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電験3種の試験日程・申込方法|試験日・申込期間・手続きを解説

電験3種の試験日程について調べているあなたへ。「試験はいつ実施されるのか」「申込期間はいつなのか」といった疑問は、正確なスケジュール情報を把握することで解決できます。本記事では、2025年度(令和7年度)の電験3種試験日程、申込方法の詳細、CBT方式と筆記方式の違い、受験料や試験会場の情報について、最新データを交えて詳しく解説します。この情報をもとに、電験3種試験合格に向けて、計画的な受験準備を始めましょう。

この記事を読むとわかること

  • 2025年度電験3種試験の正確な試験日程と申込期間
  • インターネット申込と郵送申込の具体的な手順
  • CBT方式と筆記方式の違いと選び方
  • 受験料・試験会場・申込時の注意点

押さえておきたい3つのポイント

  1. 電験3種は年2回受験可能:上期試験(8月)と下期試験(2月~3月)があり、CBT方式と筆記方式から選択できます。申込期間は試験日の3~4ヶ月前に設定されているため、早めの準備が必要です。
  2. CBT方式は受験日を自由に選べる:CBT方式では約2週間の試験期間内で都合の良い日時を選択できます。一方、筆記方式は指定日のみの実施となるため、スケジュール調整が重要です。
  3. 科目合格制度を活用した受験計画が可能:電験3種は科目合格制度があり、合格科目は3年間有効です。申込時に受験科目を選択できるため、戦略的な受験計画を立てられます。

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目次

電験3種の試験日程|2025年度(令和7年度)最新情報

電験3種試験は年2回実施されており、上期試験と下期試験で受験機会が設けられています。2025年度の試験日程を正確に把握することは、学習計画を立てる上で最も重要なステップです。

電験3種試験を実施する電気技術者試験センターでは、CBT方式(Computer Based Testing)と筆記方式の2つの受験方式を提供しています。それぞれの試験日程と特徴について詳しく見ていきましょう。

電験3種の基本的な資格概要については、電験3種とはで詳しく解説しています。

電験3種上期試験の日程(CBT方式・筆記方式)

2025年度上期試験の日程は以下の通りです。

CBT方式(上期)

  • 試験期間:2025年7月24日(木)~8月11日(月)
  • 試験時間:試験期間内で受験者が選択
  • 申込期間:2025年5月14日(水)~6月2日(月)

筆記方式(上期)

  • 試験日:2025年8月24日(日)
  • 試験時間:9時30分~16時30分(科目により異なる)
  • 申込期間:2025年5月14日(水)~6月2日(月)

上期試験は夏季に実施されるため、暑さ対策も考慮した試験会場選びが重要です。CBT方式では空調設備が整ったテストセンターで受験できるため、快適な環境で試験に臨めます。

電験3種下期試験の日程(CBT方式・筆記方式)

2025年度下期試験の日程は以下の通りです。

CBT方式(下期)

  • 試験期間:2026年2月1日(日)~2月17日(火)
  • 試験時間:試験期間内で受験者が選択
  • 申込期間:2025年11月13日(木)~12月3日(水)

筆記方式(下期)

  • 試験日:2026年3月22日(日)
  • 試験時間:9時30分~16時30分(科目により異なる)
  • 申込期間:2025年11月13日(木)~12月3日(水)

下期試験は年度末に実施されるため、仕事の繁忙期と重なる場合があります。受験スケジュールは早めに確認し、職場への報告や休暇申請を計画的に行いましょう。

電験3種試験は年2回実施される

電験3種試験が年2回実施される制度は、受験者にとって大きなメリットとなっています。この制度により、以下のような柔軟な受験計画が可能です。

年2回実施のメリット

  • 学習進捗に応じた受験時期の選択が可能
  • 不合格科目を短期間で再受験できる
  • 科目合格制度と組み合わせた戦略的受験が可能
  • 仕事のスケジュールに合わせた受験計画が立てられる

例えば、上期試験で理論と電力に合格し、下期試験で機械と法規に挑戦するといった計画が立てられます。この場合、約7ヶ月の学習期間で集中的に残り科目の対策ができます。

年2回実施制度を最大限活用するためには、長期的な学習計画が必要です。電験3種の勉強時間では、効率的な学習スケジュールの立て方を解説しています。

電験3種の申込期間と申込方法

電験3種試験の申込期間は試験日の3~4ヶ月前に設定されており、期限内に正確な手続きを完了する必要があります。申込方法にはインターネット申込と郵送申込の2種類があり、それぞれ手順と注意点が異なります。

