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FP試験の試験時間|学科試験・実技試験の時間配分と解答のコツ

FP(ファイナンシャルプランナー)試験の受験を考えているあなたにとって、試験時間は合格を左右する重要な要素です。「学科試験と実技試験の時間配分はどうすればいいのか」「時間内に解き終わるのか」という不安は、試験時間の特徴を理解し、適切な時間配分のコツを身につけることで解消できます。

本記事では、FP3級・2級・1級それぞれの試験時間、学科試験と実技試験の時間配分のコツ、CBT試験の時間の特徴について、実際の受験データを交えて詳しく解説します。この情報をもとに、FP(ファイナンシャルプランナー)試験当日に落ち着いて実力を発揮できるよう、準備を進めましょう。

この記事を読むとわかること
  • FP3級・2級・1級それぞれの学科試験・実技試験の試験時間
  • CBT試験と筆記試験の時間の違いと活用方法
  • 学科試験・実技試験それぞれの効果的な時間配分のコツ
  • 試験当日のタイムスケジュールと準備のポイント
押さえておきたい3つのポイント
  1. FP試験の時間は級によって異なる:FP3級は学科90分・実技60分、FP2級は学科120分・実技90分、FP1級は学科・実技ともに150分以上と、級が上がるほど試験時間が長くなります。各級の時間設定を理解して、適切な時間配分の練習が必要です。
  2. CBT試験は時間の柔軟性が高い:FP3級と2級のCBT試験では、学科試験と実技試験の開始時間を自分で選べます。同日受験も別日受験も可能なため、自分の学習状況や体調に合わせた受験計画が立てられます。
  3. 時間配分の練習が合格の鍵:FP(ファイナンシャルプランナー)試験、特にFP2級では時間がタイトです。過去問演習で本番と同じ時間設定で解く練習を重ね、1問あたりの目安時間を体感しておくことが、時間切れを防ぐ重要なポイントです。

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目次

FP(ファイナンシャルプランナー)試験の試験時間一覧

FP(ファイナンシャルプランナー)試験の試験時間は、級別や試験方式によって異なります。学科試験と実技試験それぞれに設定された時間を理解することで、効果的な時間配分の計画が立てられます。

3級・2級・1級の試験時間比較

FP技能検定の各級における試験時間は以下の通りです。

FP3級の試験時間

  • 学科試験:90分(CBT試験)
  • 実技試験:60分(CBT試験・筆記試験共通)

FP2級の試験時間

  • 学科試験:120分
  • 実技試験:90分

FP1級の試験時間

  • 学科試験:基礎編150分・応用編150分(合計300分)
  • 実技試験:FP協会150分、きんざい(金融財政事情研究会)は面接(約12分)

級が上がるにつれて試験時間が長くなり、問題の難易度も高くなります。FP3級は比較的時間に余裕がありますが、FP2級以上では時間管理が合格の鍵となります。

学科試験と実技試験の時間

学科試験と実技試験では、試験時間だけでなく問題形式も大きく異なります。

学科試験は、FP3級が60問(CBT化前は30問)、FP2級が60問のマークシート形式です。基礎知識を幅広く問う試験のため、1問あたり1.5分から2分程度で解答する必要があります。

実技試験は、事例に基づいた応用問題が出題されます。FP3級の実技試験は20問(試験実施団体により異なる)、FP2級の実技試験は40問前後が出題され、計算問題も多く含まれるため、学科試験よりも1問あたりの解答時間が長くなります。

CBT試験と筆記試験の違い

FP試験では、試験方式によって時間の使い方に違いがあります。

CBT試験(コンピュータで受験する方式)は、FP3級と2級の学科試験で導入されています。CBT試験では試験開始時間を自分で選べるため、学科試験と実技試験の間隔を自由に調整できます。

筆記試験は、年3回の統一試験日に実施される従来の方式です。学科試験と実技試験の実施時間が固定されており、通常は午前中に学科試験、午後に実技試験が行われます。

FP試験の制度全体については、FP試験の制度と全体像で詳しく解説しています。

試験制度に関してもっと詳しい記事はこちら
FP(ファイナンシャルプランナー)試験とは?試験制度・受験資格・学科試験と実技試験の全体像を解説

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験時間

FP3級の試験時間は、他の級と比べて比較的短く設定されています。初学者でも時間的余裕を持って解答できる設計になっていますが、効率的な時間配分を意識することで、見直しの時間を確保できます。

