電験1種試験の日程や申込方法について調べているあなたへ。「いつ申し込めばいいのか」「試験はいつ実施されるのか」という疑問は、年間スケジュールを正確に把握することで解決できます。本記事では、電験1種の試験日程と申込期間、受験手続きの流れ、試験会場の選択方法について、電気技術者試験センターの公式情報をもとに詳しく解説します。この情報をもとに、電験1種試験合格に向けて、計画的な受験準備を進めましょう。
この記事を読むとわかること
- 電験1種の一次試験・二次試験の実施日程と年間スケジュール
- 受験申込の期間・方法・必要書類の詳細
- 試験会場の選択方法と当日の注意事項
- 科目合格制度と一次試験免除制度の活用方法
押さえておきたい3つのポイント
- 試験は年1回のみの実施:電験1種は一次試験が8月下旬、二次試験が11月中旬に実施され、年に1回しか受験機会がありません。計画的な学習スケジュールが合格の鍵となります。
- 申込期間は約1ヶ月半:受験申込は例年5月下旬から7月上旬まで受け付けています。申込期限を過ぎると受験できないため、早めの手続きが重要です。
- 科目合格制度の活用が有効:一次試験は科目合格制度があり、合格科目は翌年度・翌々年度も有効です。働きながらでも複数年計画で合格を目指せます。
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電験1種試験の年間スケジュール
電験1種試験は年に1回、一次試験と二次試験の2段階で実施されます。第一種電気主任技術者を目指すためには、この年間スケジュールを正確に把握し、逆算して学習計画を立てることが重要です。
電験1種の一次試験日程
電験1種の一次試験は、例年8月下旬から9月上旬の日曜日に実施されます。2024年度の場合、8月25日(日曜日)に実施されました。試験時間は科目ごとに設定されており、1日で理論・電力・機械・法規の4科目すべてを受験します。
一次試験の時間割は以下の通りです。理論科目が午前9時30分から11時まで(90分)、電力科目が午後0時から13時15分まで(75分)、機械科目が午後2時15分から15時30分まで(75分)、法規科目が午後4時から17時まで(60分)となっています。
試験当日は朝から夕方まで長時間にわたるため、体調管理と集中力の維持が求められます。昼食休憩も含めて、1日がかりの試験であることを想定した準備が必要です。
電験1種の二次試験日程
電験1種の二次試験は、例年11月中旬の日曜日に実施されます。2024年度の場合、11月17日(日曜日)に実施されました。二次試験は一次試験合格者のみが受験でき、記述式の論述問題が出題されます。
二次試験の時間割は以下の通りです。電力・管理科目が午前9時30分から12時まで(150分)、機械・制御科目が午後1時30分から16時まで(150分)となっています。各科目2時間30分という長時間の記述式試験であり、深い理解と論述力が求められます。
一次試験から二次試験までは約2ヶ月半の期間があります。一次試験合格後もこの期間を有効活用して、二次試験対策に集中することが合格への鍵となります。
電験1種試験の年間スケジュール一覧表
電験1種試験の年間スケジュールを一覧表にまとめました。受験準備から合格発表まで、約10ヶ月間のスケジュールとなります。
| 時期 | イベント | 詳細 |
|---|---|---|
| 5月下旬~7月上旬 | 受験申込受付 | インターネット申込、郵送申込 |
| 8月上旬 | 受験票発送 | 試験会場・受験番号の通知 |
| 8月下旬 | 一次試験実施 | 理論・電力・機械・法規(4科目) |
| 10月上旬 | 一次試験合格発表 | 電気技術者試験センターHP、郵送通知 |
| 11月中旬 | 二次試験実施 | 電力・管理、機械・制御(2科目) |
| 1月下旬~2月上旬 | 二次試験合格発表 | 最終合格者の発表 |
| 2月~3月 | 免状交付申請 | 都道府県への申請手続き |
このスケジュールを見ると、5月の申込から翌年2月の最終合格発表まで約9ヶ月かかることがわかります。長期的な視点で受験計画を立てる必要があります。
電験1種とは何かを詳しく知りたい方は、資格の全体像から確認することをお勧めします。電験1種が電気主任技術者の最高峰資格であることを理解すると、この試験スケジュールの重要性がより明確になります。
電験1種試験の申込期間と申込開始日
電験1種試験の申込は年に1回、約1ヶ月半の期間に限定されています。申込期限を過ぎると受験できないため、早めの手続きが重要です。
電験1種の申込受付期間
電験1種の申込受付期間は、例年5月下旬から7月上旬までの約40日間です。2024年度の場合、5月27日(月曜日)から7月4日(木曜日)までが申込期間でした。インターネット申込と郵送申込の両方が可能ですが、締切日時が異なります。
インターネット申込の場合、最終日の17時までに申込手続きを完了する必要があります。郵送申込の場合は、最終日の消印有効となりますが、配達の遅延リスクを考慮すると余裕を持った郵送が賢明です。
