簿記専門学校や通信講座の選び方について調べているあなたへ。「どのスクールを選べば良いのか分からない」「独学と専門学校、どちらが自分に合っているのか」という疑問は、各スクールの特徴と自分の学習スタイルを理解することで解決できます。
本記事では、簿記専門学校・通信講座の種類と特徴、選び方の7つのポイント、主要スクールの比較、料金相場について、実際のデータを交えて詳しく解説します。この情報をもとに、簿記試験合格に向けて、自分に最適な学習方法を選択しましょう。
- 簿記専門学校・通信講座の種類と学習スタイルの違い
- スクール選びで重視すべき7つのポイントと比較方法
- 主要スクール(大原・TAC・クレアールなど)の特徴と料金相場
- 通学講座と通信講座のメリット・デメリット、独学との比較
- 学習スタイルの選択:通学講座は講師に直接質問できる環境が魅力ですが費用は6〜10万円、通信講座は1〜5万円と安価で自分のペースで学習できます。自分の生活スタイルと予算に合わせて選びましょう。
- スクール選びの基準:合格実績だけでなく、教材の分かりやすさ、講師の質、サポート体制を総合的に評価することが重要です。無料体験や資料請求を活用して、複数のスクールを比較検討しましょう。
- 級別の選び方:簿記3級は独学でも合格可能ですが、簿記2級以上は専門学校や通信講座の利用が効率的です。特に工業簿記が加わる2級では、体系的な指導を受けることで学習時間を大幅に短縮できます。
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簿記専門学校・通信講座とは?学習スタイルの種類
簿記の学習方法は大きく分けて「通学講座」「通信講座」「独学」の3つがあります。それぞれ学習環境や費用、サポート体制が異なるため、自分のライフスタイルや学習目標に合わせて選択することが重要です。
通学講座(教室通学・対面授業)
通学講座は資格の大原やTACなどの専門学校が提供する教室での対面授業です。決められた日時に教室へ通い、講師から直接指導を受けられる学習スタイルです。
通学講座の特徴は、講師に質問できる環境と学習仲間との交流にあります。分からない箇所をその場で解決できるため、理解が深まりやすく、同じ目標を持つ受講生との情報交換もモチベーション維持に役立ちます。授業は週1〜2回のペースで開講されることが多く、3〜6ヶ月程度で簿記3級や2級の合格を目指すカリキュラムが組まれています。
ただし、通学には時間と費用がかかります。簿記3級の通学講座で3〜5万円、簿記2級では6〜10万円程度が相場です。仕事や家事との両立を考えると、通学時間の確保が課題となる場合もあります。
通信講座(Web講座・オンライン学習)
通信講座はインターネットを活用したオンライン学習で、スタディングやクレアール、フォーサイトなどが提供しています。スマートフォンやタブレット、パソコンで講義動画を視聴しながら学習を進めます。
通信講座の最大の魅力は、時間と場所を選ばない柔軟な学習スタイルです。通勤時間や昼休み、寝る前の空き時間を活用して、自分のペースで進められます。講義動画は倍速再生や繰り返し視聴が可能なため、理解度に応じて学習速度を調整できます。
費用面でも通学講座より安価で、簿記3級なら5千円〜3万円、簿記2級でも1〜5万円程度で受講できます。メールやチャットでの質問サポートも充実しており、独学の不安を解消しながら効率的に学習できる環境が整っています。
独学との違いとスクール利用のメリット
独学は市販のテキストと問題集を購入して自力で学習する方法です。費用は簿記3級で5千円〜1万円程度と最も安く抑えられますが、学習計画の立案から進捗管理まで全て自分で行う必要があります。
スクールを利用する最大のメリットは、体系的なカリキュラムと専門家のサポートです。合格に必要な知識が整理されたテキストと、出題傾向を分析した問題集が提供され、効率的な学習が可能になります。特に簿記2級以上では、工業簿記や連結会計など複雑な論点が増えるため、講師の解説を受けることで理解が格段に深まります。
また、質問サポートや学習進捗の管理機能により、挫折しにくい環境が整っています。独学では分からない箇所で立ち往生してしまうリスクがありますが、スクールなら疑問点をすぐに解決できるため、学習がスムーズに進みます。
簿記専門学校と通信講座の詳細な比較は、この後のセクションで解説していきます。
簿記専門学校・通信講座の選び方7つのポイント
簿記スクールを選ぶ際は、合格実績や料金だけでなく、複数の観点から総合的に評価することが大切です。ここでは、スクール選びで重視すべき7つのポイントを詳しく解説します。
合格実績と合格率を確認する
スクール選びで最初に確認したいのが合格実績です。資格の大原やTACは毎年数千人規模の合格者を輩出しており、実績が豊富なスクールは指導ノウハウが蓄積されています。
ただし、合格実績の公表方法はスクールによって異なります。「○○名合格」という人数で示す場合と、「合格率○○%」という割合で示す場合があります。フォーサイトのように合格率を公表しているスクールは、全国平均と比較できるため参考になります。例えば、簿記2級の全国平均合格率が約20%のところ、フォーサイトは80%以上の合格率を達成しています。
注意点として、合格実績には「延べ人数」と「実人数」の違いがあります。同じ人が複数級に合格した場合、延べ人数ではカウントが重複します。また、通学講座と通信講座を合算しているケースもあるため、自分が受講する形態での実績を確認しましょう。
料金とコストパフォーマンスを比較する
簿記スクールの受講料は、通学講座で3〜10万円、通信講座で5千円〜5万円と幅があります。単純に安いスクールを選ぶのではなく、提供されるサービス内容と料金のバランスを見極めることが重要です。
高額な通学講座は、対面授業や個別指導、自習室の利用などが含まれています。一方、低価格のオンライン講座は、最低限の講義動画と教材のみの場合もあります。スタディングは業界最安値クラスですが、質問サポートは有料オプションとなっています。
コストパフォーマンスを評価する際は、以下の項目を確認しましょう。
- 教材費は受講料に含まれているか
- 質問サポートは無制限か、回数制限があるか
- 模擬試験や答案添削は含まれているか
- 不合格時の再受講制度はあるか
- 教育訓練給付金制度は利用できるか
資格の大原やTACは受講料が高めですが、充実したサポート体制と実績を考えると、確実に合格したい人にとっては適切な投資といえます。
教材・テキストの分かりやすさ
簿記学習の中心となるテキストの質は、学習効率に直結します。スクール独自のオリジナル教材は、長年の指導経験から生まれた工夫が詰まっています。
良いテキストの特徴は、図解やイラストが豊富で視覚的に理解しやすいこと、重要ポイントが明確に示されていること、段階的に難易度が上がる構成になっていることです。TACの「合格テキスト」シリーズは、体系的な構成と詳しい解説で定評があります。
ネットスクールやクレアールは、簿記専門のスクールとして独自のノウハウを教材に反映しています。特にクレアールの「非常識合格法」は、合格に必要な論点に絞り込んだ効率的なテキストとして評価されています。
無料サンプルや体験講座でテキストの内容を確認し、自分にとって読みやすく理解しやすいかを判断しましょう。文字が多すぎると感じる人は図解重視のテキスト、詳しい解説が欲しい人は記述量の多いテキストが向いています。
講義の質と講師陣の実力
講義の分かりやすさは学習効果を大きく左右します。特に簿記2級以上では、工業簿記の原価計算や連結会計など、独学では理解が難しい論点が増えるため、講師の指導力が重要になります。
優れた講師は、複雑な会計処理を身近な例に置き換えて説明したり、試験での出題パターンを示したりすることで、理解と記憶を促進します。資格の大原やTACは、専任講師による質の高い授業で知られており、講師の指導実績も公開しています。