申込期限を過ぎると受験できなくなるため、余裕を持った申込手続きが重要です。特に郵送申込の場合は、書類の到着日が基準となるため、早めの送付を心がけましょう。

上期試験の申込期間

2025年度上期試験の申込期間は以下の通りです。

申込受付期間

  • 開始日:2025年5月14日(水)10時
  • 締切日:2025年6月2日(月)17時(インターネット申込)
  • 締切日:2025年6月2日(月)消印有効(郵送申込)

申込開始日の10時からインターネット申込が可能になります。受験を希望する方は、この期間内に必ず申込手続きを完了してください。

申込時期の注意点

  • 申込開始直後は申込サイトが混雑する可能性がある
  • 締切日直前も混雑が予想されるため、中旬頃の申込を推奨
  • 郵送申込は書類準備に時間がかかるため、早めの準備が必要
  • 科目免除申請がある場合は、必要書類の準備に余裕を持つ

下期試験の申込期間

2025年度下期試験の申込期間は以下の通りです。

申込受付期間

  • 開始日:2025年11月13日(木)10時
  • 締切日:2025年12月3日(水)17時(インターネット申込)
  • 締切日:2025年12月3日(水)消印有効(郵送申込)

下期試験の申込期間は年末に設定されているため、年末年始の休暇前に手続きを完了させることを推奨します。特に郵送申込の場合、年末の郵便配達状況を考慮して早めに送付しましょう。

インターネット申込の手順

インターネット申込は24時間受付可能で、最も便利な申込方法です。以下の手順で申込を進めます。

手順1:試験センターウェブサイトにアクセス
電気技術者試験センターの公式サイトにアクセスし、「受験申込」ページに進みます。初めて申込む場合は、ユーザー登録が必要です。

手順2:受験情報の入力

  • 氏名・生年月日・住所・電話番号などの基本情報
  • 受験地の選択(CBT方式の場合は希望試験会場)
  • 受験科目の選択(科目免除がある場合は免除科目の申請)
  • 受験方式の選択(CBT方式または筆記方式)

手順3:受験料の支払い
クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込から支払方法を選択します。支払い完了後、受付番号が発行されます。

手順4:申込完了の確認
登録したメールアドレスに申込完了メールが届きます。このメールは受験票が届くまで保管してください。

インターネット申込では、入力ミスをすぐに修正できるメリットがあります。申込完了前に、入力内容を必ず確認しましょう。

郵送申込の手順

郵送申込は書面での手続きとなり、以下の手順で進めます。

手順1:受験案内と申込書の入手
電気技術者試験センターまたは全国の指定書店で受験案内を入手します(有料、800円程度)。受験案内には申込書が同封されています。

手順2:申込書の記入

  • 黒のボールペンで楷書で記入
  • 修正液の使用は不可(訂正は二重線と訂正印)
  • 証明写真の貼付(縦4.5cm×横3.5cm、6ヶ月以内撮影)
  • 科目免除がある場合は、合格科目の受験番号を記入

手順3:受験料の払込
郵便局または銀行で受験料を払い込み、払込受領証を申込書に貼付します。

手順4:申込書類の郵送
必要書類を角形2号封筒に入れ、簡易書留で郵送します。締切日の消印有効となるため、余裕を持って送付しましょう。

手順5:申込受理の確認
申込受理後、約1週間で受理通知が届きます。通知が届かない場合は、試験センターに確認してください。

郵送申込は手続きに時間がかかるため、申込期間開始後すぐに準備を始めることを推奨します。

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電験3種のCBT方式と筆記方式の違い

電験3種試験では、CBT方式と筆記方式の2つの受験方式から選択できます。それぞれの方式には明確な特徴があり、受験者の状況や好みに応じて最適な方式を選ぶことが重要です。

両方式とも試験内容は同一で、出題範囲や難易度に差はありません。合格基準も同じであるため、純粋に受験環境や日程の都合で選択できます。

試験内容の詳細については、電験3種の試験内容で解説しています。

CBT方式のメリット・デメリット

CBT方式は、コンピュータを使用して試験を受ける方式です。全国のテストセンターで実施されています。

CBT方式のメリット

  • 約2週間の試験期間内で受験日時を自由に選べる
  • 全国300ヶ所以上のテストセンターから選択可能
  • 空調完備の快適な環境で受験できる
  • 試験結果が即日または翌日に判明する
  • 個別ブースでの受験のため、他の受験者の動きが気にならない

