せる環境を作り出しています。実際に、様々なバックグラウンドを持つ受験者が毎年試験に挑戦しており、合格者の中にも多様なキャリアを持つ方が含まれています。

学生でも受験可能な門戸の広さ

技術士一次試験は学生でも受験可能です。多くの大学生が在学中に一次試験に合格し、卒業後すぐに修習技術者として実務経験を積み始めています。

特に理工系大学に在籍している学生にとっては、大学での学習内容が試験範囲と重なる部分が多いため、在学中の受験が効率的です。大学3年生や4年生の時期に受験し、就職活動までに合格しておくことで、就職時の大きなアピールポイントとなります。

学生のうちに合格しておくメリットは大きく、卒業後すぐに修習技術者としての実務経験年数のカウントが始まります。これにより、より早い段階で技術士二次試験の受験資格を得ることができるのです。

受験申込の期間と手続き方法

技術士一次試験の受験申込は、例年6月中旬から7月上旬にかけて行われます。申込期間は約3週間程度と限られているため、見逃さないよう注意が必要です。

申込方法はインターネット申込が基本となっており、日本技術士会のウェブサイトから手続きを行います。申込時には、受験する部門の選択、受験地の選択、受験料の支払いなどを行います。受験料は11,000円(2023年度時点)です。

申込完了後、試験日の約2週間前に受験票が郵送されます。受験票には試験会場の詳細が記載されているため、必ず確認しておきましょう。試験会場は受験地によって異なりますが、大学や専門学校などが会場となることが多いです。

技術士試験の申し込みに関してもっと詳しい記事はこちら
技術士試験の申し込み方法|期間・手続き・必要書類を解説

技術士一次試験の科目構成と出題内容

技術士一次試験は、基礎科目・適性科目・専門科目の3つの科目で構成されています。それぞれの科目には明確な役割があり、技術者として必要な知識を多角的に評価する設計になっています。

ここでは、各科目の配点、出題形式、合格に必要な得点について詳しく解説します。科目ごとの特徴を理解することで、効率的な学習計画を立てることができるでしょう。

基礎科目の出題範囲と配点(15点満点)

基礎科目は、技術者に必要な基礎的な科学技術知識を問う科目です。配点は15点満点で、出題数は15問、すべて五肢択一のマークシート方式です。

出題範囲は、設計・計画に関する基礎知識、情報・論理に関する基礎知識、解析に関する基礎知識、材料・化学・バイオに関する基礎知識、環境・エネルギー・技術に関する基礎知識の5つのグループに分かれています。

各グループから3問ずつ出題され、受験者は各グループから2問を選択して解答します。つまり、全15問のうち10問を選択解答する形式です。この選択制により、自分の得意分野を活かした解答が可能になっています。

適性科目の出題範囲と配点(15点満点)

適性科目は、技術士としての適性と倫理観を問う科目です。配点は15点満点で、出題数は15問、基礎科目と同様にすべて五肢択一のマークシート方式となっています。

この科目では、技術士法第4章に規定される技術士の義務、技術者倫理、技術士制度の理解などが問われます。具体的には、技術士法の条文に関する知識、技術者としての倫理的判断、実務における適切な行動基準などが出題されます。

適性科目は全15問すべてに解答する必要があり、選択制ではありません。出題内容は比較的限定されているため、過去問を中心とした学習で十分に対応可能です。技術士としての基本的な心構えを理解することが重要になります。

専門科目の出題範囲と配点(50点満点)

専門科目は、選択した技術部門に関する専門的な知識を問う科目です。配点は50点満点と最も大きく、技術士一次試験の合否を大きく左右する重要な科目となっています。

出題数は25問で、うち15問を選択して解答します。問題は五肢択一のマークシート方式で、1問2点の配点です。選択する技術部門によって出題内容は大きく異なりますが、基礎的な専門知識から応用的な内容まで幅広く出題されます。

専門科目は、基礎科目や適性科目に比べて学習範囲が広く、深い理解が求められます。選択した部門の主要分野について、理論と実務の両面から学習することが重要です。過去問の分析により、出題傾向を把握することも効果的な対策となります。