申込期間は電気技術者試験センターの公式ホームページで毎年3月から4月頃に公表されます。受験を予定している方は、早めに公式サイトをチェックして申込開始日をカレンダーに記入しておきましょう。
申込開始から締切までのスケジュール
申込期間中のスケジュールを段階的に確認しましょう。申込開始日(5月下旬)から1週間以内に申込を済ませれば、余裕を持って準備できます。
申込初期(5月下旬~6月上旬)は、必要書類の準備と申込内容の確認に時間を使えます。特に一次試験免除申請や科目合格申請を行う方は、証明書類の準備に時間がかかる場合があるため、早めの申込が推奨されます。
申込中期(6月中旬)になると、試験会場の希望が通りやすい傾向があります。申込後期(6月下旬~7月上旬)は混雑することが多く、希望する試験会場が満席になる可能性もあるため注意が必要です。
申込期限を過ぎた場合の対処法
申込期限を過ぎてしまった場合、残念ながら当該年度の電験1種試験を受験することはできません。電験1種は年1回の実施のため、次の受験機会は翌年となります。
申込忘れを防ぐための対策として、受験を決めた時点でスマートフォンのカレンダーアプリにリマインダーを設定することをお勧めします。申込開始日の1週間前、申込開始日当日、申込締切1週間前の3回設定しておくと安心です。
もし申込期限を過ぎてしまった場合は、次年度に向けて学習を継続しましょう。1年間の追加学習期間を有効活用することで、より確実な合格を目指せます。科目合格制度を活用した長期的な合格戦略を立て直す機会と前向きに捉えることも大切です。
電験1種の学習計画については、電験1種の勉強時間で詳しく解説しています。申込から試験日までの学習スケジュールも参考にしてください。
電験1種の申込方法と手続きの流れ
電験1種の申込方法は、インターネット申込と郵送申込の2種類があります。手続きの流れを正確に理解し、スムーズに申込を完了させましょう。
インターネット申込の手順
インターネット申込は、電気技術者試験センターの公式ホームページから24時間いつでも手続きできます。パソコンまたはスマートフォンから申込可能です。
手順は以下の通りです。まず電気技術者試験センターのホームページにアクセスし、「受験申込」ページから申込画面に進みます。次に個人情報(氏名、生年月日、住所、連絡先)を正確に入力します。受験する試験区分を選択する際、一次試験のみ、二次試験のみ、または一次・二次試験両方を選択します。
科目合格や一次試験免除がある場合は、該当する科目を選択し、証明書類のアップロードまたは郵送手続きを行います。試験会場の希望地を第1希望から第3希望まで選択できます。受験料の支払方法を選択し、クレジットカード決済またはコンビニ決済で支払いを完了させます。
申込完了後、登録したメールアドレスに受付完了メールが届きます。このメールは必ず保管しておきましょう。申込内容に誤りがないか、受付完了メールで再確認することが重要です。
必要書類と提出方法
電験1種の受験申込には、受験する区分や個人の状況に応じて必要書類が異なります。基本的な申込には本人確認書類が必要です。
一次試験免除を申請する場合、過去に一次試験に合格した年度の合格通知書のコピー、または電気技術者試験センター発行の科目合格証明書が必要です。科目合格制度を利用する場合も、前年度または前々年度の科目合格通知書のコピーを提出します。
認定校卒業による一次試験免除を申請する場合は、認定校の卒業証明書と経済産業大臣の認定に係る学科の履修証明書が必要です。これらの書類は学校に申請してから発行まで時間がかかる場合があるため、早めの準備が推奨されます。
提出方法は、インターネット申込の場合はPDF形式でアップロード、または申込後に郵送で提出します。郵送申込の場合は、申込書類と一緒に同封して送付します。書類に不備があると受験できない場合もあるため、提出前に必ず確認しましょう。
受験票の受け取りと確認事項
受験票は試験日の約3週間前、例年8月上旬に発送されます。2024年度の場合、8月6日頃に発送されました。受験票は簡易書留郵便で送付されるため、必ず受け取りが必要です。
受験票が届いたら、以下の項目を必ず確認してください。氏名、生年月日、受験番号に誤りがないか、受験する試験区分(一次試験、二次試験、科目)が正しいか、試験会場の住所と最寄り駅を確認します。
受験票に記載された試験会場までのアクセス方法を事前に調べておくことをお勧めします。初めて訪れる会場の場合は、試験日前に下見をしておくと当日の不安が軽減されます。受験票は試験当日必ず持参する必要があるため、大切に保管しましょう。
受験票が届かない場合や、記載内容に誤りがある場合は、速やかに電気技術者試験センターに連絡して対応を確認してください。試験日直前での対応は困難な場合があるため、早めの確認が重要です。
電験1種の受験資格と受験条件
電験1種は受験資格に制限がなく、誰でも受験できる資格試験です。ただし、科目免除や一次試験免除を受ける場合には条件があります。
電験1種に受験資格は必要か
