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TAC公認会計士講座の評判・料金・合格実績を徹底比較

TAC公認会計士講座について調べているあなたへ。「どの予備校を選べば合格できるのか」という疑問は、各校の特徴と実績を正確に理解することで解決できます。

本記事では、TAC公認会計士講座の合格実績、独自の強みである合格者講師主義とスケールメリット、具体的なコース料金と費用対効果について、最新データを交えて詳しく解説します。この情報をもとに、公認会計士試験合格に向けて、最適な予備校選びを実現しましょう。

この記事を読むとわかること
  • TAC公認会計士講座の合格実績と業界での位置づけ
  • 合格者講師主義とスケールメリットの具体的な優位性
  • コース体系と料金の詳細、他校との比較ポイント
  • 自分に合った学習スタイルの選び方
押さえておきたい3つのポイント
  1. 合格実績の圧倒的な信頼性:TAC本科生の合格率71.7%、2024年合格者数335名という実績は、累計合格者10,000名突破という長年の指導ノウハウの証です。
  2. 合格者講師主義の質の高さ:全講師が公認会計士試験合格者であり、自身の経験に基づいた実践的な指導を受けられるため、効率的な学習が可能です。
  3. スケールメリットによる優位性:全国展開する最大級規模の予備校として、受験生母集団の大きさを活かした正確な実力把握と、同じ目標を持つ仲間との切磋琢磨ができる環境が整っています。

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目次

TAC公認会計士(CPA)講座とは

TAC公認会計士講座は、資格の学校TACが提供する公認会計士試験対策の専門講座です。1980年の創立以来、40年以上にわたって公認会計士試験の受験指導を行い、業界最大級の合格者数を輩出してきました。

TACは公認会計士試験における信頼と実績を誇る予備校として、多くの受験生から支持を集めています。全国主要都市に校舎を展開し、通学講座とWeb通信講座の両方を提供することで、受験生の多様な学習スタイルに対応しています。

TACの歴史と業界での位置づけ

TACは1980年に東京で創立され、公認会計士試験の受験指導を中心に事業を展開してきました。創立当初から「合格者講師主義」という独自の指導方針を掲げ、実際に試験に合格した講師による実践的な指導を提供しています。

40年以上の歴史の中で、TACは公認会計士試験対策の専門予備校として確固たる地位を築いてきました。大手資格予備校の中でも特に公認会計士試験に強く、毎年多くの合格者を輩出することで業界内での信頼を獲得しています。

全国展開する最大級規模の予備校

TACは東京・大阪・名古屋・福岡をはじめとする全国主要都市に校舎を展開し、公認会計士試験対策の予備校として最大級の規模を誇ります。この全国ネットワークにより、地方在住の受験生も質の高い講義を受けられる環境が整っています。

校舎数の多さは単なる規模の大きさだけでなく、受験生にとって重要なメリットをもたらします。自宅や職場から通いやすい校舎を選べることで、継続的な学習が可能になり、通学時間の節約にもつながります。また、各校舎には自習室が完備されており、集中して学習できる環境が確保されています。

公認会計士試験における信頼と実績

TACは公認会計士試験において長年にわたって高い合格実績を維持しており、受験生からの信頼が厚い予備校です。毎年発表される合格者数では常に上位にランクインし、特にTAC本科生の合格率は全国平均を大きく上回っています。

この信頼の背景には、徹底した試験傾向の分析と、それに基づいた戦略的なカリキュラム設計があります。TACの講師陣は毎年の試験問題を詳細に分析し、最新の出題傾向を教材や講義内容に反映させています。また、長年蓄積された合格ノウハウを体系化し、効率的な学習方法として受験生に提供しています。

公認会計士試験に関してもっと詳しい記事はこちら
公認会計士試験とは?試験制度・受験資格・科目を詳しく解説

公認会計士(CPA)試験におけるTACの合格実績

TACは公認会計士試験において圧倒的な合格実績を誇り、その数字が予備校選びの重要な判断材料となります。2024年度の最新データに基づいて、TACの合格実績を詳しく見ていきましょう。

公認会計士試験は難関国家資格として知られ、合格率は例年10%前後で推移しています。その中でTACは一貫して高い合格者数を輩出し続けており、公認会計士試験対策の代表的な予備校としての地位を確立しています。

2024年合格者数335名の実績

2024年度の公認会計士試験において、TACは335名の合格者を輩出しました。この数字は、TAC本科生として1年以上の講座を受講した受験生の合格者数です。

335名という合格者数は、公認会計士試験全体の合格者数に対して大きな割合を占めており、TACの指導力の高さを示しています。これは単に受講生数が多いだけでなく、効果的な指導方法と充実したサポート体制によって実現された数字です。

合格者の内訳を見ると、初学者からの一発合格者も多く含まれています。また、働きながら合格を目指す社会人受験生や、大学在学中に合格した学生など、多様な背景を持つ合格者がいることもTACの特徴です。

累計合格者10,000名突破の意味

TACは1980年の創立以来、累計で10,000名を超える公認会計士試験合格者を輩出してきました。この数字は40年以上にわたる指導実績の積み重ねであり、TACの教育ノウハウの確かさを証明しています。

累計合格者10,000名という数字が持つ意味は、単なる合格者数の多さだけではありません。長年にわたって安定的に合格者を輩出し続けてきたという事実は、TACのカリキュラムと指導方法が時代の変化に対応しながらも、一貫して高い質を保ち続けてきたことを示しています。

また、これだけ多くの合格者を輩出してきたことで、TACには膨大な合格データと成功事例が蓄積されています。この データは新しい教材開発やカリキュラム改善に活用され、常に最新の試験傾向に対応した指導を提供することを可能にしています。

TAC本科生合格率71.7%の内訳

TACが公表している本科生合格率71.7%は、TAC本科生として1年以上の講座を受講し、かつ論文式試験を受験した受験生のうち、合格した人の割合です。この数字は公認会計士試験全体の合格率と比較して非常に高い水準にあります。