通信講座の場合、講義動画のクオリティも確認ポイントです。画質や音質が悪いと集中力が削がれます。また、板書の見やすさや説明のテンポも学習効率に影響します。ユーキャンは初心者向けに丁寧な解説を心がけており、会計知識がゼロの人でも理解できる構成になっています。
無料体験講座を活用して、実際の講義を視聴することをおすすめします。自分にとって聞き取りやすい話し方か、説明のスピードは適切か、具体例が豊富かなどを確認しましょう。
サポート体制(質問対応・添削)
学習中の疑問をすぐに解決できるサポート体制は、挫折を防ぐ重要な要素です。独学で最も困るのが「分からない箇所で立ち止まってしまう」ことですが、質問サポートがあれば安心して学習を進められます。
質問対応の方法はスクールによって異なります。通学講座なら授業前後に講師へ直接質問できます。通信講座ではメール、チャット、電話などの手段があり、回答までの時間も確認しましょう。資格の大原は24時間以内の回答を目指しており、学習のリズムを崩しません。
質問回数に制限があるスクールもあります。クレアールは質問回数無制限ですが、一部の格安講座では質問が有料オプションの場合もあります。簿記初心者や2級以上を目指す人は、質問サポートが充実したスクールを選びましょう。
添削サービスも重要です。模擬試験や答案練習で自分の解答を添削してもらうことで、独りよがりな理解を修正できます。TACは定期的な答案練習会を実施しており、弱点を把握しながら学習を進められます。
学習スタイルが自分に合っているか
いくら評判の良いスクールでも、学習スタイルが自分に合わなければ継続できません。通学講座と通信講座では学習の進め方が大きく異なるため、自分の生活パターンや性格に合った選択が必要です。
通学講座は決まった時間に教室へ通うため、強制力が働きます。仕事帰りに直接教室へ行く習慣ができれば、自然と学習時間が確保されます。また、他の受講生と一緒に学ぶことで、モチベーションを維持しやすくなります。ただし、急な残業や予定変更があると欠席せざるを得ません。
通信講座は時間と場所の自由度が高い反面、自己管理能力が求められます。「今日は疲れたから明日にしよう」と先延ばしにしてしまう人には向きません。スタディングやフォーサイトは、学習進捗を可視化する機能や、定期的な励ましメールでモチベーション維持をサポートしています。
自分の性格や生活環境を振り返り、「強制力があった方が続く」タイプか「自分のペースで進めたい」タイプかを見極めましょう。
簿記1級まで対応しているか
将来的に簿記1級を目指す可能性がある人は、1級まで対応しているスクールを選ぶと継続的な学習がスムーズです。3級から順に同じスクールで学ぶことで、テキストの構成や講師の教え方に慣れ、効率的に上位級へステップアップできます。
資格の大原、TAC、クレアール、ネットスクールは簿記1級まで対応しており、3級・2級・1級のセットコースも用意されています。セットコースは個別に申し込むより割安になるため、複数級の取得を計画している人にはお得です。
一方、スタディングやユーキャンは簿記3級と2級のみの対応です。1級を目指す場合は別のスクールへ移る必要がありますが、3級や2級で確実に合格してから考えても遅くはありません。
自分のキャリアプランを考え、簿記をどこまで深く学びたいかを明確にした上でスクールを選びましょう。
簿記専門学校・通信講座の主要スクール比較一覧
簿記スクール市場には多数のプレイヤーがいますが、ここでは実績と知名度が高い7つのスクールを比較します。それぞれの特徴と強みを理解し、自分に合ったスクールを見つけましょう。
資格の大原:合格実績No.1の老舗専門学校
資格の大原は1979年創立の老舗専門学校で、簿記検定の合格者数で業界トップの実績を誇ります。全国に教室を展開し、通学講座と通信講座の両方を提供しています。
大原の強みは、専任講師による質の高い授業と充実したサポート体制です。簿記3級の通学講座は29,800円、簿記2級は82,200円が標準的な料金設定です。受講料は高めですが、教材の質、講師の指導力、質問対応の速さなど、総合的なサービスレベルは業界最高水準といえます。
通学講座では自習室を自由に利用でき、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境があります。通信講座も充実しており、Web講義の視聴期限が長く設定されているため、自分のペースで繰り返し学習できます。
簿記1級まで対応しており、3級から1級までの一貫したカリキュラムで学べることも魅力です。確実に合格したい人、実績のあるスクールで学びたい人におすすめです。
大原簿記専門学校の詳細では、コース内容や料金体系、合格実績についてさらに詳しく解説しています。
TAC:講師の質と教材が評判
TACは資格の大原と並ぶ大手専門学校で、講師の質と教材の完成度で高い評価を得ています。全国の主要都市に教室を構え、通学と通信の両スタイルに対応しています。
TACの特徴は、市販もされている「合格テキスト」シリーズの質の高さです。体系的な構成と詳細な解説により、独学者からも支持されています。講義では、このテキストを使いながら試験での出題ポイントを丁寧に説明してくれます。
簿記3級の通学講座は27,500円から、簿記2級は83,000円からと大原と同水準の料金です。定期的な答案練習会や模擬試験が充実しており、実戦力を養えます。
TACは講師の指導実績を公開しており、ベテラン講師の授業を選べることも安心材料です。質問対応も丁寧で、疑問点を残さず学習を進められます。
TAC簿記講座の詳細では、コース別の特徴や講師陣の情報を詳しく紹介しています。
クレアール:効率重視の非常識合格法
クレアールは「非常識合格法」という独自の学習メソッドで知られる通信講座専門のスクールです。合格に必要な論点に絞り込んだ効率的なカリキュラムが特徴です。
クレアールの強みは、無駄を省いた学習で短期合格を目指せることです。簿記試験の出題範囲は広いですが、実際に出題される論点は限られています。クレアールは過去の出題傾向を徹底分析し、頻出論点を中心に学習します。
簿記3級の講座は16,000円、簿記2級は53,000円と、大手専門学校より安価です。質問サポートは無制限で、メールで何度でも質問できます。また、不合格時の再受講制度もあり、安心して挑戦できます。
Web講義は倍速再生に対応しており、理解している部分は早送りで効率的に進められます。仕事や家事で忙しい人、短期間で合格を目指したい人に向いています。
簿記1級まで対応しており、3級・2級・1級のセットコースも用意されています。
スタディング:低価格でスマホ学習
スタディングは、スマートフォン学習に特化した業界最安値クラスの通信講座です。簿記3級は3,850円、簿記2級は17,600円という圧倒的な低価格が魅力です。
スタディングの特徴は、スキマ時間を活用したモバイル学習です。講義動画は1本5〜15分程度に細分化されており、通勤時間や昼休みに学習を進められます。スマホ画面に最適化されたテキストや問題集も用意されており、いつでもどこでも学習できます。
低価格の理由は、徹底的なコスト削減です。紙のテキストは提供されず、全てデジタル教材です。また、質問サポートは基本的に有料オプションとなっています。その分、講義の質や問題演習の量は十分に確保されています。
AIを活用した学習管理機能も特徴で、自分の学習進捗や弱点を可視化してくれます。予算を抑えたい人、スマホでの学習に抵抗がない人におすすめです。
ただし、簿記1級には対応していないため、3級・2級合格後にさらに上を目指す場合は他のスクールへの移行が必要です。
ネットスクール:簿記専門のオンラインスクール
ネットスクールは簿記・会計資格に特化したオンライン専門スクールです。簿記検定の指導一筋で培ったノウハウを活かした、質の高い講義とサポートが特徴です。
ネットスクールの強みは、簿記専門だからこその深い理解と指導力です。簿記3級の講座は11,000円、簿記2級は41,800円と、大手専門学校より安価ながら充実した内容を提供しています。
