FP2級(ファイナンシャルプランナー2級)の試験日程について知りたいあなたへ。「いつ受験できるのか」「どのタイミングで申し込むべきか」という疑問は、CBT方式への移行により大きく変わりました。
本記事では、2025年度から始まったFP(ファイナンシャルプランナー)2級のCBT試験の実施期間、申し込み方法、合格発表日について、最新の情報を交えて詳しく解説します。この情報をもとに、FP(ファイナンシャルプランナー)2級合格に向けて、自分に最適な受験計画を立てましょう。
- FP2級のCBT試験の実施期間と受験可能なスケジュール
- CBTソリューションズでの申し込み手順と試験予約の方法
- 試験時間、合格発表日、受験料などの試験基本情報
- CBT方式を活用した効率的な受験計画の立て方
- 2025年4月からCBT方式で随時受験可能:FP(ファイナンシャルプランナー)2級は毎月実施される試験配信期間中であれば、自分の都合に合わせて受験日を選べるようになりました。
- 申し込みから最短3日後に受験できる:CBTソリューションズで予約すれば、全国のテストセンターで都合の良い日時に受験可能。学習進度に合わせた柔軟な受験戦略が立てられます。
- 試験月の翌月中旬に合格発表:FP2級の合格発表は試験を受けた月の翌月中旬に行われ、ペーパー試験時代よりも早く結果を確認できるようになりました。
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FP(ファイナンシャルプランナー)2級は2025年からCBT方式に移行
FP(ファイナンシャルプランナー)2級試験は、2025年4月から完全にCBT(Computer Based Testing)方式へ移行しました。従来の年3回のペーパー試験から、コンピュータを使った随時受験方式に変わり、受験者にとって大きな利便性の向上となっています。FP2級の詳細情報では、試験内容や受験資格について包括的に解説しています。
2025年4月からCBT方式で実施
2025年4月以降、FP2級試験はCBT方式で実施されています。これまでのペーパー試験は2025年1月試験が最後となり、3月以降は全てコンピュータ受験に切り替わりました。CBT方式では、テストセンターに設置されたパソコンで問題を解き、その場で解答を入力する形式です。
この移行により、FP(ファイナンシャルプランナー)試験の受験機会が大幅に拡大しました。従来は年3回(5月、9月、1月)しか受験できませんでしたが、現在は毎月の配信期間中であればいつでも受験可能です。
随時受験可能になった利便性
CBT方式の最大のメリットは、受験日を自由に選べることです。FP2級の学習が完了した段階で、すぐに受験予約ができます。仕事や学業のスケジュールに合わせて、平日でも休日でも都合の良い日時を選択できるため、計画的な資格取得が可能になりました。
また、万が一不合格だった場合でも、次の試験まで数ヶ月待つ必要がありません。学習内容を忘れないうちに再挑戦できるのは、FP(ファイナンシャルプランナー)資格取得を目指す方にとって大きなメリットと言えるでしょう。
ペーパー方式からの主な変更点
ペーパー試験からCBT試験への移行に伴う主な変更点は以下の通りです。
まず、試験形式がマークシート方式からコンピュータ入力方式に変更されました。学科試験は選択肢をクリックして解答し、実技試験も画面上で数値や選択肢を入力します。問題の内容や難易度は従来と変わりませんが、操作方法に慣れる必要があります。
次に、受験会場が全国のテストセンターに変わりました。従来の大規模な試験会場ではなく、小規模なPC教室のような環境で受験します。FP試験のCBT方式では、具体的な試験環境や対策方法を詳しく解説しています。
FP2級試験のCBT方式に関してもっと詳しい記事はこちら
FP試験のCBT方式とは?ネット試験のメリット・申し込み方法・対策のポイント
FP(ファイナンシャルプランナー)2級の試験実施期間【2025年度】