学科試験90分(CBT化で短縮)

FP3級の学科試験は90分で実施されます。これは2024年4月のCBT化に伴い、従来の120分から短縮された時間設定です。

CBT試験では60問が出題され、1問あたり約1.5分で解答する計算になります。多くの問題は基礎的な知識を問うため、知識があればすぐに解答できますが、迷う問題は後回しにする判断も重要です。

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の学科試験では、時間に余裕を持って解き終わる受験者が多いです。過去問演習で時間感覚を養い、本番では見直しの時間を10分程度確保することをおすすめします。

実技試験60分

FP3級の実技試験は60分で実施されます。試験実施団体によって問題数が異なりますが、日本FP協会では20問、きんざいでは15問程度が出題されます。

実技試験では計算問題が含まれるため、学科試験よりも1問あたりの解答時間が長くなります。電卓を使った計算に時間を取られすぎないよう、普段から電卓操作に慣れておくことが大切です。

FP3級の実技試験は、学科試験で学んだ知識を実践的な場面で活用する力を問います。時間配分としては、全問題を一通り解くのに40-45分、見直しに15-20分を目安にすると良いでしょう。

学科と実技の時間間隔の取り方

CBT試験では、学科試験と実技試験の開始時間を自分で選択できます。同日に両方受験する場合、試験間の休憩時間をどう取るかが重要なポイントです。

おすすめの時間間隔は、最低でも30分、できれば1時間程度です。この時間を使って、軽食を取ったり、実技試験の範囲を軽く復習したりすることで、リフレッシュして次の試験に臨めます。

別日受験も選択肢の一つです。学科試験の結果を受けて実技試験の学習に集中したい場合や、体力的に同日受験が不安な場合は、数日から1週間程度の間隔を空けて受験することも可能です。

FP3級に関してもっと詳しい記事はこちら
FP3級(ファイナンシャルプランナー3級)とは?試験内容・取得メリット・学習方法を徹底解説

FP(ファイナンシャルプランナー)2級の試験時間

FP2級の試験時間は、FP3級よりも長く設定されていますが、問題の難易度が上がるため、時間管理が合格の重要な要素となります。多くの受験者が「時間が足りない」と感じる試験です。

学科試験120分

FP(ファイナンシャルプランナー)2級の学科試験は120分で、60問が出題されます。1問あたり2分の計算になりますが、実際には問題によって解答時間が大きく異なります。

基本的な知識問題は30秒から1分で解答できますが、計算が必要な問題や複雑な事例問題では3分以上かかることもあります。時間配分の目安としては、全問題を一通り解くのに90-100分、見直しに20-30分を確保すると良いでしょう。

FP2級の学科試験では、分からない問題に時間を使いすぎないことが重要です。1問に3分以上かけている場合は、いったん飛ばして次の問題に進む判断が必要です。

実技試験90分

FP2級の実技試験は90分で実施されます。試験実施団体によって問題数は異なりますが、日本FP協会では40問、きんざいでは記述式を含む複数の大問が出題されます。

FP2級の実技試験は、計算問題の割合が高く、問題文も長いため、学科試験以上に時間管理が重要です。特に保険料の計算や相続税の計算など、複数のステップを踏む計算問題では、5分以上かかることもあります。

時間配分の目安は、大問ごとに時間を区切って進めることです。例えば、大問1つにつき15-20分を目安とし、時間がかかりすぎている場合は次の問題に進む判断も必要です。

2級は時間がタイトな試験

FP2級試験の最大の特徴は、時間的余裕がほとんどないことです。特に実技試験では、時間内に全問解き終えられない受験者も少なくありません。

時間が足りなくなる主な原因は以下の3つです。第一に、問題文を丁寧に読みすぎて時間を消費してしまうこと。第二に、計算ミスに気づいて何度もやり直すこと。第三に、難しい問題に時間をかけすぎることです。

