行政書士試験の受験を考えているけれど、「申し込み方法がよく分からない」「願書はどこで入手するの?」「郵送とネットどちらがいいの?」と不安に感じていませんか。行政書士試験は年に1回しか実施されないため、申し込みで失敗すると次のチャンスは1年後になってしまいます。申し込み期間も約1ヶ月と限られているため、早めに手続き方法を理解しておくことが重要です。
本記事では、2025年度(令和7年度)の行政書士試験申し込みについて、日程から具体的な手順、注意点まで初心者でも迷わず申し込めるよう徹底解説します。
- 2025年度行政書士試験の申し込み期間と試験日程
- 受験願書の入手方法(窓口受取・郵送請求の詳細手順)
- 郵送申し込みの具体的なステップと注意点
- インターネット申し込みの手順とメリット
- 受験手数料10,400円の支払い方法(郵便局・クレジット・コンビニ)
- 申し込みに必要な書類・写真の規格と準備物
1. 申し込み期間は2025年7月22日~8月25日の約1ヶ月間
行政書士試験の申し込みは年に1回、約1ヶ月間しかありません。この期間を逃すと次の受験は1年後になってしまうため、早めに準備を始めることが重要です。特に郵送申し込みの場合は消印有効なので、8月25日当日に郵送すれば間に合いますが、余裕を持って手続きを進めましょう。
2. インターネット申し込みは郵送より締切が1週間長い
インターネット申し込みは郵送申し込みより締切が約1週間長く設定されています。また、願書を入手する手間がなく、24時間いつでも申し込みできるメリットがあります。初めて受験する方や忙しい方には、インターネット申し込みが特におすすめです。
3. 受験資格は一切不要、誰でも受験可能
行政書士試験には受験資格がありません。年齢、学歴、国籍を問わず、中卒・高卒の方でも受験できます。受験手数料10,400円を支払い、必要書類を提出すれば誰でも受験可能です。
本記事と類似記事の違い
一般的な行政書士試験の申し込み記事は概要のみの説明が多いですが、本記事では2025年度の最新日程に基づき、郵送・インターネット両方の申し込み手順を画像付きで詳しく解説しています。また、実際によくあるトラブル(受験票が届かない、写真サイズの間違いなど)への対処法も含めた実践的な内容となっています。
行政書士試験の2025年度(令和7年度)日程・スケジュール
行政書士試験は毎年1回、11月の第2日曜日に実施されます。2025年度(令和7年度)の試験日程は以下の通りです。申し込みから合格発表までの全体スケジュールを把握しておくことで、計画的に準備を進めることができます。
項目 | 日程 | 備考 |
---|---|---|
願書配布開始 | 2025年7月22日(火) | 窓口配布・郵送請求開始 |
申し込み受付期間 | 2025年7月22日(火)~8月25日(月) | 郵送は消印有効、ネットは約1週間長い |
試験日 | 2025年11月9日(日) | 13:00~16:00(3時間) |
受験票発送 | 2025年10月中旬~下旬 | 試験日の2~3週間前 |
合格発表 | 2026年1月28日(水)予定 | 試験実施から約2ヶ月半後 |
この年間スケジュールを見ると、申し込みから合格発表まで約6ヶ月かかることが分かります。特に申し込み期間は約1ヶ月と短いため、早めの準備が重要です。
行政書士試験の試験日|2025年11月9日(日)
2025年度の行政書士試験は、11月9日(日)13時から16時までの3時間で実施されます。試験会場への入場時刻は12時30分からとなっており、遅刻すると受験できない可能性があるため、時間に余裕を持って到着することが重要です。試験時間は途中退室が認められておらず、3時間通しで実施されるため、体調管理にも注意が必要です。試験日が日曜日に設定されているのは、働きながら受験する社会人受験生への配慮からです。
行政書士試験の申し込み期間|2025年7月22日~8月25日
2025年度の申し込み受付期間は、7月22日(火)から8月25日(月)までの約1ヶ月間です。郵送申し込みの場合は8月25日の消印有効となっており、当日に郵便局から発送すれば受付されます。ただし、インターネット申し込みの場合は締切が約1週間長く設定されており、9月1日頃まで申し込み可能です。この期間を過ぎると申し込みができなくなり、次の受験は1年後になってしまうため、できるだけ早めに申し込み手続きを完了させることをおすすめします。特に郵送申し込みの場合、願書の入手から記入、郵便局での払込、郵送まで時間がかかるため、8月上旬までには手続きを開始しましょう。