電験1種には年齢、学歴、実務経験などの受験資格は一切必要ありません。日本国内に居住していれば、誰でも受験できます。高校生でも、電気の実務経験がない方でも、第一種電気主任技術者を目指して受験可能です。
他の電験種別(電験2種、電験3種)を取得していなくても、電験1種から受験できます。ただし、試験難易度は国内最高峰レベルであり、十分な準備なしでの合格は極めて困難です。多くの受験者は電験2種合格後にステップアップとして電験1種を受験しています。
受験資格が不要という点は、意欲があれば誰でも挑戦できる開かれた試験である一方、合格率は一次試験で約20%、二次試験で約15%と非常に低く、最難関資格の一つとなっています。
一次試験免除者の受験条件
一次試験免除を受けて二次試験のみを受験できる条件は、大きく分けて2つあります。第一に、過去の電験1種一次試験に合格している場合です。一次試験合格の効力は合格年度を含めて3年間有効であり、この期間内であれば一次試験が免除されます。
例えば2023年度に一次試験に合格した場合、2023年度、2024年度、2025年度の3回、二次試験のみを受験できます。この制度を活用することで、一次試験の負担なく二次試験対策に集中できます。
第二に、経済産業大臣の認定を受けた大学等(認定校)で電気工学に関する課程を修めて卒業し、かつ実務経験が3年以上ある場合です。認定校のリストは電気技術者試験センターのホームページで確認できます。この場合、申込時に卒業証明書と実務経験証明書の提出が必要です。
二次試験を受験できる条件
二次試験を受験できる条件は、当該年度の一次試験に合格するか、一次試験免除の資格を持っていることです。一次試験と二次試験は同じ年度内に連続して受験できます。
具体的には、8月下旬の一次試験に合格すれば、11月中旬の二次試験を受験できます。一次試験の合格発表は10月上旬に行われるため、合格を確認してから二次試験対策に取り組む時間は約1ヶ月しかありません。
効率的な合格を目指すなら、一次試験対策と並行して二次試験対策も進めておくことが推奨されます。一次試験の手応えが良かった場合、合格発表を待たずに二次試験対策を開始することで、合格の可能性を高められます。
一次試験免除者の場合は、最初から二次試験のみに集中して学習できるため、より深い理解と論述力の養成に時間を使えます。電験1種の科目別対策では、二次試験の記述式問題への効果的なアプローチ方法を解説しています。
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電験1種の受験料と支払方法
電験1種の受験料は、受験する試験区分によって異なります。支払方法と注意点を確認しておきましょう。
電験1種の受験手数料
電験1種の受験手数料は、インターネット申込と郵送申込で金額が異なります。2024年度の場合、インターネット申込では一次試験と二次試験両方を受験する場合12,400円、一次試験のみの場合9,300円、二次試験のみの場合9,300円でした。
郵送申込の場合は、一次試験と二次試験両方を受験する場合13,800円、一次試験のみの場合10,200円、二次試験のみの場合10,200円となります。インターネット申込の方が1,000円から1,400円程度安く設定されています。
受験手数料は年度ごとに改定される可能性があるため、申込前に電気技術者試験センターの公式ホームページで最新の金額を確認してください。科目合格制度を利用して一部科目のみを受験する場合でも、受験手数料は全科目受験と同額です。
受験料の支払方法と注意点
インターネット申込の場合、支払方法はクレジットカード決済、コンビニ決済、ペイジー決済の3種類から選択できます。クレジットカード決済は申込時に即座に決済が完了し、最も確実な方法です。
コンビニ決済の場合、申込後に発行される払込票番号を使って、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどの主要コンビニで支払います。支払期限は申込日から3日以内に設定されているため、速やかに支払う必要があります。
ペイジー決済は、インターネットバンキングやATMから支払う方法です。金融機関によって対応状況が異なるため、事前に確認しておくことをお勧めします。
郵送申込の場合は、払込取扱票を使って郵便局またはゆうちょ銀行で支払います。払込手数料は受験者負担となります。支払後の受領証は申込書類と一緒に送付する必要があるため、紛失しないよう注意してください。
受験料の払い戻しについて
電験1種の受験料は、原則として払い戻しされません。申込後に受験を取りやめる場合でも、受験手数料は返金されないため注意が必要です。
例外的に払い戻しが認められるケースは、試験が天災などの理由で中止された場合や、申込手続きに不備があり受験が認められなかった場合などに限られます。受験者の個人的な都合による払い戻しは一切行われません。
申込内容に誤りがあった場合、申込期間内であれば訂正できる場合がありますが、受験料の二重払いになる可能性もあります。申込時には受験区分、科目選択、個人情報を慎重に確認してから送信しましょう。