FP(ファイナンシャルプランナー)2級のCBT試験は、年間を通じてほぼ毎月実施されています。ただし、システムメンテナンスや試験問題の更新のため、一部の期間は受験できません。2025年度の具体的な実施スケジュールを確認しましょう。
毎月実施される試験配信期間
FP2級試験は、原則として毎月1日から月末までの期間中に受験できます。この配信期間中であれば、土日祝日を含めて自分の都合に合わせて受験日を選択可能です。
例えば、4月に受験したい場合は、4月1日から4月30日までの間で予約できます。ただし、テストセンターの営業日や予約状況により、希望日時に空きがない場合もあるため、早めの予約がおすすめです。
FP(ファイナンシャルプランナー)試験の配信期間は、日本FP協会ときんざい(金融財政事情研究会)の両方で同じスケジュールとなっています。どちらの実施団体を選んでも、受験可能な期間は変わりません。
試験休止期間の確認
CBT試験には、システムメンテナンスや新問題への切り替えのため、受験できない休止期間が設定されています。2025年度のFP2級試験では、主に以下の期間が休止期間となります。
3月上旬から中旬にかけて約2週間、9月上旬に約1週間の休止期間があります。この期間中は申し込みも受験もできないため、計画的なスケジュール管理が必要です。
休止期間は年度ごとに変更される可能性があるため、受験を予定している方は、CBTソリューションズの公式サイトで最新情報を必ず確認しましょう。
2025年度の受験可能スケジュール
2025年度のFP(ファイナンシャルプランナー)2級試験の受験可能期間をまとめると、以下のようになります。
2025年度 FP2級CBT試験配信期間
| 月 | 配信期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 4月 | 4月1日~4月30日 | CBT試験開始 |
| 5月 | 5月1日~5月31日 | 通常配信 |
| 6月 | 6月1日~6月30日 | 通常配信 |
| 7月 | 7月1日~7月31日 | 通常配信 |
| 8月 | 8月1日~8月31日 | 通常配信 |
| 9月 | 休止期間あり | システムメンテナンス |
| 10月 | 10月1日~10月31日 | 通常配信 |
| 11月 | 11月1日~11月30日 | 通常配信 |
| 12月 | 12月1日~12月28日 | 年末は早期終了 |
| 1月 | 1月6日~1月31日 | 年始は開始遅れ |
| 2月 | 2月1日~2月28日 | 通常配信 |
| 3月 | 休止期間あり | 問題更新期間 |
このスケジュールを参考に、FP2級の学習計画と受験時期を決めることができます。特に、休止期間前後は予約が集中しやすいため、早めの計画が重要です。
FP(ファイナンシャルプランナー)2級CBT試験の申し込み方法
FP(ファイナンシャルプランナー)2級のCBT試験に申し込むには、CBTソリューションズという専用サイトを利用します。従来のペーパー試験とは申し込み手順が異なるため、詳しい流れを確認しましょう。FP試験の申し込み手続きでは、日本FP協会ときんざいの違いも含めて解説しています。
CBTソリューションズでの予約手順
FP2級CBT試験の申し込みは、CBTソリューションズのウェブサイトで行います。まず、サイトにアクセスして会員登録を行います。メールアドレスと基本情報を入力すれば、すぐに登録が完了します。
登録後、ログインして「FP技能検定」のページから2級試験を選択します。日本FP協会ときんざいのどちらで受験するかを選び、実技試験の科目を選択します。日本FP協会は資産設計提案業務、きんざいは個人資産相談業務または生保顧客資産相談業務から選べます。
次に、受験する試験区分を選びます。学科試験のみ、実技試験のみ、学科・実技両方の3パターンから選択可能です。一部合格者は、不合格だった科目のみを受験できます。
試験日時とテストセンターの選択
受験する科目を選んだら、希望の試験日時とテストセンターを選択します。FP(ファイナンシャルプランナー)2級試験は、全国の主要都市にあるテストセンターで受験できます。居住地に関わらず、どの会場でも選択可能です。