全科目マークシート方式の五肢択一

技術士一次試験のすべての科目は、五肢択一のマークシート方式で行われます。これは、記述式の二次試験とは大きく異なる特徴です。

五肢択一形式のため、正確な知識と判断力が求められます。部分点はなく、正解の選択肢を選ばなければ得点にはなりません。一方で、記述式と異なり論述力や表現力は問われないため、知識の習得に集中できるという利点があります。

試験時間は、基礎科目が1時間、適性科目が40分、専門科目が2時間となっています。時間配分を意識した練習も重要です。過去問を実際の試験時間で解く練習を重ねることで、本番でも落ち着いて解答できるようになります。

技術士試験の全体像に関してもっと詳しい記事はこちら
技術士試験とは?試験制度・一次試験・二次試験の全体像

技術士一次試験の基礎科目を詳しく解説

基礎科目は、技術者として必要な基礎的な工学知識を幅広く問う科目です。5つのグループから構成されており、各グループの特徴を理解することが効果的な学習につながります。

ここでは、各グループの出題内容と対策のポイントを詳しく見ていきましょう。

設計・計画に関する基礎知識

設計・計画グループでは、システム設計の基本概念、最適化手法、信頼性工学、品質管理などが出題されます。技術者として製品やシステムを設計・計画する際に必要な基礎理論が問われる分野です。

具体的には、線形計画法や動的計画法などの最適化理論、信頼度計算やFMEA(故障モード影響解析)などの信頼性工学、QC手法や実験計画法などの品質管理手法が出題範囲に含まれます。

これらの知識は実務でも頻繁に使用されるため、理論だけでなく実際の応用例も合わせて学習することで理解が深まります。過去問では計算問題も出題されるため、公式の暗記だけでなく使い方も身につけておく必要があります。

情報・論理に関する基礎知識

情報・論理グループでは、情報処理、データ構造、アルゴリズム、論理回路、数値解析などが出題されます。現代の技術者にとって不可欠なIT関連の基礎知識を問う分野です。

具体的には、プログラミングの基本概念、ソート・探索アルゴリズム、データベースの基礎、ブール代数と論理回路、数値計算法などが含まれます。情報処理技術者試験の基本情報技術者試験と重複する内容も多く見られます。

この分野は、情報工学部門以外の受験者にとってはやや苦手意識を持ちやすい内容かもしれません。しかし、基本的な概念を理解すれば十分に対応可能なレベルです。過去問を繰り返し解くことで、出題パターンに慣れることが重要です。

解析・材料・化学・バイオ・環境に関する知識

この3つのグループは、理工学の各専門分野に関する基礎知識を問う内容となっています。解析グループでは微分方程式や数値解析、材料グループでは材料力学や材料科学、化学・バイオグループでは物理化学や生物工学、環境グループでは環境工学や省エネルギー技術が出題されます。

解析グループの問題は、数学的な計算能力と工学的な応用力の両方が求められます。微分方程式の解法、ベクトル解析、複素解析などの数学的手法を理解し、実際の工学問題への適用方法を学ぶことが重要です。

材料・化学・バイオ・環境の各グループは、専門性が高い内容を含みますが、基礎科目としては基本的な事項が中心です。自分の専門分野に近いグループを選択して解答することで、効率的に得点できます。選択制を活用し、得意分野で確実に点数を取る戦略が有効です。

技術士一次試験の勉強法に関してもっと詳しい記事はこちら
技術士一次試験の勉強法|勉強時間・参考書・科目別対策

技術士一次試験の適性科目を詳しく解説

適性科目は、技術士としての適性と職業倫理を問う科目です。基礎科目や専門科目とは性質が異なり、法令や倫理に関する知識が中心となります。

この科目では、技術士法の理解と技術者倫理の習得が求められます。出題範囲は比較的限定されているため、効率的な学習が可能です。

技術士法第4章の義務規定に関する内容

適性科目の中心となるのが、技術士法第4章に規定される技術士の義務に関する問題です。技術士には、信用失墜行為の禁止、秘密保持義務、名称表示の場合の義務などが法律で定められています。

具体的には、技術士法第44条(信用失墜行為の禁止)、第45条(秘密保持義務)、第46条(名称表示の場合の義務)、第47条(技術士補の業務の制限等)などの条文に関する理解が問われます。