この高い合格率の背景には、TACの体系的なカリキュラムと充実したサポート体制があります。入門期から上級期、答練期まで段階的に実力を養成するカリキュラムは、初学者でも着実に合格レベルまで到達できるよう設計されています。

ただし、この合格率は全受講生ではなく、一定の条件を満たした本科生のみを対象とした数字である点に注意が必要です。短期コースの受講生や、途中で学習を中断した受験生は含まれていません。それでも、真剣に学習に取り組む受験生にとっては、71.7%という合格率は大きな励みとなる数字です。

成績上位者の輩出実績

TACは単に合格者数が多いだけでなく、成績上位者も多数輩出しています。毎年発表される公認会計士試験の成績上位者の中には、TAC受講生が多く含まれており、質の高い指導が成績にも表れています。

成績上位での合格は、就職活動において有利に働くことが多く、大手監査法人への就職や希望する部門への配属につながる可能性が高まります。TACの講師陣は受験生の実力を最大限に引き出す指導を心がけており、上位合格を目指す受験生にとっても最適な学習環境を提供しています。

また、TAC主催の公開模試において成績優秀者となった受験生の多くが、本試験でも好成績を収めています。これは、TACの模試が本試験の傾向を的確に捉えており、実力を正確に測定できることを示しています。

公認会計士試験の合格率に関してもっと詳しい記事はこちら
公認会計士試験の合格率推移と短答式・論文式の傾向分析

TAC公認会計士(CPA)講座の3つの強み

TACが長年にわたって高い合格実績を維持できている理由は、他の予備校にはない独自の3つの強みにあります。これらの強みは相互に関連し合い、受験生に最高の学習環境を提供しています。

公認会計士試験は難関試験であり、独学での合格は非常に困難です。予備校選びは合格への重要な第一歩となるため、各校の特徴を正確に理解することが大切です。

合格者講師主義とは

TACの最大の特徴が「合格者講師主義」という指導方針です。これは、全ての講師が公認会計士試験に実際に合格した公認会計士であるという原則を指します。

合格者講師主義のメリットは、講師自身が試験の難しさを経験しているため、受験生の悩みや不安を理解し、的確なアドバイスができることです。また、自身の合格体験に基づいた効率的な学習方法を伝授できるため、受験生は遠回りすることなく最短距離で合格を目指せます。

他の予備校では、必ずしも全講師が試験合格者でない場合もあります。TACの合格者講師主義は、指導の質を担保する重要な方針として、創立当初から一貫して守られています。

スケールメリットが生む3つの優位性

TACは全国展開する最大級規模の予備校として、スケールメリットによる3つの優位性を受験生に提供しています。

第一の優位性は、受験生母集団の大きさです。多くの受験生が集まることで、模試の信頼性が高まり、自分の実力を正確に把握できます。また、「TAC生が解けない問題は合否に影響しない」という理論が働き、学習の優先順位を適切に判断できるようになります。

第二の優位性は、情報量の多さです。多くの合格者を輩出してきた実績により、膨大な合格データと成功事例が蓄積されています。これらの情報は教材開発やカリキュラム改善に活用され、常に最新の試験傾向に対応した指導が可能になっています。

第三の優位性は、学習環境の充実です。全国各地の校舎に自習室が完備され、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境が整っています。孤独になりがちな受験勉強において、仲間の存在は大きなモチベーションとなります。

タイムパフォーマンス重視の学習法

TACのカリキュラムは「タイムパフォーマンス」を重視して設計されています。公認会計士試験は範囲が広く、全てを完璧に学習しようとすると膨大な時間がかかります。TACでは、過去の試験データを徹底的に分析し、出題頻度の高い重要論点に学習時間を集中させることで、効率的な合格を目指します。

教材も同様にタイムパフォーマンスを意識して作成されています。必要十分な知識を厳選して掲載することで、受験生は無駄な時間をかけずに合格レベルに到達できます。特に働きながら学習する社会人受験生にとって、この効率性は大きなメリットとなります。

また、TACでは「アクセス答練」という問題演習プログラムを提供しています。これは短時間で多くの問題を解くことで、知識の定着と解答スピードの向上を図るものです。限られた時間を最大限に活用する学習法として、多くの受験生から支持を得ています。

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TAC公認会計士の合格者講師主義の特徴

合格者講師主義はTACの指導方針の根幹をなすものであり、他の予備校との明確な差別化要因となっています。この方針がもたらす具体的なメリットを、4つの観点から詳しく見ていきましょう。

公認会計士試験の指導において、講師の質は合格率に直結する最も重要な要素の一つです。TACが長年にわたって高い合格実績を維持できているのは、この合格者講師主義による質の高い指導があるからです。

全講師が公認会計士試験合格者

TACでは、公認会計士講座を担当する全ての講師が、実際に公認会計士試験に合格した公認会計士です。この原則は創立以来一貫して守られており、指導の質を担保する最も重要な方針となっています。

全講師が合格者であることの最大のメリットは、試験の本質を理解した指導ができることです。公認会計士試験は単なる知識の暗記では合格できず、知識を実際の問題に応用する能力が求められます。自身が試験を経験した講師だからこそ、どのような知識がどのように問われるのかを熟知しており、実践的な指導が可能になります。

また、試験の難しさを身をもって知っている講師だからこそ、受験生の悩みや不安に寄り添った指導ができます。「この時期にこの論点が理解できないのは普通です」「この問題が解けなくても大丈夫です」といった言葉は、実際に同じ道を歩んできた講師だからこそ説得力があります。

講師自身の経験に基づく講義

TACの講師は、自身の受験経験を講義に活かしています。どの論点で苦労したか、どのような勉強方法が効果的だったか、本試験でどのような問題が出題されたかなど、実体験に基づいた具体的なアドバイスを提供できます。

特に、失敗経験の共有は受験生にとって貴重な情報です。「この論点を軽視したために苦労した」「この問題の解き方を間違えて時間を無駄にした」といった経験談は、受験生が同じ失敗を繰り返さないための重要な教訓となります。

また、講師自身がTAC出身であるケースも多く、TACのカリキュラムの特徴を熟知しています。そのため、「この時期にこの教材をどのように使えば良いか」「この答練でどのくらいの点数を取れば合格ラインか」といった、TAC特有のノウハウを的確に伝えることができます。