カレンダー形式で空席状況が表示されるため、都合の良い日時を探しやすくなっています。午前と午後の複数の時間帯から選べ、平日でも土日でも受験できます。
学科試験と実技試験を同じ日に受けることも、別々の日に分けることも可能です。ただし、FP2級の場合は両方の試験に合格する必要があるため、計画的なスケジューリングが重要です。
申し込みから3日後に受験可能
予約が完了すれば、申し込みから最短3日後に受験できます。これはCBT試験の大きなメリットで、学習が完了した段階ですぐに受験予約ができます。
支払い方法は、クレジットカード決済またはコンビニ決済が選べます。決済が完了すると、登録したメールアドレスに受験票が送られてきます。当日はこの受験票(印刷またはスマートフォン画面)を持参すれば受験可能です。
なお、受験日の3日前までであれば、日時の変更やキャンセルも可能です。急な予定変更にも柔軟に対応できる点が、FP(ファイナンシャルプランナー)CBT試験の利便性と言えるでしょう。
FP試験の申し込みに関してもっと詳しい記事はこちら
FP(ファイナンシャルプランナー)試験の申し込み方法|日本FP協会・きんざいの違いと手続きの流れ
FP(ファイナンシャルプランナー)2級の試験時間
FP(ファイナンシャルプランナー)2級試験の時間配分を理解することは、効率的な解答戦略を立てる上で重要です。学科試験と実技試験それぞれの試験時間と、時間配分のポイントを確認しましょう。
学科試験120分・実技試験90分
FP2級の学科試験は120分(2時間)、実技試験は90分(1時間30分)です。学科試験は60問の四肢択一式問題で、1問あたり平均2分で解答する計算になります。
実技試験は事例形式の問題で、日本FP協会の資産設計提案業務は40問、きんざいの個人資産相談業務と生保顧客資産相談業務は5題(大問5つ)で構成されています。問題数や形式は実施団体により異なりますが、試験時間は90分で共通です。
CBT試験では、画面上にタイマーが表示されるため、残り時間を常に確認しながら解答を進められます。時間切れになると自動的に試験が終了するため、時間管理は非常に重要です。
3級との試験時間の違い
FP(ファイナンシャルプランナー)3級と比較すると、2級は試験時間が長く設定されています。FP3級の学科試験は120分で60問、実技試験は60分で20問(日本FP協会)です。
2級は3級よりも問題の難易度が高く、計算問題や応用問題が増えます。そのため、実技試験の時間が60分から90分に延長されており、じっくり考える時間が確保されています。
ただし、学科試験の時間は3級と同じ120分です。問題数も60問で変わりませんが、1問あたりの内容が複雑になるため、時間的な余裕は少なくなります。
時間配分のポイント
FP2級試験で時間内に全問解答するためのポイントをご紹介します。
学科試験では、分からない問題で立ち止まらないことが重要です。CBT試験ではチェック機能があり、後で見直したい問題にマークを付けられます。難しい問題は一旦飛ばして、確実に解ける問題から進めましょう。
実技試験は、問題文が長く読解に時間がかかります。特に事例を読み込む時間を確保するため、計算問題は電卓を使って効率的に処理することが大切です。
試験終了の10分前には、全問の解答が完了しているのが理想です。最後の10分は見直しとチェックマークを付けた問題の再確認に使いましょう。FP(ファイナンシャルプランナー)2級は合格ラインが60%のため、確実に解ける問題を落とさないことが合格への近道です。
FP(ファイナンシャルプランナー)2級の合格発表日
FP(ファイナンシャルプランナー)2級のCBT試験では、合格発表のタイミングがペーパー試験時代と変わりました。いつ結果が分かるのか、合格証書がいつ届くのかを確認しましょう。
試験月の翌月中旬に発表
CBT試験の合格発表は、試験を受けた月の翌月中旬に行われます。例えば、5月中に受験した場合は6月中旬、10月中に受験した場合は11月中旬に結果が発表されます。