CBT方式のデメリット

  • コンピュータ画面での問題確認に慣れが必要
  • 計算問題を紙に書いて解く際、スペースが限られる
  • 見直しのための問題へのアクセスがやや不便
  • 受験料が筆記方式より高い(インターネット申込で7,700円)

CBT方式は、仕事の都合で受験日を柔軟に調整したい方や、早く結果を知りたい方に適しています。また、人混みを避けて落ち着いて受験したい方にもおすすめです。

筆記方式のメリット・デメリット

筆記方式は、従来からの紙の問題用紙とマークシートを使用する方式です。

筆記方式のメリット

  • 紙の問題用紙に書き込みながら解ける
  • 従来の資格試験と同じ形式で違和感がない
  • 問題の見直しや確認がしやすい
  • 受験料が比較的安い(インターネット申込で5,200円)
  • 過去問演習と同じ環境で受験できる

筆記方式のデメリット

  • 受験日が1日のみで日程調整の自由度が低い
  • 試験会場が限られており、遠方の場合がある
  • 大人数での受験となり、会場の雰囲気に影響される可能性
  • 結果発表まで約1ヶ月かかる
  • 天候や交通機関の影響を受けやすい

筆記方式は、紙の試験に慣れている方や、従来の試験形式を好む方に適しています。また、受験料を抑えたい方にもおすすめです。

どちらの方式を選ぶべきか

CBT方式と筆記方式のどちらを選ぶかは、以下の判断基準で決めると良いでしょう。

CBT方式がおすすめの人

  • 仕事の都合で受験日を柔軟に調整したい
  • 早く試験結果を知りたい
  • 自宅や職場近くのテストセンターで受験したい
  • 個別ブースでの静かな環境を好む
  • コンピュータ画面での試験に抵抗がない

筆記方式がおすすめの人

  • 紙の問題用紙に書き込みながら解きたい
  • 過去問演習と同じ環境で受験したい
  • 受験料を抑えたい
  • 特定の受験日でもスケジュール調整が可能
  • 従来の試験形式に慣れている

どちらの方式でも合格できる試験内容は同じです。自分の学習スタイルや生活環境に合った方式を選びましょう。

CBT方式と筆記方式の併願は可能か

電験3種試験では、同一試験回でCBT方式と筆記方式の併願はできません。申込時にどちらか一方の方式を選択する必要があります。

ただし、上期試験と下期試験では異なる方式を選択できます。例えば、上期試験でCBT方式を選び、下期試験で筆記方式を選ぶことは可能です。

併願に関する注意点

  • 同一試験回では1つの方式のみ選択可能
  • 申込後の方式変更は原則として不可
  • 上期と下期で異なる方式の選択は可能
  • 科目合格は方式に関係なく有効

初めて受験する方は、まずCBT方式で受験して試験の雰囲気を掴み、次回は筆記方式を試すという方法も考えられます。自分に合った方式を見つけることが、合格への近道となります。

電験3種の受験料と支払方法

電験3種試験の受験料は、申込方法と受験方式によって異なります。受験料の正確な把握と、自分に合った支払方法の選択が重要です。

受験料は試験実施費用に充てられ、返金されないため、申込前に受験の意思をしっかり確認しましょう。

受験料(インターネット申込・郵送申込)

2025年度の受験料は以下の通りです。

インターネット申込の受験料

  • CBT方式:7,700円
  • 筆記方式:5,200円

郵送申込の受験料

  • CBT方式:8,100円
  • 筆記方式:5,600円

インターネット申込の方が400円~500円安く設定されています。また、CBT方式は筆記方式より2,500円高くなっていますが、これはテストセンターの運営費用が含まれているためです。

科目受験の場合の受験料
科目合格制度を利用して一部科目のみ受験する場合でも、受験料は変わりません。1科目受験でも4科目受験でも同じ受験料となります。

支払方法(クレジットカード・コンビニ決済・銀行振込)

インターネット申込では、複数の支払方法から選択できます。

クレジットカード決済

  • 利用可能カード:VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club
  • 支払いタイミング:申込時に即時決済
  • 手数料:無料
  • メリット:手続きが最も簡単で、すぐに申込完了