独自の学習プラットフォーム「学び舎」では、講義動画の視聴、問題演習、質問、学習管理が一元化されています。また、受講生同士が交流できるコミュニティ機能もあり、情報交換やモチベーション維持に役立ちます。
質問対応は専門スタッフが担当し、簿記特有の疑問にも的確に答えてくれます。ライブ配信による質問会も定期的に開催され、リアルタイムで疑問を解決できます。
簿記1級まで対応しており、段階的なステップアップをサポートしています。簿記に特化した専門的な指導を受けたい人におすすめです。
ユーキャン:初心者に優しい通信講座
ユーキャンは通信教育の大手として、簿記初心者に優しい講座設計が特徴です。簿記3級の講座は39,000円、簿記2級は49,000円で、教材費やサポート費用がすべて含まれています。
ユーキャンの強みは、初心者でも挫折しない丁寧な教材とサポートです。テキストは図解やイラストが豊富で、会計の「け」の字も知らない人でも理解できる構成になっています。また、学習スケジュールが明確に示されており、何をどの順番で学べば良いかが一目瞭然です。
添削課題が複数回あり、自分の理解度を客観的に確認できます。講師による個別添削では、間違えた箇所について丁寧なフィードバックがもらえます。質問サポートも充実しており、郵送やメールで何度でも質問できます。
ただし、Web講義は他のスクールと比べて動画の本数が少なく、テキスト中心の学習になります。また、簿記1級には対応していません。
簿記を初めて学ぶ人、テキストを読んで学ぶスタイルが好きな人に向いています。
フォーサイト:高い合格率が特徴
フォーサイトは、業界トップクラスの合格率を誇る通信講座です。簿記2級の合格率は80%以上を達成しており、全国平均の約4倍という実績があります。
フォーサイトの特徴は、フルカラーテキストと質の高い講義動画です。テキストは視覚的に理解しやすいよう設計されており、重要ポイントが色分けされています。講義動画は専用スタジオで撮影されており、高画質・高音質で集中して学習できます。
簿記3級の講座は16,800円、簿記2級は31,800円と、大手専門学校より安価です。eラーニングシステム「ManaBun」では、講義視聴、テキスト閲覧、問題演習、学習管理が全てスマホで完結します。
合格率の高さの秘密は、緻密に設計されたカリキュラムと、受講生の学習データ分析にあります。どの論点でつまずきやすいかを把握し、重点的に対策しています。
質問サポートは回数制限がありますが、多くの受講生は制限内で十分対応できています。確実に合格したい人、データに基づいた指導を受けたい人におすすめです。
簿記専門学校の選び方や各スクールの特徴について、さらに詳しく知りたい方は、各スクールの公式サイトで無料資料請求を活用してみましょう。
簿記専門学校・通信講座の料金相場と費用比較
簿記スクールを選ぶ際、料金は重要な判断材料です。ここでは、通学講座、通信講座、独学それぞれの費用相場を解説し、コストパフォーマンスの良いスクールをランキング形式で紹介します。
通学講座の料金相場(6〜10万円)
通学講座の料金は、簿記3級で3〜5万円、簿記2級で6〜10万円が相場です。大手専門学校の資格の大原やTACは、この価格帯の代表的なスクールです。
通学講座の料金に含まれるものは、対面授業、テキスト・問題集、質問サポート、自習室利用、模擬試験などです。さらに、不合格時の再受講制度や、欠席時の振替制度が付いているコースもあります。
資格の大原の簿記2級通学講座(82,200円)を例にとると、週2回・3ヶ月間で全40回の授業があり、1回あたり約2,000円の計算になります。自習室を週3日利用すれば、学習環境としては十分にコストパフォーマンスが高いといえます。
通学講座の費用が高い理由は、教室の維持費、講師の人件費、運営スタッフの費用などが含まれるためです。しかし、対面での指導とサポートを考えれば、妥当な価格設定といえるでしょう。
教育訓練給付金制度の対象講座であれば、受講料の20%(最大10万円)が給付されるため、実質負担を軽減できます。
通信講座の料金相場(1〜5万円)
通信講座の料金は、簿記3級で5千円〜3万円、簿記2級で1〜5万円と、通学講座より大幅に安価です。教室や対面サポートのコストがかからない分、受講料を抑えられます。
スタディングは業界最安値で、簿記3級が3,850円、簿記2級が17,600円です。ただし、紙のテキストは提供されず、質問サポートも基本的に有料オプションです。
クレアール(簿記3級16,000円、簿記2級53,000円)やフォーサイト(簿記3級16,800円、簿記2級31,800円)は、中価格帯で質問サポートも充実しています。ネットスクール(簿記3級11,000円、簿記2級41,800円)は、簿記専門スクールとしての専門性が高く、コストパフォーマンスに優れています。
ユーキャン(簿記3級39,000円、簿記2級49,000円)は通信講座の中では高めですが、添削サポートや初心者向けの丁寧な教材を考えると妥当な価格です。
通信講座は、自分に必要なサポートレベルと予算のバランスを考えて選びましょう。質問サポートが必要な人は、サポートが充実したスクールを選ぶことが重要です。
独学の費用(5千〜1万円)
独学は最も費用を抑えられる学習方法で、市販のテキストと問題集の購入のみで済みます。簿記3級なら5千円〜1万円、簿記2級でも1〜2万円程度です。
簿記3級の独学に必要な教材は、テキスト1冊(1,000〜1,500円)、問題集1冊(1,500〜2,000円)、過去問題集1冊(1,500〜2,000円)です。TACの「スッキリわかる」シリーズやネットスクールの「サクッとうかる」シリーズが人気です。
独学のメリットは圧倒的な費用の安さですが、デメリットもあります。質問できる相手がいないため、分からない箇所で行き詰まるリスクがあります。また、学習計画や進捗管理を自分で行う必要があり、挫折率が高くなります。
簿記3級は独学でも合格可能ですが、簿記2級以上は専門学校や通信講座の利用が効率的です。工業簿記や連結会計など複雑な論点が増えるため、講師の解説を受けることで理解が格段に深まります。
簿記3級の独学についてと簿記2級の独学についてでは、独学での勉強法や教材選びを詳しく解説しています。
コスパが良いスクールランキング
料金と提供サービスのバランスを考慮した、コストパフォーマンスの良い簿記スクールランキングを紹介します。
第1位:ネットスクール
簿記専門スクールとしての専門性が高く、簿記2級で41,800円という中価格帯ながら、質問サポートやコミュニティ機能が充実しています。簿記1級まで対応しており、長期的な学習にも最適です。
第2位:クレアール
簿記2級で53,000円と中価格帯ですが、「非常識合格法」による効率的なカリキュラムと、質問回数無制限のサポート、不合格時の再受講制度を考えると、非常にコストパフォーマンスが高いといえます。
第3位:スタディング
簿記2級で17,600円という圧倒的な低価格が魅力です。質問サポートは有料オプションですが、講義の質や問題演習の量は十分で、予算重視の人には最適な選択肢です。
第4位:フォーサイト
簿記2級で31,800円と中価格帯ですが、80%以上という高い合格率が実績として示されています。高品質な教材とeラーニングシステムを考えると、コストパフォーマンスは優秀です。
第5位:資格の大原(通信講座)
通学講座より安価な通信講座なら、大原の高品質な教材と指導を手頃な価格で受けられます。簿記2級の通信講座は67,100円と通学より15,000円安く、質問サポートも充実しています。
自分の予算と求めるサポートレベルに応じて、最適なスクールを選びましょう。
簿記専門学校・通信講座の合格実績を比較
簿記スクールを選ぶ際、合格実績は信頼性の重要な指標です。ここでは主要スクールの合格実績を比較し、データの読み方と注意点を解説します。
資格の大原の合格実績
