中小企業診断士試験の合格発表について調べているあなたへ。「いつ合格発表があるのか」「どうやって結果を確認すればいいのか」という疑問は、公式サイトでの適切な確認方法と発表スケジュールの把握で解決できます。
本記事では、中小企業診断士試験の一次試験・二次筆記試験・口述試験それぞれの合格発表日程、オンラインでの確認手順、合格証書の受け取り方法について、最新の情報を交えて詳しく解説します。この情報をもとに、中小企業診断士試験の合格発表を正確に確認し、次のステップに向けて準備を進めましょう。
- 中小企業診断士試験の一次・二次・口述試験それぞれの合格発表日程
- 公式サイトでの合格発表の確認方法と具体的な手順
- 合格証書の受け取り方法とPDFデータの取得方法
- 合格後・不合格後に必要な手続きと対応方法
- 合格発表は試験ごとに異なる日程:一次試験は9月上旬、二次筆記試験は1月中旬、口述試験は2月上旬にそれぞれ午前10時から公式サイトで発表されます。
- 確認方法は公式サイトが基本:中小企業診断協会の公式サイトで受験番号とユーザIDを入力することで、合格・不合格を即座に確認できます。
- 令和5年度から合格証書はPDF形式:紙の合格証書は発送されず、PDF形式の合格証書を公式サイトからダウンロードする方式に変更されました。
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中小企業診断士(SME診断士)試験の合格発表スケジュール
中小企業診断士試験は、一次試験、二次筆記試験、口述試験の3段階で構成されており、それぞれの試験後に合格発表が行われます。合格発表のタイミングを正確に把握しておくことで、次の試験への準備や手続きをスムーズに進めることができます。
各試験の合格発表は、例年決まった時期に実施されており、試験実施から約1~2ヶ月後に結果が公表されます。発表時刻は全て午前10時からとなっており、中小企業診断協会の公式サイトで受験番号を入力することで即座に確認できます。
一次試験の合格発表(9月上旬)
中小企業診断士の一次試験は例年7月下旬から8月上旬に実施され、合格発表は試験実施から約1ヶ月後の9月上旬に行われます。2023年度の例では、一次試験が8月5日・6日に実施され、合格発表は9月5日午前10時からでした。
一次試験の合格発表では、総合得点での合格判定だけでなく、科目合格の結果も同時に発表されます。総合合格には7科目全体で60%以上の得点が必要ですが、個別科目で60%以上を取得した場合は科目合格として認められ、翌年度と翌々年度の2年間は当該科目が免除されます。
合格発表当日は、公式サイトへのアクセスが集中するため、午前10時直後は接続しにくい場合があります。時間をずらしてアクセスすることも検討しましょう。
二次筆記試験の合格発表(1月中旬)
二次筆記試験は例年10月下旬に実施され、合格発表は試験実施から約2ヶ月半後の1月中旬に行われます。2023年度の例では、二次筆記試験が10月29日に実施され、合格発表は翌年1月12日午前10時からでした。
二次筆記試験の合格発表では、合格者には合格証書の送付案内が、不合格者にはABCDの4段階評価ランクが通知されます。このランク判定は、次回受験時の対策を立てる上で重要な指標となります。A評価は合格まであと一歩、D評価は基礎から見直しが必要という目安です。
二次筆記試験の合格率は例年18~20%程度と一次試験よりも低く、難関試験として知られています。合格発表後は、口述試験に向けた準備期間が約3週間しかないため、合格が予想される場合は発表前から準備を開始することをおすすめします。
口述試験(最終)の合格発表(2月上旬)
口述試験は例年1月下旬に実施され、合格発表は試験実施から約1週間後の2月上旬に行われます。2023年度の例では、口述試験が1月21日・22日に実施され、合格発表は2月2日午前10時からでした。
口述試験は二次筆記試験合格者のみが受験でき、約10分間の面接形式で実施されます。合格率は例年99%以上と非常に高く、よほどの問題がない限り合格できる試験です。そのため、二次筆記試験に合格した時点で、ほぼ中小企業診断士試験の最終合格が確定したと考えることができます。
過去5年の合格発表日一覧
過去5年間の中小企業診断士試験の合格発表日をまとめると、以下のような傾向が見られます。一次試験は9月第1週、二次筆記試験は1月第2週、口述試験は2月第1週に発表されることが多く、受験生はこのスケジュールを目安に準備を進めることができます。
2023年度の合格発表日は、一次試験が9月5日、二次筆記試験が1月12日、口述試験が2月2日でした。2022年度は一次試験が9月6日、二次筆記試験が1月13日、口述試験が2月3日と、ほぼ同時期に発表されています。年度によって数日のずれはありますが、発表時期は安定しています。
最新の合格発表日は毎年6月頃に公表される試験案内に記載されるため、受験を予定している方は必ず確認しましょう。
中小企業診断士(SME診断士)一次試験の合格発表
中小企業診断士の一次試験合格発表は、受験生にとって最初の大きな関門です。7科目の試験を終えた後、約1ヶ月の待機期間を経て結果が発表されます。この発表で総合合格または科目合格を獲得することで、二次試験への道が開かれます。