これらを防ぐには、過去問演習の段階から時間を計って解く習慣をつけることが不可欠です。本番と同じ時間設定で解く練習を繰り返すことで、時間感覚が養われ、本番でのペース配分がスムーズになります。

FP2級に関してもっと詳しい記事はこちら
FP2級(ファイナンシャルプランナー2級)とは?試験内容・受験資格・合格への道筋を詳しく解説

FP(ファイナンシャルプランナー)1級の試験時間

FP1級の試験時間は、他の級とは比較にならないほど長く、体力と集中力が求められる試験です。1日がかりで行われる長時間試験のため、時間配分だけでなく体調管理も重要になります。

学科試験(基礎編150分・応用編150分)

FP(ファイナンシャルプランナー)1級の学科試験は、基礎編と応用編に分かれており、それぞれ150分、合計300分(5時間)という長時間の試験です。

基礎編はマークシート形式で50問が出題されます。1問あたり3分の計算になりますが、難易度の高い問題が多く、じっくり考える必要があります。時間配分としては、全問解答に120分、見直しに30分を目安とします。

応用編は記述式で、事例に基づく総合問題が5題出題されます。1題あたり30分が目安ですが、複雑な計算や論述を含むため、時間管理が非常に重要です。得意分野から解き始め、難しい問題は後回しにする戦略も有効です。

実技試験(FP協会150分・きんざい面接)

FP1級の実技試験は、試験実施団体によって形式が大きく異なります。

日本FP協会の実技試験は、筆記形式で150分実施されます。資産設計提案業務について、総合的な提案書を作成する形式のため、時間配分を計画的に行う必要があります。問題冊子を見て全体像を把握してから、解答する順序を決めることが推奨されます。

きんざいの実技試験は、口頭試問形式(面接)で約12分実施されます。試験官との対話形式で、FP業務に関する実践的な知識とコミュニケーション能力が問われます。短時間ですが、緊張感のある試験です。

1日がかりの長時間試験

FP1級試験は、学科試験だけで5時間、さらに休憩時間を含めると6-7時間に及ぶ長時間試験です。体力と集中力の維持が合格の重要な要素となります。

長時間の試験に備えて、以下の準備が重要です。まず、試験前日は十分な睡眠を取り、当日は朝食をしっかり食べることです。次に、試験中の軽食や飲み物を用意しておくことで、エネルギー補給ができます。

また、過去問演習でも本番と同じ時間設定で解く練習を行い、長時間の集中力を維持する訓練をしておくことをおすすめします。FP1級試験は知識だけでなく、体力勝負の側面もあることを理解しておきましょう。

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FP1級(ファイナンシャルプランナー1級)とは?試験内容・受験資格・実技試験を完全ガイド

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FP(ファイナンシャルプランナー)試験のCBT試験時間の特徴

CBT試験(Computer Based Testing)は、FP3級と2級の学科試験で導入されている新しい受験方式です。従来の筆記試験と比べて、時間の柔軟性が高く、受験者にとってメリットの多い方式となっています。

自分で開始時間を選べる

CBT試験の最大の特徴は、試験開始時間を自分で選択できることです。FP試験のCBT方式では、試験会場の営業時間内であれば、好きな時間帯に予約して受験できます。

朝型の人は午前中の早い時間帯、夜型の人は午後の遅い時間帯を選ぶことで、自分のパフォーマンスが最も高い時間に試験を受けられます。また、仕事の都合に合わせて平日の夕方や土日に受験することも可能です。

試験予約は先着順のため、人気の時間帯や週末は早めに予約が埋まります。受験を決めたら、早めに希望の日時を予約することをおすすめします。

学科と実技の間隔調整

CBT試験では、学科試験と実技試験を別々に予約できるため、両者の間隔を自由に調整できます。これは、受験計画を柔軟に立てる上で大きなメリットです。

同日受験を選ぶ場合、学科試験の直後に実技試験を予約することも、数時間空けて予約することも可能です。体力に自信がある方や、一気に受験を終わらせたい方は、同日受験がおすすめです。