コンビニ決済

  • 利用可能店舗:セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなど
  • 支払期限:申込後3日以内
  • 手数料:165円~220円程度(金額により異なる)
  • メリット:現金で支払いたい方に便利

銀行振込(インターネットバンキング)

  • 利用可能銀行:主要銀行のインターネットバンキング
  • 支払期限:申込後3日以内
  • 手数料:各銀行の振込手数料に準じる
  • メリット:普段利用している銀行から支払える

郵送申込の支払方法
郵便局または銀行の窓口で払込用紙を使用して支払います。払込受領証を申込書に貼付する必要があります。

受験手数料の注意点

受験料の支払いに関する重要な注意点は以下の通りです。

返金に関する注意点

  • 受験料は原則として返金されない
  • 試験日に受験できなくても返金不可
  • 申込後の方式変更、受験地変更も返金対象外
  • 自然災害による試験中止の場合のみ返金対応あり

支払期限に関する注意点

  • コンビニ決済、銀行振込は申込後3日以内に支払いが必要
  • 期限内に支払いがない場合、申込が自動的にキャンセルされる
  • 再申込する場合、申込期間内であれば可能
  • 申込締切直前の申込は、支払期限に注意

領収書に関する注意点

  • クレジットカード決済の場合、カード会社の利用明細が領収書代わり
  • コンビニ決済、銀行振込の場合、払込受領証が領収書となる
  • 勤務先への提出が必要な場合、事前に確認しておく

受験料の支払いは申込手続きの重要な部分です。確実に支払いを完了し、受付番号を控えておきましょう。

電験3種の試験会場と試験時間

電験3種試験の試験会場と試験時間は、受験方式によって大きく異なります。事前に試験会場の場所や試験当日のスケジュールを確認し、万全の準備で臨みましょう。

試験会場の環境や交通アクセスは、試験当日のパフォーマンスに影響します。可能であれば事前に会場の下見をすることをおすすめします。

全国の試験会場一覧

電験3種試験は全国各地で実施されています。

筆記方式の試験会場(主要都市)

  • 北海道:札幌市
  • 東北:仙台市、青森市、秋田市、山形市、福島市
  • 関東:東京都、横浜市、さいたま市、千葉市、水戸市、宇都宮市、前橋市
  • 中部:名古屋市、静岡市、浜松市、新潟市、富山市、金沢市、福井市、甲府市、長野市、岐阜市
  • 関西:大阪市、京都市、神戸市、奈良市、大津市、和歌山市
  • 中国:広島市、岡山市、山口市、鳥取市、松江市
  • 四国:高松市、松山市、徳島市、高知市
  • 九州:福岡市、北九州市、佐賀市、長崎市、熊本市、大分市、宮崎市、鹿児島市
  • 沖縄:那覇市

筆記方式では、受験地として都道府県または主要都市を選択します。具体的な試験会場は、受験票で通知されます。

CBT方式の試験会場
CBT方式では、全国約300ヶ所のテストセンターから選択できます。主要なテストセンター運営会社は、プロメトリック社とピアソンVUE社です。

テストセンターは、駅近くのビルや商業施設内に設置されていることが多く、アクセスしやすい立地となっています。

CBT方式の試験会場の選び方

CBT方式では、受験者が試験会場を選択できるメリットがあります。以下のポイントで会場を選びましょう。

会場選択のポイント

  • アクセスの良さ:自宅や職場から通いやすい場所を選ぶ
  • 交通手段の確保:電車、バス、車など、確実に到着できる手段がある場所
  • 試験実施時間:希望する時間帯に実施している会場を選ぶ
  • 設備の充実度:空調、照明、静音性などの環境
  • 予約の取りやすさ:人気の会場は早めに予約が埋まる可能性

会場予約の手順

  1. 試験申込時に第1希望~第3希望の会場を選択
  2. 申込後、試験日時の予約サイトにアクセス
  3. 希望する日時と会場の空き状況を確認
  4. 予約を確定し、受験票を確認

人気の高い会場や土日の時間帯は早めに予約が埋まります。申込完了後は速やかに試験日時の予約を行いましょう。

試験当日のタイムスケジュール

試験当日のスケジュールは、受験方式によって異なります。

筆記方式のタイムスケジュール

  • 8時30分~9時00分:受付・入場
  • 9時00分~9時30分:試験説明・受験上の注意
  • 9時30分~11時00分:理論(90分)
  • 11時00分~11時30分:休憩
  • 11時30分~13時00分:電力(90分)
  • 13時00分~14時00分:昼休憩
  • 14時00分~15時30分:機械(90分)
  • 15時30分~16時00分:休憩
  • 16時00分~17時05分:法規(65分)

