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電気工事士2種試験の日程・申込方法|試験日程と申込期間を詳しく解説

電気工事士2種試験の受験を検討しているあなたへ。「試験はいつ実施されるのか」「申込はいつから始まるのか」という疑問は、正確な日程情報と申込方法を把握することで解決できます。本記事では、電気工事士2種試験の年間スケジュール、2025年度最新の試験日程、インターネット・郵送での申込手順について、電気技術者試験センターの公式情報をもとに詳しく解説します。この情報をもとに、電気工事士2種試験の受験に向けて、計画的な準備を始めましょう。

この記事を読むとわかること

  • 電気工事士2種試験の上期・下期の具体的な日程と申込期間
  • インターネット申込と郵送申込の詳しい手順
  • CBT方式と筆記方式の違いと選び方
  • 申込時の注意点と学科試験免除制度の活用方法

押さえておきたい3つのポイント

  1. 年2回のチャンス:電気工事士2種試験は上期(5〜7月)と下期(10〜12月)の年2回実施され、どちらでも受験可能です。申込期間は上期が3月中旬〜4月初旬、下期が8月中旬〜9月初旬と限られているため、事前のスケジュール確認が欠かせません。
  2. 学科試験はCBTまたは筆記を選択:2023年度から学科試験にCBT方式が導入され、受験者は約2ヶ月間の期間中で都合の良い日時を選んで受験できるようになりました。一方、筆記方式は従来通り指定日に一斉実施されます。
  3. 申込方法は2通り:インターネット申込(24時間受付)と郵送申込(消印有効)の2つの方法があります。インターネット申込ならマイページ作成後すぐに手続きでき、受験手数料もクレジットカードやコンビニ決済で支払えます。

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目次

電気工事士2種試験の年間スケジュール概要

電気工事士2種試験は、一般財団法人電気技術者試験センターが実施する国家試験です。年間スケジュールを把握することで、学習計画を立てやすくなり、申込漏れを防げます。

年2回実施される試験制度(上期・下期)

電気工事士2種試験は、年2回実施される試験制度を採用しています。上期試験は春から夏にかけて、下期試験は秋から冬にかけて行われます。

上期試験のスケジュールは、3月中旬の申込開始から7月下旬の技能試験合格発表まで約5ヶ月間にわたります。学科試験は5月中旬から6月上旬、技能試験は7月中旬に実施されます。

下期試験のスケジュールは、8月中旬の申込開始から12月下旬の技能試験合格発表まで約4ヶ月半です。学科試験は10月下旬から11月上旬、技能試験は12月中旬に実施されます。

どちらの試験も申込から合格発表まで一定の期間を要するため、受験を決めたら早めに申込期間を確認しておきましょう。

電気工事士2種試験の実施から免状交付までの流れ

電気工事士2種の資格取得には、試験合格後の免状申請まで含めた一連の流れを理解しておく必要があります。

試験は学科試験と技能試験の2段階で構成されます。まず学科試験に合格すると、同じ年度内に実施される技能試験を受験できます。学科試験のみ合格した場合、翌年度と翌々年度の2回は学科試験が免除され、技能試験から受験できる制度があります。

技能試験にも合格すると、都道府県知事に免状交付申請を行います。申請から免状の交付までは通常1〜2ヶ月かかります。免状を取得して初めて、電気工事士として業務に従事できるようになります。

上期と下期どちらを受験すべきか

上期と下期のどちらを受験するかは、あなたの学習準備の進捗状況と予定で決めましょう。

上期試験のメリットは、合格すれば夏までに資格を取得でき、秋以降の就職・転職活動や実務開始に活かせる点です。特に新卒者や転職希望者にとっては、年度前半での取得が有利に働きます。

下期試験のメリットは、上期で不合格だった場合の再チャレンジの機会になることです。また、春から学習を始めた方にとっては、十分な準備期間を確保できます。

試験の難易度や合格率に上期と下期で大きな差はありません。自分の学習ペースと目標時期に合わせて、無理のないスケジュールを選択することをおすすめします。

電気工事士2種とは?資格の概要・できること・取得メリットを徹底解説では、資格の基本情報を詳しく解説しています。

【2025年度最新】電気工事士2種試験の日程

2025年度の電気工事士2種試験は、電気技術者試験センターが発表する公式日程に基づいて実施されます。受験を計画している方は、最新の日程を必ず確認してください。

上期試験の日程(申込・学科・技能・合格発表)