合格発表日と時間(例年9月上旬・午前10時~)
中小企業診断士一次試験の合格発表は、例年9月上旬の平日午前10時から行われます。発表日は試験実施日から約30~35日後に設定されることが多く、2023年度は8月5日・6日の試験実施に対して9月5日が発表日でした。
発表時刻の午前10時になると、中小企業診断協会の公式サイトで合格者受験番号が掲載されるとともに、受験者専用ページでの個別照会も可能になります。協会ビルでの掲示も同時刻から開始されますが、オンラインでの確認が最も便利です。
発表直後の午前10時~11時頃は公式サイトへのアクセスが集中し、ページの読み込みに時間がかかる場合があります。急いで確認する必要がない場合は、午後や翌日以降にアクセスすることでスムーズに閲覧できます。
合格発表の確認方法(公式サイトでの照会)
中小企業診断士一次試験の合格発表は、中小企業診断協会の公式サイトで確認するのが最も確実な方法です。サイトにアクセスし、「試験情報」から「合格発表」のページに進むと、受験番号入力フォームが表示されます。
受験番号とユーザIDを入力すると、合格・不合格の判定が即座に表示されます。ユーザIDは受験票に記載されている英数字の組み合わせで、試験申込時に登録したメールアドレスとは異なります。受験票は合格発表まで大切に保管しておきましょう。
合格者受験番号一覧は公式サイトにPDFファイルで掲載されており、自分の受験番号を探すことでも確認できます。ただし、科目合格の詳細情報は個別照会でしか確認できないため、総合不合格の場合は必ず個別照会を行いましょう。
合格証書の送付(PDFデータ)
令和5年度(2023年度)から、中小企業診断士試験の合格証書は紙での郵送からPDFデータでの提供に変更されました。合格発表後、公式サイトの受験者専用ページから合格証書のPDFファイルをダウンロードできます。
PDFデータの合格証書は、印刷して保管することも可能です。デジタルデータのため、就職活動や資格証明が必要な場面で即座に提出できるメリットがあります。ファイルは複数回ダウンロード可能ですが、紛失に備えて複数の場所に保存しておくことをおすすめします。
紙の合格証書が必要な場合は、PDFを高品質で印刷することで対応できます。ただし、公式な証明書類として提出する際は、提出先の機関にPDFデータでも可能か事前に確認しましょう。
科目合格通知の確認
中小企業診断士一次試験で総合合格できなかった場合でも、個別科目で60%以上の得点を獲得していれば科目合格として認められます。科目合格の詳細は、公式サイトの受験者専用ページで個別照会することで確認できます。
科目合格通知には、各科目の得点率と合否判定が記載されています。科目合格した科目は、翌年度と翌々年度の2年間にわたって試験が免除されるため、次回受験時には残りの科目に集中できます。この制度を活用することで、働きながらの合格も現実的になります。
科目合格の有効期限は、合格した年度を含めて3年間です。例えば2023年度に科目合格した場合、2024年度と2025年度の試験でその科目が免除されます。2026年度以降は再度受験が必要になるため、計画的に残りの科目を受験しましょう。
中小企業診断士一次試験に関してもっと詳しい記事はこちら
中小企業診断士一次試験の科目・難易度・合格率と対策方法
中小企業診断士二次筆記試験の合格発表
中小企業診断士試験の最大の難関とされる二次筆記試験の合格発表は、受験生にとって最も緊張する瞬間です。一次試験合格者のみが受験できるこの試験は、実務的な思考力と記述力が問われます。合格発表では合否だけでなく、不合格者にはランク評価も通知されます。
合格発表日と時間(例年1月中旬・午前10時~)
中小企業診断士二次筆記試験の合格発表は、例年1月中旬の平日午前10時から行われます。試験実施日から約2ヶ月半後に発表されることが多く、2023年度は10月29日の試験実施に対して翌年1月12日が発表日でした。
一次試験と同様に、発表時刻の午前10時に中小企業診断協会の公式サイトで合格者受験番号が掲載され、受験者専用ページでの個別照会も開始されます。二次筆記試験の合格発表は一次試験よりも注目度が高く、アクセス集中による接続遅延が発生しやすい傾向があります。
二次筆記試験に合格すると、約2週間後に実施される口述試験の受験資格を得られます。合格発表から口述試験まで準備期間が短いため、合格が予想される場合は発表前から口述試験対策を開始することをおすすめします。
合格発表の確認方法
二次筆記試験の合格発表も、一次試験と同じく中小企業診断協会の公式サイトで確認します。「試験情報」から「合格発表」ページにアクセスし、受験番号とユーザIDを入力すると結果が表示されます。
合格者には合格証書のPDFダウンロードと口述試験の案内が表示されます。口述試験の日程・会場・集合時間などの詳細情報も同時に確認できるため、合格を確認したら直ちに口述試験の準備を開始しましょう。
不合格者には、ABCDの4段階評価ランクが通知されます。このランク判定は、次回受験に向けた対策を立てる上で重要な指標となります。A評価の場合は基本的な実力は十分で、記述方法や時間配分の改善で合格圏内に到達できる可能性が高いと言えます。