これらの義務規定は、技術士として業務を行う上で遵守すべき基本的なルールです。条文をそのまま暗記するのではなく、各義務の趣旨と具体的な適用場面を理解することが重要になります。過去問では、具体的な事例に対してどの義務規定が適用されるかを問う問題が頻出しています。

技術者倫理と職業倫理の理解

技術者倫理は、技術者が社会に対して負う責任と倫理的な行動基準を扱う分野です。適性科目では、実際の業務場面で技術者がどのように判断し行動すべきかが問われます。

出題される内容には、公衆の安全・健康・福利の優先、持続可能な社会への貢献、説明責任と透明性、利益相反の回避、専門能力の維持向上などが含まれます。これらは日本技術士会の倫理綱領にも明記されている重要な事項です。

技術者倫理の問題は、正解が一つに定まりにくい場合もありますが、「公衆の利益を最優先する」という基本原則を念頭に置くことで、適切な選択肢を見つけることができます。事例問題では、複数の選択肢のうち最も倫理的に適切な行動を選ぶ判断力が求められます。

適性科目の出題傾向と対策

適性科目は、過去問の出題パターンが比較的明確な科目です。技術士法の条文問題、技術者倫理の事例問題、技術士制度に関する知識問題の3つのパターンが繰り返し出題されています。

対策としては、まず技術士法の主要条文を理解することが基本です。特に第4章の義務規定は重点的に学習する必要があります。次に、日本技術士会の倫理綱領を読み込み、技術者としての基本的な心構えを身につけましょう。

過去問演習が最も効果的な対策となります。過去5年分程度の問題を繰り返し解くことで、出題傾向と正解の選び方のパターンが見えてきます。技術士一次試験の過去問活用法も参考にしながら、効率的に学習を進めましょう。

技術士の倫理綱領に関してもっと詳しい記事はこちら
技術士の倫理綱領とは?3つの責務と職業倫理を解説

技術士一次試験の専門科目(20部門)を詳しく解説

専門科目は、受験者が選択した技術部門に関する専門的な知識を問う科目です。21の技術部門から1つを選択して受験します(総合技術監理部門は二次試験のみ)。

部門の選択は、自分の専門分野や将来のキャリアプランに基づいて慎重に行う必要があります。ここでは、専門科目の特徴と部門選択のポイントを解説します。

選択できる20の技術部門一覧

技術士一次試験で選択できる技術部門は、以下の20部門です。機械部門、船舶・海洋部門、航空・宇宙部門、電気電子部門、化学部門、繊維部門、金属部門、資源工学部門、建設部門、上下水道部門、衛生工学部門、農業部門、森林部門、水産部門、経営工学部門、情報工学部門、応用理学部門、生物工学部門、環境部門、原子力・放射線部門の20部門です。

各部門は、それぞれの専門分野に特化した出題内容となっています。例えば、機械部門では材料力学・機械力学・熱力学・流体力学の4力学を中心に出題され、電気電子部門では電気回路・電磁気学・電力工学・電子工学などが出題されます。

部門ごとの合格率や難易度には若干の差がありますが、基本的には自分の専門分野に最も近い部門を選択することが推奨されます。専門知識を活かせる部門を選ぶことで、学習効率が大きく向上します。

専門科目の基礎知識と専門知識の範囲

専門科目の出題範囲は、選択した部門の基礎的な知識から応用的な内容まで幅広くカバーしています。一次試験では大学の理工系課程で学ぶレベルの知識が中心となりますが、実務的な応用問題も含まれます。

各部門とも、その分野の基礎理論、主要な技術、最新の動向などがバランスよく出題されます。例えば、情報工学部門では、プログラミング言語、データベース、ネットワーク、情報セキュリティ、AI・機械学習などの幅広いトピックから出題されます。

専門科目は25問中15問を選択解答する形式のため、すべての分野を完璧にマスターする必要はありません。自分の得意分野を中心に確実に得点できる問題を選ぶ戦略が重要です。過去問を分析し、頻出分野を重点的に学習することが効率的な対策となります。