2025年度上期試験の日程は以下の通りです。

申込受付期間は3月17日(月)から4月3日(木)までです。インターネット申込は17時まで、郵送申込は当日消印有効となります。この期間を過ぎると受験できないため、早めの申込を心がけましょう。

学科試験は、CBT方式が4月21日(月)から5月18日(日)まで実施されます。受験者は期間中の都合の良い日時を選んで受験できます。筆記方式は5月25日(日)に一斉実施されます。

技能試験は7月19日(土)または7月20日(日)に実施されます。受験日は試験センターが指定し、受験票に記載されます。

合格発表は、学科試験が6月上旬、技能試験が8月上旬に行われます。試験センターのウェブサイトで受験番号による合格者発表があり、その後合格者には郵送で結果通知書が届きます。

下期試験の日程(申込・学科・技能・合格発表)

2025年度下期試験の日程は以下の通りです。

申込受付期間は8月18日(月)から9月4日(木)までです。上期と同様に、インターネット申込は17時まで、郵送申込は当日消印有効です。

学科試験は、CBT方式が9月22日(月)から10月19日(日)まで実施されます。筆記方式は10月26日(日)に一斉実施されます。

技能試験は12月13日(土)または12月14日(日)に実施されます。上期と同じく、受験日は試験センターが指定します。

合格発表は、学科試験が11月上旬、技能試験が翌年1月中旬に行われます。

試験日程の確認方法と最新情報の入手先

電気工事士2種試験の正確な日程は、一般財団法人電気技術者試験センターの公式ウェブサイトで確認できます。

公式サイトでは、試験日程、申込方法、受験案内などの情報が随時更新されます。特に申込期間の開始日や試験日の詳細は、年度ごとに若干変更される場合があるため、受験を決めたら必ず最新情報を確認しましょう。

試験センターは電話での問い合わせにも対応しています。不明点がある場合は、平日の業務時間内に問い合わせることをおすすめします。

また、試験に関する重要なお知らせは、公式サイトのトップページに掲載されます。申込期間中や試験日の直前は、こまめにサイトをチェックすることで、変更や追加情報を見逃さずに済みます。

電気工事士2種試験の申込期間

電気工事士2種試験の申込期間は限られているため、事前に確認して余裕を持った申込を心がけましょう。申込期間を逃すと、その回の試験を受験できなくなります。

上期試験の申込期間(3月中旬〜4月初旬)

上期試験の申込期間は、例年3月中旬から4月初旬までの約2週間です。2025年度は3月17日(月)から4月3日(木)までとなっています。

インターネット申込の場合、最終日の17時までに手続きを完了させる必要があります。申込情報の入力、顔写真のアップロード、受験手数料の支払いをすべて期限内に済ませましょう。

郵送申込の場合、最終日の消印が有効です。ただし、配達の遅延リスクを考えると、期限の数日前には投函することをおすすめします。

申込開始直後は、試験センターのウェブサイトへのアクセスが集中する可能性があります。スムーズな申込のためにも、開始日の数日後に手続きするのが賢明です。

下期試験の申込期間(8月中旬〜9月初旬)

下期試験の申込期間は、例年8月中旬から9月初旬までの約2週間です。2025年度は8月18日(月)から9月4日(木)までとなっています。

夏季休暇シーズンと重なるため、長期不在になる予定がある方は特に注意が必要です。休暇前に申込を完了させるか、休暇中でもインターネットから申込できる環境を確保しておきましょう。

下期試験は、上期で不合格だった方の再チャレンジの機会でもあります。上期の結果を踏まえて学習計画を見直し、十分な準備をした上で申込むことが合格への近道です。

申込期間を逃した場合の対処法

万が一申込期間を逃してしまった場合、その回の試験は受験できません。電気工事士2種試験では、申込期間後の追加受付や特例措置は原則として行われません。

対処法としては、次回の試験を待つしかありません。上期を逃した場合は下期、下期を逃した場合は翌年度の上期が次のチャンスとなります。年2回の試験機会があるため、半年後には再度受験のチャンスが訪れます。