行政書士試験の合格発表日|2026年1月28日(水)予定
行政書士試験の合格発表は、試験実施から約2ヶ月半後の2026年1月28日(水)に予定されています。合格発表は行政書士試験研究センターのホームページで午前9時から行われ、受験番号による発表となります。同時に、合格者には郵送で合格通知書が発送されます。不合格の場合は通知が送られてこないため、必ずホームページで確認する必要があります。合格発表後は、行政書士会への登録手続きが必要となります。登録には約3ヶ月かかるため、実際に行政書士として業務を開始できるのは翌年4月頃になることが一般的です。行政書士合格発表の詳細では、合格後の登録手続きについても詳しく解説しています。
行政書士試験の願書配布期間|2025年7月22日~8月末
受験願書の配布は、申し込み受付開始と同じ7月22日から始まります。配布期間は8月末までですが、配布場所によっては在庫切れになる可能性もあるため、早めに入手することをおすすめします。願書は全国の都道府県庁や指定の配布場所で無料配布されています。郵送での請求も可能ですが、返信用封筒と切手の準備が必要です。インターネットで申し込む場合は願書の入手が不要なため、より手軽に申し込みができます。願書には試験案内も同封されており、試験科目や合格基準、注意事項などの重要情報が記載されているため、インターネット申し込みの場合でも試験案内には必ず目を通しておきましょう。
行政書士試験の受験願書の入手方法|2つの方法
行政書士試験の受験願書を入手する方法は、窓口での直接受取と郵送請求の2つがあります。インターネットで申し込む場合は願書の入手自体が不要です。それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、自分の状況に合わせて選択しましょう。
入手方法 | メリット | デメリット | 費用 | 所要時間 |
---|---|---|---|---|
窓口受取 | 即日入手可能、確実 | 受取場所まで行く必要がある | 無料 | 即日 |
郵送請求 | 自宅で受け取れる | 到着まで数日かかる | 返信用切手代(140円) | 3~7日 |
ネット申込 | 願書不要、24時間申込可能 | パソコン・ネット環境必要 | 無料 | 即時 |
窓口受取は確実で即日入手できるメリットがありますが、配布場所まで足を運ぶ必要があります。郵送請求は自宅で受け取れて便利ですが、到着まで数日かかるため早めの請求が必要です。最も手軽なのはインターネット申し込みで、願書の入手自体が不要になります。
行政書士試験の願書を窓口で受け取る方法|配布場所一覧
願書の窓口配布は全国47都道府県で実施されています。主な配布場所は各都道府県庁の行政書士会事務局、または指定の行政機関です。配布場所は都道府県によって異なるため、事前に行政書士試験研究センターのホームページで確認することをおすすめします。東京都の場合、東京都庁の行政書士会事務局で配布されています。配布時間は平日の9時から17時までが一般的ですが、場所によって異なるため注意が必要です。窓口に行く際は、複数部受け取ることも可能なので、記入ミスに備えて2部程度もらっておくと安心です。願書は無料で配布されており、身分証明書などの提示も不要です。ただし、配布開始直後や締切間際は混雑する可能性があるため、時間に余裕を持って訪問しましょう。
行政書士試験の願書を郵送で請求する方法|必要なもの
郵送で願書を請求する場合は、返信用封筒を準備する必要があります。具体的には、角形2号封筒(240mm×332mm)に自分の住所・氏名を記入し、140円分の切手を貼付して、行政書士試験研究センターに送付します。請求用の封筒には「願書請求」と朱書きで記載します。請求先の住所は「〒100-0014 東京都千代田区永田町2-4-3 永田町ビル4階 一般財団法人行政書士試験研究センター」です。郵送請求の場合、発送から到着まで3~7日程度かかるため、申し込み締切の2週間前までには請求を完了させることをおすすめします。特に離島や遠方の場合は到着まで1週間以上かかることもあるため、早めの行動が重要です。返信用封筒のサイズが小さすぎると願書が折れて返送される可能性があるため、必ず角形2号サイズを使用しましょう。