別日受験を選ぶ場合、学科試験で学んだ内容を実技試験の学習に活かすことができます。FP(ファイナンシャルプランナー)試験では、学科試験の知識が実技試験の基礎になるため、学科試験後に数日から1週間程度の復習期間を設けることで、実技試験の合格率を高められます。

試験時間+15分以上空けることを推奨

学科試験と実技試験を同日に受験する場合、試験時間に加えて準備時間や移動時間を考慮する必要があります。推奨される間隔は、試験時間+15分以上です。

例えば、FP2級の場合、学科試験が120分なので、実技試験の開始時間は学科試験開始から最低でも135分(2時間15分)後に設定します。これに受付や説明時間を加えると、実際には150分(2時間30分)以上の間隔を空けるのが安全です。

余裕を持たせることで、試験終了後にトイレ休憩や軽食を取る時間が確保でき、次の試験に落ち着いて臨めます。時間に追われて焦ることがないよう、十分な間隔を設定しましょう。

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FP試験のCBT方式とは?ネット試験のメリット・申し込み方法・対策のポイント

FP(ファイナンシャルプランナー)学科試験の時間配分のコツ

学科試験で時間不足にならないためには、効率的な時間配分が不可欠です。過去問演習で時間感覚を養い、本番で焦らず解答できるよう準備しましょう。

1問あたりの目安時間

FP学科試験では、級によって1問あたりの目安時間が異なります。これを意識することで、時間配分がスムーズになります。

FP3級学科試験(60問・90分)では、1問あたり1.5分が目安です。基礎的な知識問題が多いため、知っている問題は30秒程度で解答できます。一方、計算問題や複雑な問題には2-3分かかることもあります。

FP2級学科試験(60問・120分)では、1問あたり2分が目安です。ただし、実際には問題によって解答時間に大きな差があります。簡単な問題を1分以内で解き、難しい問題に時間を回す戦略が有効です。

FP1級学科試験の基礎編(50問・150分)では、1問あたり3分が目安です。高度な知識を問う問題が多いため、じっくり考える必要がありますが、分からない問題は潔く飛ばす判断も重要です。

分からない問題は後回し

学科試験で時間不足になる最大の原因は、分からない問題に時間を使いすぎることです。効率的に得点を積み重ねるには、解ける問題から確実に正解することが重要です。

おすすめの解答順序は、まず全問題に目を通し、すぐに解ける問題から解答していく方法です。FP(ファイナンシャルプランナー)試験では、問題の難易度がランダムに配置されているため、最初から順番に解く必要はありません。

分からない問題は、問題番号にチェックを入れて飛ばし、一通り解き終わってから戻って考えます。この方法により、解ける問題を取りこぼすリスクが減り、全体の得点を最大化できます。

見直し時間の確保

学科試験では、必ず見直し時間を確保することが重要です。マークミスや計算ミスを発見できる可能性があり、合格率を高めることができます。

推奨される見直し時間は、FP3級で15-20分、FP2級で20-30分、FP1級で30-40分です。この時間を確保するために、解答時間を調整する必要があります。

見直しでは、まずマークシートの記入ミスがないか確認します。次に、計算問題の計算過程を再チェックし、明らかな間違いがないか確認します。時間があれば、迷った問題を再度考え直すことも有効です。

FP(ファイナンシャルプランナー)実技試験の時間配分のコツ

実技試験は、学科試験よりも1問あたりの解答時間が長く、計算問題の割合も高いため、より綿密な時間配分が必要です。効率的な解答方法を身につけることが合格の鍵となります。

計算問題の時間管理

実技試験では、保険料計算、相続税計算、不動産評価など、複雑な計算問題が多く出題されます。これらの問題に時間を取られすぎないよう、効率的な解答方法を身につけましょう。

計算問題を解く際のポイントは、まず問題文を正確に読み、何を求められているかを明確にすることです。次に、計算の手順を頭の中で整理してから電卓を使い始めます。闇雲に計算を始めると、途中で何を計算しているか分からなくなり、時間を無駄にします。