合格証書の送付(簡易書留)
二次筆記試験の合格証書は、一次試験と同様にPDFデータでの提供となります。合格発表後、公式サイトからダウンロードできるため、合格証明が必要な場面で即座に活用できます。
ただし、二次筆記試験の合格証書は中間段階の証明書であり、最終的な中小企業診断士資格の証明書ではありません。口述試験に合格して初めて、正式な中小企業診断士試験合格となります。
二次筆記試験の合格証書は、口述試験の受験資格を証明するものとして重要です。口述試験当日に持参する必要はありませんが、万が一に備えて印刷して保管しておくことをおすすめします。
ABCDランク判定の通知(不合格者)
中小企業診断士二次筆記試験で不合格となった場合、ABCDの4段階でランク評価が通知されます。この評価は、4つの事例問題に対する総合的な評価であり、個別事例ごとの評価ではありません。
A評価は「合格まであと一歩」のレベルで、基本的な実力は十分にあると判断されます。B評価は「標準的な実力」、C評価は「やや不足」、D評価は「大幅な実力不足」という目安です。自分の評価を正確に把握し、次回受験に向けた対策を立てましょう。
ランク評価は相対評価ではなく絶対評価で決定されるため、年度によって各ランクの人数比率は変動します。中小企業診断士の勉強法を参考に、自分のランクに応じた効果的な対策を立てることが重要です。
中小企業診断士二次試験に関してもっと詳しい記事はこちら
中小企業診断士二次試験の内容・対策・合格率を詳しく解説
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中小企業診断士口述試験(最終)の合格発表
中小企業診断士試験の最終関門である口述試験の合格発表は、受験生にとって中小企業診断士資格取得の最終確認となる重要な瞬間です。二次筆記試験合格者のみが受験できるこの試験は、約10分間の面接形式で実施されます。
合格発表日と時間(例年2月上旬・午前10時~)
中小企業診断士口述試験の合格発表は、例年2月上旬の平日午前10時から行われます。試験実施日から約1週間後に発表されることが多く、2023年度は1月21日・22日の試験実施に対して2月2日が発表日でした。
口述試験の合格発表は、他の試験と比べて試験実施から発表までの期間が最も短く設定されています。これは口述試験の採点が相対的に簡単であることと、合格率が非常に高いことが理由です。
合格発表の方法は一次試験・二次筆記試験と同じく、中小企業診断協会の公式サイトでの確認が基本です。口述試験の合格をもって、正式に中小企業診断士試験の全過程が完了します。
最終合格者の確定
口述試験に合格すると、中小企業診断士試験の最終合格者として認定されます。この時点で、実務補習または実務従事の要件を満たせば、中小企業診断士として登録する資格を得られます。
最終合格者には、合格証書のPDFが公式サイトからダウンロードできるようになります。この合格証書が、中小企業診断士試験に合格したことを証明する正式な書類となります。就職活動や転職、独立開業の際に活用できます。
最終合格後は、中小企業診断士としての登録手続きに進むことになります。登録には実務補習(15日間以上)または実務従事(15日間以上)の要件を満たす必要があります。中小企業診断士とはの記事で、資格取得後のキャリアパスについて詳しく解説しています。
合格証書の送付
口述試験の合格証書も、一次試験・二次筆記試験と同様にPDFデータでの提供となります。合格発表後、公式サイトの受験者専用ページからダウンロードできます。
この合格証書は、中小企業診断士試験の最終合格を証明する重要な書類です。実務補習の申し込みや、中小企業診断士登録の際に必要となる場合があるため、確実にダウンロードして複数の場所に保存しておきましょう。
合格証書には、受験番号、氏名、生年月日、合格年月日が記載されています。PDFファイルは印刷して保管することも可能で、資格証明が必要な場面で活用できます。
ほぼ全員合格する口述試験
中小企業診断士の口述試験は、合格率が例年99%以上と非常に高い試験です。2023年度の口述試験では、受験者997名のうち996名が合格し、合格率は99.9%でした。よほどの問題がない限り、合格できる試験と言えます。
不合格となるのは、試験当日に欠席した場合や、試験官の質問に対してまったく答えられなかった場合など、極めて限定的な状況です。二次筆記試験に合格した時点で、実質的に中小企業診断士試験の最終合格が確定していると考えてよいでしょう。
ただし、口述試験を軽視しすぎるのは避けるべきです。基本的な専門知識と適切なコミュニケーション能力を示すことが求められるため、最低限の準備は必要です。過去の口述試験の事例や想定質問を確認し、落ち着いて試験に臨みましょう。
中小企業診断士口述試験に関してもっと詳しい記事はこちら
中小企業診断士口述試験の内容と対策|合格率と注意点
中小企業診断士試験の合格発表確認方法(詳細手順)