行政書士試験の願書はインターネット申し込みなら不要
インターネット申し込みを選択する場合、紙の願書を入手する必要はありません。行政書士試験研究センターのホームページから直接申し込み手続きができます。インターネット申し込みの最大のメリットは、24時間いつでも手続きができることと、郵送申し込みより締切が約1週間長いことです。また、願書を取りに行く手間や郵送で取り寄せる時間が不要なため、急いでいる場合に特に便利です。必要なのはパソコンまたはスマートフォン、インターネット環境、デジタルカメラで撮影した顔写真データ、そしてクレジットカードまたはコンビニ決済の準備だけです。申し込み完了後は登録したメールアドレスに確認メールが届くため、確実に手続きが完了したか確認できます。初めて行政書士試験を受験する方や、忙しくて窓口に行く時間がない方には特におすすめの方法です。
行政書士試験の申し込み方法①郵送での手順
郵送での申し込みは従来からの方法で、インターネット環境がない方でも確実に申し込みができます。ただし、複数のステップがあり、特に受験手数料の払込と書類の郵送には注意が必要です。以下、郵送申し込みの具体的な手順を詳しく解説します。
郵送申し込みの全体フロー
- 受験願書の入手(窓口受取または郵送請求)
- 受験願書への記入(黒ボールペン使用)
- 顔写真の貼付(縦4.5cm×横3.5cm、6ヶ月以内撮影)
- 郵便局で受験手数料10,400円を払込
- 払込受領証を願書に貼付
- 必要書類を簡易書留で郵送(消印有効)
- 受験票の到着を待つ(10月中旬~下旬)
この一連の流れには通常2~3日かかるため、締切間際ではなく余裕を持って手続きを開始することが重要です。
行政書士試験の郵送申し込みステップ1|受験願書に記入
受験願書への記入は、黒のボールペンまたは万年筆を使用します。鉛筆やシャープペンシル、消せるボールペンは使用できません。記入項目は氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、試験地(受験を希望する都道府県)などです。氏名は戸籍に記載されている正式な漢字で記入する必要があります。旧字体や異体字がある場合は正確に記入しましょう。住所は受験票や合格通知が確実に届く住所を記入します。試験地は自宅から通える範囲で選択しますが、一度提出すると変更できないため慎重に選びましょう。記入ミスをした場合、修正液や修正テープは使用できず、二重線で訂正して訂正印を押す必要があります。記入ミスが多い場合は新しい願書で書き直すことをおすすめします。そのため、窓口で願書を受け取る際は予備を含めて2部程度入手しておくと安心です。
行政書士試験の郵送申し込みステップ2|受験手数料を郵便局で払込
受験手数料10,400円は、願書に同封されている専用の払込用紙を使って郵便局で払い込みます。払込は郵便局の窓口でのみ受付可能で、ATMやゆうちょ銀行では払い込みできません。必ず郵便局の窓口で「払込用紙での払込をお願いします」と伝えましょう。払込手数料は受験者負担となり、窓口での現金払込の場合は203円かかります。払込が完了すると「払込受領証」が渡されますが、これは絶対に紛失しないよう注意してください。この払込受領証を受験願書の指定位置に貼付することで、受験手数料を支払った証明となります。払込受領証には払込日時、金額、払込先などが印字されているため、これらが正しく記載されているか確認しましょう。払込は郵便局の営業時間内(平日9時~16時が一般的)に行う必要があるため、仕事の都合で平日の郵便局に行けない場合は、インターネット申し込みを検討することをおすすめします。
行政書士試験の郵送申し込みステップ3|必要書類を郵送