筆記方式では、4科目を1日で受験します。長時間の試験となるため、体調管理と集中力の維持が重要です。

CBT方式のタイムスケジュール

  • 試験開始15分前:テストセンター到着推奨
  • 本人確認・受付:試験開始前に完了
  • 各科目90分(法規のみ65分)
  • 科目間の休憩:5~10分程度
  • 全科目終了まで:約6時間

CBT方式でも、原則として4科目を連続で受験します。ただし、一部のテストセンターでは、科目ごとに日程を分けて受験できる場合もあります。

試験会場の変更は可能か

試験会場の変更に関するルールは以下の通りです。

筆記方式の会場変更
申込後の試験会場変更は原則として認められていません。受験地(都道府県)の変更も不可となります。

例外的に、以下の場合のみ変更が認められる可能性があります。

  • 試験センター側の都合による会場変更
  • 自然災害等のやむを得ない事情
  • その他、試験センターが認める特別な理由

CBT方式の会場変更
CBT方式では、予約済みの試験日時を変更できる場合があります。ただし、変更には期限があり、試験日の数日前までに手続きが必要です。

変更可能な範囲は、同一試験期間内の日時と会場に限られます。試験期間を跨いだ変更はできません。

会場変更の注意点

  • 変更手続きには期限がある
  • 変更回数に制限がある場合がある
  • 人気の会場は変更先の空きがない可能性
  • 変更手数料が発生する場合がある

会場選択は慎重に行い、確実に受験できる会場を選びましょう。やむを得ず変更が必要な場合は、早めに試験センターに連絡してください。

電験3種申込から受験までの流れ

電験3種試験の申込から受験、結果発表までの全体の流れを把握しておくことで、スムーズな受験準備ができます。各ステップで必要な対応を確実に行いましょう。

計画的な準備が合格への第一歩となります。申込から受験までの期間を有効に活用し、十分な試験対策を行いましょう。

電験3種の勉強時間では、効率的な学習計画の立て方を詳しく解説しています。

受験申込(インターネット・郵送)

受験申込は、試験準備の最初のステップです。

申込準備(申込開始前)

  • 受験する試験回の決定(上期または下期)
  • 受験方式の検討(CBT方式または筆記方式)
  • 受験科目の確認(科目免除がある場合は合格証明書の準備)
  • 受験料の準備

申込手続き(申込期間中)

  • インターネット申込または郵送申込の選択
  • 必要事項の入力・記入
  • 受験料の支払い
  • 申込完了の確認(受付番号の保管)

申込期間は約3週間と限られているため、期間開始後早めに手続きを完了させることを推奨します。

受験票の受け取りと確認

受験票は、試験の約2週間前に発送されます。

受験票の受け取り時期

  • 筆記方式:試験日の約2週間前
  • CBT方式:試験期間の約2週間前

受験票で確認すべき項目

  • 氏名・生年月日の正誤
  • 受験番号
  • 試験会場(筆記方式)または予約サイトのURL(CBT方式)
  • 受験科目
  • 試験日時(筆記方式)

受験票が届かない場合の対応
試験日の1週間前になっても受験票が届かない場合は、直ちに電気技術者試験センターに連絡してください。

連絡方法:

  • 電話:試験センターの受験相談窓口
  • メール:公式サイトの問い合わせフォーム
  • 必要情報:氏名、生年月日、受付番号

受験票を紛失した場合も、試験センターに連絡することで再発行が可能です。

試験当日の持ち物と準備

試験当日に必要な持ち物と準備事項は以下の通りです。

必須の持ち物

  • 受験票(絶対に忘れないこと)
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
  • 筆記用具(HBまたはBの鉛筆・シャープペンシル、消しゴム)
  • 時計(スマートウォッチ不可、筆記方式の場合)

推奨される持ち物

  • 電卓(関数電卓は不可、四則演算と√機能のみのもの)
  • 昼食・飲み物(筆記方式の場合)
  • マスク(任意、ただし推奨)
  • ティッシュ、ハンカチ
  • 羽織るもの(会場の空調対策)