資格の大原は、簿記検定の合格者数で業界トップの実績を誇ります。2022年度の日商簿記検定では、3級・2級・1級を合わせて数千名規模の合格者を輩出しています。
大原の強みは、長年の指導経験から蓄積されたノウハウです。どの論点が出題されやすいか、受講生がつまずきやすいポイントはどこかを熟知しており、効率的なカリキュラムが組まれています。
また、全国の教室で一貫した質の授業を提供できる体制も、高い合格実績の理由です。地方でも都市部と同じレベルの指導を受けられることは、大手専門学校ならではの強みといえます。
合格者の声を見ると、「講師の説明が分かりやすかった」「質問にすぐ答えてもらえた」「同じ目標を持つ仲間と励まし合えた」といったコメントが多く、サポート体制の充実が合格につながっていることが分かります。
TACの合格実績
TACも資格の大原と並ぶ合格実績を持つ大手専門学校です。簿記検定だけでなく、税理士や公認会計士など会計系資格全般で高い実績があり、簿記学習のノウハウが豊富です。
TACの特徴は、定期的な答案練習会や模擬試験による実戦力の養成です。本試験と同じ形式・難易度の問題を繰り返し解くことで、本番での対応力が身につきます。合格者からは「答練が本番で役立った」という声が多く聞かれます。
また、TACは講師の指導実績を公開しており、ベテラン講師による質の高い授業が受けられます。市販の「合格テキスト」シリーズも人気で、独学者も含めて幅広く支持されています。
簿記1級の合格率は全国平均で10%前後ですが、TACの受講生の合格率はそれを上回る実績を残しています。難関資格でも確実に合格を目指せる指導力があります。
フォーサイトの合格率
フォーサイトは、合格率を具体的な数値で公表している数少ないスクールです。簿記2級の合格率は80%以上を達成しており、全国平均の約4倍という驚異的な数字です。
高合格率の理由は、緻密に設計されたカリキュラムと、受講生の学習データ分析にあります。フォーサイトは、どの論点でつまずく受講生が多いかをデータで把握し、その部分を重点的に指導しています。
また、フルカラーテキストと高品質な講義動画により、理解しやすく記憶に残りやすい学習環境を提供しています。eラーニングシステム「ManaBun」では、学習進捗を可視化し、モチベーション維持をサポートします。
フォーサイトの合格率データは、受講生全体の数値であり、途中で学習をやめた人も分母に含まれています。それでも80%以上という数字は、教材と指導の質の高さを示しています。
各スクールの実績データまとめ
簿記スクールの合格実績を比較する際は、以下の点に注意しましょう。
合格者数と合格率の違い
「○○名合格」という人数表示と、「合格率○○%」という割合表示は意味が異なります。合格者数が多いスクールは受講生数も多いため、必ずしも合格率が高いとは限りません。
対象範囲の確認
通学講座と通信講座を合算しているか、特定のコースのみの数値か確認しましょう。また、延べ人数か実人数かも重要です。
全国平均との比較
スクールの合格率を評価する際は、全国平均と比較することが大切です。簿記3級の全国平均合格率は40〜50%、簿記2級は15〜25%程度です。これを上回る実績があれば、指導力が高いといえます。
主要スクールの実績をまとめると、以下のようになります。
- 資格の大原:合格者数で業界トップ、全国展開の安定した指導
- TAC:合格者数・率ともに高水準、答練が充実
- フォーサイト:簿記2級合格率80%以上、データ分析に基づく指導
- クレアール:効率的なカリキュラムで短期合格を実現
- ネットスクール:簿記専門スクールとしての高い専門性
合格実績は参考になりますが、自分に合った学習スタイルとサポート体制を提供しているかが最も重要です。
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スマホで効率的に学べる簿記対策講座
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合格率の高さに定評のある人気講座
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通学講座のメリット・デメリット
通学講座は対面授業を中心とした学習スタイルです。教室に通って講師から直接指導を受けることで得られるメリットと、一方で生じるデメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット:講師に直接質問できる
通学講座の最大のメリットは、講師に直接質問できることです。授業中や休憩時間、授業後に、その場で疑問を解決できます。
簿記学習では、仕訳のルールや勘定科目の使い分けなど、テキストを読んだだけでは理解しにくい部分があります。講師に質問すれば、具体例を交えた説明や、図解を使った解説で、すぐに理解できます。
また、自分では気づかない理解の間違いを、講師が質問への回答を通じて訂正してくれることもあります。独学やオンライン学習では、間違った理解のまま進んでしまうリスクがありますが、通学講座ではその心配がありません。
質問することで、他の受講生も「実は自分も分からなかった」と気づくことがあります。集団授業だからこそ、多様な視点からの質問が生まれ、理解が深まります。
メリット:強制力があり挫折しにくい
通学講座は決まった曜日・時間に教室へ通うため、強制力が働きます。「今日は疲れたから勉強しない」という選択肢がなくなり、自然と学習習慣が身につきます。
仕事帰りに教室へ直行する習慣ができれば、家に帰って「さあ勉強しよう」と意気込む必要がありません。教室に着けば自動的に学習モードに入れるため、モチベーションに左右されずに継続できます。
また、他の受講生の存在も良い刺激になります。同じ目標を持つ仲間が頑張っている姿を見ることで、「自分も頑張ろう」という気持ちになります。試験が近づくと、お互いに励まし合ったり、情報交換したりすることもあります。
資格の大原やTACでは、欠席時の振替制度もあるため、急な予定変更があっても別の日に受講できます。これも挫折を防ぐ仕組みの一つです。
デメリット:費用が高い
通学講座の最大のデメリットは、費用が高いことです。簿記3級で3〜5万円、簿記2級で6〜10万円と、通信講座の2〜3倍の費用がかかります。
費用が高い理由は、教室の維持費、講師の人件費、運営スタッフの費用などが受講料に含まれるためです。また、対面サポートや自習室の提供など、通信講座にはないサービスのコストも含まれています。
予算に余裕がない人にとって、通学講座の受講料は大きな負担です。特に複数級を受験する場合、3級と2級を合わせると10万円以上かかることもあります。
ただし、教育訓練給付金制度の対象講座であれば、受講料の20%(最大10万円)が給付されます。条件を満たせば、実質負担を軽減できるため、制度の利用を検討しましょう。
デメリット:時間と場所の制約がある
通学講座は決まった時間に教室へ通う必要があるため、時間と場所の制約があります。仕事や家事の都合で通えない人には向きません。
多くの通学講座は平日夜間や週末に開講されていますが、シフト制の仕事や不規則な勤務の人は、毎回同じ時間に通うことが難しいでしょう。また、地方では教室が近くにない場合もあり、通学に時間がかかります。
さらに、急な残業や体調不良で欠席すると、その回の授業を受けられません。振替制度があるスクールでも、スケジュール調整が必要で手間がかかります。
通学時間も考慮すべきポイントです。往復1時間かかる場合、週2回通えば年間で約100時間を通学に費やすことになります。この時間を学習に充てられれば、より効率的です。
通学講座が向いている人
通学講座は以下のような人に向いています。
対面での指導を受けたい人
講師に直接質問したい、その場で疑問を解決したいという人には、通学講座が最適です。特に簿記初心者は、対面での丁寧な指導が理解を助けます。
自己管理が苦手な人
「決められた時間に通う」という強制力がないと続かない人には、通学講座がおすすめです。学習習慣を身につけるきっかけにもなります。