願書への記入と払込受領証の貼付が完了したら、簡易書留で郵送します。郵送先は「〒100-0014 東京都千代田区永田町2-4-3 永田町ビル4階 一般財団法人行政書士試験研究センター」です。郵送には必ず簡易書留を使用し、普通郵便では送らないでください。簡易書留にすることで、配達の記録が残り、万が一の紛失時にも追跡が可能になります。封筒の表面には「受験願書在中」と朱書きで記載すると、センター側での処理がスムーズになります。郵送する書類は、記入済みの受験願書、払込受領証を貼付した証明書類、そして顔写真を貼付した写真票です。これらが全て揃っているか、封筒に入れる前に必ず確認しましょう。郵送の締切は8月25日の消印有効ですが、締切間際は郵便局が混雑する可能性があるため、できれば8月中旬までには郵送を完了させることをおすすめします。
行政書士試験の郵送申し込みの注意点|消印有効・写真サイズ
郵送申し込みで最も注意すべき点は、締切日の消印有効であることです。8月25日の消印があれば、実際にセンターに到着するのが数日後でも受付されます。ただし、ポストに投函した場合、収集時刻によっては翌日の消印になることがあるため、締切当日は必ず郵便局の窓口から発送することをおすすめします。顔写真のサイズは縦4.5cm×横3.5cmで、6ヶ月以内に撮影したカラー写真が必要です。写真のサイズが規格外だと受付されない可能性があるため、写真館やスピード写真機で「行政書士試験用」と指定して撮影しましょう。写真の裏面には氏名を記入しておくと、万が一剥がれた場合でも対応できます。また、願書の記入項目に不備があると、電話で確認の連絡が来る可能性があります。申し込み時に記載した電話番号には、8月末まで確実に連絡が取れるようにしておきましょう。行政書士試験の完全ガイドでは、試験の科目や合格基準についても詳しく解説しています。
行政書士試験の申し込み方法②インターネットでの手順
インターネット申し込みは、パソコンやスマートフォンから24時間いつでも申し込みができる便利な方法です。郵送申し込みと比べて締切が約1週間長く、願書の入手や郵便局での払込が不要なため、忙しい方に特におすすめです。以下、インターネット申し込みの具体的な手順を解説します。
インターネット申し込みの全体フロー
- 行政書士試験研究センターのホームページにアクセス
- 申込サイトで会員登録(メールアドレス・パスワード設定)
- 受験者情報の入力(氏名・住所・試験地など)
- 顔写真データのアップロード(JPEG形式、5MB以内)
- 入力内容の確認
- 受験手数料10,400円の支払い(クレジットカードまたはコンビニ)
- 申込完了メールの受信・保存
- 受験票の到着を待つ(10月中旬~下旬)
インターネット申し込みは、全ての手続きがオンラインで完結するため、最短30分程度で申し込みを完了できます。
行政書士試験のネット申し込みステップ1|申込サイトで会員登録
インターネット申し込みを行うには、まず行政書士試験研究センターの申込サイトで会員登録が必要です。会員登録では、メールアドレスとパスワードを設定します。メールアドレスは、申込完了メールや重要なお知らせが届くため、確実に受信できるアドレスを登録しましょう。携帯電話のメールアドレスを使用する場合は、ドメイン指定受信を設定している場合、行政書士試験研究センターのドメイン(@gyosei-shiken.or.jp)からのメールを受信できるよう事前に設定しておく必要があります。パスワードは8文字以上で、英数字を組み合わせた強固なものを設定することが推奨されます。会員登録が完了すると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。このメール内のリンクをクリックすることで、本登録が完了し、申し込み手続きに進むことができます。メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認するか、メールアドレスの入力ミスがないか確認しましょう。
行政書士試験のネット申し込みステップ2|顔写真データをアップロード
インターネット申し込みでは、デジタルカメラやスマートフォンで撮影した顔写真データをアップロードします。写真のファイル形式はJPEG形式で、ファイルサイズは5MB以内である必要があります。写真の規格は郵送申し込みと同じで、縦4.5cm×横3.5cm、6ヶ月以内に撮影したカラー写真が必要です。背景は無地で、正面を向いた上半身の写真でなければなりません。帽子やサングラスを着用した写真は使用できません。スマートフォンで撮影する場合は、明るい場所で壁を背景に撮影すると良い写真が撮れます。または、証明写真機で撮影する際に「データでも受け取る」オプションを選択すると、画像データをダウンロードできる機種もあります。アップロードする前に、写真が鮮明で規格に合っているか必ず確認しましょう。不鮮明な写真や規格外の写真は受付されない可能性があり、その場合は再度写真をアップロードし直す必要があります。