禁止されている持ち物

  • スマートフォン、携帯電話(電源OFF、かばんに収納)
  • 参考書、ノート類
  • 通信機能付き時計
  • 他の受験者の迷惑となる物品

試験当日の準備

  • 前日は十分な睡眠を取る
  • 余裕を持って会場に到着する(30分前推奨)
  • 試験会場の場所を事前確認
  • 交通手段の確認(遅延の可能性も考慮)

試験結果の発表時期

試験結果の発表時期は、受験方式によって異なります。

CBT方式の結果発表

  • 試験終了後、即日または翌営業日に結果判明
  • マイページにログインして確認
  • 合格証明書は約1ヶ月後に郵送

筆記方式の結果発表

  • 試験日から約1ヶ月後
  • 試験センターのウェブサイトで合格者受験番号を公開
  • 受験者全員に結果通知書を郵送
  • 合格者には合格証明書も同封

結果発表日の例(2025年度)

  • 上期試験(筆記方式):2025年9月下旬予定
  • 下期試験(筆記方式):2026年4月下旬予定

科目合格の確認
全科目合格できなかった場合でも、科目合格制度により、合格した科目は3年間有効です。結果通知書で合格科目を確認し、次回の受験計画を立てましょう。

試験対策については、電験3種の過去問活用法で詳しく解説しています。

電験3種申込時の注意点

電験3種試験の申込時には、いくつかの重要な注意点があります。これらを確認し、申込ミスを防ぐことが大切です。

申込ミスは受験機会の損失につながるため、慎重な手続きが必要です。以下の注意点を必ず確認してください。

申込期限に遅れないようにする

申込期限を過ぎると、いかなる理由があっても受験できません。

申込期限管理のポイント

  • 申込開始日をカレンダーに記入
  • 申込期間の中旬頃を目標に設定
  • リマインダー機能を活用
  • 郵送申込は消印日付に注意

申込を忘れないための対策

  • スマートフォンのアラーム設定
  • 勉強仲間との相互確認
  • 会社の休暇申請と同時に申込手続き
  • 申込開始日にすぐ手続きできるよう事前準備

申込期限の締切日は17時(インターネット申込)です。当日の申込は避け、余裕を持って手続きを完了させましょう。

科目選択を間違えないようにする

科目選択のミスは、受験機会の無駄につながります。

科目選択の確認ポイント

  • 全科目受験か、一部科目受験かを明確にする
  • 科目免除がある場合、免除科目を正しく申請
  • 過去の合格科目を確認(合格証明書で確認)
  • 入力後、必ず確認画面で再チェック

科目免除申請の注意点

  • 科目合格の有効期限を確認(3年間)
  • 合格科目の受験番号を正確に入力
  • 免除申請を忘れると、全科目受験となる
  • 郵送申込の場合、合格証明書の写しを添付

科目選択は申込後の変更ができません。特に科目免除申請は慎重に行いましょう。

受験票は必ず保管する

受験票は試験当日の入場に必須の書類です。

受験票の管理方法

  • 届いたらすぐに内容を確認
  • 試験日まで安全な場所に保管
  • コピーまたは写真を撮って保存
  • 試験前日に準備物と一緒に用意

受験票記載事項の確認

  • 氏名・生年月日に誤りがないか
  • 受験番号が正しいか
  • 試験会場・日時が希望通りか
  • 受験科目が正しいか

記載内容に誤りがある場合は、直ちに試験センターに連絡してください。試験当日の訂正は原則として認められません。

試験会場の下見をしておく

試験会場の下見は、当日のトラブルを防ぐために有効です。

下見で確認すべき事項

  • 最寄り駅からの経路と所要時間
  • バス利用の場合、バス停の位置と時刻表
  • 車の場合、駐車場の有無と料金
  • 会場の建物と入口の位置
  • 周辺の飲食店やコンビニ

下見のタイミング

  • 受験票到着後、試験日の1~2週間前
  • できれば試験と同じ曜日・時間帯
  • 交通機関の混雑状況も確認

下見が難しい場合の対策

  • Googleマップのストリートビューで確認
  • 試験センターのウェブサイトで会場案内を確認
  • 当日は通常より早めに出発
  • 会場の電話番号を控えておく