申込漏れを防ぐためには、スマートフォンのカレンダーアプリにリマインダーを設定しておく方法が効果的です。申込開始日の1週間前と前日に通知が来るように設定すれば、うっかり忘れを防げます。

また、試験センターのメールマガジンに登録しておくと、申込開始の案内が届きます。こうした公式の情報源を活用することで、確実に申込期間を把握できます。

電気工事士2種試験のインターネット申込方法

インターネット申込は、24時間いつでも手続きできる便利な方法です。パソコンやスマートフォンから簡単に申込でき、受験手数料の支払いもオンラインで完結します。

ステップ1:マイページアカウントの作成

インターネット申込を利用するには、まず電気技術者試験センターのウェブサイトでマイページアカウントを作成します。

アカウント作成には、メールアドレスが必要です。登録したメールアドレスには、申込確認や受験票の案内などの重要な通知が届くため、普段使用している確実に受信できるアドレスを登録しましょう。

アカウント作成画面では、氏名、生年月日、住所、電話番号などの基本情報を入力します。入力した情報は受験票や免状申請に使用されるため、正確に入力することが求められます。

パスワードは、英数字を組み合わせた8文字以上で設定します。マイページには受験に関する個人情報が保存されるため、他人に推測されにくい強固なパスワードを設定しましょう。

アカウント作成が完了すると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。メール内のリンクをクリックすることで、アカウントが正式に有効化されます。

ステップ2:申込情報の入力と試験地の選択

マイページにログインしたら、受験申込の手続きを開始します。

まず、受験する試験の種別と実施回(上期または下期)を選択します。電気工事士2種試験を選び、希望する実施回を間違えないように確認しましょう。

次に、学科試験の受験方式を選択します。CBT方式を選ぶ場合は、受験希望日時の候補も入力します。CBT方式は先着順で予約が埋まるため、早めの申込が希望日時での受験につながります。

試験地の選択では、受験する都道府県と会場を指定します。技能試験の会場は受験者数によって決まるため、申込時点では都道府県のみを選択します。

学科試験免除の対象者は、この段階で免除の申請を行います。前年度または前々年度に学科試験に合格している場合は、その旨を入力し、合格時の受験番号を記入します。

ステップ3:顔写真のアップロード

受験申込には、顔写真のアップロードが必須です。写真は受験票と免状に使用されるため、規定に沿った適切な写真を用意しましょう。

写真の規定は、6ヶ月以内に撮影したもので、縦4cm×横3cmのカラー写真です。背景は無地で、正面を向いた上半身の写真が求められます。

スマートフォンで撮影した写真でも申込できますが、照明が適切で鮮明に写っていることが条件です。顔全体がはっきりと確認でき、帽子やサングラスを着用していない写真を用意しましょう。

写真のファイル形式はJPEGまたはPNGで、ファイルサイズは5MB以下に制限されています。画像編集ソフトで過度に加工した写真は使用できません。

アップロードした写真は、マイページ上でプレビュー表示されます。規定に適合しているか、顔がはっきりと写っているかを確認してから、次のステップに進みましょう。

ステップ4:受験手数料の支払い

申込情報と顔写真のアップロードが完了したら、最後に受験手数料を支払います。

受験手数料は9,300円(非課税)です。インターネット申込では、クレジットカード、コンビニ決済、Pay-easy(ペイジー)の3つの支払方法から選択できます。

クレジットカード決済は、VISA、Mastercard、JCB、American Expressなどの主要カードに対応しています。決済は即座に完了し、申込もその場で確定します。

コンビニ決済を選択すると、支払い番号が発行されます。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどの主要コンビニで、申込から3日以内に支払いを完了させる必要があります。