受験料が高額であることも考慮すると、確実に受験できる年度を選んで申し込むことが重要です。仕事の都合や体調面で不安がある場合は、無理に申し込まず、万全の状態で受験できる年度を選ぶ方が賢明です。
電験1種の試験会場と実施地域
電験1種の試験会場は全国の主要都市に設置されています。試験会場の選択方法と当日のアクセスについて確認しましょう。
電験1種の試験実施地域
電験1種試験は、全国11の都市で実施されます。実施都市は、札幌、仙台、東京、名古屋、富山、大阪、広島、高松、福岡、那覇、および沖縄本島です。電験2種・3種と比較すると実施地域が限定されているため、遠方からの受験者も少なくありません。
一次試験と二次試験は同じ都市で受験する必要はありません。例えば一次試験を東京で受験し、二次試験を大阪で受験することも可能です。ただし、申込時に希望する試験会場都市を選択する必要があります。
地方在住の受験者にとっては、試験会場までの交通費や宿泊費も考慮する必要があります。遠方の場合は前日入りして体調を整えることをお勧めします。試験当日の朝に長距離移動すると、疲労や遅延のリスクが高まります。
試験会場の選択と変更
試験会場の選択は、受験申込時に第1希望から第3希望まで選択できます。希望する都市を選択すると、電気技術者試験センターが具体的な会場(大学、専門学校、貸会議室など)を割り当てます。受験者が具体的な会場を指定することはできません。
第1希望の会場が定員に達している場合、第2希望または第3希望の会場が割り当てられます。申込が遅くなるほど希望通りの会場になりにくくなるため、早めの申込が推奨されます。
試験会場の変更は、申込期間内であれば可能な場合があります。電気技術者試験センターに連絡して変更手続きを行いますが、既に定員に達している会場への変更はできません。申込期間終了後の会場変更は原則として認められません。
受験票に記載された試験会場は、受験者の希望と異なる場合もあります。受験票が届いたら速やかに会場を確認し、アクセス方法を調べておきましょう。
試験会場へのアクセスと当日の注意点
試験会場へのアクセス方法は、受験票に記載されている住所と最寄り駅を参考に、事前に調べておくことが重要です。Googleマップなどの地図アプリで経路を確認し、所要時間を把握しましょう。
試験当日は公共交通機関の遅延も考慮して、余裕を持って会場に到着することをお勧めします。試験開始時刻の30分から1時間前には会場に到着できるよう計画しましょう。特に一次試験は朝9時30分開始のため、通勤ラッシュと重なる可能性があります。
試験会場周辺の駐車場事情も確認しておくことをお勧めします。大学などの会場では受験者用の駐車場が用意されていない場合が多いため、公共交通機関の利用が推奨されます。
会場によっては昼食を購入できる施設が近くにない場合もあります。一次試験は昼食休憩があるため、事前にコンビニやパン屋で昼食を購入しておくか、弁当を持参すると安心です。会場内で昼食を食べられる休憩室が用意されている場合が多いですが、混雑することもあるため注意が必要です。
電験1種の一次試験の実施形式と科目
電験1種の一次試験は筆記方式で実施され、4科目の試験があります。試験形式と各科目の内容を詳しく確認しましょう。
一次試験の試験形式(筆記方式)
電験1種の一次試験は、マークシート方式の筆記試験です。電験3種のようなCBT方式(Computer Based Testing)は導入されておらず、従来通りの紙ベースの試験が続いています。
解答用紙はマークシート形式で、選択肢の中から正解を選んでマークします。計算問題も多く出題されますが、最終的な答えをマークシートに記入する形式です。途中計算の過程は採点対象になりません。
試験時間内は途中退室が認められていません。全ての科目で試験終了時刻まで在席する必要があります。問題用紙は試験終了後に持ち帰ることができるため、自己採点に活用できます。
マークシートへの記入ミスは不合格につながるため、解答する際は慎重に確認しながらマークしましょう。特に問題番号とマークシートの番号がずれないよう注意が必要です。
一次試験の4科目の内容
電験1種の一次試験は、理論、電力、機械、法規の4科目で構成されます。各科目の出題範囲は電験2種・3種よりも広く、より高度な知識が求められます。
理論科目では、電気回路理論、電子回路理論、電磁気学、電気・電子計測などが出題されます。電験1種レベルでは、大学の電気工学科で学ぶ専門的な内容が中心となり、数学的な理解も必要です。
電力科目では、発電、変電、送配電、電気材料などが出題されます。火力・水力・原子力発電所の詳細な仕組み、超高圧送電システム、電力系統の安定化など、実務に直結する高度な内容が含まれます。
機械科目では、電動機、変圧器、パワーエレクトロニクス、自動制御、電気化学などが出題されます。電動機の制御理論や、最新のパワーデバイスに関する知識も求められます。