特に初めて受験する会場の場合、下見をしておくことで当日の不安を軽減できます。

電験3種の科目合格制度と申込への影響

電験3種試験には科目合格制度があり、申込時の科目選択に大きく影響します。この制度を理解し、効果的に活用することが合格への近道となります。

科目合格制度は、働きながら資格取得を目指す方にとって非常に有利な制度です。計画的に活用しましょう。

科目合格制度とは

科目合格制度は、一度に全科目合格できなくても、合格した科目の成績を一定期間保持できる制度です。

科目合格制度の概要

  • 合格科目は3年間有効
  • 有効期間内に残りの科目に合格すれば資格取得
  • 4科目を複数回に分けて合格できる
  • 戦略的な受験計画が可能

科目合格の判定基準

  • 各科目60点以上で合格(100点満点)
  • 科目ごとに独立して判定
  • 全科目同時合格の必要はない

制度活用の具体例

  • 1年目:理論と電力に合格
  • 2年目:機械に合格
  • 3年目:法規に合格 → 資格取得

このように、3年間かけて段階的に合格することが可能です。

科目免除申請の方法

科目合格制度を利用するには、申込時に科目免除申請が必要です。

インターネット申込での免除申請

  1. 申込画面で「科目免除あり」を選択
  2. 過去の合格科目の受験番号を入力
  3. 合格した試験回(年度・上期/下期)を選択
  4. 受験する科目のみにチェックを入れる

郵送申込での免除申請

  1. 申込書の「科目免除」欄に記入
  2. 過去の合格科目の受験番号を記入
  3. 科目合格証明書の写しを添付
  4. 受験する科目のみにマークする

免除申請の注意点

  • 免除申請を忘れると全科目受験となる
  • 受験料は受験科目数に関わらず一定
  • 免除科目を誤って受験しても成績は無効
  • 有効期限切れの科目は免除されない

科目免除申請は、受験計画の重要な要素です。必ず正確に申請しましょう。

科目合格の有効期間(3年間)

科目合格の有効期間は、合格した年度を含めて3年間です。

有効期間の計算方法

  • 合格年度を1年目として起算
  • 翌年を2年目、翌々年を3年目とカウント
  • 4年目以降は無効となる

有効期間の具体例
2024年度上期試験で理論に合格した場合:

  • 2024年度:1年目(合格年度)
  • 2025年度:2年目(有効)
  • 2026年度:3年目(有効)
  • 2027年度:無効

2026年度までに残り3科目に合格する必要があります。

有効期間管理のポイント

  • 合格科目と有効期限を一覧表で管理
  • カレンダーに期限を記入
  • 年2回の受験機会を最大限活用
  • 期限が近い場合は優先的に受験

有効期限が切れそうな場合の対策

  • 残り科目を優先的に学習
  • 通信講座の活用を検討
  • 学習時間の確保を最優先
  • 必要に応じて仕事の調整

科目合格の有効期限を過ぎると、再度その科目を受験する必要があります。計画的な受験スケジュールを立て、期限内に全科目合格を目指しましょう。

電験3種の難易度と合格率については、電験3種の難易度で詳しく解説しています。

電験3種に関連するよくある質問(FAQ)

電験3種試験の申込や受験に関して、受験者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q. 電験3種の申込はいつから始まりますか?