また、計算ミスを防ぐために、重要な数値は問題用紙にメモを取りながら進めることをおすすめします。FP(ファイナンシャルプランナー)試験では、計算過程が複雑な問題が多いため、このひと手間が正確性を高めます。

2級実技は特に時間厳守

FP2級の実技試験は、受験者の多くが「時間が足りない」と感じる試験です。90分で40問前後を解く必要があり、1問あたり2-2.5分しかありません。

時間内に全問解答するためには、問題の難易度を素早く判断し、難しい問題は後回しにする戦略が不可欠です。特に、計算が複雑で時間がかかりそうな問題は、いったん飛ばして次の問題に進みます。

また、問題文が長い場合は、設問から先に読んで何を問われているかを把握してから問題文を読むと、必要な情報だけを効率的に拾えます。この読み方のテクニックで、時間を節約できます。

解答順序の工夫

実技試験では、問題の解答順序を工夫することで、時間を有効活用できます。おすすめの解答順序は、得意分野や簡単な問題から解いていく方法です。

FP実技試験は、大問ごとに分野が分かれています(ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用など)。自分が得意な分野から解き始めることで、スムーズに解答でき、自信を持って試験に臨めます。

また、各大問の中でも、一目で解けそうな問題から手をつけます。計算が複雑な問題や、じっくり考える必要がある問題は、後回しにして時間を確保します。この戦略により、解ける問題を確実に得点できます。

FP(ファイナンシャルプランナー)試験当日のタイムスケジュール

試験当日は、時間に余裕を持って行動することが、落ち着いて実力を発揮するための重要なポイントです。事前にタイムスケジュールを把握しておきましょう。

試験開始前の準備時間

試験会場には、試験開始時刻の30分前までに到着することをおすすめします。これにより、受付、荷物整理、トイレなどを余裕を持って済ませられます。

筆記試験の場合、試験開始の15-20分前から受付が始まります。受験票と身分証明書を提示し、座席を確認します。座席に着いたら、FP試験の持ち物である電卓や筆記用具を机の上に準備します。

試験開始までの時間は、最後の復習をするよりも、深呼吸をしてリラックスすることをおすすめします。FP(ファイナンシャルプランナー)試験は長時間の試験になるため、落ち着いた状態でスタートすることが重要です。

CBT試験の受付と説明

CBT試験の場合、予約時間の15分前までに試験会場に到着する必要があります。遅刻すると受験できない可能性があるため、時間厳守が重要です。

受付では、本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)を提示します。その後、ロッカーに荷物を預け、試験室に入ります。CBT試験では、筆記用具や電卓は試験会場で貸し出されるため、持ち込む必要はありません。

試験開始前に、コンピュータの操作方法について簡単な説明があります。マウスの使い方、解答の入力方法、画面の進め方などを確認します。分からないことがあれば、試験官に質問できます。

試験終了後の流れ

筆記試験の場合、試験終了時刻になると試験官が解答用紙を回収します。問題用紙は持ち帰れる場合と持ち帰れない場合があるため、試験官の指示に従います。

CBT試験の場合、画面上で最後の問題を解答し、「終了」ボタンを押すと試験が終了します。その場で試験結果(合否)が画面に表示されるため、すぐに結果を知ることができます。ただし、詳細な得点は後日発表されます。

学科試験と実技試験を同日受験する場合、学科試験終了後は休憩時間を有効活用しましょう。軽食を取り、トイレを済ませ、実技試験の範囲を軽く復習することで、次の試験に備えられます。

試験当日の準備に関してもっと詳しい記事はこちら
FP試験当日の持ち物リスト|必須の持ち物・電卓の選び方・忘れ物対策

FP(ファイナンシャルプランナー)試験時間に関連するよくある質問(FAQ)

FP試験の試験時間について、受験者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q. FP3級の試験時間は何分ですか?