発表方法は、CBTソリューションズのマイページで確認できます。ログイン後、受験履歴から結果を閲覧可能です。合格者には合格証書の発送準備も同時に始まります。
従来のペーパー試験では、試験日から約1ヶ月半後の発表でした。CBT試験では、受験した月によって若干の差はありますが、概ね1ヶ月程度で結果が分かるため、以前よりも早く次のステップに進めます。
2025年度の合格発表日一覧
2025年度のFP(ファイナンシャルプランナー)2級試験における、各月の受験と合格発表の関係を表にまとめました。
2025年度 FP2級CBT試験 合格発表スケジュール
| 受験月 | 合格発表予定日 |
|---|---|
| 4月受験 | 5月中旬 |
| 5月受験 | 6月中旬 |
| 6月受験 | 7月中旬 |
| 7月受験 | 8月中旬 |
| 8月受験 | 9月中旬 |
| 10月受験 | 11月中旬 |
| 11月受験 | 12月中旬 |
| 12月受験 | 1月中旬 |
| 1月受験 | 2月中旬 |
| 2月受験 | 3月中旬 |
なお、月末に受験した場合でも、同じ月に受験したとみなされ、翌月中旬の発表となります。具体的な発表日は、CBTソリューションズのサイトで事前に告知されます。
合格証書の郵送スケジュール
合格が確認できた後、合格証書は郵送で自宅に届きます。発表日から約2週間後が郵送の目安です。
FP2級の合格証書は、日本FP協会またはきんざい(金融財政事情研究会)から発行されます。受験した実施団体から、正式な2級FP技能士の証書が送られてきます。
学科試験のみ合格、実技試験のみ合格の場合は、一部合格証明書が発行されます。この証明書は次回受験時に必要となるため、大切に保管しましょう。一部合格の有効期限は、合格した試験実施月の翌々年度末までです。
合格証書が届くまでの間、就職活動や転職活動で合格証明が必要な場合は、マイページから合格証明書をダウンロードして印刷できます。FP(ファイナンシャルプランナー)資格を早急に証明する必要がある方は、この機能を活用しましょう。
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FP(ファイナンシャルプランナー)2級の受験資格
FP(ファイナンシャルプランナー)2級を受験するには、一定の要件を満たす必要があります。主な受験資格は3つあり、いずれかを満たせば受験可能です。FP2級の受験資格の詳細では、それぞれのルートについて詳しく解説しています。
FP3級合格者
最も一般的な受験資格は、FP3級技能検定に合格していることです。日本FP協会ときんざいのどちらで3級に合格していても、2級の受験資格として認められます。
FP3級合格後は、有効期限なくいつでもFP2級を受験できます。3級合格から数年経っていても、再度3級を受験する必要はありません。ただし、時間が経つと知識が薄れるため、できるだけ早めに2級に挑戦することをおすすめします。
CBT試験の導入により、FP3級合格後すぐにFP(ファイナンシャルプランナー)2級の学習を開始し、準備が整った段階で受験できるようになりました。学習の流れを途切れさせずに進められる点が、大きなメリットです。
AFP認定研修修了者
AFP認定研修を修了した方も、FP2級の受験資格を得られます。AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)は日本FP協会が認定する民間資格で、この研修を通じて実践的なFP知識を学べます。
AFP認定研修には、基本課程と技能士課程の2種類があります。FP3級を持っていない方は基本課程を、3級合格者は技能士課程を受講できます。研修は通信講座形式が一般的で、提案書の作成などの課題を提出します。
研修修了者は、FP3級を飛ばして直接FP2級を受験できます。金融機関に勤務している方などは、会社の研修制度を利用してAFP認定研修を受講し、FP(ファイナンシャルプランナー)2級を目指すルートも選択肢の一つです。
実務経験2年以上