部門選択のポイントと二次試験との関係

一次試験で選択する部門は、必ずしも二次試験で選択する部門と同じである必要はありません。一次試験合格後、実務経験を積む中で専門性が変化した場合、二次試験では異なる部門を選択することが可能です。

ただし、一般的には一次試験と二次試験で同じ部門を選択する受験者が多数派です。一貫した専門性を示すことができるため、技術士としてのキャリア形成においても有利に働きます。

部門選択の際は、現在の専門分野だけでなく、将来的に目指したいキャリアも考慮しましょう。例えば、現在は機械系の業務に従事していても、将来的に経営や管理に関わりたい場合は、経営工学部門を検討する価値があります。技術士の部門一覧と選び方で各部門の特徴を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

技術士の部門に関してもっと詳しい記事はこちら
技術士の部門一覧と選び方|21部門の特徴と選択基準

技術士一次試験の日程とスケジュール

技術士一次試験は、毎年決まった時期に実施されます。受験計画を立てる上で、試験日程と各種手続きの期限を正確に把握しておくことが重要です。

ここでは、年間スケジュールの全体像と、各段階で注意すべきポイントを詳しく解説します。

試験実施日(例年11月下旬)

技術士一次試験は、例年11月下旬の日曜日に実施されます。2023年度は11月26日に実施されました。試験は午前と午後に分かれており、午前中に基礎科目と適性科目、午後に専門科目が実施されます。

試験当日のスケジュールは、午前の部が9時30分開始(基礎科目1時間、適性科目40分)、午後の部が13時30分開始(専門科目2時間)となっています。昼休みは約1時間半あり、この時間を利用して専門科目の最終確認を行うことができます。

試験日は年に1回のみであるため、体調管理と当日の準備が極めて重要です。試験会場までの交通手段、所要時間、会場周辺の環境などを事前に確認しておきましょう。特に遠方から受験する場合は、前日から会場近くに宿泊することも検討する価値があります。

受験申込期間と受験票発送時期

受験申込期間は、例年6月中旬から7月上旬の約3週間です。2023年度は6月15日から7月3日までが申込期間でした。申込はインターネット経由で行い、期間内に受験料の支払いも完了させる必要があります。

申込期間を過ぎると一切の受付ができなくなるため、早めの手続きが推奨されます。申込時には、受験する技術部門と受験地を選択します。一度申し込むと、部門や受験地の変更はできないため、慎重に選択しましょう。

受験票は、試験日の約2週間前に郵送で届きます。受験票には受験番号、試験会場、注意事項などが記載されています。受験票が届いたら、記載内容に誤りがないか必ず確認し、試験当日まで大切に保管してください。万が一、試験日の1週間前になっても受験票が届かない場合は、日本技術士会に連絡する必要があります。

合格発表日と結果確認方法

技術士一次試験の合格発表は、試験実施の約2か月後、例年2月上旬に行われます。2023年度試験の合格発表は2024年2月8日に実施されました。

合格発表は、日本技術士会のウェブサイトで受験番号による発表が行われます。自分の受験番号が掲載されているかを確認することで、合否を知ることができます。同時に、合格者には合格通知書が郵送されます。

合格者には、試験の各科目の得点も通知されます。これにより、自分がどの科目でどの程度得点できたかを把握できます。不合格の場合も、得点が通知されるため、次回受験に向けた学習計画の参考にすることができます。技術士試験の合格発表日程と確認方法では、合格発表の詳細な手順を解説しています。

技術士試験の合格発表に関してもっと詳しい記事はこちら
技術士試験の合格発表日程と確認方法|官報での確認手順

技術士一次試験の受験地と試験会場

技術士一次試験は、全国の主要都市で実施されます。受験地の選択は申込時に行い、原則として変更はできません。

ここでは、受験地の選択方法と試験会場に関する情報を詳しく解説します。

全国12都道府県で実施

技術士一次試験は、全国12都道府県で実施されます。具体的には、北海道、宮城、東京、神奈川、新潟、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄の12箇所です。

各受験地には複数の試験会場が設けられることが多く、受験者数に応じて会場が割り当てられます。大都市圏では大学のキャンパスが会場となることが一般的です。地方では、専門学校や公共施設が使用されることもあります。