Pay-easy決済は、インターネットバンキングやATMから支払う方法です。金融機関によって対応状況が異なるため、事前に利用可能か確認しておきましょう。

支払いが完了すると、登録したメールアドレスに受付完了メールが届きます。このメールは受験票が届くまで大切に保管しておきましょう。

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電気工事士2種試験の郵送申込方法

インターネット環境がない方や、郵送での申込を希望する方のために、従来通りの郵送申込も受け付けています。必要書類を揃えて、期限内に郵送する必要があります。

受験案内(申込書)の請求手順

郵送申込をするには、まず受験案内(申込書)を入手します。

受験案内は、電気技術者試験センターのウェブサイトから請求できます。請求フォームに氏名、住所、電話番号を入力すると、1週間程度で自宅に郵送されます。

受験案内は、全国の主要書店でも配布されています。特に技術書や資格試験の参考書を扱う書店では、申込期間中に入口付近やカウンターに置かれていることが多いです。

一部の都道府県では、電気工事関連の協会や商工会議所でも配布しています。地域によって配布場所が異なるため、詳細は試験センターのウェブサイトで確認しましょう。

受験案内には、申込書、受験手数料の払込用紙、返信用封筒が同封されています。申込に必要なすべての書類が揃っているため、あとは記入と写真の準備だけで申込できます。

申込書の記入と受験手数料の納付

受験案内を入手したら、申込書に必要事項を記入します。

申込書には、氏名、生年月日、住所、電話番号、試験地などを記入します。記入は黒のボールペンまたは万年筆で行い、鉛筆やシャープペンシルは使用できません。

顔写真は、6ヶ月以内に撮影した縦4cm×横3cmのカラー写真を貼り付けます。写真の裏面には氏名を記入しておくと、万が一剥がれた場合にも対応できます。

学科試験免除の対象者は、申込書の該当欄にチェックを入れ、前回合格時の受験番号を記入します。学科試験合格通知書のコピーを添付する必要はありませんが、受験番号は正確に記入しましょう。

受験手数料9,300円は、同封されている払込用紙を使って、郵便局またはコンビニで納付します。払込後の受領証は、申込書とともに返信用封筒に入れて郵送します。

申込書の郵送と消印有効の注意点

申込書と受験手数料の払込受領証を返信用封筒に入れ、期限内に郵送します。

郵送の期限は「当日消印有効」です。最終日に郵便局の窓口で手続きすれば、その日の消印が押されて有効となります。ポストに投函する場合は、最終集荷時刻に間に合うように投函しましょう。

書留や簡易書留での郵送をおすすめします。配達の記録が残るため、万が一配達トラブルがあった場合にも追跡できます。普通郵便でも申込は可能ですが、紛失リスクを考えると書留の方が安心です。

郵送後、試験センターに申込書が到着すると、受付完了の通知は特に届きません。受験票の発送時期になっても届かない場合は、試験センターに問い合わせましょう。

申込書の記入ミスや写真の不備があった場合、試験センターから連絡が来ることがあります。登録した電話番号には必ず出られるようにしておくか、留守番電話を設定しておきましょう。

電気工事士2種の学科試験方式(CBT・筆記)

2023年度から、電気工事士2種の学科試験にCBT方式が導入されました。受験者は従来の筆記方式とCBT方式のどちらかを選択できます。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方式を選びましょう。

CBT方式の特徴と試験日程

CBT(Computer Based Testing)方式は、全国のテストセンターに設置されたコンピューターを使って受験する方式です。

最大の特徴は、約2ヶ月間の実施期間中、都合の良い日時を選んで受験できる点です。上期試験では4月下旬から5月中旬、下期試験では9月下旬から10月中旬まで、ほぼ毎日受験のチャンスがあります。

受験会場は全国約200カ所のテストセンターから選択できます。主要都市だけでなく、地方都市にも会場があるため、多くの受験者が自宅や職場の近くで受験できます。

試験時間は120分で、筆記方式と同じです。問題数も50問で変わりません。コンピューター画面に表示される問題を読み、マウスで解答を選択する形式です。

CBT方式では、試験終了後すぐに合格・不合格の判定が画面に表示されます。正式な合格発表は後日行われますが、その場で結果を知ることができるのは大きなメリットです。

筆記方式の特徴と試験日

筆記方式は、従来からの試験方式で、マークシート形式で解答します。

試験は年2回、上期は5月下旬、下期は10月下旬の指定された日曜日に一斉実施されます。受験会場は全国の主要都市に設けられ、申込時に選択した都道府県内の会場が指定されます。