FP業務に関する実務経験が2年以上ある方も、FP2級の受験資格があります。この場合、FP3級の合格やAFP認定研修の修了は不要です。
実務経験として認められるのは、金融機関、保険会社、証券会社、不動産会社などでのFP関連業務です。資産運用の提案、保険の販売、住宅ローンの相談、相続対策のアドバイスなどが該当します。
実務経験での受験を希望する場合は、勤務先から実務経験証明書を発行してもらう必要があります。申し込み時にこの証明書を提出することで、受験資格が認められます。実務経験がある方は、FP(ファイナンシャルプランナー)の知識を体系的に学び、資格として証明するために2級取得を目指すことができます。
FP2級の受験資格に関してもっと詳しい記事はこちら
FP2級の受験資格|3級保持者・実務経験者・認定研修修了者の条件を解説
FP(ファイナンシャルプランナー)2級の試験会場(テストセンター)
FP(ファイナンシャルプランナー)2級のCBT試験は、全国のテストセンターで実施されます。従来の大規模試験会場とは異なる環境について、詳しく見ていきましょう。
全国のテストセンターで受験可能
FP2級CBT試験のテストセンターは、全国の主要都市に設置されています。東京、大阪、名古屋、福岡などの大都市だけでなく、地方の県庁所在地にも会場があります。
各テストセンターは、CBTソリューションズが運営または提携している施設で、パソコン教室やビジネスセンターの一角にあることが多いです。従来のペーパー試験のように、大学や専門学校の大教室ではなく、10〜30名程度の小規模な会場が一般的です。
CBT試験では予約制のため、会場のキャパシティに応じて受け入れ人数が決まっています。人気のある日時や地域では予約が埋まりやすいため、早めの予約がおすすめです。
居住地に関わらず選択できる
FP(ファイナンシャルプランナー)2級のテストセンターは、全国どこでも自由に選択できます。住んでいる地域に関わらず、出張先や帰省先での受験も可能です。
例えば、東京在住の方が大阪のテストセンターで受験することもできます。仕事の都合で平日に地方出張する際、その地域のセンターを予約して受験するという使い方もできます。
ただし、会場によって営業日や営業時間が異なります。平日のみ営業するセンター、土日も開いているセンター、夜間も対応しているセンターなど様々です。自分のスケジュールに合う会場を探す際は、営業時間も確認しましょう。
会場の設備とCBT環境
テストセンターの試験環境は、静かで集中しやすい空間になっています。各席にはパソコン、マウス、ヘッドセットが用意され、デスクとパーティションで区切られた個別ブースで受験します。
FP2級試験に必要な電卓と筆記用具は、会場で貸し出されます。自分の電卓を持ち込むことも可能ですが、使用できる電卓の種類には制限があります。計算機能のみのシンプルな電卓が認められており、関数電卓やプログラム機能付き電卓は使用できません。
試験中は監督員が常駐しており、不正防止のためカメラで監視されています。私物はロッカーに預け、試験に必要なもの以外は持ち込めません。受験票、本人確認書類、電卓、メモ用紙(会場から配布)のみが持ち込み可能です。
CBT試験では、途中退出や途中休憩は原則できません。FP(ファイナンシャルプランナー)2級の学科試験は120分、実技試験は90分と長時間になるため、体調管理に注意が必要です。
FP(ファイナンシャルプランナー)2級の試験日変更とキャンセル
FP(ファイナンシャルプランナー)2級のCBT試験では、予約後に予定が変わった場合でも、一定の条件下で日程変更やキャンセルが可能です。柔軟な対応ができる点もCBT試験のメリットです。
試験3日前まで変更可能
予約した試験日時の変更は、試験3日前まで可能です。例えば、5月10日に受験予定の場合、5月7日までであれば変更できます。
変更手続きは、CBTソリューションズのマイページから行います。ログイン後、予約履歴から該当する試験を選び、「日程変更」ボタンをクリックします。新しい日時と会場を選び直せば、変更手続きは完了です。