法規科目では、電気事業法、電気設備技術基準、電気施設管理などが出題されます。単なる暗記ではなく、法令の趣旨を理解し、実務に適用できる応用力が必要です。
一次試験の試験時間と問題数
一次試験の試験時間は科目ごとに異なります。理論科目は90分、電力科目と機械科目はそれぞれ75分、法規科目は60分です。1日で全4科目を受験するため、長時間の集中力が求められます。
問題数は科目によって異なりますが、理論科目は15問程度、電力科目と機械科目はそれぞれ15問程度、法規科目は10問程度が出題されます。1問あたりの配点は科目によって異なりますが、合計100点満点に換算されます。
合格基準は各科目60点以上です。科目合格制度があるため、全科目を同時に合格する必要はありません。1科目でも60点以上取れば、その科目は合格となり、翌年度・翌々年度は受験免除されます。
時間配分も重要な戦略です。難問に時間をかけすぎて時間切れにならないよう、解ける問題から確実に解答していく方法が有効です。見直しの時間も確保できるよう、各科目で5-10分程度の余裕を持って解答することをお勧めします。
電験1種の科目別対策では、各科目の効果的な学習方法と、試験当日の時間配分のコツを詳しく解説しています。一次試験突破に向けて、科目ごとの特性を理解した学習が重要です。
電験1種の二次試験の実施形式と科目
電験1種の二次試験は記述式で実施され、高度な専門知識と論述力が求められます。試験形式と科目内容を詳しく確認しましょう。
二次試験の試験形式(記述式)
電験1種の二次試験は、全て記述式の論述試験です。マークシートではなく、解答用紙に文章や計算式を記述して解答します。一次試験とは異なり、途中の計算過程や論理展開も採点対象となります。
記述式試験では、問題の意図を正確に理解し、論理的に説明する能力が求められます。単に答えを導き出すだけでなく、その過程を明確に示す必要があります。採点者が理解できる丁寧な字で、筋道立てて記述することが重要です。
試験時間は各科目150分(2時間30分)と長時間ですが、複雑な計算問題や深い考察を要する問題が出題されるため、時間が足りないと感じる受験者も多くいます。時間配分の練習も二次試験対策の重要な要素です。
電卓の持ち込みが認められていますが、関数電卓など特定の機能を持つ電卓は禁止されています。受験票に記載されている持ち込み可能な電卓の条件を必ず確認してください。
二次試験の2科目の内容
電験1種の二次試験は、電力・管理と機械・制御の2科目で構成されます。両科目とも実務に直結する応用問題が中心です。
電力・管理科目では、発電所や変電所の運用、電力系統の解析、事故対応、保安管理などが出題されます。具体的には、電力系統の潮流計算、短絡電流計算、系統安定度解析、事故時の対応策立案などです。実際の発電所や変電所で発生しうる問題を想定した実践的な問題が多く出題されます。
電力・管理科目では、単なる計算力だけでなく、電力システム全体を俯瞰する視点と、安全性・経済性・信頼性を総合的に判断する能力が求められます。現場での判断力を問う問題も多く、実務経験がある受験者に有利な面もあります。
機械・制御科目では、電動機の制御、パワーエレクトロニクス、自動制御理論、電気応用などが出題されます。具体的には、インバータ制御、PLCを用いた制御システム、制御系の安定性解析などです。最新の制御技術に関する知識も求められます。
機械・制御科目では、制御理論の深い理解と、実際の機器への応用力が試されます。ブロック線図の解析、伝達関数の導出、周波数応答の計算など、数学的な処理能力も必要です。
二次試験の試験時間と配点
二次試験の試験時間は、電力・管理科目が午前9時30分から12時まで(150分)、機械・制御科目が午後1時30分から16時まで(150分)です。各科目2時間30分という長時間の試験ですが、問題の難易度と分量を考えると決して余裕のある時間ではありません。
各科目の配点は100点満点で、合格基準は各科目60点以上です。一次試験と同様に、両科目とも60点以上取る必要があります。一方の科目のみ合格した場合でも、その科目は翌年度・翌々年度は受験免除されます。
二次試験では部分点が重要です。完全に正解できなくても、途中の計算過程や考え方が正しければ部分点がもらえます。時間が足りなくても、解答の方針や計算の途中経過を記述しておくことで、部分点を獲得できる可能性があります。
配点の高い問題を優先的に解答することも戦略の一つです。過去問を分析すると、問題ごとの配点傾向が見えてきます。電験1種の過去問活用法では、二次試験の記述式問題への効果的なアプローチ方法を詳しく解説しています。
電験1種の科目合格制度と一次試験免除制度
電験1種には科目合格制度と一次試験免除制度があります。これらの制度を活用することで、働きながらでも計画的に合格を目指せます。
電験1種の科目合格制度の仕組み
電験1種の科目合格制度は、一次試験と二次試験の両方に適用されます。一度合格した科目は、合格年度を含めて3年間有効となり、その期間は受験が免除されます。