受験地の選択は、現在の居住地や勤務地に近い場所を選ぶのが一般的です。ただし、試験当日の移動時間や交通手段も考慮に入れる必要があります。早朝からの移動が必要な場合は、前日入りも検討しましょう。

受験地の選択方法

受験地は、受験申込時に選択します。一度選択した受験地は、原則として変更できないため、慎重に決定する必要があります。

受験地選択のポイントは、試験当日の交通アクセスと宿泊の必要性です。自宅や勤務地から日帰りで通える範囲であれば、その地域を選択するのが無難です。遠方の場合は、宿泊施設の予約も考慮に入れましょう。

試験会場は、各受験地内でさらに細かく割り当てられます。例えば、東京では複数の大学が試験会場となり、受験者は受験番号に応じて割り当てられます。自分で試験会場を選ぶことはできないため、受験票到着後に会場を確認し、アクセス方法を調べておくことが重要です。

具体的な試験会場の通知時期

具体的な試験会場は、受験票に記載されて通知されます。受験票は試験日の約2週間前に郵送されるため、会場の詳細を知ることができるのはその時期です。

受験票が届いたら、すぐに試験会場を確認し、自宅や宿泊先からのアクセス方法を調べましょう。最寄り駅からの徒歩ルート、バスの時刻表、車で行く場合の駐車場の有無などを事前に確認しておくことで、当日の不安を軽減できます。

可能であれば、試験前の週末などに実際に会場まで下見に行くことをおすすめします。当日の道順や所要時間を確認できるだけでなく、会場周辺のコンビニやトイレの位置なども把握できます。特に初めて訪れる地域の場合、下見をしておくことで当日のトラブルを防ぐことができます。

技術士一次試験の合格基準と合格率

技術士一次試験の合格基準は明確に定められています。合格率も毎年公表されており、受験者にとって重要な指標となっています。

ここでは、具体的な合格基準と近年の合格率推移について詳しく見ていきましょう。

全科目50%以上の得点が必要

技術士一次試験の合格基準は、すべての科目で50%以上の得点を取ることです。つまり、基礎科目は15点中8点以上、適性科目は15点中8点以上、専門科目は50点中25点以上の得点が必要となります。

この合格基準は絶対評価であり、他の受験者との相対的な順位は関係ありません。自分が基準点を超えれば合格できるため、他の受験者を気にする必要はありません。逆に、どんなに高得点を取っても、1科目でも50%未満の科目があれば不合格となります。

合格基準が50%と設定されているのは、技術者として最低限必要な知識レベルを確認するためです。過去問を分析すると、基礎的な問題を確実に正解することで合格ラインに到達できる設計になっています。難問を解く必要はなく、基本問題を取りこぼさないことが合格への近道です。

科目ごとの足切り基準

技術士一次試験では、各科目に足切り基準が設けられています。これは、全科目の合計点が高くても、1科目でも50%未満の科目があれば不合格になるという意味です。

例えば、基礎科目で15点、適性科目で14点を取り、専門科目で40点を取った場合、合計点は69点(満点80点中)と高得点ですが、適性科目が8点未満(53.3%未満)のため不合格となります。

この足切り制度があるため、得意科目だけに偏った学習は危険です。苦手な科目も最低限50%を確保できるよう、バランスの取れた学習計画が必要になります。特に適性科目は油断しやすいため、過去問演習を通じて確実に50%以上を取れるようにしておきましょう。

近年の合格率推移(30~50%程度)

技術士一次試験の合格率は、近年30%から50%の範囲で推移しています。2023年度の合格率は47.3%、2022年度は41.9%、2021年度は46.0%でした。合格率は年度によって変動しますが、概ね40%前後が平均的な水準となっています。

合格率が比較的高い理由の一つは、受験資格に制限がないため、十分な準備をしていない受験者も一定数含まれることです。真剣に学習した受験者に限れば、実質的な合格率はさらに高いと考えられます。

過去10年間のデータを見ると、合格率は徐々に上昇傾向にあります。これは、過去問や参考書などの学習教材が充実してきたこと、インターネットを通じた情報共有が進んだことなどが要因と考えられます。適切な学習方法で準備すれば、十分に合格可能な試験と言えるでしょう。