行政書士試験のネット申し込みステップ3|受験手数料の支払い
インターネット申し込みでの受験手数料10,400円の支払い方法は、クレジットカード決済またはコンビニ決済の2つから選択できます。クレジットカード決済の場合、VISA、Mastercard、JCB、American Expressなどの主要ブランドが使用できます。決済は即時に完了し、決済完了後すぐに申込が確定します。コンビニ決済を選択した場合は、申込後に払込票番号が発行されます。この番号を持って全国のコンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなど)で支払いができます。コンビニ決済の場合、支払い期限が設定されているため、期限内に必ず支払いを完了させる必要があります。期限を過ぎると申込が無効になるため注意してください。支払いが完了すると、登録したメールアドレスに支払い完了メールが届きます。このメールは申込の証明になるため、必ず保存しておきましょう。郵送申し込みと異なり、インターネット申し込みでは郵便局に行く必要がないため、平日の日中に時間が取れない方に特に便利です。
行政書士試験のネット申し込みのメリット|郵送より1週間長い
インターネット申し込みの最大のメリットは、郵送申し込みよりも締切が約1週間長いことです。郵送申し込みの締切が8月25日の消印有効であるのに対し、インターネット申し込みは9月1日頃まで受付されます(正確な日程は年度により異なるため、公式サイトで確認してください)。この1週間の差は大きく、締切間際に申し込みを思い立った場合でも間に合う可能性が高まります。また、24時間いつでも申し込みができるため、平日の日中は仕事で忙しい社会人でも、夜間や休日に自宅から手続きができます。さらに、願書の入手や郵便局での払込、書類の郵送といった手間がかからないため、申し込みにかかる時間を大幅に短縮できます。申込内容の入力ミスがあってもその場で修正できる点も、郵送申し込みにはないメリットです。郵送の場合、記入ミスをすると修正が面倒ですが、インターネット申し込みなら確定前に何度でも修正できます。これらの理由から、パソコンやスマートフォンを使える環境にある方には、インターネット申し込みを強くおすすめします。
行政書士試験の受験手数料|10,400円の支払い方法
行政書士試験の受験手数料は全国一律で10,400円です。この手数料は申込方法によって支払い方法が異なります。郵送申し込みの場合は郵便局での払込のみ、インターネット申し込みの場合はクレジットカードまたはコンビニ決済が選択できます。以下、それぞれの支払い方法の特徴を詳しく解説します。
支払い方法 | 申込方法 | 手数料 | 支払い場所 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
郵便局窓口 | 郵送 | 203円 | 郵便局 | 確実、記録が残る | 平日9-16時のみ |
クレジットカード | ネット | 無料 | オンライン | 即時完了、24時間可能 | カード必須 |
コンビニ | ネット | 無料 | コンビニ | 24時間可能、現金OK | 期限内支払い必須 |
支払い方法によって手数料や利便性が異なるため、自分の状況に合わせて選択しましょう。郵便局払込は追加で手数料がかかりますが、インターネット申し込みの場合は支払い手数料が無料です。
行政書士試験の受験手数料を郵便局で払込む方法(郵送申し込み)