一次試験の場合、理論・電力・機械・法規の4科目のうち、1科目でも60点以上取れば、その科目は科目合格となります。例えば2024年度に理論科目のみ合格した場合、2024年度、2025年度、2026年度の3年間、理論科目の受験が免除されます。
二次試験の場合も同様に、電力・管理、機械・制御の2科目のうち、1科目のみ合格した場合、その科目は3年間免除されます。例えば2024年度に電力・管理科目のみ合格した場合、2025年度と2026年度は機械・制御科目のみを受験すればよいことになります。
科目合格制度の有効期限は厳格に管理されており、4年目には失効します。例えば2024年度に合格した科目は、2027年度には失効し、再度受験する必要があります。長期的な受験計画を立てる際は、この有効期限を必ず考慮しましょう。
一次試験免除の条件と申請方法
一次試験免除を受けるための条件は、前述の通り、過去に一次試験に合格しているか、認定校卒業と実務経験の要件を満たすかのいずれかです。免除を受けるには、申込時に証明書類を提出する必要があります。
一次試験合格による免除の場合、合格年度の合格通知書のコピー、または電気技術者試験センター発行の科目合格証明書を提出します。合格通知書を紛失した場合は、電気技術者試験センターに科目合格証明書の発行を申請できます(手数料が必要)。
認定校卒業による免除の場合、卒業証明書、履修証明書、実務経験証明書を提出します。実務経験証明書は、勤務先の事業主または主任技術者に作成してもらう必要があります。証明書の様式は電気技術者試験センターのホームページからダウンロードできます。
申請方法は、インターネット申込の場合は証明書類をPDF形式でアップロード、または郵送で提出します。郵送申込の場合は、申込書類と一緒に証明書類を同封します。書類審査に時間がかかるため、申込は早めに済ませることをお勧めします。
科目合格を活用した合格戦略
科目合格制度を活用することで、複数年計画での合格が現実的になります。働きながら受験する場合、全科目を一度に合格するのは困難ですが、毎年1-2科目ずつ確実に合格していく戦略が有効です。
推奨される合格戦略は以下の通りです。1年目は得意科目または比較的学習しやすい科目に集中して、確実に科目合格を獲得します。2年目は1年目の合格科目を活かして、残りの科目に集中します。3年目で全科目合格を目指します。
具体例として、1年目に理論と法規の2科目合格、2年目に電力と機械の2科目合格、これで一次試験を突破します。2年目または3年目から二次試験対策を開始し、二次試験も複数年計画で合格を目指すという戦略もあります。
科目合格制度を活用する際の注意点は、有効期限内に全科目合格する計画を立てることです。1科目目の合格から3年以内に全科目合格しなければ、最初の科目が失効してしまいます。無理のない範囲で、かつ確実に進められる学習計画を立てましょう。
電験1種の勉強時間では、科目合格制度を活用した複数年計画の学習スケジュールを詳しく解説しています。自分の生活スタイルに合った無理のない計画を立ててください。
電験1種試験当日の持ち物と注意事項
電験1種試験当日は、必要な持ち物を揃え、ルールを守って受験しましょう。準備不足で受験できなくならないよう、事前確認が重要です。
電験1種試験の必須持ち物リスト
電験1種試験当日の必須持ち物は以下の通りです。まず受験票は必ず持参してください。受験票がないと受験できません。万が一紛失した場合は、試験日前に電気技術者試験センターに連絡して再発行手続きを行ってください。
本人確認書類も必要です。運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど、顔写真付きの公的身分証明書を持参します。学生証や社員証は本人確認書類として認められない場合があるため、公的な身分証明書を用意しましょう。
筆記用具として、HBまたはBの鉛筆(シャープペンシルも可)、消しゴムを複数本持参します。マークシート用にはHBまたはBの鉛筆が適しています。ボールペンや万年筆は使用できません。
電卓は持ち込み可能ですが、使用できる電卓には制限があります。四則演算とメモリー機能のみの電卓が認められており、関数電卓、プログラム機能付き電卓、電卓機能付き時計などは禁止されています。試験当日に持ち込み可否を確認されるため、規定に合った電卓を用意しましょう。
時計も必須です。試験会場に時計がない場合や、見にくい位置にある場合があります。腕時計を持参することをお勧めします。ただし、スマートウォッチなどの通信機能や計算機能がある時計は使用できません。
試験当日の服装と持ち込み禁止物
試験当日の服装に特別な規定はありませんが、長時間の試験に集中できる楽な服装が推奨されます。会場の温度調節が難しい場合もあるため、重ね着できる服装が便利です。夏場でも冷房が効きすぎている場合があるため、カーディガンやジャケットを持参すると安心です。
持ち込み禁止物として、携帯電話やスマートフォンは電源を切ってカバンにしまう必要があります。試験中に携帯電話の音が鳴った場合、不正行為と見なされる可能性があります。アラームなども必ずオフにしておきましょう。