学習仲間が欲しい人
同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨したい、情報交換したいという人には、通学講座の集団授業が向いています。
通学可能な立地に住んでいる人
職場や自宅から通いやすい場所に教室がある人は、通学講座を検討する価値があります。通学時間が片道30分以内なら、負担は少ないでしょう。
予算に余裕がある人
通学講座の受講料を支払える予算があり、対面サポートに価値を感じる人には、投資する価値があります。
自分の生活スタイルや性格、予算を考慮して、通学講座が合っているか判断しましょう。
通信講座のメリット・デメリット
通信講座はインターネットを活用したオンライン学習スタイルです。時間と場所の自由度が高い一方で、自己管理が求められます。メリットとデメリットを理解し、自分に合っているか確認しましょう。
メリット:費用が安く自分のペースで学習
通信講座の最大のメリットは、通学講座より費用が安いことです。簿記3級で5千円〜3万円、簿記2級で1〜5万円と、通学講座の半額以下で受講できます。
費用が安い理由は、教室の維持費や対面サポートのコストがかからないためです。講義動画は一度撮影すれば何度でも使えるため、受講生が増えてもコストが比例して増えません。この効率性が低価格を実現しています。
また、自分のペースで学習を進められることも大きなメリットです。理解できている部分は倍速で視聴し、難しい部分は繰り返し視聴できます。通学講座では授業のペースに合わせる必要がありますが、通信講座なら自分の理解度に応じて調整できます。
仕事や家事の合間、通勤時間、寝る前など、自分の都合に合わせて学習時間を確保できることも魅力です。1日30分しか時間が取れない日も、コツコツ進められます。
メリット:場所を選ばず学習できる
通信講座は、インターネット環境があればどこでも学習できます。自宅、カフェ、通勤電車の中、出張先のホテルなど、場所を選びません。
スタディングやフォーサイトは、スマートフォンに最適化されたeラーニングシステムを提供しており、スキマ時間を有効活用できます。講義動画を5〜15分に細分化しているため、短い時間でも1単元を完結できます。
地方に住んでいて近くに専門学校がない人にとって、通信講座は貴重な選択肢です。都市部のクオリティの高い講義を、自宅で受けられるメリットは大きいでしょう。
また、引っ越しや転勤があっても、学習を継続できます。通学講座では教室を変更する必要がありますが、通信講座なら場所に縛られません。
デジタル教材なので、重いテキストや問題集を持ち運ぶ必要もありません。スマホ1台あれば、いつでもどこでも学習できる身軽さがあります。
デメリット:モチベーション維持が難しい
通信講座の最大のデメリットは、モチベーション維持が難しいことです。決まった時間に教室へ通う強制力がないため、「今日は疲れたから明日にしよう」と先延ばしにしてしまう人が少なくありません。
特に簿記2級では学習期間が3〜6ヶ月と長期になるため、途中で挫折するリスクがあります。独学と同様に、自己管理能力が求められます。
モチベーション低下の原因は、孤独感や達成感の不足にあります。一人で黙々と学習していると、「本当にこれで合格できるのか」という不安が生まれます。また、他の受講生と比較する機会がないため、自分の進捗が適切か判断しにくい面もあります。
スクール側もこの課題を認識しており、対策を講じています。スタディングやフォーサイトは学習進捗を可視化し、定期的に励ましメールを送ることで、モチベーション維持をサポートしています。ネットスクールはコミュニティ機能を提供し、受講生同士の交流を促進しています。
自分でモチベーションを管理できる人、明確な目標がある人は問題ありませんが、外部からの刺激が必要な人は通学講座を検討しましょう。
デメリット:リアルタイムの質問ができない
通信講座では、講義を視聴中に疑問が生じても、その場で質問できません。メールやチャットで質問できるスクールが多いですが、回答までに時間がかかります。
質問への回答は、早いスクールで24時間以内、遅いと数日かかることもあります。その間、分からない箇所で立ち止まってしまい、学習が進まないというストレスがあります。
また、文章で質問することの難しさもあります。対面なら「ここが分からない」と指差せば伝わりますが、メールでは状況を正確に説明する必要があります。質問を書くだけで時間がかかり、面倒に感じて質問をあきらめてしまう人もいます。
一部のスクールは、定期的なライブ配信や質問会を開催して、リアルタイムで質問できる機会を設けています。ネットスクールは月に数回、ライブ配信による質問会を実施しており、その場で疑問を解決できます。
質問サポートの充実度は、スクール選びの重要なポイントです。簿記初心者や2級以上を目指す人は、質問サポートが手厚いスクールを選びましょう。
通信講座が向いている人
通信講座は以下のような人に向いています。
費用を抑えたい人
予算が限られている人には、通学講座の半額以下で受講できる通信講座がおすすめです。コストパフォーマンスを重視する人に最適です。
自分のペースで学習したい人
決まった時間に教室へ通うのが難しい人、自分の理解度に合わせて学習を進めたい人には、通信講座が向いています。
通学が困難な人
近くに専門学校がない地方在住者、育児や介護で外出が難しい人、不規則な勤務の人には、場所を選ばない通信講座が便利です。
スキマ時間を活用したい人
通勤時間や昼休みなど、短い時間を有効活用したい人には、スマホで学習できる通信講座が最適です。
自己管理ができる人
学習計画を自分で立て、実行できる人には、通信講座の自由度が武器になります。目標設定とスケジュール管理が得意な人に向いています。
自分の生活スタイルや性格に合わせて、通信講座か通学講座かを選びましょう。
簿記3級・2級・1級別のおすすめスクール
簿記の級によって難易度や学習範囲が大きく異なるため、それぞれに適したスクールも変わります。ここでは、級別におすすめのスクールを紹介します。
簿記3級におすすめのスクール
簿記3級は初心者向けの入門資格で、独学でも合格可能なレベルです。ただし、スクールを利用することで学習時間を短縮し、確実に合格を目指せます。
おすすめ1位:スタディング
簿記3級は3,850円という圧倒的な低価格で、予算を抑えたい人に最適です。スマホ学習に特化しており、通勤時間などスキマ時間を活用できます。簿記3級レベルなら、質問サポートがなくても講義動画とテキストで十分理解できるでしょう。
おすすめ2位:ネットスクール
簿記3級は11,000円で、質問サポートやコミュニティ機能が充実しています。簿記専門スクールとしての専門性が高く、初心者にも分かりやすい指導が受けられます。
おすすめ3位:ユーキャン
簿記3級は39,000円とやや高めですが、図解が豊富で初心者に優しいテキストと、丁寧な添削サポートが魅力です。会計知識が全くない人でも挫折せず学習できます。
簿記3級は基礎知識を学ぶ段階なので、自分の予算と学習スタイルに合ったスクールを選びましょう。簿記3級の試験内容では、出題範囲や難易度について詳しく解説しています。
簿記2級におすすめのスクール
簿記2級は実務レベルの知識が求められ、工業簿記が加わることで難易度が上がります。専門学校や通信講座の利用が効率的です。
おすすめ1位:資格の大原(通信講座)
簿記2級は67,100円で、大原の高品質な教材と指導を通信講座で受けられます。質問サポートも充実しており、工業簿記の複雑な論点も理解しやすく解説されています。確実に合格したい人におすすめです。
おすすめ2位:フォーサイト
簿記2級は31,800円で、80%以上という高い合格率が魅力です。フルカラーテキストと質の高い講義動画で、効率的に学習できます。コストパフォーマンスに優れています。
おすすめ3位:クレアール