中小企業診断士試験の合格発表を確認する方法には、主に公式サイトでのオンライン照会と、協会ビルでの掲示確認の2つがあります。現代ではオンライン照会が最も便利で確実な方法として広く利用されています。ここでは、具体的な確認手順を詳しく解説します。
中小企業診断協会公式サイトでの確認
中小企業診断協会の公式サイトにアクセスし、トップページから「試験情報」のメニューを選択します。そこから「合格発表」のページに進むと、一次試験・二次筆記試験・口述試験それぞれの合格発表情報が掲載されています。
合格発表日になると、該当する試験の「合格者受験番号一覧」のPDFファイルと「個別照会ページ」へのリンクが表示されます。個別照会ページでは、受験番号とユーザIDを入力することで、自分の合格・不合格を即座に確認できます。
公式サイトでの確認は、スマートフォンでも可能です。外出先でも結果を確認できるため、発表日当日に予定がある方でも安心です。ただし、発表直後はアクセスが集中するため、接続しにくい場合があることを念頭に置いておきましょう。
受験番号とユーザIDでの照会
個別照会ページでは、受験番号とユーザIDの2つの情報を入力する必要があります。受験番号は、試験当日に配布された受験票に記載されている数字です。ユーザIDは、試験申込時に登録した英数字の組み合わせで、受験票にも記載されています。
この2つの情報を入力して「照会」ボタンをクリックすると、合格・不合格の判定が表示されます。合格の場合は合格証書のダウンロードリンクも表示され、その場でPDFファイルを取得できます。
不合格の場合は、一次試験では科目合格の詳細情報が、二次筆記試験ではABCDランク判定が表示されます。これらの情報は次回受験に向けた対策を立てる上で重要なため、必ず確認して記録しておきましょう。
協会ビルでの掲示確認(午前10時~)
中小企業診断協会のビルでも、合格発表日の午前10時から合格者受験番号の掲示が行われます。東京都中央区の協会ビル1階に掲示板が設置され、合格者の受験番号が一覧で掲載されます。
協会ビルでの掲示確認は、オンライン環境がない場合や、直接目で見て確認したい方に適した方法です。ただし、現代ではオンライン照会が主流となっており、わざわざ協会ビルまで足を運ぶ受験生は少数派です。
掲示期間は通常、発表日から数日間設定されています。発表当日に協会ビルに行けない場合でも、翌日以降に確認することができます。ただし、詳細な情報(科目合格やランク判定など)は掲示では確認できないため、最終的にはオンラインでの照会が必要です。
合格証書PDFのダウンロード方法
合格を確認したら、個別照会ページに表示される「合格証書ダウンロード」のリンクをクリックします。PDFファイルが生成され、ブラウザでダウンロードできます。ファイル名は通常「合格証書_受験番号.pdf」の形式です。
ダウンロードしたPDFファイルは、パソコンやスマートフォンの適切なフォルダに保存しましょう。就職活動や資格証明で使用する可能性があるため、すぐに見つけられる場所に保管することをおすすめします。
PDFファイルは複数回ダウンロード可能ですが、合格発表後一定期間を過ぎるとダウンロードできなくなる可能性があります。合格発表を確認したら、できるだけ早めにダウンロードして、クラウドストレージやバックアップにも保存しておきましょう。
中小企業診断士試験の合格証書と科目合格通知
中小企業診断士試験では、令和5年度(2023年度)から合格証書の提供方法が大きく変更されました。従来の紙の合格証書郵送からPDFデータでの提供に移行し、受験者は公式サイトからダウンロードする形式となっています。この変更により、合格証書の取得がより迅速かつ便利になりました。
合格証書の形式(令和5年度からPDF化)
令和5年度から、中小企業診断士試験の合格証書はすべてPDF形式で提供されることになりました。この変更は、デジタル化の推進と受験者の利便性向上を目的として実施されました。
PDFデータでの提供により、合格発表当日に即座に合格証書を取得できるようになりました。従来の紙の証書では郵送に数日かかっていましたが、現在はオンラインで即座にダウンロードできるため、就職活動や資格証明が必要な場面で迅速に対応できます。
合格証書のPDFファイルには、中小企業診断協会の公印(電子印)が押印されており、公式な証明書類としての効力を持ちます。印刷した場合でも、原本として扱われるため、提出先の機関での使用に問題はありません。
科目合格通知の内容
中小企業診断士一次試験で総合合格できなかった場合でも、個別科目で基準点(60%以上)を満たした科目については科目合格として認定されます。科目合格通知には、7科目すべての得点率と合否判定が記載されています。
科目合格通知は、公式サイトの個別照会ページで確認できます。各科目の得点率が表示されるため、自分の得意科目と苦手科目を客観的に把握できます。60%以上の得点を獲得した科目には「科目合格」の表示がされます。
科目合格した科目は、翌年度と翌々年度の2年間にわたって試験が免除されます。この制度を活用することで、働きながらでも段階的に合格を目指すことが可能になります。中小企業診断士一次試験の対策で、科目合格制度の効果的な活用方法を詳しく解説しています。
紙の合格証書は発送されない