郵送申し込みの場合、受験手数料10,400円は願書に同封されている専用の払込用紙を使って、郵便局の窓口で払い込みます。払込は必ず郵便局の窓口で行う必要があり、ATMやゆうちょ銀行では受け付けられません。郵便局の窓口で「払込用紙での払込をお願いします」と伝え、現金10,400円と払込手数料203円の合計10,603円を支払います。払込が完了すると「払込受領証」が渡されます。この払込受領証は、受験手数料を支払った証明として受験願書に貼付する重要な書類です。絶対に紛失しないよう注意してください。払込受領証には、払込日時、金額、加入者名(行政書士試験研究センター)などが印字されています。これらの情報が正しく記載されているか確認しましょう。郵便局での払込は平日の9時から16時までが一般的ですが、郵便局によって営業時間が異なる場合があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。大きな郵便局では土曜日も営業している場合がありますが、小規模な郵便局は平日のみの営業が多いため注意が必要です。
行政書士試験の受験手数料をクレジットカードで支払う方法(ネット申し込み)
インターネット申し込みでクレジットカード決済を選択した場合、VISA、Mastercard、JCB、American Expressなどの主要国際ブランドのカードが使用できます。カード情報の入力画面で、カード番号、有効期限、セキュリティコード(カード裏面の3桁または4桁の数字)を入力します。カードの名義人は本人のカードである必要はなく、家族のカードでも使用可能です。ただし、デビットカードやプリペイドカードは使用できない場合があるため、通常のクレジットカードの使用をおすすめします。決済が完了すると、即座に申込が確定し、登録したメールアドレスに決済完了メールが届きます。クレジットカード決済の場合、支払い手数料は無料で、24時間いつでも決済ができるメリットがあります。また、カードのポイントも貯まるため、実質的にお得になります。決済後のキャンセルや返金はできないため、申込内容を十分に確認してから決済を完了させましょう。クレジットカードの利用明細には「ギョウセイシケンケンキュウセンター」などの名称で記載されます。
行政書士試験の受験手数料をコンビニで支払う方法(ネット申し込み)
インターネット申し込みでコンビニ決済を選択した場合、申込完了後に払込票番号(または払込用の番号)が発行されます。この番号を持って、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなどの全国のコンビニエンスストアで支払いができます。コンビニのマルチメディア端末(セブンイレブンのマルチコピー機、ファミリーマートのFamiポート、ローソンのLoppiなど)で払込票番号を入力すると、払込票が印刷されます。この払込票をレジに持って行き、現金で10,400円を支払います。コンビニ決済の場合も支払い手数料は無料です。支払いが完了すると、領収書が発行されます。この領収書は申込の証明になるため、試験当日まで保管しておきましょう。コンビニ決済の最大のメリットは、24時間いつでも支払いができることと、現金で支払えることです。クレジットカードを持っていない方でも利用できます。ただし、支払い期限が設定されており、通常は申込から3日以内に支払う必要があります。期限内に支払いが完了しないと申込が無効になるため、必ず期限内に支払いを完了させてください。行政書士の勉強時間では、試験合格に必要な学習時間について詳しく解説しています。
行政書士試験の受験票が届く時期と確認事項
受験票は試験日の約2~3週間前、10月中旬から下旬にかけて発送されます。受験票が届いたら、記載内容に誤りがないか必ず確認する必要があります。受験票は試験当日の入場に必須の書類であり、忘れると受験できない可能性があるため、大切に保管しましょう。
行政書士試験の受験票は10月中旬~下旬に発送
受験票の発送は、例年10月中旬から下旬にかけて行われます。2025年度の場合、試験日が11月9日なので、10月15日から25日頃に発送される見込みです。受験票は普通郵便で送られてくるため、配達には数日かかります。地域によっては発送から到着までに1週間程度かかることもあります。郵送申し込みの場合、申込時に記入した住所に送られます。インターネット申し込みの場合は、申込時に登録した住所に送られます。受験票が届いたら、すぐに開封して内容を確認しましょう。受験票には受験番号、氏名、試験地、試験会場、試験日時、注意事項などが記載されています。試験会場の詳細な住所と地図も同封されているため、事前に場所を確認し、当日の交通手段や所要時間を調べておくことをおすすめします。受験票は試験当日に必ず持参する必要があり、忘れると本人確認ができず受験できない可能性があるため、絶対に紛失しないよう注意してください。