合格者が教材を作成する意義

TACの教材は、実際に試験に合格した講師陣によって作成されています。これは単に内容が正確であるというだけでなく、受験生が実際に使いやすい教材になっていることを意味します。

試験合格者が教材を作成することで、出題頻度の高い重要論点を的確に抽出し、効率的に学習できる構成になっています。また、理解しにくい論点については、自身が苦労した経験を踏まえて、わかりやすい説明や図解を工夫しています。

毎年の試験終了後、講師陣は直ちに問題分析を行い、新しい出題傾向や重要論点の変化を確認します。この分析結果は速やかに教材に反映され、常に最新の試験傾向に対応した内容が提供されます。この迅速な対応力も、試験を熟知した合格者が教材作成に携わっているからこそ可能になります。

監査実務経験者の講師陣

TACの講師の中には、公認会計士として監査法人やコンサルティングファームで実務経験を積んだ後、講師として教壇に立っている人も多くいます。実務経験者による指導は、試験対策としてだけでなく、合格後のキャリアを見据えた学習にもつながります。

監査実務の現場で実際に使われている知識や考え方を講義に織り交ぜることで、受験生は単なる試験対策にとどまらない、実践的な知識を身につけることができます。「この会計基準は実務でこのように適用されます」「この監査手続は実際の監査現場ではこのように行われます」といった説明は、試験勉強のモチベーション向上にもつながります。

また、実務経験者の講師は、合格後の就職活動や実務補習所、修了考査についても具体的なアドバイスができます。試験合格はゴールではなくスタートであり、その先のキャリアを見据えた指導ができることも、TAC講師陣の大きな強みです。

TACのスケールメリットとは

TACは全国展開する最大級規模の予備校として、その規模の大きさがもたらす様々なメリットを受験生に提供しています。スケールメリットは単なる校舎数の多さではなく、受験生の学習効率と合格可能性を高める具体的な優位性として機能しています。

公認会計士試験対策において、予備校の規模は合格に直結する重要な要素です。特に模試の信頼性や情報量の多さは、大規模予備校ならではのメリットと言えるでしょう。

全国展開による受験生母集団の大きさ

TACは全国主要都市に校舎を展開し、毎年数千人規模の受験生が学習しています。この大きな受験生母集団は、様々な面で受験生にメリットをもたらします。

最も重要なメリットは、模試の信頼性が高いことです。多くの受験生が参加する模試では、自分の相対的な位置を正確に把握できます。例えば、TAC主催の全国模試には数千人が参加するため、本試験に近い母集団の中で自分の実力を測定できます。

また、大きな母集団の中には様々なレベルの受験生がいるため、自分と同じくらいの実力の仲間を見つけやすいという利点もあります。一緒に勉強する仲間の存在は、長い受験生活において大きな支えとなります。

さらに、多くの受験生から集まる情報は、試験対策に役立ちます。どの論点が重要か、どの問題集が効果的か、どのような学習方法が成功しているかなど、受験生同士の情報交換も活発に行われています。

TAC生が解けない問題は合否に影響しない理論

公認会計士試験は相対評価で合否が決まるため、「多くの受験生が解ける問題を確実に正解すること」が合格の鍵となります。TACの規模の大きさは、この戦略を実行する上で大きなアドバイスとなります。

TACが主催する答練や模試で、多くのTAC生が解けない問題は、本試験でも多くの受験生が解けない可能性が高いと言えます。逆に、TAC生の多くが正解する問題は、本試験でも多くの受験生が正解する可能性が高く、そのような問題を落とすと合格から遠ざかります。

この「TAC生が解けない問題は合否に影響しない」という考え方は、学習の優先順位を決める上で非常に重要です。難問に時間をかけすぎるよりも、基本問題を確実に押さえることが合格への近道です。TAC の大きな母集団は、この判断を正確に行うための指標となります。

ただし、この理論が機能するのは、TACが十分に大きな受験生母集団を持っているからこそです。小規模な予備校では、このような戦略的判断は困難です。

正確な実力把握ができる模試

TACの模試は、その規模の大きさゆえに本試験に最も近い環境で自分の実力を測定できるツールとなっています。数千人が参加する模試では、本試験と同様の競争環境の中で自分の位置を確認できます。

TACが実施する全国模試は、短答式試験・論文式試験ともに本試験の形式を忠実に再現しています。問題の難易度、出題形式、時間配分など、すべてが本試験を想定して作成されているため、模試の結果は本試験での成績を予測する重要な指標となります。

また、模試の解説講義では、正答率のデータも公開されます。「この問題の正答率は80%なので落とせない」「この問題は正答率30%なので解けなくても大丈夫」といった情報は、復習の優先順位を決める上で非常に有用です。

さらに、複数回の模試を受験することで、自分の実力の推移を客観的に把握できます。順位や偏差値の変化を追うことで、学習方法が適切かどうかを判断し、必要に応じて修正することができます。

同じ目標の仲間を作りやすい環境

公認会計士試験の勉強は長期間にわたるため、孤独との戦いになりがちです。TACの大規模な環境では、同じ目標を持つ仲間を見つけやすく、互いに励まし合いながら学習を継続できます。

校舎の自習室では、毎日多くの受験生が勉強しています。周囲に同じように頑張っている人がいることで、自然とモチベーションが維持されます。また、休憩時間に情報交換をしたり、わからない論点について教え合ったりすることで、理解が深まることもあります。

TACでは、受験生同士の交流を促進するイベントも開催されています。合格祝賀パーティーや交流会などを通じて、年齢や職業の異なる様々な受験生と知り合うことができます。これらの交流は、試験勉強だけでなく、合格後のキャリア形成にも役立つ人脈となることがあります。

また、TACのWeb通信講座でも、オンラインコミュニティを通じて受験生同士がつながることができます。地理的に離れていても、同じ目標を持つ仲間と情報交換や励まし合いができる環境が整っています。