FP3級の試験時間は、学科試験が90分、実技試験が60分です。2024年4月のCBT化に伴い、学科試験の時間が従来の120分から90分に短縮されました。実技試験の時間は変更されていません。CBT試験では、学科試験と実技試験を同日に受験することも、別日に受験することも可能です。

Q. FP(ファイナンシャルプランナー)2級の試験時間は足りますか?

FP2級の試験時間は、学科試験が120分、実技試験が90分ですが、多くの受験者が「時間が足りない」と感じています。特に実技試験は計算問題が多く、時間管理が重要です。過去問演習で本番と同じ時間設定で解く練習を重ね、1問あたりの目安時間を体感しておくことで、時間切れのリスクを減らせます。

Q. FP試験の学科と実技はどれくらい時間を空けるべきですか?

CBT試験で学科試験と実技試験を同日受験する場合、最低でも試験時間+15分以上の間隔を空けることをおすすめします。FP(ファイナンシャルプランナー)2級の場合、学科試験120分+準備時間15分=135分が最低ラインですが、実際には2時間30分から3時間程度の間隔を設けると、休憩や軽食の時間が確保できて安心です。

Q. FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験時間が短くなったのはなぜですか?

FP3級の学科試験時間が120分から90分に短縮されたのは、2024年4月のCBT化に伴う変更です。CBT化により問題数が30問から60問に増えましたが、問題の難易度調整により、90分でも十分に解答できる設計になっています。実際、多くの受験者が時間内に余裕を持って解き終えることができています。

Q. FP試験で時間が余ったら途中退出できますか?

CBT試験では、解答が終わった時点で終了ボタンを押せば、試験時間内でも途中退出が可能です。筆記試験の場合、試験実施団体によって途中退出のルールが異なりますが、一般的には試験開始後一定時間(30分から1時間程度)が経過すれば途中退出が認められます。ただし、途中退出した場合は再入室できないため、見直しをしてから退出することをおすすめします。

Q. FP(ファイナンシャルプランナー)試験に遅刻した場合はどうなりますか?

筆記試験の場合、試験開始後20分以内であれば入室を認められることが一般的ですが、それ以降は受験できません。CBT試験の場合、予約時間を15分以上過ぎると受験できない可能性が高いです。いずれの場合も、遅刻すると受験できないか、または受験時間が短くなってしまうため、時間に余裕を持って会場に到着することが重要です。

Q. FP試験の見直し時間はどれくらい必要ですか?

見直し時間は、FP3級で15-20分、FP2級で20-30分、FP1級で30-40分を確保することをおすすめします。見直しでは、マークシートの記入ミス、計算問題の計算ミス、問題文の読み間違いなどをチェックします。FP(ファイナンシャルプランナー)試験では、見直しによって数点から10点程度の得点アップが見込めるため、必ず時間を確保しましょう。

まとめ:FP(ファイナンシャルプランナー)試験の時間配分を理解して効率的に解答しよう

本記事では、FP試験の試験時間について詳しく解説しました。重要なポイントを改めて確認しましょう。

  1. 各級の試験時間を把握する:FP3級は学科90分・実技60分、FP2級は学科120分・実技90分、FP1級は学科・実技ともに150分以上です。級が上がるほど試験時間が長くなり、問題の難易度も高くなるため、それぞれに適した時間配分の戦略が必要です。
  2. 時間配分の練習が合格の鍵:特にFP2級以上では時間管理が重要です。過去問演習で本番と同じ時間設定で解く練習を繰り返し、1問あたりの目安時間を体感することで、本番で焦らず解答できます。分からない問題は後回しにし、解ける問題から確実に得点する戦略が有効です。
  3. CBT試験の柔軟性を活用する:FP(ファイナンシャルプランナー)3級と2級では、CBT試験により学科試験と実技試験の開始時間を自分で選べます。同日受験か別日受験か、自分の学習状況や体調に合わせて最適な受験計画を立てましょう。

FP試験の時間配分を理解できたら、次は実際の過去問演習で時間感覚を養いましょう。FP(ファイナンシャルプランナー)試験の過去問活用法FP試験の効果的な勉強法を参考に、計画的に学習を進めることをおすすめします。

本記事を通じて、FP試験の試験時間と効果的な時間配分のコツを理解いただけたはずです。これらの情報を活用して、FP(ファイナンシャルプランナー)試験合格に向けて、時間を味方につけた学習を進めていきましょう。

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