令和5年度以降、中小企業診断士試験では紙の合格証書は一切発送されません。合格者は必ず公式サイトから合格証書のPDFをダウンロードする必要があります。自宅に合格証書が郵送されることを待っていても届かないため、注意が必要です。
この変更は、郵便事故のリスク軽減、環境保護、事務コストの削減などを目的として実施されました。受験者側としても、郵送を待つ必要がなく、即座に合格証書を入手できるメリットがあります。
紙の合格証書が必要な場合は、PDFファイルを印刷することで対応できます。家庭用プリンターでも十分ですが、より高品質な印刷を希望する場合は、コンビニエンスストアのマルチコピー機や専門の印刷サービスを利用することもできます。
PDFデータの保存と活用
合格証書のPDFファイルは、パソコン、スマートフォン、クラウドストレージなど複数の場所に保存しておくことをおすすめします。特に、GoogleドライブやDropboxなどのクラウドサービスに保存しておけば、デバイスの故障時にもデータを失う心配がありません。
PDFファイルは、就職活動での資格証明、企業への資格手当申請、名刺への資格記載の根拠など、様々な場面で活用できます。印刷してファイルに保管しておくほか、デジタルデータとしても保持しておくと便利です。
合格証書のPDFは、公式サイトで一定期間ダウンロード可能ですが、永続的に提供される保証はありません。合格発表後できるだけ早い段階でダウンロードし、確実に保存しておきましょう。
中小企業診断士試験の合格発表後の手続き
中小企業診断士試験の合格発表後は、次の段階への手続きが必要になります。一次試験合格後は二次試験への申込、二次筆記合格後は口述試験への準備、そして最終合格後は実務補習または実務従事と、段階ごとに適切な対応を取ることが重要です。
一次試験合格後:二次試験への申込
中小企業診断士一次試験に合格したら、次は二次試験への申込手続きを行います。二次試験の申込期間は通常、一次試験の合格発表後すぐに開始され、約2週間程度の期間が設けられます。
二次試験の申込は、中小企業診断協会の公式サイトから電子申請で行います。一次試験の受験番号とユーザIDを使用してログインし、必要事項を入力して申込を完了させます。申込と同時に受験料の支払いも必要です。
一次試験で科目合格のみを取得した場合は、翌年度または翌々年度に残りの科目に合格してから二次試験に進むことになります。科目合格の有効期限は3年間(合格年度を含む)なので、計画的に学習を進めましょう。
二次筆記合格後:口述試験への準備
二次筆記試験に合格すると、約2週間後に実施される口述試験の受験資格を得られます。口述試験の準備期間は非常に短いため、二次筆記の合格発表前から準備を開始することをおすすめします。
口述試験は約10分間の面接形式で、中小企業診断士としての基本的な知識とコミュニケーション能力が問われます。過去の口述試験の事例集や想定質問集を確認し、模擬面接の練習を行うことが効果的です。
合格率が99%以上と非常に高い試験ですが、油断は禁物です。基本的な専門用語の説明ができること、落ち着いて質問に答えられることを確認しておきましょう。中小企業診断士口述試験の内容で、具体的な対策方法を詳しく解説しています。
最終合格後:実務補習または実務従事
口述試験に合格して中小企業診断士試験の最終合格者となったら、次は実務補習または実務従事の要件を満たす必要があります。中小企業診断士として登録するには、15日間以上の実務経験が必要です。
実務補習は、中小企業診断協会や登録養成機関が実施する研修プログラムです。実際の中小企業を訪問し、診断報告書を作成する実践的な内容で、通常15日間で完了します。費用は15万円前後かかりますが、確実に要件を満たせます。
実務従事は、企業内診断士として実際に診断業務に従事した実績を証明する方法です。自分の勤務先で中小企業診断に関連する業務を行っている場合は、この方法で要件を満たすことができます。ただし、所属企業の証明が必要です。
中小企業診断士としての登録手続き
実務補習または実務従事の要件を満たしたら、中小企業診断士としての登録手続きを行います。登録申請は各都道府県の中小企業診断協会に提出し、審査を経て正式に中小企業診断士として登録されます。
登録申請には、試験合格証書のコピー、実務補習修了証明書または実務従事証明書、住民票、戸籍謄本などの書類が必要です。登録料として約5万円の費用がかかります。申請から登録完了まで約1~2ヶ月の期間を要します。
登録が完了すると、中小企業診断士登録証が交付され、正式に中小企業診断士として活動できるようになります。名刺に資格名を記載し、独立開業や企業内での専門職としてのキャリアを開始できます。
中小企業診断士試験不合格だった場合の対応
中小企業診断士試験で不合格となった場合でも、適切な対応と分析を行うことで、次回合格への道筋を立てることができます。特に科目合格制度やランク判定の情報を活用し、効率的に学習計画を見直すことが重要です。
一次試験不合格:科目合格の確認
中小企業診断士一次試験で総合合格できなかった場合、まず確認すべきは科目合格の有無です。7科目のうち60%以上の得点を獲得した科目があれば、それは科目合格として認定され、翌年度と翌々年度の2年間は当該科目の試験が免除されます。