簿記2級は53,000円で、「非常識合格法」による効率的なカリキュラムが特徴です。質問回数無制限で、分からない箇所をすぐに解決できます。短期間で合格を目指したい人に向いています。
おすすめ4位:TAC(通学講座)
簿記2級は83,000円と高額ですが、対面授業と答案練習会で実戦力を養えます。講師に直接質問できる環境で、確実に合格を目指せます。
簿記2級は工業簿記の理解がカギとなるため、講師の解説を受けることをおすすめします。
簿記1級におすすめのスクール
簿記1級は難関資格で、合格率は10%前後です。専門学校での本格的な学習が必要です。
おすすめ1位:資格の大原(通学講座)
簿記1級は152,200円と高額ですが、合格実績と指導力は業界トップクラスです。商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の全科目を、専門講師から学べます。自習室も利用でき、学習環境が整っています。
おすすめ2位:TAC(通学講座)
簿記1級は165,000円で、定期的な答案練習会と模擬試験で実戦力を養えます。市販の「合格テキスト」の著者である講師から直接指導を受けられることも魅力です。
おすすめ3位:クレアール(通信講座)
簿記1級は132,000円で、通学講座より安価です。「非常識合格法」で効率的に学習し、質問サポートも充実しています。費用を抑えつつ本格的に学びたい人におすすめです。
おすすめ4位:ネットスクール(通信講座)
簿記1級は124,000円で、簿記専門スクールとしての専門性が高い指導を受けられます。ライブ配信の質問会も充実しており、疑問点を解決しやすい環境です。
簿記1級は学習期間が1年以上かかることも多く、長期的なサポートが重要です。自分の学習スタイルと予算に合ったスクールを選びましょう。
3級・2級セットコースの活用
簿記3級と2級の両方を取得する予定なら、セットコースの利用がお得です。個別に申し込むより割安になり、一貫したカリキュラムで効率的に学習できます。
資格の大原やTACは、3級・2級セットコースで15〜20%程度の割引があります。クレアールやネットスクールも同様のセットコースを提供しています。
セットコースのメリットは、3級合格後にすぐ2級の学習に移行できることです。簿記3級で学んだ基礎知識が新鮮なうちに、2級の応用論点に進めるため、効率的です。
ただし、最初から両方申し込むのが不安な人は、まず3級から始めても問題ありません。3級合格後に自分に合ったスクールを改めて選ぶことも可能です。
自分のキャリアプランと予算を考慮して、単独コースかセットコースかを選びましょう。
簿記専門学校・通信講座の無料体験・資料請求の活用法
簿記スクールを選ぶ際、いきなり申し込むのではなく、無料体験や資料請求を活用して比較検討することが重要です。ここでは、効果的な活用法を解説します。
無料体験講座で自分に合うか確認
多くのスクールは、無料体験講座を提供しています。実際の講義を視聴することで、講師の教え方や講義のテンポ、テキストの分かりやすさを確認できます。
無料体験で確認すべきポイントは以下の通りです。
講師の説明の分かりやすさ
専門用語を噛み砕いて説明しているか、具体例を使っているか、話すスピードは適切かをチェックしましょう。自分にとって聞き取りやすい話し方かどうかが重要です。
テキストの読みやすさ
文字の大きさ、図解の量、色使いなど、視覚的に理解しやすいかを確認します。自分にとって読みやすいレイアウトかを判断しましょう。
学習システムの使いやすさ
通信講座の場合、eラーニングシステムの操作性も重要です。動画の再生や停止、倍速再生、テキストの閲覧などがスムーズにできるか試してみましょう。
自分との相性
最終的には、「このスクールで学びたい」と思えるかが大切です。直感的に合わないと感じたら、他のスクールを検討しましょう。
資格の大原、TAC、クレアール、フォーサイト、ネットスクールなど、主要スクールはほぼ全て無料体験を提供しています。複数のスクールを体験して比較することをおすすめします。
資料請求で詳細情報を比較
無料資料請求では、パンフレットやサンプルテキストが送られてきます。Webサイトには掲載されていない詳細情報を確認できます。
資料で確認すべき情報は以下の通りです。
コース内容と料金
各コースの受講期間、講義回数、教材内容、サポート内容を詳しく確認しましょう。料金には何が含まれているか、追加費用が発生する可能性はあるかもチェックします。
カリキュラムと学習スケジュール
どの順番でどの論点を学ぶのか、全体のスケジュールを把握します。自分の受験予定日に間に合うかも確認しましょう。
サポート体制
質問方法、回答までの時間、質問回数の制限、添削サービスの有無などを確認します。
合格者の声
実際の受講生の体験談は参考になります。どんな人がどのように学習して合格したかを知ることで、自分のイメージが具体化します。
資料は複数のスクールから取り寄せて、並べて比較することが大切です。表を作って料金やサポート内容を比較すると、違いが明確になります。
オープンキャンパス・説明会への参加
資格の大原やTACなどの通学講座を検討している人は、オープンキャンパスや説明会への参加もおすすめです。
説明会では、スクールの担当者から直接話を聞けます。Webサイトや資料では分からない細かい疑問を、その場で質問できます。教室の雰囲気や自習室の様子も確認でき、通学のイメージが具体的になります。
また、個別相談会を実施しているスクールもあります。自分の学習状況や目標を伝えることで、最適なコースを提案してもらえます。
説明会に参加したからといって、必ず申し込む必要はありません。複数のスクールの説明会に参加して、比較検討しましょう。
複数スクールを比較検討する重要性
簿記スクール選びで失敗しないためには、複数のスクールを比較検討することが重要です。最初に見たスクールに即決するのではなく、少なくとも3〜5つのスクールを比較しましょう。
比較検討する際は、以下の項目をチェックリストにまとめると便利です。
- 受講料(教材費込みか)
- 学習期間(自分のスケジュールに合うか)
- 講義の分かりやすさ(無料体験で確認)
- 質問サポート(方法、回数、回答時間)
- 合格実績(合格率または合格者数)
- 教材の質(テキスト、問題集、模擬試験)
- 学習スタイル(通学、通信、両方)
- 不合格時の保証(再受講制度の有無)
チェックリストを使って比較すれば、自分にとって最適なスクールが見えてきます。
無料体験や資料請求は、スクール選びに必須のステップです。手間を惜しまず、しっかり比較検討しましょう。
簿記専門学校・通信講座と独学の比較
簿記の学習方法として、専門学校・通信講座と独学のどちらを選ぶべきか悩む人は多いでしょう。ここでは、独学のメリット・デメリットと、それぞれに向いている人の特徴を解説します。
独学のメリット・デメリット
独学は市販のテキストと問題集を使って自力で学習する方法です。費用を最小限に抑えられる一方で、全て自己責任で進める必要があります。
独学のメリット
最大のメリットは費用の安さです。簿記3級なら5千円〜1万円、簿記2級でも1〜2万円程度で教材を揃えられます。スクールの受講料と比べると、10分の1以下のコストです。
また、学習のペースを完全に自分でコントロールできます。仕事や家事の都合に合わせて、好きな時間に好きな場所で学習できます。スクールのスケジュールに縛られないため、自由度が高いといえます。
自分で学習計画を立て、実行することで、自己管理能力も養えます。これは簿記試験だけでなく、他の資格試験や仕事でも役立つスキルです。
独学のデメリット
最大のデメリットは、質問できる相手がいないことです。テキストを読んで分からない箇所があっても、自力で解決するしかありません。インターネットで調べたり、掲示板で質問したりすることはできますが、的確な回答が得られるとは限りません。
また、学習計画の立案から進捗管理まで、全て自分で行う必要があります。どの順番で何を学ぶべきか、どこまで理解すれば良いかを判断するのは、初心者には難しいでしょう。