部門別の合格率差

技術士一次試験の合格率は、選択する技術部門によって若干の差があります。一般的に、受験者数が多い機械部門、電気電子部門、建設部門、情報工学部門などは、合格率が平均的な水準となっています。

一方、受験者数が少ない部門では、年度によって合格率が大きく変動することがあります。例えば、船舶・海洋部門や繊維部門などは受験者数が少ないため、合格率が20%台から60%台まで大きく変動する年があります。

ただし、部門による合格率の差は、試験の難易度の違いよりも、受験者層の違いによる影響が大きいと考えられます。受験者数が多い部門には準備不足の受験者も含まれやすい一方、受験者数が少ない部門は真剣な受験者の割合が高い傾向があります。部門選択は合格率ではなく、自分の専門性に基づいて行うことが重要です。

技術士一次試験の合格率に関してもっと詳しい記事はこちら
技術士一次試験の合格率推移と合格発表・結果確認方法

技術士一次試験の免除制度を活用する

技術士一次試験には、特定の条件を満たす方を対象とした免除制度があります。この制度を活用することで、一次試験を受験せずに修習技術者の資格を得ることが可能です。

ここでは、主な免除制度の種類と適用条件について詳しく解説します。

JABEE認定プログラム修了者の全科目免除

JABEE(日本技術者教育認定機構)認定プログラムを修了した方は、技術士一次試験のすべての科目が免除されます。これは最も代表的な免除制度であり、多くの技術系大学生が活用しています。

JABEE認定プログラムとは、技術者教育の質を保証するために認定された大学の教育課程です。認定されたプログラムを修了することで、技術者として必要な基礎知識を習得したと認められます。そのため、一次試験を受験することなく、修習技術者の資格を得ることができます。

JABEE認定プログラムは、全国の多くの理工系大学に設置されています。自分の所属する大学・学部・学科がJABEE認定プログラムを持っているか、入学時や在学中に確認しておくことをおすすめします。認定プログラムに在籍している場合、卒業と同時に修習技術者の資格を得られるため、大きなアドバンテージとなります。

平成14年度以前の二次試験合格者の一部免除

平成14年度(2002年度)以前に技術士二次試験に合格した方は、再度別の部門で技術士を取得する際、一次試験の基礎科目と適性科目が免除されます。専門科目のみの受験で済むため、学習負担が大幅に軽減されます。

この免除制度は、すでに技術士資格を持っている方が、複数の部門で技術士となることを支援するためのものです。技術士制度では、複数部門の資格を持つことが可能であり、実際に2つ以上の部門で技術士となっている方も多く存在します。

ただし、この免除は平成14年度以前の合格者に限られており、平成15年度(2003年度)以降の合格者には適用されません。平成15年度の制度改正により、二次試験の受験資格要件が変更されたことに伴う経過措置です。

情報処理技術者試験合格者の一部免除

情報処理技術者試験の特定の区分に合格した方は、技術士一次試験の適性科目が免除されます。対象となるのは、応用情報技術者試験またはそれ以上のレベルの試験合格者です。

具体的には、応用情報技術者、ITストラテジスト、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト、ITサービスマネージャ、システム監査技術者の各試験合格者が対象となります。

この免除制度により、基礎科目と専門科目のみの受験で済むため、学習範囲を絞ることができます。特に情報工学部門を選択する受験者にとっては、大きなメリットとなります。技術士一次試験の免除制度詳細で、申請方法や必要書類について詳しく解説しています。

技術士一次試験の免除制度に関してもっと詳しい記事はこちら
技術士一次試験の免除制度とは?対象者・申請方法を解説

技術士一次試験合格後の流れと選択肢

技術士一次試験に合格すると、修習技術者としての資格を得ることができます。その後は、技術士補への登録や二次試験への挑戦など、いくつかの選択肢があります。

ここでは、一次試験合格後のキャリアパスについて詳しく解説します。

修習技術者としての位置づけ

技術士一次試験に合格すると、自動的に「修習技術者」という称号を得ることができます。修習技術者とは、技術士を目指して実務経験を積んでいる段階の技術者を指す正式な呼称です。