試験時間は120分で、50問の四肢択一問題に解答します。問題用紙に直接メモを取ったり、計算したりできるため、紙での解答に慣れている方には向いています。

筆記方式のメリットは、問題用紙を持ち帰れる点です。試験後に自己採点ができるため、技能試験の準備を早めに始められます。

合格発表は試験日から約3週間後です。CBT方式よりも結果がわかるまでの期間が長くなりますが、正式な合格通知を待ってから技能試験の準備を始めても十分間に合います。

CBT方式と筆記方式の選び方

CBT方式と筆記方式のどちらを選ぶかは、あなたのスケジュールと好みによって決めましょう。

CBT方式をおすすめするのは、平日に受験したい方、早めに結果を知りたい方、仕事や家庭の都合で特定の日に受験できない可能性がある方です。予約した日時に都合が悪くなった場合、規定の期限内なら変更も可能です。

筆記方式をおすすめするのは、コンピューターでの受験に不慣れな方、問題用紙にメモを取りながら解きたい方、自己採点をして早めに技能試験の準備を始めたい方です。

試験の難易度や出題内容に違いはありません。どちらの方式でも同等の難易度の問題が出題され、合格基準も同じです。

申込時に選択した方式は、原則として変更できません。申込前に十分検討し、自分に合った方式を選択しましょう。

学科試験の対策に関してもっと詳しい記事はこちら
電気工事士2種の過去問活用法|効果的な過去問の使い方と解説

電気工事士2種の技能試験日程と会場

学科試験に合格すると、技能試験を受験できます。技能試験は実際に電気工事の作業を行う実技試験で、学科試験とは異なる準備が必要です。

技能試験の実施日(土曜または日曜)

技能試験は、学科試験の約1〜2ヶ月後に実施されます。上期試験では7月中旬、下期試験では12月中旬の土曜日または日曜日に行われます。

受験日は受験者が選択できず、試験センターが指定します。土曜日と日曜日のどちらになるかは受験票で確認できます。受験者数や会場の都合によって、同じ地域でも受験日が分かれることがあります。

試験時間は40分です。公表されている候補問題13問の中から1問が出題され、配布された材料と持参した工具を使って作品を完成させます。

技能試験では、複線図の作成、電線の切断・剥離、器具への結線、組み立てなどの実技作業を行います。制限時間内に欠陥なく作品を完成させることが合格の条件です。

試験当日は、指定された工具や筆記用具を持参します。工具の不備があると受験できない場合もあるため、事前の確認と練習が欠かせません。

試験会場の確認方法

技能試験の会場は、学科試験の会場とは異なる場合があります。受験票に記載された会場を必ず確認しましょう。

試験会場は、専門学校、工業高校、公共施設などが使用されます。会場によっては、最寄り駅から離れている場合もあるため、事前に場所と交通手段を調べておくことをおすすめします。

試験センターのウェブサイトでは、試験会場の一覧と地図が公開されます。受験票が届いたら、すぐに会場の場所を確認し、当日の移動計画を立てましょう。

試験当日は、余裕を持って会場に到着するよう心がけます。公共交通機関の遅延も考慮して、30分以上前には会場に到着できるスケジュールを組みましょう。

会場には駐車場がない場合も多いため、公共交通機関の利用をおすすめします。やむを得ず車で来場する場合は、近隣のコインパーキングを事前に調べておきましょう。

受験票の発送時期と内容確認

技能試験の受験票は、試験日の約2週間前に発送されます。上期試験では7月上旬、下期試験では11月下旬に届きます。

受験票には、受験番号、受験日時、試験会場、持参物、注意事項などが記載されています。届いたらすぐに内容を確認し、不備や誤りがあれば試験センターに連絡しましょう。

受験番号は、合格発表で使用する重要な情報です。受験票の写真を撮影しておくか、メモを取っておくことをおすすめします。

受験票に記載された持参物リストには、工具の種類とサイズが具体的に記載されています。この内容に沿って工具を準備し、試験前日までに動作確認をしておきましょう。

受験票を紛失した場合は、すぐに試験センターに連絡します。再発行の手続きを取ることができますが、試験当日までに間に合わない可能性もあるため、受験票は大切に保管しましょう。