電験3種の申込期間は、年2回の試験それぞれに設定されています。

2025年度の申込期間は以下の通りです。

上期試験の申込期間

  • 開始:2025年5月14日(水)10時
  • 終了:2025年6月2日(月)17時

下期試験の申込期間

  • 開始:2025年11月13日(木)10時
  • 終了:2025年12月3日(水)17時

申込期間は約3週間です。電気技術者試験センターの公式サイトで最新情報を確認し、開始日になったらすぐに申込手続きができるよう準備しておきましょう。

Q. 電験3種のCBT方式と筆記方式は同時に申込できますか?

いいえ、同一試験回でCBT方式と筆記方式の両方に申込むことはできません。

申込時にどちらか一方の受験方式を選択する必要があります。ただし、上期試験と下期試験では異なる方式を選択できます。

例えば、以下のような受験計画が可能です。

  • 上期試験:CBT方式で理論・電力を受験
  • 下期試験:筆記方式で機械・法規を受験

自分の学習スタイルや生活環境に合わせて、最適な方式を選びましょう。

Q. 電験3種の受験料は返金されますか?

原則として、電験3種の受験料は返金されません。

返金されない主なケース

  • 申込後に受験を取りやめた場合
  • 試験当日に欠席した場合
  • 申込内容を間違えた場合
  • 受験方式や受験地を変更したい場合

例外的に返金される場合

  • 試験センター側の都合による試験中止
  • 自然災害による試験中止
  • その他、試験センターが認める特別な事情

受験料は決して安くありません。申込前に受験の意思を固め、試験日のスケジュールを確実に確保してから申込むことをおすすめします。

Q. 電験3種の試験会場は自分で選べますか?

試験会場の選択可否は、受験方式によって異なります。

CBT方式の場合
全国約300ヶ所のテストセンターから、自分で試験会場を選択できます。自宅や職場に近い便利な場所を選べるメリットがあります。

ただし、人気の高い会場は予約が早く埋まる可能性があるため、申込後は速やかに会場予約を行いましょう。

筆記方式の場合
受験地(都道府県または主要都市)は選択できますが、具体的な試験会場は試験センターが指定します。試験会場は受験票で通知されます。

受験地の希望は申込時に選択できますが、会場の詳細な場所は選べません。

Q. 電験3種の受験票が届かない場合はどうすればいいですか?

受験票は試験日の約2週間前に発送されます。試験日の1週間前になっても届かない場合は、直ちに電気技術者試験センターに連絡してください。

連絡方法

  • 電話:試験センターの受験相談窓口(平日9時~17時)
  • メール:公式サイトの問い合わせフォーム

連絡時に必要な情報

  • 氏名(フルネーム)
  • 生年月日
  • 受付番号(申込完了時に発行された番号)
  • 連絡先電話番号

受験票が届かない原因として、住所の記入ミスや引越しによる住所変更などが考えられます。申込時には正確な住所を記入し、引越しの予定がある場合は事前に試験センターに連絡しましょう。

Q. 電験3種は科目ごとに別日で受験できますか?

原則として、電験3種試験は1日で全受験科目を受験する必要があります。

筆記方式の場合
4科目全てを試験日当日に連続して受験します。科目ごとに日程を分けることはできません。

CBT方式の場合
基本的には1日で全科目を受験しますが、一部のテストセンターでは科目ごとに日程を分けて受験できる場合があります。ただし、同一試験期間内に全科目の受験を完了する必要があります。

科目ごとの受験が可能かどうかは、申込時の案内または試験センターに問い合わせて確認してください。

科目合格制度を活用すれば、複数回の試験に分けて段階的に合格することが可能です。1回の試験で全科目合格を目指す必要はありません。

Q. 電験3種の申込後に受験地を変更できますか?

申込後の受験地変更は、原則として認められていません。

変更できない事項

  • 受験地(都道府県・地域)
  • 受験方式(CBT方式⇔筆記方式)
  • 受験科目(追加・削除)
  • 氏名・生年月日などの個人情報

例外的に変更が認められる場合

  • 試験センター側の都合による変更
  • 自然災害等のやむを得ない事情
  • 試験センターが特別に認める事由

受験地や受験方式の選択は慎重に行いましょう。申込前に、試験日のスケジュールと会場へのアクセスを十分に確認することをおすすめします。

やむを得ない事情で変更が必要な場合は、できるだけ早く試験センターに相談してください。

まとめ:電験3種試験は計画的な申込とスケジュール管理が重要

電験3種試験の日程と申込方法について、重要なポイントを振り返りましょう。

本記事の要点

  • 電験3種試験は年2回(上期・下期)実施され、CBT方式と筆記方式から選択可能
  • 申込期間は試験日の3~4ヶ月前で、インターネット申込が便利で受験料も安い
  • CBT方式は受験日時を自由に選べるメリットがあり、筆記方式は従来の試験形式で安心感がある
  • 受験料はCBT方式で7,700円、筆記方式で5,200円(インターネット申込の場合)
  • 科目合格制度を活用すれば、3年間で段階的に全科目合格を目指せる
  • 申込期限に遅れない、科目選択を間違えない、受験票を確実に保管することが重要

電験3種試験の合格には、適切な申込手続きと計画的な学習スケジュール管理が不可欠です。本記事で紹介した試験日程、申込方法、注意点を参考に、自分に合った受験計画を立ててください。

年2回の受験機会と科目合格制度を最大限活用することで、働きながらでも無理なく資格取得を目指せます。申込から受験までの流れを理解し、万全の準備で試験に臨みましょう。

電験3種の資格取得は、電気技術者としてのキャリアを大きく広げる重要なステップです。計画的な申込と着実な学習で、合格を掴み取りましょう。

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