修習技術者は、技術士制度における中間段階の資格であり、二次試験の受験資格を得るための実務経験を積む期間と位置づけられています。この期間に、実際の技術業務を通じて専門的な知識とスキルを深めていくことが期待されています。

修習技術者としての資格は、履歴書や名刺に記載することができます。就職活動や転職活動において、技術者としての基礎知識を持っていることの証明となるため、アピールポイントとして活用できます。また、社内評価や昇進においても、プラスの要素となることが多いでしょう。

技術士補登録のメリットとデメリット

技術士一次試験合格者は、希望すれば技術士補として登録することができます。技術士補への登録は任意であり、修習技術者のまま実務経験を積むことも可能です。

技術士補に登録するメリットは、技術士の指導のもとで業務を行う際に、技術士補としての立場を明確にできることです。また、技術士補は技術士法で定められた正式な称号であり、対外的な信頼性が高まります。名刺や肩書きに「技術士補」と記載できることも、プロフェッショナルとしてのブランディングに役立ちます。

一方、技術士補登録には登録料(6,500円)がかかることや、登録手続きが必要なことがデメリットとして挙げられます。また、二次試験の受験資格を得るためには技術士補登録が必須ではないため、登録せずに実務経験を積む方も多数います。自分のキャリアプランに応じて、登録の必要性を判断しましょう。

実務経験を積んで二次試験へ進む道筋

技術士一次試験合格後、最も重要なのは実務経験を積むことです。二次試験の受験には、原則として4年以上の実務経験が必要とされています(指導技術士のもとで業務を行う場合は4年、それ以外は7年)。

実務経験期間中は、担当する業務の内容、課題とその解決方法、自分の役割などを記録しておくことが重要です。二次試験の受験申込時には、実務経験の詳細を記載した「業務経歴票」を提出する必要があるためです。日々の業務記録を残しておくことで、後で業務経歴票を作成する際に役立ちます。

実務経験を積みながら、選択した技術部門の専門知識をさらに深めていくことも大切です。二次試験は一次試験とは異なり、記述式の筆記試験と口頭試験で構成され、高度な専門知識と実務的な応用力が求められます。技術士二次試験の詳細を早い段階から確認し、長期的な学習計画を立てることをおすすめします。

技術士二次試験に関してもっと詳しい記事はこちら
技術士二次試験とは?試験制度・受験資格・日程を詳しく解説

技術士一次試験に関連するよくある質問(FAQ)

技術士一次試験について、受験者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。受験を検討している方の疑問解消に役立ててください。

Q. 技術士一次試験の受験料はいくらですか?

技術士一次試験の受験料は11,000円(2023年度時点)です。受験申込時にインターネット経由で支払う必要があります。

支払方法は、クレジットカード決済、コンビニエンスストア決済、ペイジー決済から選択できます。申込期間内に支払いを完了しないと、申込が無効となってしまうため注意が必要です。また、一度支払った受験料は、いかなる理由があっても返金されません。

受験料以外に、技術士補に登録する場合は登録免許税(6,500円)と登録手数料が別途必要になります。ただし、技術士補への登録は任意であり、一次試験合格後すぐに登録する必要はありません。

Q. 技術士一次試験の勉強時間はどのくらい必要ですか?

技術士一次試験に合格するために必要な勉強時間は、個人の基礎知識レベルによって大きく異なりますが、一般的には100時間から300時間程度が目安とされています。

理工系大学に在学中の学生や、大学で学んだ内容を実務で活用している方であれば、100時間から150時間程度の学習で合格レベルに到達できることが多いです。一方、大学卒業から時間が経過している方や、専門外の部門を受験する方は、200時間から300時間程度の学習時間が必要になる場合があります。

効率的な学習のためには、過去問を中心とした対策が効果的です。技術士一次試験の勉強法では、科目別の学習方法と時間配分について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

Q. 技術士一次試験は独学で合格できますか?

技術士一次試験は、独学でも十分に合格可能な試験です。実際に、多くの合格者が参考書と過去問を使った独学で合格しています。

試験範囲は広いものの、出題形式が五肢択一のマークシート方式であるため、記述式試験に比べて独学での対策がしやすい特徴があります。過去問を繰り返し解くことで、出題傾向と解答パターンを把握できます。