科目合格の詳細は、公式サイトの個別照会ページで確認できます。各科目の得点率が表示されるため、どの科目が合格基準に達していたか、どの科目が不足していたかを正確に把握できます。
科目合格を取得している場合は、次回受験時にその科目を除いた残りの科目に集中できます。学習時間を効率的に配分し、苦手科目の克服に注力することで、総合合格への道が開けます。
科目合格制度の活用(翌年・翌々年まで有効)
中小企業診断士一次試験の科目合格制度は、働きながら資格取得を目指す受験生にとって非常に有効な制度です。科目合格は合格した年度を含めて3年間有効なため、長期的な学習計画を立てることができます。
例えば、初年度に3科目の科目合格を取得し、2年目に残り4科目で総合合格を目指すという戦略が可能です。一度に7科目すべてを学習する負担を分散でき、仕事との両立がしやすくなります。
ただし、科目合格の有効期限には注意が必要です。2023年度に科目合格した科目は、2024年度と2025年度の試験で免除されますが、2026年度以降は再度受験が必要になります。計画的に残りの科目を受験し、有効期限内に総合合格を目指しましょう。
二次試験不合格:ABCDランクの確認
中小企業診断士二次筆記試験で不合格となった場合、ABCDの4段階評価ランクが通知されます。このランク判定は、次回受験に向けた対策を立てる上で非常に重要な指標です。自分のランクを正確に把握し、適切な学習方針を決定しましょう。
A評価の場合は、基本的な実力は合格レベルに達していると判断されます。記述方法の改善、時間配分の最適化、答案構成力の向上などに注力することで、次回の合格可能性が高まります。
B評価以下の場合は、より本質的な実力向上が必要です。過去問の徹底的な分析、模範解答の研究、予備校の答案添削サービスの活用などを通じて、記述力と事例分析力を鍛える必要があります。中小企業診断士二次試験の対策で、ランク別の学習方法を詳しく解説しています。
来年度に向けた対策の見直し
不合格となった場合は、来年度に向けて学習方法を見直すことが重要です。同じ方法を繰り返すだけでは、結果は変わりません。不合格の原因を分析し、効果的な対策を立てましょう。
一次試験不合格の場合は、科目別の得点率を確認し、特に弱い科目に重点を置いた学習計画を立てます。独学で苦戦している場合は、通信講座や予備校の活用も検討しましょう。中小企業診断士の通信講座比較で、各講座の特徴を比較できます。
二次試験不合格の場合は、記述力の向上が最優先課題です。答案添削サービスを受けることで、自分では気づかない問題点を発見できます。また、合格者の再現答案や模範解答を研究し、高得点を獲得できる答案の書き方を学びましょう。
中小企業診断士の勉強法に関してもっと詳しい記事はこちら
中小企業診断士の効果的な勉強法|科目別対策と時間管理術
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中小企業診断士試験の合格率と統計データ
中小企業診断士試験の合格率は、受験を検討する上で重要な指標となります。一次試験、二次試験それぞれの合格率を把握することで、試験の難易度と必要な準備レベルを理解できます。ここでは、過去の統計データをもとに、中小企業診断士試験の合格率推移を詳しく解説します。
一次試験の合格率推移(平均約27%)
中小企業診断士一次試験の合格率は、例年25~30%前後で推移しています。2023年度の一次試験合格率は28.9%で、受験者数15,954名のうち4,606名が合格しました。過去5年間の平均合格率は約27%です。
一次試験は7科目の択一式試験で、各科目40%以上かつ総合60%以上の得点が必要です。幅広い知識が求められるため、体系的な学習が重要になります。科目合格制度を活用することで、働きながらでも段階的に合格を目指せます。
合格率は年度によって変動しますが、大きな傾向としては安定しています。2019年度は30.2%、2020年度は42.5%(新型コロナウイルスの影響で受験者数が減少)、2021年度は36.4%、2022年度は28.9%という推移です。
二次試験の合格率推移(平均約19%)
中小企業診断士二次筆記試験の合格率は、例年18~20%前後で推移しています。2023年度の二次筆記試験合格率は19.1%で、受験者数5,221名のうち997名が合格しました。過去5年間の平均合格率は約19%です。
二次試験は一次試験よりも合格率が低く、中小企業診断士試験の最大の難関とされています。4つの事例問題に対する記述式試験で、実務的な思考力と応用力が問われます。高い分析力と記述力が必要です。
二次試験の合格率も年度による変動がありますが、一次試験と比べると変動幅は小さい傾向があります。2019年度は18.3%、2020年度は18.4%、2021年度は18.3%、2022年度は18.7%と、18~20%の範囲で安定しています。
最終合格率(約5%)
中小企業診断士試験の最終合格率は、一次試験受験者数を基準にすると約5%程度です。口述試験の合格率はほぼ100%のため、最終合格率は実質的に「一次試験受験者のうち二次筆記試験まで合格する割合」とほぼ同じになります。