参考書やノート、教材などは試験中に参照できません。試験開始前の待ち時間に確認することは可能ですが、試験開始後はカバンにしまう必要があります。耳栓やイヤホンも使用できません。
タブレット端末、ウェアラブル端末、通信機能付きの文房具なども持ち込み禁止です。試験監督員の指示に従わない場合、退場を命じられたり、不正行為として処分される可能性があります。
遅刻や欠席時の対応
電験1種試験では、試験開始後20分までの遅刻が認められています。20分以内に到着すれば受験できますが、試験時間の延長はありません。例えば9時30分開始の理論科目に9時50分に到着した場合、11時までの残り70分間で解答することになります。
20分を超えて遅刻した場合、その科目は受験できません。一次試験の場合、遅刻した科目以降の科目は受験できますが、遅刻した科目は欠席扱いとなり、不合格となります。科目合格制度を活用している場合でも、遅刻した科目は受験できません。
公共交通機関の遅延による遅刻の場合、遅延証明書を提示すれば受験を認められる場合があります。ただし、試験監督員の判断によるため、必ず認められるわけではありません。遅延のリスクを考慮し、余裕を持って会場に到着することが最も確実です。
欠席する場合、特に連絡する必要はありません。ただし、受験料の払い戻しは行われません。体調不良などで欠席せざるを得ない場合、科目合格が残っている場合はその有効期限内に再受験できます。欠席しても科目合格の有効期限に影響はありません。
電験1種の合格発表日と結果確認方法
電験1種の合格発表は、一次試験と二次試験でスケジュールが異なります。合格発表の確認方法と免状交付手続きを確認しましょう。
一次試験の合格発表スケジュール
電験1種の一次試験合格発表は、試験実施日から約5週間後の10月上旬に行われます。2024年度の場合、8月25日に一次試験が実施され、10月3日に合格発表が行われました。
合格発表日の午前9時に、電気技術者試験センターの公式ホームページで受験番号が掲載されます。自分の受験番号が掲載されているかを確認することで、合格・不合格を知ることができます。
合格者には後日、郵送で合格通知書が送付されます。合格通知書には科目合格の詳細や、二次試験の受験資格などが記載されています。この通知書は二次試験受験時や免状交付申請時に必要となる場合があるため、大切に保管してください。
科目合格者にも科目合格通知書が送付されます。科目合格通知書は、翌年度以降の受験申込時に科目免除を申請する際に必要です。紛失しないよう保管し、コピーを取っておくことをお勧めします。
二次試験の合格発表スケジュール
電験1種の二次試験合格発表は、試験実施日から約10週間後の1月下旬から2月上旬に行われます。2024年度の場合、11月17日に二次試験が実施され、2025年1月31日に合格発表が予定されています。
二次試験の合格発表も、電気技術者試験センターの公式ホームページで受験番号が掲載されます。二次試験の合格は電験1種試験の最終合格を意味し、第一種電気主任技術者免状の交付資格を得られます。
最終合格者には郵送で合格通知書が送付されます。この合格通知書は、主任技術者免状の交付申請に必要な重要書類です。絶対に紛失しないよう厳重に保管してください。万が一紛失した場合、再発行には時間と手数料がかかります。
二次試験で一部科目のみ合格した場合も、科目合格通知書が送付されます。翌年度以降に残りの科目のみを受験する際、この通知書が必要になります。
合格発表の確認方法と免状交付手続き
合格発表の確認方法は、電気技術者試験センターの公式ホームページにアクセスし、合格者受験番号一覧ページで自分の受験番号を探します。受験番号は試験種別、試験区分ごとに分けて掲載されています。
電話やメールでの合格確認には対応していません。必ずホームページで確認するか、郵送される合格通知書を待つ必要があります。合格発表日はアクセスが集中してホームページが繋がりにくくなる場合があるため、時間を置いて再度アクセスすることをお勧めします。
最終合格後の免状交付手続きは、住所地を管轄する都道府県の産業保安監督部または経済産業局に申請します。申請に必要な書類は、免状交付申請書、合格通知書、戸籍抄本または住民票、収入印紙(手数料)などです。
免状交付申請から免状が手元に届くまで、1ヶ月から2ヶ月程度かかります。免状が交付されて初めて、第一種電気主任技術者として業務に従事できるようになります。免状交付後は、実務経験を積むことで主任技術者としてのキャリアを歩めます。
電験2種の試験日程と比較すると、電験1種は試験回数や実施地域が限定されていることがわかります。他の電験種別との違いも理解しておくと、自分に合った受験計画が立てやすくなります。
電験1種の試験日程に関連するよくある質問(FAQ)
電験1種の試験日程について、受験者からよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 電験1種の試験は年に何回実施されますか?