技能試験の対策に関してもっと詳しい記事はこちら
電気工事士2種技能試験とは?実技試験の内容・日程・対策を徹底解説

電気工事士2種試験の受験手数料と支払方法

電気工事士2種試験を受験するには、受験手数料の支払いが必要です。支払方法や期限を理解して、スムーズに申込手続きを進めましょう。

受験手数料9,300円の内訳

電気工事士2種試験の受験手数料は、インターネット申込・郵送申込ともに9,300円(非課税)です。

この受験手数料には、学科試験と技能試験の両方が含まれています。学科試験のみ、技能試験のみの受験でも同じ金額です。

学科試験免除者も、同じく9,300円の受験手数料を支払います。前年度または前々年度に学科試験に合格し、技能試験のみを受験する場合でも、手数料の減額はありません。

一度支払った受験手数料は、いかなる理由があっても返金されません。申込後に受験を取りやめた場合や、試験を欠席した場合でも返金されないため、受験の意思を固めてから申込みましょう。

受験手数料の改定が行われる可能性もあります。最新の受験手数料は、必ず試験センターの公式ウェブサイトで確認してください。

クレジットカード・コンビニ・Pay-easy決済

インターネット申込では、3つの支払方法から選択できます。

クレジットカード決済は、最も迅速に申込を完了できる方法です。VISA、Mastercard、JCB、American Expressなどの主要な国際ブランドに対応しています。決済が即座に完了するため、申込もその場で確定します。

コンビニ決済を選択すると、支払い番号が発行されます。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなどで、店頭端末を操作して支払います。現金での支払いとなり、領収書が発行されます。

Pay-easy決済は、銀行のインターネットバンキングやATMから支払う方法です。多くの金融機関が対応していますが、利用前に自分の銀行が対応しているか確認しましょう。

郵送申込の場合は、郵便局またはコンビニで払込用紙を使って現金で支払います。払込後の受領証を申込書とともに郵送することで、申込が完了します。

支払期限と入金確認方法

支払期限は、選択した支払方法によって異なります。

クレジットカード決済は、申込手続き時に即座に決済されます。決済が完了すると、登録したメールアドレスに受付完了メールが届きます。

コンビニ決済とPay-easy決済は、支払い番号発行から3日以内に支払いを完了させる必要があります。期限を過ぎると支払い番号が無効になり、申込も無効となります。

郵送申込の場合は、申込書の郵送期限までに受験手数料を納付し、払込受領証を申込書とともに郵送します。支払いと郵送の両方を期限内に完了させましょう。

入金確認は、マイページにログインすることで確認できます。インターネット申込の場合、マイページに「受付完了」と表示されれば、支払いが正常に処理されています。

支払いに関する不明点や、入金が反映されない場合は、試験センターに問い合わせましょう。特に申込期限間際の支払いは、処理に時間がかかる場合があります。

電気工事士2種試験申込時の注意点

電気工事士2種試験の申込では、いくつかの注意点があります。これらを事前に把握しておくことで、スムーズな申込と受験準備が可能になります。

顔写真の要件と撮影時の注意

申込に使用する顔写真は、厳格な要件が定められています。

写真のサイズは、縦4cm×横3cmのカラー写真です。6ヶ月以内に撮影したもので、背景は無地(白、青、グレーなど)が求められます。

撮影時は、正面を向き、帽子やサングラス、マスクを外した状態で写ります。髪が顔にかかっていると不鮮明とみなされる可能性があるため、顔全体がはっきりと見えるようにしましょう。

スナップ写真や画像を切り抜いたものは使用できません。証明写真機や写真店で撮影した、証明写真として適切なものを用意しましょう。

インターネット申込では、写真データをアップロードします。スマートフォンで撮影した写真でも問題ありませんが、照明が適切で、規定のサイズと画質を満たしている必要があります。

郵送申込では、写真を申込書に貼り付けます。写真の裏面に氏名を記入しておくと、万が一剥がれた場合にも対応できます。

学科試験免除制度の申請方法

前年度または前々年度に学科試験に合格している場合、学科試験免除制度を利用できます。

学科試験免除を申請するには、申込時に該当する項目にチェックを入れ、前回合格時の受験番号を記入します。インターネット申込でも郵送申込でも、この情報の入力が必要です。