変更は何度でも可能ですが、3日前を過ぎると変更できなくなります。急な予定変更があった場合は、早めに手続きを行いましょう。なお、変更手数料は無料です。
変更手続きの方法
FP2級試験の日程変更手順を詳しく説明します。
まず、CBTソリューションズにログインし、マイページの「予約履歴」を開きます。変更したい試験の「詳細を見る」をクリックすると、予約内容が表示されます。
画面下部の「日程変更」ボタンを押すと、カレンダーが表示されます。新しく受験したい日時と会場を選択し、確認画面で内容をチェックします。問題がなければ「変更を確定する」をクリックして完了です。
変更後は、新しい受験票が登録メールアドレスに送られてきます。当日は新しい受験票を持参してください。古い受験票は使用できないため、間違えないように注意しましょう。
キャンセル・返金ポリシー
試験3日前までであれば、キャンセルも可能です。ただし、返金には条件があります。
試験日の3日前までにキャンセルした場合、受験料の一部が返金されます。返金額は受験料から手数料を差し引いた金額です。手数料はFP(ファイナンシャルプランナー)2級の場合、学科試験・実技試験それぞれ1,000円程度です。
試験3日前を過ぎてからのキャンセルや、無断欠席の場合は返金されません。受験料全額が無効となるため、体調不良などやむを得ない理由がある場合でも、可能な限り早めに連絡することが大切です。
なお、一部合格者が残りの科目を受験する場合、キャンセルしても一部合格の有効期限には影響しません。次回以降に再度受験することができます。
FP(ファイナンシャルプランナー)2級の受験料
FP(ファイナンシャルプランナー)2級を受験するには、受験料の支払いが必要です。学科試験と実技試験それぞれに費用がかかり、支払い方法もいくつか選択できます。
学科5,700円・実技6,000円(計11,700円)
FP2級試験の受験料は、学科試験が5,700円、実技試験が6,000円です。学科試験と実技試験の両方を同時に受験する場合、合計11,700円となります。
この金額は、日本FP協会ときんざい(金融財政事情研究会)のどちらで受験しても同じです。また、実技試験の選択科目が異なっても、受験料は変わりません。
ペーパー試験時代と比較すると、受験料は若干引き上げられています。これはCBT試験の運営コストが反映されたものですが、年3回から随時受験可能になったことを考えると、利便性の向上と言えるでしょう。
支払い方法(クレジットカード・コンビニ決済)
受験料の支払いは、クレジットカード決済またはコンビニ決済が選べます。クレジットカード決済の場合、予約と同時に即座に決済が完了します。VISA、Mastercard、JCB、American Expressなど主要なカードブランドに対応しています。
コンビニ決済を選択した場合、予約後に支払い番号が発行されます。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどの主要コンビニで、店頭端末を使って支払いができます。コンビニ決済の場合、支払い期限があるため、期限内に必ず支払いを完了させましょう。
銀行振込や現金での支払いには対応していません。FP(ファイナンシャルプランナー)2級CBT試験では、オンライン決済のみとなっている点に注意が必要です。
一部合格者の受験料
FP2級の学科試験または実技試験のどちらか一方のみに合格した場合、次回は不合格だった科目のみを受験できます。この場合の受験料は、受験する科目の金額のみです。
学科試験のみ受験する場合は5,700円、実技試験のみ受験する場合は6,000円です。両方を再度受験する場合は、通常通り11,700円がかかります。
一部合格の有効期限内(合格した試験実施月の翌々年度末まで)であれば、複数回受験することができます。例えば、学科試験に合格して実技試験が不合格だった場合、有効期限内に実技試験だけを何度でも受験可能です。ただし、受験のたびに6,000円の受験料が必要です。