TAC公認会計士講座のカリキュラム体系

TACのカリキュラムは、初学者が基礎から段階的に実力を養成し、確実に合格レベルに到達できるよう体系的に設計されています。長年の指導実績に基づいて最適化されたカリキュラムは、TACの大きな強みの一つです。

公認会計士試験は短答式試験と論文式試験の2段階で構成されており、それぞれに適した対策が必要です。TACのカリキュラムは、この試験制度に対応し、効率的に合格を目指せる構成になっています。

入門・基礎期→上級期→答練期の3段階

TACのカリキュラムは、大きく「入門・基礎期」「上級期」「答練期」の3段階に分かれています。この段階的なアプローチにより、初学者でも無理なく実力を養成できます。

入門・基礎期では、公認会計士試験に必要な基礎知識を一から学習します。簿記の仕訳から始まり、財務会計論、管理会計論、監査論、企業法、租税法の各科目の基本的な内容を網羅的に学びます。この時期の目標は、試験範囲全体の基礎を固めることです。通常、この期間は6か月から1年程度かかります。

上級期では、基礎期で学んだ知識を応用レベルまで引き上げます。より難易度の高い論点や、複数の論点を組み合わせた応用問題に取り組みます。また、最新の会計基準の改正や試験傾向の変化にも対応した内容を学習します。上級期の学習により、本試験レベルの問題に対応できる実力が養成されます。

答練期では、本試験形式の問題演習を繰り返し行います。TACの「アクセス答練」をはじめとする各種答練や、全国模試を通じて、実践的な解答力を身につけます。この時期には知識の定着だけでなく、時間配分や答案作成のテクニックも磨きます。

短答式対策と論文式対策の流れ

TACのカリキュラムは、短答式試験と論文式試験の両方に対応した構成になっています。まず短答式試験の合格を目指し、その後論文式試験対策に集中するという流れが基本です。

短答式試験対策では、財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目について、択一式問題に対応できる正確な知識を身につけます。短答式試験は年2回(12月と5月)実施されるため、どちらかの回での合格を目指して学習を進めます。

短答式試験に合格すると、論文式試験対策に移行します。論文式試験では短答式の4科目に加えて、租税法と選択科目(経営学、経済学、民法、統計学から1科目選択)の合計6科目が課されます。記述式の答案作成能力が求められるため、アクセス答練や論文式答練を通じて実践的な訓練を行います。

TACでは、短答式試験と論文式試験の両方に対応した総合的なカリキュラムを提供しており、短答式合格後もスムーズに論文式対策に移行できる体制が整っています。

アクセス答練の圧倒的な支持

TACの「アクセス答練」は、多くの合格者から支持を集める問題演習プログラムです。短時間で多くの問題を解くことで、知識の定着と解答スピードの向上を同時に実現します。

アクセス答練の最大の特徴は、出題頻度の高い重要論点を繰り返し演習できることです。毎回20-30分程度の小テスト形式で実施されるため、通学前や休憩時間などのスキマ時間を活用して演習できます。継続的に取り組むことで、自然と知識が定着し、計算スピードも向上します。

また、アクセス答練は毎回成績が集計され、全国順位が発表されます。自分の実力を客観的に把握でき、モチベーション維持にもつながります。多くの合格者が「アクセス答練を繰り返し解くことが合格の鍵だった」と証言しており、TACの看板プログラムとなっています。

Web通信講座でもアクセス答練を受講できるため、通学が難しい受験生も同じ質の演習を行えます。解説講義も充実しており、間違えた問題を確実に理解できる仕組みが整っています。

戦略的カリキュラムの設計思想

TACのカリキュラムは、単に試験範囲を網羅するだけでなく、効率的に合格点を取るための戦略的な設計思想に基づいています。過去の試験データを徹底的に分析し、出題頻度の高い重要論点に学習時間を集中させることで、限られた時間で最大の効果を得られるようになっています。

特に重要なのが、「捨て問」の設定です。公認会計士試験では全ての問題を完璧に解く必要はなく、合格点を取れば良いのです。TACでは、過去の出題傾向から「出題頻度が低く、学習コストが高い論点」を明確にし、そのような論点に過度な時間をかけないよう指導しています。

また、科目間のバランスも考慮されています。公認会計士試験は総合点で合否が決まるため、得意科目を伸ばすことと、苦手科目で足切りを回避することの両方が重要です。TACのカリキュラムは、各科目に適切な学習時間を配分し、バランスの取れた実力養成を可能にしています。

さらに、学習の進捗に応じて定期的に実力を測定する機会が設けられています。各期末に実施される総合答練や全国模試により、自分の弱点を把握し、残りの期間で重点的に対策することができます。

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TAC公認会計士講座の教材・テキスト

TACの教材は、長年の指導実績と膨大な合格データに基づいて作成されており、効率的に合格レベルに到達できる内容となっています。教材の質は予備校選びの重要な判断材料の一つです。

公認会計士試験は範囲が広く、市販のテキストだけでは対応が困難です。予備校のオリジナル教材は、試験に必要な知識が体系的にまとめられており、効率的な学習を可能にします。

タイムパフォーマンスを重視した教材

TACの教材は「タイムパフォーマンス」を最優先に設計されています。公認会計士試験の範囲は膨大であり、全てを完璧に学習しようとすると何年もかかってしまいます。TACでは過去の試験データを分析し、出題頻度の高い重要論点を厳選して教材に掲載しています。

この「必要十分な内容」という考え方は、特に働きながら学習する社会人受験生にとって大きなメリットとなります。限られた学習時間を最も効果的に活用できるよう、無駄な内容を削ぎ落とし、合格に直結する知識に集中できる構成になっています。

また、各論点には重要度が明示されており、時間がない場合にどこを優先すべきかが一目でわかります。「A論点は必ず押さえる」「B論点は余裕があれば学習」「C論点は捨ててもよい」といった指針により、効率的な学習計画を立てられます。

毎年改訂されるオリジナル教材

TACの教材は、毎年試験終了後に最新の出題傾向を分析し、内容を改訂しています。会計基準の改正や新しい論点の追加、出題傾向の変化などを速やかに反映することで、常に最新の試験に対応した教材を提供しています。