学科試験合格通知書のコピーを添付する必要はありません。受験番号の入力のみで免除が適用されます。ただし、受験番号を誤って記入すると免除が認められないため、正確に入力しましょう。

学科試験免除の有効期限は、合格した年度の翌年度と翌々年度の2回です。例えば、2024年度上期の学科試験に合格した場合、2025年度と2026年度の技能試験を学科試験免除で受験できます。

学科試験免除で申込んだ場合、受験手数料は通常と同じ9,300円です。免除による減額はありません。

学科試験の免除制度を利用して技能試験に専念する際は、十分な準備時間を確保しましょう。電気工事士2種の勉強時間は?必要な学習時間と効率的な計画を解説では、効果的な学習計画の立て方を紹介しています。

申込内容の変更とキャンセルについて

申込後の内容変更には制限があります。

氏名、生年月日、住所などの基本情報に誤りがあった場合、申込期間中であれば試験センターに連絡して訂正できます。ただし、申込期間終了後の変更は原則として認められません。

試験地の変更は、申込期間中のみ可能です。申込期間終了後は、どのような理由があっても試験地の変更はできません。

学科試験の受験方式(CBTまたは筆記)の変更も、申込期間中のみ可能です。申込時に慎重に選択しましょう。

申込のキャンセルは認められていません。一度申込むと、受験しない場合でも受験手数料は返金されません。体調不良や急な予定変更で受験できなくなった場合でも、返金や次回への振替はできません。

住所変更があった場合は、速やかに試験センターに連絡しましょう。受験票が届かなくなる可能性があります。電話またはマイページから変更手続きができます。

電気工事士2種試験の合格発表と免状申請

試験に合格したら、次は免状の申請手続きを行います。免状を取得して初めて、電気工事士として業務に従事できるようになります。

学科試験・技能試験の合格発表日

学科試験と技能試験の合格発表は、それぞれ試験日から約3週間後に行われます。

学科試験の合格発表は、上期試験が6月上旬、下期試験が11月上旬です。CBT方式の場合、試験終了直後に画面上で合否判定を確認できますが、正式な合格発表は筆記方式と同じ日に行われます。

技能試験の合格発表は、上期試験が8月上旬、下期試験が翌年1月中旬です。技能試験には即日判定がないため、合格発表日まで待つ必要があります。

合格発表日の午前中に、試験センターのウェブサイトで受験番号による合格者発表が行われます。自分の受験番号が掲載されているか確認しましょう。

電話での合否問い合わせは受け付けていません。ウェブサイトでの確認、または郵送される結果通知書で合否を確認します。

Web公表と結果通知書の発送時期

合格発表は、ウェブサイトでの公表と結果通知書の郵送の2つの方法で行われます。

ウェブサイトでの合格者発表は、合格発表日の午前9時頃から閲覧できます。受験番号のリストが掲載されるため、自分の番号を探して合否を確認します。

結果通知書は、合格発表日から1週間程度で郵送されます。学科試験の結果通知書には、得点と合否判定が記載されています。技能試験の結果通知書は、合格者には合格証明書が、不合格者には欠陥の内容が記載された通知書が送られます。

学科試験に合格し技能試験が不合格だった場合、学科試験免除の権利が翌年度と翌々年度に適用されます。この権利を使って、技能試験のみの受験で再チャレンジできます。

結果通知書は、免状申請や就職活動で必要になる場合があります。大切に保管しておきましょう。

免状申請の手続きと交付までの期間

技能試験に合格したら、都道府県知事に免状交付申請を行います。

免状申請は、あなたが住民票のある都道府県の担当窓口に行います。多くの都道府県では、電気工事工業組合や県庁の担当課で受け付けています。

申請に必要な書類は、免状交付申請書、技能試験合格通知書、住民票または戸籍抄本、顔写真、申請手数料です。申請手数料は都道府県によって異なりますが、5,000円前後が一般的です。

申請から免状の交付までは、通常1〜2ヶ月かかります。繁忙期には3ヶ月程度かかる場合もあるため、早めに申請しましょう。

免状が交付されると、自宅に郵送されるか、窓口での受け取りとなります。免状を受け取って初めて、電気工事士として業務に従事できるようになります。

免状は更新の必要がなく、一度取得すれば生涯有効です。ただし、紛失や汚損した場合は、再交付の手続きが必要になります。

合格率や試験の難易度に関してもっと詳しい記事はこちら
電気工事士2種の難易度・合格率|試験の難易度と合格率データを分析

電気工事士2種試験の日程に関連するよくある質問(FAQ)

電気工事士2種試験の申込はいつから始まりますか?