電験1種の試験は年に1回のみ実施されます。一次試験が8月下旬、二次試験が11月中旬に行われ、年間を通じてこの1回しか受験機会がありません。
電験3種のようにCBT方式での複数回受験や、年2回実施といった制度は導入されていません。受験機会が限られているため、1回の試験に向けて十分な準備をすることが重要です。
もし不合格となった場合、次の受験機会は翌年となります。ただし、科目合格制度があるため、合格した科目は3年間有効です。複数年計画で段階的に合格を目指す戦略も有効です。
Q. 電験1種の申込期間はどのくらいですか?
電験1種の申込期間は、例年5月下旬から7月上旬までの約40日間です。2024年度の場合、5月27日から7月4日までが申込期間でした。
申込期間は約1ヶ月半ありますが、早めの申込が推奨されます。申込が遅くなると、希望する試験会場が定員に達している可能性があります。また、必要書類の準備に時間がかかる場合もあるため、余裕を持って手続きしましょう。
申込期間は毎年3月から4月頃に電気技術者試験センターの公式ホームページで公表されます。受験を予定している方は、公式サイトを定期的にチェックしてください。
Q. 電験1種の一次試験と二次試験は同じ年に受験できますか?
はい、電験1種の一次試験と二次試験は同じ年に受験できます。8月下旬の一次試験に合格すれば、11月中旬の二次試験を受験する資格が得られます。
一次試験の合格発表は10月上旬に行われるため、合格を確認してから二次試験対策を本格化させることもできます。ただし、合格発表から二次試験までは約1ヶ月しかないため、一次試験対策と並行して二次試験対策も進めておくことが推奨されます。
一次試験免除者の場合は、最初から二次試験のみを受験できます。認定校卒業者や過去に一次試験に合格している方は、二次試験に集中して学習できる利点があります。
Q. 電験1種の試験会場は自由に選べますか?
電験1種の試験会場は、受験申込時に希望する都市を第1希望から第3希望まで選択できます。ただし、具体的な試験会場(大学、専門学校など)は電気技術者試験センターが指定するため、受験者が選ぶことはできません。
試験実施都市は全国11都市(札幌、仙台、東京、名古屋、富山、大阪、広島、高松、福岡、那覇、沖縄本島)に限定されています。電験2種・3種と比べて実施地域が少ないため、遠方から受験する方も多くいます。
希望する試験会場が定員に達している場合、第2希望または第3希望の会場が割り当てられます。早めに申し込むことで、第1希望の会場で受験できる可能性が高まります。
Q. 電験1種と電験2種・3種の試験日は同じですか?
いいえ、電験1種と電験2種・3種の試験日は異なります。電験1種は8月下旬に一次試験、11月中旬に二次試験が実施されます。一方、電験2種も同様に8月下旬と11月中旬ですが、電験3種はCBT方式で年2回(上期と下期)実施されています。
電験1種と電験2種の一次試験は同じ日に実施されるため、両方を同時に受験することはできません。ただし、科目合格制度があるため、電験2種の一次試験免除を持っている場合、電験2種の二次試験と電験1種の一次試験を同じ年に受験することは可能です。
電験3種はCBT方式のため、受験者が試験日を選択できます。電験3種と電験1種・2種を同じ年に受験することも、スケジュール次第で可能です。電験2種の試験日程も参考にして、自分に合った受験計画を立ててください。
Q. 電験1種の一次試験免除は何年間有効ですか?
電験1種の一次試験免除は、合格年度を含めて3年間有効です。例えば2024年度に一次試験に合格した場合、2024年度、2025年度、2026年度の3年間、一次試験が免除され、二次試験のみを受験できます。
この3年間の有効期限内に二次試験に合格できなかった場合、4年目(2027年度)からは再び一次試験から受験する必要があります。一次試験免除の期間を有効活用して、二次試験対策に集中することが合格への近道です。
科目合格制度も同様に3年間有効です。一次試験の各科目合格や、二次試験の科目合格も、合格年度を含めて3年間免除されます。複数年計画で受験する場合は、有効期限を常に意識して学習計画を立てましょう。
まとめ:電験1種試験の日程・申込の重要ポイント
電験1種試験の日程と申込方法について、重要なポイントを振り返りましょう。
本記事の要点:
- 電験1種試験は年1回のみ実施され、一次試験が8月下旬、二次試験が11月中旬に行われます
- 申込期間は5月下旬から7月上旬までの約40日間で、期限を過ぎると受験できません
- 一次試験は筆記方式(マークシート)の4科目、二次試験は記述式の2科目で構成されます
- 科目合格制度により、合格科目は3年間有効で、複数年計画での合格が可能です
- 試験会場は全国11都市に限定されており、早めの申込で希望会場を確保しやすくなります
電験1種は国内最高峰の電気技術者資格であり、計画的な受験準備が合格の鍵となります。本記事で紹介した試験スケジュールと申込手続きを参考に、自分に合った受験計画を立ててください。
第一種電気主任技術者の資格取得は、電気技術者としてのキャリアの頂点を目指す挑戦です。年1回という限られた受験機会を最大限に活かし、科目合格制度も戦略的に活用しながら、合格に向けて着実に前進していきましょう。
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