独学のポイントは、適切な参考書の選択と計画的な学習スケジュールです。基礎科目・適性科目・専門科目それぞれに対応した参考書を用意し、過去5年分程度の過去問を解くことで、合格レベルに到達できます。ただし、専門科目で理解が難しい分野がある場合は、通信講座や対策講座の受講も検討する価値があります。

Q. 技術士一次試験で選んだ部門は二次試験でも同じでないといけませんか?

技術士一次試験で選択した部門と、二次試験で選択する部門は、必ずしも同じである必要はありません。一次試験合格後、実務経験を積む中で専門性が変化した場合、異なる部門で二次試験を受験することが可能です。

ただし、実務上は一次試験と二次試験で同じ部門を選択する受験者が大半です。一貫した専門性を示すことができるため、技術士としての専門性の証明においても有利に働きます。また、一次試験で学んだ専門知識が二次試験の学習にも活かせるため、学習効率の観点からも同一部門の選択が推奨されます。

部門変更を検討する場合は、変更後の部門での実務経験が二次試験の受験資格要件を満たすかどうかを確認しましょう。二次試験では、選択した部門に関連する実務経験が求められるため、部門変更には慎重な判断が必要です。

Q. 技術士一次試験に不合格だった場合、科目合格制度はありますか?

技術士一次試験には、科目合格制度はありません。3つの科目すべてで50%以上の得点が必要であり、1科目でも基準に満たない場合は不合格となります。

不合格の場合、翌年以降に再受験する際も、すべての科目を受験し直す必要があります。一部の科目だけを再受験することはできません。したがって、苦手科目を放置せず、すべての科目でバランスよく得点できるよう準備することが重要です。

不合格の場合でも、試験結果通知には各科目の得点が記載されます。この情報を活用して、次回受験に向けた学習計画を立てましょう。特に基準点に達しなかった科目は、重点的に対策する必要があります。

Q. 技術士一次試験の過去問はどこで入手できますか?

技術士一次試験の過去問は、日本技術士会の公式ウェブサイトで無料公開されています。過去数年分の問題と正解が掲載されており、誰でも閲覧・ダウンロードすることができます。

公式サイトに加えて、市販の過去問題集も多数出版されています。市販の問題集には、解説や解答のポイントが詳しく記載されているため、独学で学習する際に役立ちます。部門別に特化した問題集も販売されているので、自分の受験部門に合わせて選択しましょう。

過去問を活用する際のポイントは、単に正解を覚えるのではなく、なぜその選択肢が正解なのか、他の選択肢はなぜ誤りなのかを理解することです。技術士一次試験の過去問活用法で、効果的な過去問の使い方を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

技術士一次試験の過去問に関してもっと詳しい記事はこちら
技術士一次試験の過去問活用法|入手方法と効果的な解き方

まとめ:技術士一次試験は技術士への第一歩となる重要な試験

本記事では、技術士一次試験について詳しく解説しました。重要なポイントを改めて確認しましょう。

  1. 門戸が広く誰でも受験可能:技術士一次試験には年齢・学歴・国籍による制限がなく、学生でも社会人でも受験できます。修習技術者の資格を得るための第一歩として、多くの技術者が挑戦している国家試験です。
  2. 3科目すべてで50%以上の得点が必要:基礎科目(15点満点)、適性科目(15点満点)、専門科目(50点満点)のすべてで50%以上を取る必要があります。科目合格制度はないため、バランスの取れた学習が重要です。
  3. 免除制度を活用できる:JABEE認定プログラム修了者は全科目免除、情報処理技術者試験合格者は適性科目免除など、条件を満たせば受験科目を減らすことができます。該当する方は積極的に活用しましょう。

技術士一次試験の合格を目指すなら、まず技術士一次試験の勉強法技術士一次試験の過去問活用法を参考に、効率的な学習計画を立てましょう。

本記事を通じて、技術士一次試験の制度、科目構成、受験資格、合格基準などの全体像を理解いただけたはずです。これらの情報を活用して、技術士資格取得に向けて確実な第一歩を踏み出しましょう。

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