さらに、モチベーション維持が困難です。一人で黙々と学習していると、「本当にこれで合格できるのか」という不安が生まれます。挫折率が高いことも、独学のデメリットです。
独学と専門学校・通信講座の違いを理解した上で、自分に合った方法を選びましょう。
スクールを利用すべき人の特徴
以下のような人は、専門学校や通信講座の利用をおすすめします。
簿記初心者
会計の知識が全くない人は、基礎から体系的に学べるスクールが向いています。独学では用語の意味を調べるだけで時間がかかり、学習が進みません。
簿記2級以上を目指す人
簿記2級以上は工業簿記や連結会計など複雑な論点が増えるため、講師の解説を受けることで理解が深まります。独学での合格は可能ですが、学習時間が大幅に増える可能性があります。
短期間で合格したい人
効率的なカリキュラムと指導により、独学より短期間で合格を目指せます。時間をお金で買うという考え方です。
質問サポートが欲しい人
分からない箇所で立ち止まりたくない、疑問をすぐに解決したいという人は、スクールの質問サポートが役立ちます。
自己管理が苦手な人
学習計画を立てるのが苦手、モチベーション維持が難しいという人は、スクールの強制力やサポートが助けになります。
簿記3級の独学についてでは、独学で合格するための具体的な勉強法を紹介しています。
独学で十分な人の特徴
一方、以下のような人は独学でも十分合格可能です。
自己管理能力が高い人
学習計画を立て、実行し、進捗を管理できる人は、独学でも問題ありません。自分でPDCAサイクルを回せる人に向いています。
予算を最優先する人
どうしても受講料を支払えない、費用を最小限に抑えたいという人は、独学を選択せざるを得ません。ただし、挫折のリスクは高くなります。
簿記3級のみを目指す人
簿記3級は基礎的な内容で、市販のテキストも充実しています。独学でも合格可能なレベルです。ただし、効率を重視するならスクールも検討する価値があります。
過去に会計の学習経験がある人
大学で会計を学んだ、以前に簿記を勉強したことがあるという人は、独学でも理解しやすいでしょう。
調べる力がある人
分からないことを自分で調べ、理解できる能力がある人は、独学でも進められます。インターネットや書籍を活用して、疑問を解決できることが条件です。
簿記2級の独学についてでは、2級レベルの独学での攻略法を詳しく解説しています。
簿記2級以上はスクール推奨の理由
簿記3級は独学でも合格可能ですが、簿記2級以上は専門学校や通信講座の利用を強くおすすめします。理由は以下の通りです。
工業簿記の複雑さ
簿記2級から工業簿記が加わり、原価計算の考え方を理解する必要があります。独学では概念の理解が難しく、時間がかかります。講師の解説を聞くことで、短時間で理解が進みます。
出題範囲の広さ
簿記2級は商業簿記と工業簿記の両方を学ぶため、出題範囲が広くなります。どこを重点的に学ぶべきか、講師のアドバイスが役立ちます。
試験の難易度
簿記2級の合格率は15〜25%と、3級(40〜50%)より大幅に低くなります。難関化している試験に対応するには、専門的な指導が有効です。
学習時間の効率化
独学では300〜500時間かかるところ、スクールなら200〜300時間で合格を目指せます。時間を効率的に使いたい人には、スクールが適しています。
簿記2級以上を目指す人は、自分の予算と学習スタイルに合ったスクールを検討しましょう。
簿記専門学校・通信講座選びで失敗しないための注意点
簿記スクール選びで失敗しないために、注意すべきポイントを解説します。これらの落とし穴を避けることで、自分に合ったスクールを選べます。
安さだけで選ばない
受講料の安さは魅力的ですが、安さだけを基準に選ぶと失敗する可能性があります。極端に安いスクールは、サポート体制が不十分だったり、教材の質が低かったりすることがあります。
例えば、格安の講座では質問サポートが有料オプションになっていることがあります。簿記初心者が質問できない環境で学習すると、分からない箇所で立ち往生し、結局挫折してしまうかもしれません。
また、講義動画の質が低いと、理解が進まず学習効率が悪化します。画質や音質が悪い、説明が分かりにくいといった問題があると、学習が苦痛になります。
受講料と提供サービスのバランスを見極めることが大切です。無料体験や資料請求で内容を確認し、自分に必要なサポートが含まれているかをチェックしましょう。
安さを重視するなら、スタディングやネットスクールのように、低価格でも基本的なサポートが整っているスクールを選ぶことをおすすめします。
最新の試験範囲に対応しているか確認
簿記検定の試験範囲は定期的に改定されます。古い教材を使っていると、最新の出題範囲に対応できず、不合格のリスクが高まります。
特に簿記2級は、近年大きな試験範囲の見直しがありました。連結会計や税効果会計など、以前は1級の範囲だった論点が2級に移動しています。古い教材ではこれらの論点がカバーされていない可能性があります。
スクールを選ぶ際は、教材が最新の試験範囲に対応しているか確認しましょう。公式サイトに「2024年度試験対応」「最新試験範囲対応」といった記載があるか、資料請求で確認することが大切です。
資格の大原やTACなど大手専門学校は、試験範囲の改定に素早く対応しています。新しい論点が追加されれば、すぐに教材を更新し、講義内容も修正します。
格安の通信講座の中には、数年前の講義動画をそのまま使い回しているケースもあります。無料体験で講義の撮影時期を確認することをおすすめします。
ネット試験対策があるか
簿記検定は2020年からネット試験(CBT方式)が導入され、統一試験(紙の試験)と並行して実施されています。ネット試験はパソコンで受験するため、統一試験とは異なる対策が必要です。
ネット試験特有の注意点は、パソコン操作に慣れる必要があることです。電卓を使いながらマウスやキーボードを操作する練習が欠かせません。また、画面上で仕訳や計算を行うため、紙とは異なる感覚に慣れる必要があります。
スクールを選ぶ際は、ネット試験対策が含まれているか確認しましょう。模擬試験がCBT方式に対応しているか、ネット試験の操作方法を練習できる環境があるかをチェックします。
資格の大原、TAC、ネットスクールなどは、ネット試験対策の模擬試験を提供しています。本番と同じ画面で練習できるため、試験当日に慌てずに済みます。
ネット試験は随時受験できるため、早く合格したい人には便利です。しかし、対策が不十分だと不合格になる可能性があります。ネット試験を受験する予定の人は、対応しているスクールを選びましょう。
口コミ・評判を鵜呑みにしない
インターネット上には、スクールの口コミや評判が多数掲載されています。参考にすることは有益ですが、鵜呑みにするのは危険です。
口コミには個人の主観が強く反映されます。ある人にとって「分かりやすい」と感じる講義が、別の人には「物足りない」と感じることもあります。自分の学習スタイルや理解度に合うかは、実際に体験してみないと分かりません。
また、ネガティブな口コミは目立ちやすい傾向があります。満足している人は口コミを書かないことが多く、不満がある人が積極的に書き込むため、ネガティブな意見が多く見えることがあります。
さらに、競合スクールが意図的に悪い口コミを投稿するケースもゼロではありません。極端に偏った意見や、具体性のない批判は信憑性が低いと考えましょう。
口コミは参考程度にとどめ、最終的には自分で無料体験を受けて判断することが大切です。複数のスクールを比較し、自分の目で確かめた情報をもとに決定しましょう。
公式サイトの合格者の声も、良い部分だけが掲載されている可能性があります。批判的な意見は載らないため、バランスの取れた情報収集を心がけましょう。
簿記専門学校・通信講座に関連するよくある質問(FAQ)
簿記スクール選びでよくある疑問に答えます。これらの質問への回答が、あなたの意思決定の参考になれば幸いです。
- 簿記専門学校と通信講座はどちらがおすすめですか?