2023年度を例にすると、一次試験受験者15,954名のうち、最終的に口述試験まで合格したのは996名で、最終合格率は約6.2%でした。この数字だけを見ると非常に難関に思えますが、適切な学習計画と継続的な努力で合格は十分可能です。
最終合格率が低い主な理由は、一次試験から二次試験までの難易度の高さに加えて、途中で受験を諦める人が一定数いることも影響しています。しっかりと準備をして試験に臨めば、合格の可能性は統計以上に高まります。
合格者の年齢・性別・職業分布
中小企業診断士試験の合格者は、幅広い年齢層・職業の人々で構成されています。2023年度の統計では、合格者の平均年齢は約38歳で、最も多い年齢層は30代(約40%)です。次いで40代(約30%)、20代(約20%)という分布です。
性別では、男性が約80%、女性が約20%という割合です。近年は女性の合格者も増加傾向にあり、多様な人材が中小企業診断士を目指しています。
職業別では、会社員が最も多く全体の約70%を占めます。次いで経営者・自営業(約15%)、公務員(約5%)、学生(約3%)という分布です。働きながら合格を目指す受験生が大半を占めており、科目合格制度を活用して段階的に学習を進める戦略が有効です。
中小企業診断士試験の合格率に関してもっと詳しい記事はこちら
中小企業診断士試験の合格率推移と一次・二次の傾向分析
中小企業診断士試験の合格発表を待つ間の過ごし方
中小企業診断士試験の合格発表までの待機期間は、受験生にとって不安と期待が入り混じる時間です。この期間を有効に活用することで、合格した場合の次の段階への準備や、万が一不合格だった場合の再チャレンジに向けた準備を進めることができます。
一次試験後:二次試験対策の開始
中小企業診断士一次試験の受験後から合格発表までは約1ヶ月の期間があります。この期間を利用して、二次試験対策を開始することをおすすめします。一次試験の手応えが良かった場合は特に、早期に二次試験の学習を始めることが合格への近道です。
二次試験は一次試験とは全く異なる記述式試験のため、新たな学習アプローチが必要です。過去問の分析、事例企業の診断練習、答案の書き方の習得など、時間のかかる準備が求められます。合格発表を待ってから準備を始めると、二次試験(10月下旬)までの学習時間が不足する可能性があります。
一次試験の自己採点で合格が濃厚な場合は、積極的に二次試験対策を進めましょう。万が一一次試験が不合格だった場合でも、二次試験の学習は一次試験の理解を深めることにもつながるため、無駄にはなりません。
二次筆記後:口述試験対策の準備
中小企業診断士二次筆記試験の受験後から合格発表までは約2ヶ月半の期間があります。この期間は比較的長いため、口述試験の基本的な準備を進めておくことができます。ただし、本格的な準備は合格発表後でも間に合います。
口述試験は面接形式で約10分間実施され、中小企業診断に関する基本的な知識とコミュニケーション能力が問われます。過去の口述試験の事例集を読んで、どのような質問が出されるかを把握しておくと安心です。
二次筆記試験の手応えが良かった場合は、一次試験の7科目の基本知識を復習しておくことをおすすめします。口述試験では一次試験の内容も含めて質問される可能性があるため、忘れかけている知識をリフレッシュしておきましょう。
自己採点結果との照合
一次試験の場合、試験実施後数日以内に予備校各社から解答速報が発表されます。この解答速報を使って自己採点を行い、合格の可能性を判断できます。ただし、解答速報はあくまで予備校の予想であり、公式の正解とは異なる場合があることに注意しましょう。
自己採点の結果、合格ラインギリギリの場合は、合格発表までドキドキする日々が続きます。この期間は精神的に辛いかもしれませんが、二次試験対策を進めることで気を紛らわせることができます。
二次試験の場合は記述式のため自己採点が難しく、合格の可能性を正確に判断することは困難です。予備校の模範解答と自分の答案を比較することである程度の目安は立てられますが、最終的には合格発表を待つしかありません。この不確実性が二次試験の特徴でもあります。
モチベーション維持の方法
合格発表までの待機期間は、不安からモチベーションが低下しやすい時期です。この時期を乗り切るためには、具体的な目標を設定し、学習を継続することが重要です。次の試験に向けた準備を進めることで、前向きな気持ちを保つことができます。
中小企業診断士の資格取得後のキャリアプランを具体的にイメージすることも、モチベーション維持に効果的です。中小企業診断士としての活動内容を調べ、資格取得後の将来像を描くことで、学習意欲を高めることができます。
また、同じ受験生仲間と情報交換をすることも、孤独感を和らげる効果があります。ただし、ネガティブな話題に引きずられないよう注意し、前向きな交流を心がけましょう。合格発表まであと少し、最後まで諦めずに頑張りましょう。
中小企業診断士試験の合格発表に関連するよくある質問(FAQ)
中小企業診断士試験の合格発表に関して、受験生からよく寄せられる質問をまとめました。これらの情報を事前に把握しておくことで、合格発表当日をスムーズに迎えることができます。