行政書士試験の受験票に記載されている内容を確認
受験票が届いたら、以下の項目に誤りがないか必ず確認しましょう。氏名の漢字(旧字体や異体字も含む)、生年月日、性別、試験地、受験番号などです。特に氏名の漢字は、戸籍に記載されている正式なものと一致している必要があります。もし誤りがある場合は、すぐに行政書士試験研究センターに連絡して訂正を依頼してください。試験当日に受験票の記載内容と本人確認書類の内容が一致しない場合、受験できない可能性があります。また、試験会場の住所も必ず確認し、事前に場所を調べておきましょう。試験会場は大学や専門学校などの教育機関が使用されることが多いですが、普段行かない場所にある場合もあります。Googleマップなどで場所を確認し、最寄り駅からの所要時間や道順を把握しておくことをおすすめします。当日は多くの受験生が同じ会場に向かうため、交通機関の混雑も予想されます。余裕を持って出発できるよう、事前準備をしっかり行いましょう。
行政書士試験の受験票が届かない場合の対処法
10月末になっても受験票が届かない場合は、すぐに行政書士試験研究センターに連絡する必要があります。連絡先は受験票に記載されていますが、届いていない場合は公式ホームページで確認できます。電話番号は03-XXXX-XXXX(実際の番号は公式サイトで確認してください)です。受験票が届かない原因としては、申込時の住所記入ミス、引っ越しによる住所変更、郵便事故などが考えられます。特に引っ越しをした場合は、郵便局に転送届を出していても転送されない可能性があるため、早めに連絡することが重要です。センターに連絡する際は、受験番号(分かる場合)、氏名、生年月日、申込時の住所などを伝えます。状況を確認した上で、再発行の手続きが取られます。再発行には数日かかる場合があるため、10月末までに届かない場合は早めに連絡しましょう。試験当日に受験票がないと受験できないため、必ず試験日前日までには手元に受験票がある状態にしておく必要があります。
行政書士試験の申し込みに必要なもの
行政書士試験の申し込みには、いくつかの必要書類や準備物があります。特に顔写真は規格が細かく定められているため、事前に準備しておくことが重要です。以下、申し込みに必要なものをチェックリスト形式で解説します。
申し込みに必要なものチェックリスト
- ✅ 顔写真(縦4.5cm×横3.5cm、6ヶ月以内撮影、カラー)
- ✅ 受験手数料10,400円
- ✅ 払込手数料203円(郵送申し込みの場合のみ)
- ✅ 黒のボールペンまたは万年筆(郵送申し込みの場合)
- ✅ 印鑑(郵送申し込みの修正時に使用する可能性あり)
- ✅ 簡易書留代(郵送申し込みの場合、370円程度)
- ✅ パソコンまたはスマートフォン(ネット申し込みの場合)
- ✅ クレジットカードまたはコンビニ決済用の現金(ネット申し込みの場合)
- ✅ 本人確認書類(試験当日に必要、運転免許証・パスポート等)
これらの準備物を事前に揃えておくことで、スムーズに申し込み手続きを進めることができます。
行政書士試験の申し込みに必要な顔写真の規格
行政書士試験の申し込みには、顔写真が必須です。写真の規格は厳密に定められており、規格外の写真は受付されない可能性があるため注意が必要です。写真のサイズは縦4.5cm×横3.5cmで、6ヶ月以内に撮影したカラー写真である必要があります。背景は無地(白、グレー、青など)で、正面を向いた上半身の写真でなければなりません。顔がはっきりと写っていることが重要で、帽子やサングラス、マスクなどを着用した写真は使用できません。メガネは通常の度付きメガネであれば着用したままで問題ありませんが、サングラスや色付きのレンズは不可です。写真館で撮影する場合は、「行政書士試験用の証明写真」と伝えれば適切なサイズで撮影してもらえます。スピード写真機を利用する場合も、証明写真のメニューから適切なサイズを選択できます。インターネット申し込みの場合は、デジタルデータでの提出となるため、JPEG形式で5MB以内のファイルサイズに収める必要があります。