-
簿記専門学校(通学講座)と通信講座のどちらが良いかは、あなたの生活スタイルと学習の優先順位によって異なります。 対面での指導を受けたい、講師に直接質問したい、学習仲間と切磋琢磨したいという人には、通学講座がおすすめです。資格の大原やTACの通学講座なら、質の高い授業と充実したサポートを受けられます。ただし、受講料は6〜10万円と高めで、決まった時間に教室へ通う必要があります。 一方、費用を抑えたい、自分のペースで学習したい、時間と場所の制約を受けたくないという人には、通信講座が向いています。スタディング、クレアール、フォーサイトなどの通信講座なら、1〜5万円で受講でき、スキマ時間を活用して学習できます。ただし、モチベーション維持は自己管理が必要です。 簿記初心者や2級以上を目指す人は、サポートが充実したスクールを選ぶことが重要です。通学か通信かよりも、質問サポートや教材の質を重視しましょう。
- 簿記専門学校・通信講座の料金相場はいくらですか?
-
簿記スクールの料金相場は、通学講座と通信講座で大きく異なります。
通学講座の料金相場
- 簿記3級:3〜5万円
- 簿記2級:6〜10万円
- 簿記1級:15〜20万円
資格の大原やTACは、この価格帯の代表的なスクールです。受講料には、対面授業、テキスト、質問サポート、自習室利用、模擬試験などが含まれます。
通信講座の料金相場
- 簿記3級:5千円〜3万円
- 簿記2級:1〜5万円
- 簿記1級:10〜15万円
スタディングは最安値クラスで、簿記3級が3,850円、簿記2級が17,600円です。クレアールやフォーサイトは中価格帯で、質問サポートも充実しています。
独学なら、簿記3級で5千円〜1万円、簿記2級で1〜2万円の教材費のみで済みます。
自分の予算と求めるサポートレベルに応じて、最適なスクールを選びましょう。教
- 簿記3級は独学でも合格できますか?
-
簿記3級は独学でも十分合格可能です。市販のテキストと問題集を使って、100〜150時間程度の学習で合格を目指せます。
簿記3級の試験内容は、商業簿記の基礎知識が中心で、仕訳や試算表、精算表の作成など、比較的理解しやすい論点が出題されます。TACの「スッキリわかる」シリーズやネットスクールの「サクッとうかる」シリーズなど、初心者向けのテキストも充実しています。
ただし、独学には質問できる相手がいない、学習計画を自分で立てる必要がある、モチベーション維持が難しいというデメリットもあります。会計の知識が全くない人は、スクールの利用も検討する価値があります。
独学で合格するためには、以下のポイントを押さえましょう。
- 良質なテキストと問題集を選ぶ
- 毎日コツコツと学習する習慣をつける
- 過去問題集で実戦練習を繰り返す
- 分からない箇所はインターネットや書籍で調べる
簿記3級の独学についてでは、具体的な勉強法や教材選びを詳しく解説しています。
- 簿記2級から通信講座を使うのは遅いですか?
-
簿記2級から通信講座を使い始めるのは、全く遅くありません。むしろ、簿記2級から専門学校や通信講座を利用する人は多く、効率的な選択といえます。 簿記3級は独学で合格したものの、簿記2級になって難易度の高さを実感し、スクールの利用を決める人が少なくありません。簿記2級は工業簿記が加わり、原価計算や連結会計など複雑な論点が増えるため、講師の解説を受けることで理解が格段に深まります。 簿記3級で基礎知識を身につけた状態でスクールに通えば、講義の内容がスムーズに理解できます。また、3級を独学で勉強した経験から、自分に足りないサポート(質問対応、学習管理など)が何かを把握しているため、適切なスクール選びができます。 資格の大原やTACは、簿記2級から受講する人向けのコースも用意されています。「3級の知識がある前提」でカリキュラムが組まれているため、効率的に学習できます。 簿記2級から通信講座を使い始めることは、賢い選択です。自分の学習スタイルと予算に合ったスクールを選び、確実な合格を目指しましょう。
- 簿記専門学校・通信講座はどのように選べば良いですか?
-
簿記スクールを選ぶ際は、以下の7つのポイントを総合的に評価することが大切です。
1. 合格実績と合格率
資格の大原やTACのように、数千人規模の合格者を輩出しているスクールは、指導ノウハウが蓄積されています。フォーサイトのように合格率を公表しているスクールは、全国平均と比較できます。2. 料金とコストパフォーマンス
予算内で、必要なサポートが受けられるスクールを選びましょう。安さだけでなく、提供されるサービス内容とのバランスを見極めることが重要です。3. 教材・テキストの分かりやすさ
無料サンプルや体験講座で、テキストが自分にとって読みやすいか確認しましょう。図解が豊富か、説明が丁寧かをチェックします。4. 講義の質と講師陣の実力
無料体験で講師の説明の分かりやすさ、話すスピード、具体例の豊富さを確認しましょう。5. サポート体制
質問対応の方法、回答までの時間、質問回数の制限、添削サービスの有無を確認します。簿記初心者や2級以上を目指す人は、サポートが充実したスクールを選びましょう。6. 学習スタイルが自分に合っているか
通学講座は強制力があり挫折しにくいですが、時間と場所の制約があります。通信講座は自由度が高いですが、自己管理が必要です。自分の性格と生活パターンに合った選択が重要です。7. 簿記1級まで対応しているか
将来的に簿記1級を目指す可能性がある人は、1級まで対応しているスクール(大原、TAC、クレアール、ネットスクール)を選ぶと継続的な学習がスムーズです。複数のスクールの無料体験や資料請求を活用して、比較検討することをおすすめします。自分の目で確かめた情報をもとに、最適なスクールを選びましょう。
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まとめ:自分に合った簿記専門学校・通信講座で効率的に合格を目指そう
本記事では、簿記専門学校・通信講座の選び方について詳しく解説しました。重要なポイントを改めて確認しましょう。
- 学習スタイルの選択:通学講座は対面指導と強制力が魅力で、費用は6〜10万円程度です。通信講座は1〜5万円と安価で、時間と場所を選ばず学習できます。自分の生活スタイル、予算、性格に合わせて選びましょう。簿記3級は独学でも合格可能ですが、簿記2級以上は専門学校や通信講座の利用が効率的です。
- スクール選びの7つのポイント:合格実績、料金とコストパフォーマンス、教材の質、講義の質、サポート体制、学習スタイルとの相性、簿記1級までの対応を総合的に評価することが大切です。安さだけで選ばず、自分に必要なサポートが含まれているかを確認しましょう。
- 無料体験と比較検討の重要性:複数のスクールの無料体験や資料請求を活用し、実際の講義やテキストを確認してから決定しましょう。自分の目で確かめた情報をもとに、最適なスクールを選ぶことが成功への第一歩です。
簿記スクールを選べたら、次は簿記3級の試験内容や簿記3級の勉強時間を参考に、具体的な学習計画を立てましょう。また、簿記ネット試験の詳細も確認して、自分に合った受験方法を選択してください。
本記事を通じて、簿記専門学校・通信講座の種類と特徴、主要スクールの比較、選び方のポイントを理解いただけたはずです。これらの情報を活用して、自分に最適なスクールを見つけ、簿記試験合格に向けて効率的に学習を進めましょう。あなたの簿記学習が実り多いものになることを願っています。
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