この毎年の改訂作業は、実際に試験を経験した講師陣が中心となって行います。「今年の試験でこの論点が出題された」「この表現が問われた」といった情報を即座に教材に反映させることで、次年度の受験生がより効果的に学習できるようにしています。

また、受講生からのフィードバックも教材改訂に活かされています。「この説明がわかりにくかった」「この図解があるとよかった」といった意見を集約し、毎年教材の質を向上させています。このような継続的な改善プロセスにより、TACの教材は常に進化しています。

デジタル教材の充実

近年、TACはデジタル教材の充実にも力を入れています。スマートフォンやタブレットで学習できるデジタルテキストは、通勤時間や移動時間などのスキマ時間を活用した学習を可能にします。

デジタル教材の利点は、検索機能を使って必要な情報を素早く見つけられることです。また、マーカーやメモ機能を使って自分専用のテキストにカスタマイズできます。さらに、最新の改訂情報もデジタル版には即座に反映されるため、常に最新の情報で学習できます。

Web通信講座では、講義動画とデジタルテキストを連動させた学習が可能です。講義を視聴しながらテキストの該当箇所を確認したり、わからない箇所をすぐに調べたりできるため、効率的な学習が実現します。

ただし、紙のテキストとデジタルテキストは併用が推奨されています。重要な論点は紙のテキストに書き込みながら学習し、復習時にデジタル版を活用するといった使い分けが効果的です。

試験傾向を徹底分析した内容

TACの教材は、過去10年以上の試験問題を徹底的に分析した上で作成されています。どの論点が頻繁に出題されるか、どのような形式で問われるか、どの程度の難易度で出題されるかなど、詳細なデータに基づいて内容が構成されています。

特に重要なのが、「本試験での問われ方」を意識した教材作りです。同じ論点でも、試験によって問われ方が異なります。TACの教材では、本試験でどのように問われるかを示した例題や過去問が豊富に掲載されており、実践的な学習ができます。

また、最近の試験傾向の変化にも敏感に対応しています。例えば、近年の論文式試験では事例問題の割合が増加していますが、TACの教材ではこの傾向を踏まえて事例形式の問題を多く掲載しています。このような細かい調整により、常に最新の試験に対応した学習が可能になっています。

さらに、各章末には理解度を確認するための練習問題が用意されており、学習した内容をすぐにアウトプットできる構成になっています。インプットとアウトプットのバランスが取れた教材設計により、効率的な知識の定着が図られています。

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TAC公認会計士講座のコース・料金

TACでは、受験生の学習状況や目標に応じて様々なコースを用意しています。初学者向けのコースから受験経験者向けの上級コースまで、自分に合ったコースを選択できます。料金体系も明確で、費用対効果を考慮した選択が可能です。

公認会計士予備校の受講料は決して安くありませんが、合格までの時間短縮や合格確率の向上を考えると、十分に投資価値のあるものです。TACの料金設定は、提供されるサービスの質を考慮すると適正な水準と言えるでしょう。

初学者向けコース(1年・1.5年・2年)

TACの初学者向けコースは、学習期間に応じて1年コース、1.5年コース、2年コースの3種類が用意されています。それぞれのコースは、受験生の生活スタイルや学習時間の確保状況に応じて選択できます。

1年本科生コースは、集中的に学習して最短での合格を目指すコースです。主に大学生や専念受験生向けで、平日も含めてしっかりと学習時間を確保できる人に適しています。入門期から答練期まで1年間で完結するカリキュラムで、翌年の論文式試験での合格を目指します。

1.5年本科生コースは、最も人気のあるスタンダードなコースです。約18か月かけて基礎から応用まで段階的に学習するため、無理なく実力を養成できます。働きながら学習する社会人や、大学の授業と両立したい学生に適しています。

2年本科生コースは、じっくりと時間をかけて学習したい人向けのコースです。特に社会人で学習時間の確保が難しい人や、初めて会計を学ぶ人に適しています。基礎固めに十分な時間を使えるため、着実に実力を養成できます。

受験経験者向け上級コース

既に一定の学習経験がある受験生向けには、上級コースが用意されています。このコースは基礎期を省略し、上級期の講義と答練期から学習を始めるため、効率的に実力を磨けます。

上級コースは、短答式試験に合格している人や、他の予備校で基礎学習を終えている人に適しています。最新の会計基準や試験傾向を踏まえた応用レベルの講義により、合格に必要な実力を短期間で養成します。

また、論文式試験に不合格だった人向けには、論文対策に特化したコースも用意されています。弱点科目を集中的に強化したり、答案作成能力を磨いたりすることで、翌年の論文式試験での合格を目指します。

受験経験者コースの利点は、自分の弱点に応じて必要な科目だけを選択できることです。得意科目は独学で維持し、苦手科目だけをTACで学習するといった柔軟な受講も可能です。

受講料の目安と費用対効果

TACの初学者向けコースの受講料は、コースや受講形態により異なりますが、概ね70万円から80万円程度が目安となります。これには教材費、答練費、模試費用などが全て含まれています。

Web通信講座の場合、教室通学講座よりも若干安価に設定されています。また、早期申込割引を利用すれば、さらに数万円から十数万円の割引を受けられることもあります。

受講料は決して安い金額ではありませんが、独学で合格を目指す場合と比較すると、合格までの時間短縮や合格確率の向上を考えれば、十分に投資価値があります。TACの受講生の合格率は全国平均を大きく上回っており、効率的な合格を実現できます。

また、公認会計士の初任給は500万円から600万円程度と高水準であり、受講料は合格後の収入で十分に回収できます。長期的な視点で見れば、質の高い教育への投資は将来のキャリアに大きなリターンをもたらします。

各種割引制度とキャンペーン

TACでは、受講料の負担を軽減するための様々な割引制度やキャンペーンを実施しています。これらを上手に活用することで、かなりの金額を節約できます。

最も一般的なのが早期申込割引です。開講日の数か月前に申し込むことで、通常料金から5%から20%程度の割引を受けられます。計画的に受験を決めている人は、早めに申し込むことをおすすめします。