一部合格制度を活用すれば、FP(ファイナンシャルプランナー)2級取得への経済的負担を抑えながら、確実に合格を目指せます。
FP(ファイナンシャルプランナー)2級の受験計画の立て方
FP(ファイナンシャルプランナー)2級のCBT試験導入により、受験計画の立て方も大きく変わりました。随時受験できるメリットを活かした、効率的な受験戦略を考えましょう。FP2級の勉強時間では、学習計画の立て方について詳しく解説しています。
CBT方式を活用した柔軟な受験戦略
CBT試験の最大のメリットは、自分の学習ペースに合わせて受験日を決められることです。従来のペーパー試験では、試験日が固定されていたため、そこに向けて逆算して学習計画を立てる必要がありました。
しかし、CBT試験では学習が完了した段階で受験できます。予定より早く準備が整えば早めに受験し、もう少し時間が必要なら後ろ倒しにすることも可能です。
また、万が一不合格になった場合でも、数ヶ月待つ必要がありません。弱点を補強してすぐに再挑戦できるため、FP(ファイナンシャルプランナー)資格取得までの期間を短縮できます。
学習進度に合わせた試験日設定
効果的な受験計画を立てるポイントをご紹介します。
まず、学習開始から試験日までの期間を3〜6ヶ月程度に設定するのが一般的です。FP3級合格者の場合、2級の学習時間は150〜300時間が目安となります。平日2時間、休日4時間の学習ペースなら、約3〜4ヶ月で到達できます。
学習が順調に進んでいる場合は、早めに受験日を予約しましょう。ただし、あまり余裕を持ちすぎると中だるみが生じるため、少しプレッシャーを感じる程度の日程設定がおすすめです。
過去問演習で合格ラインの60%を安定的に超えられるようになったら、受験のタイミングです。CBT試験では3日前まで変更できるため、まずは仮予約をして学習のモチベーションを維持するのも効果的な戦略です。
3級合格後の受験タイミング
FP3級合格後、どのタイミングでFP2級を受験すべきかは重要な判断ポイントです。
理想的なのは、FP(ファイナンシャルプランナー)3級合格後、できるだけ早くFP2級の学習を開始することです。3級で学んだ基礎知識が記憶に新しいうちに2級に進めば、学習効率が高まります。
具体的には、FP3級合格発表後1〜2ヶ月以内に2級の学習を開始し、3〜4ヶ月後に受験するスケジュールがおすすめです。例えば、5月にFP3級を受験して合格した場合、6月から2級の学習を始め、9月〜10月に2級を受験するイメージです。
仕事や家庭の事情で学習時間が限られている場合は、6ヶ月程度のスケジュールを組んでも問題ありません。大切なのは、無理のない計画を立て、継続的に学習を進めることです。
FP2級の学習計画に関してもっと詳しい記事はこちら
FP2級に必要な勉強時間|3級保持者・初学者別の学習時間と計画の立て方
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FP(ファイナンシャルプランナー)2級の試験日程に関連するよくある質問(FAQ)
Q. FP2級はいつから随時受験できるようになりましたか?
FP(ファイナンシャルプランナー)2級は2025年4月からCBT方式に完全移行し、随時受験が可能になりました。それまでは年3回(5月、9月、1月)のペーパー試験のみでしたが、現在は毎月の配信期間中であればいつでも受験できます。ただし、システムメンテナンスのための休止期間が年に数回あるため、受験前にCBTソリューションズの公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
Q. FP(ファイナンシャルプランナー)2級の試験は年に何回受けられますか?
CBT方式の導入により、受験回数に制限はありません。試験配信期間中であれば、何度でも受験可能です。ただし、各受験には受験料(学科5,700円、実技6,000円)がかかります。FP2級では一部合格制度があり、学科試験または実技試験のどちらか一方に合格すれば、有効期限内(合格した試験実施月の翌々年度末まで)は不合格だった科目のみを受験できます。