電気工事士2種試験の申込は、上期が3月中旬から4月初旬、下期が8月中旬から9月初旬に行われます。2025年度の具体的な期間は、上期が3月17日から4月3日、下期が8月18日から9月4日です。申込期間は約2週間と限られているため、早めに手続きを済ませましょう。インターネット申込は最終日の17時まで、郵送申込は当日消印有効です。

電気工事士2種は上期と下期で難易度が違いますか?

電気工事士2種試験の難易度は、上期と下期で大きな差はありません。合格率も概ね同程度で推移しており、どちらの時期を選んでも試験の公平性は保たれています。ただし、上期は新卒者や転職希望者が多く、下期は上期で不合格だった方の再チャレンジが多い傾向があります。自分の学習進捗と目標時期に合わせて、受験する時期を選びましょう。

電気工事士2種のCBT方式と筆記方式はどちらがおすすめですか?

CBT方式と筆記方式のどちらが良いかは、あなたの都合と好みによります。CBT方式は約2ヶ月間の期間中で好きな日時を選んで受験でき、試験後すぐに結果がわかるメリットがあります。一方、筆記方式は問題用紙にメモを取りながら解けて、問題を持ち帰って自己採点できる利点があります。試験内容や難易度に差はないため、自分に合った方式を選びましょう。

電気工事士2種試験の受験票はいつ届きますか?

電気工事士2種の学科試験の受験票は、試験日の約2週間前に発送されます。CBT方式の場合は予約確認メールが届き、筆記方式の場合は郵送で受験票が届きます。技能試験の受験票は、試験日の約2週間前に郵送されます。受験票が届かない場合は、試験センターに早めに問い合わせましょう。受験票には受験番号、試験会場、持参物などの重要情報が記載されています。

電気工事士2種の学科試験に合格したら技能試験はいつ受験できますか?

電気工事士2種の学科試験に合格すると、同じ年度内に実施される技能試験を受験できます。上期の学科試験に合格した場合は7月中旬の技能試験、下期の学科試験に合格した場合は12月中旬の技能試験を受験します。学科試験合格から技能試験まで約1〜2ヶ月の準備期間があります。万が一技能試験が不合格だった場合、翌年度と翌々年度は学科試験免除で技能試験のみを受験できます。

電気工事士2種試験の申込期限を過ぎてしまいましたが、どうすればいいですか?

残念ながら、電気工事士2種試験の申込期限を過ぎた場合、その回の試験は受験できません。試験センターでは申込期間後の追加受付や特例措置は行っていません。次回の試験を待つしかありません。電気工事士2種試験は年2回実施されるため、上期を逃した場合は半年後の下期、下期を逃した場合は翌年度の上期が次のチャンスです。次回の申込を確実に行うため、スマートフォンのリマインダー機能を活用しましょう。

まとめ:電気工事士2種試験は計画的な申込と準備が重要

電気工事士2種試験は年2回実施され、上期・下期それぞれに申込期間、学科試験、技能試験のスケジュールが設定されています。申込期間は上期が3月中旬から4月初旬、下期が8月中旬から9月初旬と限られているため、早めの準備が欠かせません。学科試験ではCBT方式と筆記方式から選択でき、技能試験は土曜または日曜に実施されます。受験手数料は9,300円で、インターネット申込または郵送申込で手続きできます。

まずは、電気工事士2種とはで資格の基本を確認し、電気技術者試験センターの公式サイトで最新の試験日程をチェックしましょう。申込期間を逃さないよう、カレンダーにリマインダーを設定することをおすすめします。学科試験の対策には過去問の活用が効果的で、技能試験には実技対策が必須です。

計画的な申込と着実な準備で、電気工事士2種の資格取得を実現しましょう。

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