また、大学生向けの学割や、TAC他講座受講生向けの割引、再受講割引など、様々な割引制度があります。自分が適用できる割引がないか、申込前に確認することが大切です。

さらに、時期によっては期間限定のキャンペーンを実施していることもあります。資料請求や無料セミナー参加でクーポンがもらえることもあるため、TACのウェブサイトや校舎で最新情報を確認しましょう。

支払い方法も柔軟に対応しており、分割払いやクレジットカード払い、教育ローンなどが利用できます。初期費用を抑えて学習を始めることも可能です。

TAC公認会計士講座のサポート体制

TACでは、受講生が安心して学習を継続できるよう、充実したサポート体制を整えています。質問対応や学習相談など、様々な形で受講生をバックアップしており、この手厚いサポートがTACの大きな魅力の一つとなっています。

公認会計士試験の学習は長期間にわたるため、疑問や不安を解消できる環境が重要です。TACのサポート体制は、受講生が孤独を感じることなく、モチベーションを維持しながら学習を続けられるよう設計されています。

プロ講師による質問対応

TACでは、講義を担当する講師に直接質問できる環境が整っています。教室通学講座では、講義終了後に講師に質問することができ、疑問点をその場で解消できます。

講師は全員が公認会計士試験合格者であり、受験生の質問に的確に答えることができます。「この問題の解き方がわからない」という技術的な質問だけでなく、「この論点はどの程度重要か」「この時期に何を優先すべきか」といった学習戦略に関する相談にも対応しています。

また、質問は単に疑問を解消するだけでなく、理解を深める良い機会でもあります。講師との対話を通じて、表面的な理解を深い理解に変えることができます。積極的に質問することで、より効果的な学習が可能になります。

質問対応は個別相談の形式だけでなく、質問教室という形で定期的に開催されることもあります。複数の受講生が集まって質問できる機会は、他の受講生の質問を聞くことで自分の理解も深まる相乗効果があります。

オンライン質問・相談コーナー

Web通信講座の受講生や、校舎への通学が難しい受講生のために、オンラインでの質問・相談システムが用意されています。メールやWeb上のフォームから質問を送ると、数日以内に講師から回答が返ってきます。

オンライン質問の利点は、時間や場所を選ばずに質問できることです。深夜に学習していて疑問が生じた場合でも、その場で質問を送信しておけば、後日回答を受け取ることができます。また、じっくりと質問内容を整理してから送信できるため、より的確な回答を得やすくなります。

回答は文章だけでなく、必要に応じて図解や計算過程を示した詳細な説明が提供されます。また、類似の過去問や参考資料の紹介など、理解を深めるための追加情報も提供されることがあります。

ただし、オンライン質問は回答までに数日かかることがあるため、緊急性の高い質問には向きません。定期的な疑問の解消や、じっくり理解を深めたい論点について活用することが効果的です。

デジタル学習フォロー

TACでは、デジタル技術を活用した学習フォローシステムも充実しています。受講生専用のマイページでは、講義の進捗管理、成績管理、教材ダウンロードなど、様々なサービスを利用できます。

特に便利なのが、講義動画の復習機能です。Web通信講座の受講生はもちろん、教室通学講座の受講生も、欠席した講義や復習したい講義を動画で視聴できます。倍速再生機能を使えば、短時間で効率的に復習することも可能です。

また、答練や模試の成績はデジタル上で管理され、過去の成績推移をグラフで確認できます。自分の得意科目や苦手論点を視覚的に把握できるため、効果的な学習計画を立てるのに役立ちます。

さらに、TACからの重要なお知らせや最新情報もマイページで確認できます。試験日程の変更や、新しい会計基準の公表など、受験に影響する情報を見逃すことなく把握できます。

新サービス(論文答案フィードバックなど)

TACでは、受講生のニーズに応じて新しいサービスを継続的に導入しています。近年導入された論文答案フィードバックサービスは、多くの受講生から好評を得ています。

論文答案フィードバックサービスでは、受講生が作成した論文式答案を講師が添削し、詳細なフィードバックを提供します。単に採点するだけでなく、論述の構成、論理展開、表現方法など、答案作成能力を向上させるための具体的なアドバイスが得られます。

また、個別学習相談サービスも充実してきています。学習の進め方に悩んでいる受講生や、成績が伸び悩んでいる受講生に対して、講師やスタッフが個別に相談に乗り、最適な学習計画を提案します。

さらに、合格後のキャリア支援も行っています。就職活動のサポートや、実務補習所に関する情報提供など、合格後のステップについてもフォローする体制が整っています。試験合格はゴールではなくスタートであり、その先のキャリアを見据えたサポートを提供しています。

TAC公認会計士講座の通学・通信コース

TACでは、受講生の生活スタイルに合わせて、教室通学講座、Web通信講座、DVD通信講座の3つの受講形態を選択できます。それぞれの特徴を理解し、自分に最適な学習スタイルを選ぶことが、合格への第一歩となります。

公認会計士試験の学習は1年以上の長期にわたるため、自分の生活スタイルに合った受講形態を選ぶことが継続的な学習のために重要です。TACの多様な受講形態は、様々な受験生のニーズに対応しています。

教室通学講座の特徴

教室通学講座は、校舎で実施される講義に直接出席する受講形態です。決まった時間に教室に通うことで、学習リズムを作りやすく、計画的な学習を継続できます。

教室通学の最大のメリットは、講師の熱意や教室の緊張感を直接感じられることです。同じ目標を持つ仲間と一緒に学習することで、モチベーションが自然と高まります。また、講義終了後にその場で講師に質問できるため、疑問をすぐに解消できます。

教室には自習室が完備されており、講義の前後に自習することができます。自宅では集中できないという人にとって、自習室の存在は大きなメリットです。また、受講生同士で情報交換したり、勉強仲間を作ったりする機会も豊富です。

ただし、教室通学講座は決まった時間に通う必要があるため、仕事や大学の授業との両立が難しい場合もあります。また、校舎への通学時間も考慮する必要があります。生活スタイルに合わせて、通学が継続可能かどうかを慎重に検討することが大切です。