Q. FP2級とFP3級は同時に受験できますか?
CBT試験では、同じ日にFP(ファイナンシャルプランナー)2級とFP3級を同時に受験することは可能です。ただし、FP2級には受験資格が必要で、FP3級合格者、AFP認定研修修了者、実務経験2年以上のいずれかの条件を満たす必要があります。そのため、FP3級を受験する日に同時にFP2級を受験するには、AFP認定研修修了または実務経験が必要です。初めてFP資格に挑戦する方は、まずFP3級から始めることをおすすめします。
Q. FP(ファイナンシャルプランナー)2級の申し込みから受験まで何日必要ですか?
CBTソリューションズで予約すれば、申し込みから最短3日後に受験できます。例えば、5月1日に予約した場合、5月4日から受験可能です。ただし、テストセンターの空席状況により希望日時に予約できない場合もあるため、できるだけ早めの予約がおすすめです。特に、平日の夜間や土日は予約が埋まりやすい傾向があります。学習計画が立ったら、早めに仮予約を入れておくとスムーズです。
Q. FP2級の試験日は変更できますか?
試験日の3日前までであれば、日程変更が可能です。CBTソリューションズのマイページから、予約した試験の日時や会場を変更できます。変更手数料は無料で、何度でも変更できます。ただし、試験3日前を過ぎると変更できなくなるため、予定変更がある場合は早めに手続きを行いましょう。FP(ファイナンシャルプランナー)CBT試験のこの柔軟性は、働きながら資格取得を目指す方にとって大きなメリットです。
Q. FP(ファイナンシャルプランナー)2級の合格発表はいつですか?
FP2級の合格発表は、試験を受けた月の翌月中旬に行われます。例えば、6月に受験した場合は7月中旬、11月に受験した場合は12月中旬に結果が分かります。発表はCBTソリューションズのマイページで確認でき、合格者には合格証書が発表日から約2週間後に郵送されます。一部合格の場合も、同じタイミングで一部合格証明書が発行されます。この証明書は次回受験時に必要となるため、大切に保管しましょう。
Q. FP2級のペーパー試験はまだ受けられますか?
FP(ファイナンシャルプランナー)2級のペーパー試験は、2025年1月試験が最後となりました。2025年4月以降は完全にCBT方式に移行しており、ペーパー試験は実施されていません。CBT試験では、コンピュータ画面で問題を解き、マウスやキーボードで解答を入力します。試験内容や難易度はペーパー試験と変わりませんが、操作方法に慣れるため、事前にCBT体験版を試しておくことをおすすめします。
まとめ:FP(ファイナンシャルプランナー)2級のCBT試験を活用して合格を目指そう
本記事では、FP(ファイナンシャルプランナー)2級の試験日程とCBT試験の詳細について解説しました。重要なポイントを改めて確認しましょう。
- 2025年4月から随時受験可能に:FP2級はCBT方式に完全移行し、毎月の配信期間中であれば自由に受験日を選択できるようになりました。申し込みから最短3日後に受験でき、学習ペースに合わせた柔軟な受験計画が立てられます。
- 試験時間と合格発表:学科試験120分、実技試験90分で、試験を受けた月の翌月中旬に合格発表があります。従来のペーパー試験より早く結果が分かるため、次のステップに迅速に進めます。
- 効率的な受験計画:CBT試験では、学習が完了した段階ですぐに受験できます。FP3級合格後は早めにFP2級の学習を開始し、3〜6ヶ月程度の学習期間を設定するのが一般的です。試験3日前まで日程変更も可能なため、無理のない計画を立てられます。
FP(ファイナンシャルプランナー)2級のCBT試験について理解できたら、次は具体的な学習計画を立てましょう。FP2級の勉強時間とFP2級の試験内容を参考に、計画的に進めることをおすすめします。
本記事を通じて、FP2級の試験日程と受験方法の全体像を理解いただけたはずです。CBT試験の利便性を最大限に活用して、FP(ファイナンシャルプランナー)2級合格に向けて一歩を踏み出しましょう。
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