Q. 中小企業診断士試験の合格発表は何時から確認できますか?
中小企業診断士試験の合格発表は、一次試験・二次筆記試験・口述試験すべて午前10時から確認できます。中小企業診断協会の公式サイトで受験番号とユーザIDを入力することで、即座に結果を確認できます。発表直後の10時~11時頃はアクセスが集中するため、接続しにくい場合があります。急がない場合は、時間をずらしてアクセスすることをおすすめします。
Q. 中小企業診断士の合格証書はいつ届きますか?
令和5年度(2023年度)から、中小企業診断士試験の合格証書はPDF形式での提供に変更されました。紙の合格証書は発送されず、合格発表当日に公式サイトからPDFファイルをダウンロードする形式です。合格を確認したら、すぐに合格証書のPDFをダウンロードして保存しましょう。印刷して保管することも可能で、就職活動や資格証明に活用できます。
Q. 中小企業診断士の紙の合格証書はもらえないのですか?
令和5年度以降、中小企業診断士試験では紙の合格証書は発行されなくなりました。すべてPDFデータでの提供となります。紙の証書が必要な場合は、ダウンロードしたPDFファイルを印刷することで対応できます。PDFファイルには中小企業診断協会の公印(電子印)が押印されており、印刷したものも公式な証明書類として効力を持ちます。提出先の機関にPDFデータでも可能か事前に確認することをおすすめします。
Q. 中小企業診断士試験の科目合格通知はどうやって確認しますか?
中小企業診断士一次試験で科目合格を取得した場合、公式サイトの受験者専用ページで詳細を確認できます。受験番号とユーザIDを入力して個別照会を行うと、7科目すべての得点率と合否判定が表示されます。60%以上の得点を獲得した科目には「科目合格」の表示がされ、その科目は翌年度と翌々年度の2年間試験が免除されます。科目合格の詳細情報は、合格者受験番号一覧には掲載されないため、必ず個別照会で確認しましょう。
Q. 中小企業診断士試験の受験番号やユーザIDを忘れた場合はどうすればいいですか?
中小企業診断士試験の受験番号とユーザIDは、試験当日に配布された受験票に記載されています。受験票を紛失した場合は、中小企業診断協会に問い合わせることで再発行または情報提供を受けられる可能性があります。ただし、本人確認のための手続きが必要となり、時間がかかる場合があります。受験票は試験終了後も合格発表まで必ず保管しておきましょう。合格発表前に受験票をスマートフォンで撮影しておくと、万が一の紛失時にも安心です。
Q. 中小企業診断士試験で不合格の場合、何が通知されますか?
中小企業診断士一次試験で不合格の場合、科目別の得点率と科目合格の有無が通知されます。60%以上の得点を獲得した科目があれば、科目合格として認定され、翌年度と翌々年度の試験が免除されます。二次筆記試験で不合格の場合は、ABCDの4段階評価ランクが通知されます。A評価は合格まであと一歩、D評価は基礎から見直しが必要という目安です。このランク情報を活用して、次回受験に向けた効果的な対策を立てることができます。
Q. 中小企業診断士試験に合格後はすぐに中小企業診断士として活動できますか?
中小企業診断士試験に最終合格しても、すぐに中小企業診断士として名乗ることはできません。実務補習(15日間以上)または実務従事(15日間以上)の要件を満たし、都道府県の中小企業診断協会に登録申請を行う必要があります。登録が完了して初めて、正式に中小企業診断士として活動できるようになります。登録手続きには約1~2ヶ月の期間と約5万円の費用がかかります。実務補習は別途15万円前後の費用が必要です。
まとめ:中小企業診断士試験の合格発表は公式サイトで早期確認を
本記事では、中小企業診断士試験の合格発表日程と確認方法について詳しく解説しました。重要なポイントを改めて確認しましょう。
- 合格発表は試験ごとに異なる日程で実施:一次試験は9月上旬、二次筆記試験は1月中旬、口述試験は2月上旬にそれぞれ午前10時から発表されます。公式サイトでの確認が最も確実で便利な方法です。
- 令和5年度から合格証書はPDF形式に変更:紙の合格証書は発送されず、公式サイトから合格証書のPDFをダウンロードする方式になりました。合格発表当日に即座に取得でき、就職活動や資格証明に活用できます。
- 科目合格制度とランク判定を活用:一次試験の科目合格は2年間有効で、段階的な合格が可能です。二次試験のABCDランク判定は、次回受験に向けた対策を立てる重要な指標となります。不合格でも諦めず、情報を活用して再チャレンジしましょう。
中小企業診断士試験の合格発表を正確に確認できたら、次は合格後の手続きや不合格時の対策に進みましょう。中小企業診断士とは何かと効果的な勉強法を参考に、中小企業診断士資格取得に向けて着実に前進しましょう。
本記事を通じて、中小企業診断士試験の合格発表日程、確認方法、合格証書の取得方法、合格後・不合格後の対応について理解いただけたはずです。これらの情報を活用して、中小企業診断士試験の合格と資格取得の実現に向けて一歩を踏み出しましょう。
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