Web通信講座の使いやすさ

Web通信講座は、インターネットを通じて講義動画を視聴する受講形態です。時間や場所を選ばずに学習できるため、働きながら学習する社会人や、地方在住で校舎への通学が困難な人に最適です。

Web通信講座の最大の利点は、学習の柔軟性です。自分の都合の良い時間に講義を視聴できるため、仕事や大学の授業との両立がしやすくなります。また、早朝や深夜など、通常の講義が開催されない時間帯にも学習できます。

講義動画は倍速再生機能があり、1.5倍速や2倍速で視聴することで、短時間で効率的に学習できます。理解できている部分は早送りし、難しい部分は繰り返し視聴するなど、自分のペースで学習を進められます。

また、Web通信講座でも質問サポートは充実しており、メールやWeb上のフォームから質問を送ることができます。回答は数日以内に返ってくるため、疑問を解消しながら学習を進められます。

デメリットとしては、自己管理能力が求められることです。決まった講義時間がないため、つい学習を後回しにしてしまう人もいます。計画的に学習を進める自律性が必要です。

DVD通信講座の選択肢

DVD通信講座は、講義を収録したDVDを自宅に郵送してもらい、視聴する受講形態です。インターネット環境が不安定な地域に住んでいる人や、大画面のテレビで視聴したい人に適しています。

DVD通信講座のメリットは、インターネット接続を気にせずに視聴できることです。通信速度や接続の安定性に左右されず、快適に講義を視聴できます。また、DVDは物理的に手元に残るため、何度でも繰り返し視聴できます。

ただし、DVD通信講座にはいくつかのデメリットもあります。DVDの郵送には時間がかかるため、最新の講義を視聴するまでにタイムラグが生じます。また、Web通信講座と比較して、デジタル機能(倍速再生、しおり機能など)が限られている場合があります。

現在では、インターネット環境の改善により、Web通信講座を選択する受講生が増えています。DVD通信講座は、特別な理由がない限り、Web通信講座の方が利便性が高いと言えるでしょう。

両立型・段階合格型コースの充実

TACでは、受験生の多様なニーズに対応するため、両立型コースや段階合格型コースなど、特色のあるコースも用意しています。

両立型コースは、仕事や大学と受験勉強を両立したい人向けのコースです。平日夜間や週末に集中的に講義を実施することで、無理なく学習を進められます。また、Web通信講座と組み合わせることで、さらに柔軟な学習が可能になります。

段階合格型コースは、まず短答式試験の合格を目指し、合格後に論文式対策に進むという段階的なアプローチを取るコースです。短期的な目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。また、短答式合格という成果を得ることで、自信を持って論文式対策に取り組めます。

これらの特色あるコースは、標準的な本科生コースでは対応が難しい受験生のニーズに応えるものです。自分の生活スタイルや学習目標に合わせて、最適なコースを選択することが、合格への近道となります。

TACと他校(CPA・大原)の比較

公認会計士予備校を選ぶ際には、複数の予備校を比較検討することが重要です。ここでは、TACと主要な競合校であるCPA会計学院、資格の大原との比較を、合格実績、講師陣、カリキュラム、費用の4つの観点から行います。

予備校選びは個人の学習スタイルや重視するポイントによって最適な選択が異なります。各校の特徴を理解し、自分に合った予備校を選ぶことが合格への第一歩です。

合格実績での比較

合格実績は予備校を選ぶ上で最も重要な判断材料の一つです。TACは2024年度に335名の合格者を輩出し、長年にわたって安定した合格実績を維持しています。累計合格者数は10,000名を超えており、公認会計士試験対策の代表的な予備校としての地位を確立しています。

CPA会計学院は近年急速に実績を伸ばしており、2023年度は全国合格者数の約40%超がCPA会計学院出身者と公表しています。特に論文式試験の合格率の高さが特徴で、短答式合格後のサポートに強みがあります。

資格の大原は、TACと並ぶ老舗の大手予備校であり、安定した合格者数を誇ります。特に通学講座の質の高さに定評があり、全国各地の校舎で一貫した指導を受けられます。

合格実績を比較する際には、単純な合格者数だけでなく、本科生の合格率や、自分と似た属性(社会人、大学生など)の合格者がどの程度いるかも確認することが大切です。

講師陣の質での比較

TACは合格者講師主義を掲げ、全講師が公認会計士試験合格者です。講師陣の中には監査法人での実務経験を持つ人も多く、実践的な指導が受けられます。また、長年講師を務めているベテラン講師が多いことも特徴です。

CPA会計学院も、実務経験豊富な講師陣を揃えています。特に、若手の講師が多く、受験生に近い視点でのアドバイスができることが強みです。また、講師と受講生の距離が近く、質問しやすい雰囲気があります。

資格の大原の講師陣も、全員が試験合格者です。大原の特徴は、講師の指導力を高めるための社内研修制度が充実していることです。定期的な研修により、講師の質が全国的に均一化されています。

講師の質を判断する際には、無料の体験講義に参加して、実際に講義を聞いてみることをおすすめします。講義のわかりやすさや、自分との相性を確認することが大切です。

カリキュラムの違い

TACのカリキュラムは、入門・基礎期、上級期、答練期の3段階に分かれており、段階的に実力を養成する体系的な構成になっています。特にアクセス答練という問題演習プログラムは、多くの合格者から支持を集めています。

CPA会計学院のカリキュラムは、短答式試験と論文式試験を明確に分けた構成が特徴です。短答式合格後は論文式対策に専念できるため、メリハリのある学習が可能です。また、個別サポートが充実しており、学習の進捗に応じたきめ細かい指導を受けられます。

資格の大原のカリキュラムは、TACと似た体系的な構成ですが、基礎固めにより多くの時間を割いています。じっくりと基礎から学びたい人に適したカリキュラムと言えます。

カリキュラムの違いは、自分の学習スタイルや目標とする合格時期によって、どれが最適かが変わります。各校のカリキュラムの詳細を比較し、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

費用面での比較

受講料は予備校選びの重要な判断材料です。TACの初学者向けコースは、概ね70万円から80万円程度が標準的な価格帯です。早期申込割引や各種キャンペーンを活用することで、さらに費用を抑えることができます。

CPA会計学院の受講料は、コースにより異なりますが、TACと同程度かやや高めの価格設定となっています。ただし、手厚い個別サポートを考慮すると、費用対効果は高いと言えます。

資格の大原の受講料も、TACと同程度の価格帯です。大原も各種割引制度が充実しており、条件に合えば受講料を抑えることができます。

費用面での比較では、単純な受講料の額だけでなく、提供されるサービスの内容や、合格率、合格までの期間なども考慮する必要があります。最も安い予備校が必ずしも最もコストパフォーマンスが高いとは限りません。

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公認会計士予備校の選び方|大手校の特徴と費用を比較

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TAC公認会計士講座に関連するよくある質問(FAQ)

ここでは、TAC公認会計士講座に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめています。予備校選びや受講に関する疑問を解消し、安心して学習を始めるための参考にしてください。

Q. TAC公認会計士講座の合格率はどのくらいですか?

TACが公表している本科生合格率は71.7%です。これは、TAC本科生として1年以上の講座を受講し、かつ論文式試験を受験した受験生のうち、合格した人の割合です。公認会計士試験全体の合格率が10%前後であることを考えると、非常に高い水準にあります。ただし、この数字は一定の条件を満たした本科生のみを対象としており、全受講生の合格率ではない点に注意が必要です。

Q. TAC公認会計士講座の料金はいくらですか?

TAC公認会計士講座の初学者向けコースの受講料は、概ね70万円から80万円程度が目安となります。これには教材費、答練費、模試費用などが含まれています。Web通信講座の場合、教室通学講座よりも若干安価に設定されています。また、早期申込割引や学割などの各種割引制度を活用することで、受講料を抑えることができます。詳細な料金はコースや受講形態により異なるため、TACのウェブサイトや校舎で確認することをおすすめします。

Q. TAC公認会計士講座は初学者でもついていけますか?

はい、TAC公認会計士講座は初学者でも安心して受講できるよう設計されています。入門・基礎期では、簿記の基礎から丁寧に解説するため、会計の知識がない人でも無理なく学習を始められます。また、講師による質問対応や学習相談など、サポート体制も充実しているため、疑問や不安をその都度解消しながら学習を進められます。実際に、多くの初学者がTACで学習を始め、公認会計士試験に合格しています。

Q. TAC公認会計士講座の講師は全員合格者ですか?

はい、TAC公認会計士講座を担当する講師は全員が公認会計士試験の合格者です。これは「合格者講師主義」というTACの基本方針であり、創立以来一貫して守られています。講師自身が試験を経験しているため、受験生の悩みや不安を理解し、的確なアドバイスができます。また、多くの講師が監査法人やコンサルティングファームでの実務経験も持っており、実践的な指導を受けられます。

Q. TAC公認会計士講座とCPAどちらがおすすめですか?

TACとCPA会計学院はそれぞれに特徴があり、どちらが良いかは個人の学習スタイルや重視するポイントによって異なります。TACは全国展開する最大級規模の予備校として、スケールメリットを活かした正確な実力把握や、豊富な合格実績が強みです。一方、CPA会計学院は近年急速に合格実績を伸ばしており、個別サポートの手厚さが特徴です。公認会計士予備校の比較では、両校の詳細な比較を行っていますので、ぜひ参考にしてください。

Q. TAC公認会計士講座は働きながらでも受講できますか?

はい、TAC公認会計士講座は働きながらでも受講できるよう、様々な受講形態とコースが用意されています。Web通信講座を選択すれば、自分の都合の良い時間に講義を視聴できるため、仕事と両立しやすくなります。また、1.5年コースや2年コースは、働きながらでも無理なく学習を進められるペース設定になっています。実際に、多くの社会人がTACで学習しながら公認会計士試験に合格しています。ただし、仕事と両立する場合は、計画的な時間管理が重要です。

Q. TAC公認会計士講座の無料体験はありますか?

はい、TACでは無料の体験講義や説明会を定期的に開催しています。実際の講義を体験することで、講師の教え方や講義の雰囲気を確認できます。また、校舎見学や個別相談も可能です。無料体験に参加することで、TACが自分に合っているかどうかを判断できます。無料体験の日程や申込方法については、TACのウェブサイトで確認するか、最寄りの校舎に問い合わせてください。体験講義に参加した上で、他の予備校とも比較検討することをおすすめします。

まとめ:TAC公認会計士講座で合格を目指すべきか

本記事では、TAC公認会計士講座の評判、料金、合格実績について詳しく解説しました。重要なポイントを改めて確認しましょう。

  1. 圧倒的な合格実績と信頼性:TACは2024年度に335名の合格者を輩出し、本科生合格率71.7%という高い実績を誇ります。累計合格者10,000名突破という長年の指導実績は、TACの教育ノウハウの確かさを証明しています。
  2. 合格者講師主義とスケールメリット:全講師が公認会計士試験合格者であり、自身の経験に基づいた実践的な指導を受けられます。また、全国展開する最大級規模の予備校として、スケールメリットを活かした正確な実力把握と充実した学習環境を提供しています。
  3. 多様なコースとサポート体制:初学者向けの1年・1.5年・2年コースから受験経験者向けの上級コースまで、自分に合ったコースを選択できます。また、教室通学講座とWeb通信講座の両方を提供し、質問対応やデジタル学習フォローなどのサポート体制も充実しています。

TAC公認会計士講座は、その合格実績、講師の質、カリキュラムの充実度、サポート体制のどれをとっても高い水準にあります。特に、スケールメリットを活かした学習環境や、合格者講師主義による質の高い指導は、TACならではの強みです。公認会計士試験の勉強時間効果的な勉強法を参考に、計画的に進めることをおすすめします。

本記事を通じて、TAC公認会計士講座の特徴と強みを理解いただけたはずです。まずは無料の体験講義に参加し、実際の講義を体験してみることをおすすめします。他の予備校とも比較検討し、自分に最も合った予備校を選ぶことが、公認会計士試験合格への第一歩となります。

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