行政書士試験の申し込みに住民票は不要
行政書士試験の申し込みには、住民票や戸籍謄本などの公的書類は一切不要です。必要なのは受験願書(郵送申し込みの場合)、顔写真、受験手数料のみです。これは行政書士試験に受験資格が設定されていないためで、年齢、学歴、国籍を問わず誰でも受験できることを意味しています。住民票が不要なため、外国籍の方でも日本に住所があれば受験できます。また、学生証や卒業証明書なども不要です。ただし、試験当日には本人確認のため、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの顔写真付き身分証明書を持参する必要があります。顔写真付きの身分証明書がない場合は、健康保険証と学生証、または健康保険証と社員証など、複数の身分証明書の組み合わせで本人確認が行われます。申し込み時点では身分証明書は不要ですが、試験当日には必須となるため、事前に準備しておきましょう。行政書士の受験資格詳細では、受験資格の詳しい情報を解説しています。
行政書士試験の申し込みに必要な受験手数料10,400円
行政書士試験の受験手数料は全国一律で10,400円です。この金額は消費税込みの金額で、過去数年間変更されていません。受験手数料に加えて、郵送申し込みの場合は郵便局での払込手数料203円、簡易書留代370円程度が別途必要になります。つまり、郵送申し込みの総額は約11,000円程度になります。一方、インターネット申し込みの場合は受験手数料10,400円のみで、支払い手数料は無料です。受験手数料は、申し込み後のキャンセルや試験の欠席があっても返金されません。また、不合格になった場合も返金はなく、翌年再受験する場合は改めて受験手数料を支払う必要があります。受験手数料10,400円という金額は、国家資格試験の中では平均的な金額です。例えば、宅建士試験は8,200円、社会保険労務士試験は15,000円、司法書士試験は8,000円となっており、行政書士試験はこれらの中間程度の金額設定となっています。
行政書士試験の試験会場・試験地の選び方
行政書士試験は全国47都道府県で実施されており、受験者は自分の希望する都道府県を選択できます。ただし、一度選択した試験地は変更できないため、慎重に選ぶ必要があります。基本的には自宅から通いやすい都道府県を選択することになります。
行政書士試験は全国47都道府県で受験可能
行政書士試験は全国47都道府県全てで実施されるため、居住地に関わらず最寄りの都道府県で受験できます。試験は同日同時刻に全国一斉に実施されるため、どの都道府県で受験しても試験問題は同じです。試験地の選択は、申込時に希望する都道府県を選ぶ形式となっています。多くの受験生は自宅のある都道府県を選択しますが、進学や就職で他県に移住している場合は、現在住んでいる都道府県を選択することが一般的です。また、実家に帰省して受験する場合は、実家のある都道府県を選択することも可能です。試験会場は都道府県内の大学や専門学校などが使用されることが多く、都道府県庁所在地やその周辺都市に設定されることが一般的です。地方部では、県内に複数の試験会場が設定される場合もあります。受験者数が多い東京、大阪、愛知などの都市部では、複数の大学が試験会場として使用されます。
行政書士試験の試験会場は申し込み後に変更不可
試験地として選択した都道府県は、申し込み後に変更することができません。これは試験実施の運営上の理由によるもので、変更を希望する場合は申し込みを取り下げて再度申し込む必要がありますが、受験手数料は返金されないため、実質的に二重の支払いが必要になります。そのため、申込時には慎重に試験地を選択する必要があります。特に注意が必要なのは、申し込み後に引っ越しをする予定がある場合です。例えば、7月に東京で申し込んだ後、9月に大阪に引っ越した場合でも、試験は東京で受験する必要があります。このような場合に備えて、引っ越し予定がある場合は引っ越し先の都道府県で申し込むことを検討しましょう。また、試験当日に急な用事で試験地に行けなくなった場合でも、試験地の変更はできず、欠席となります。試験地は変更できませんが、同じ都道府県内での具体的な試験会場の割り当ては、センター側で決定されます。希望する試験会場を選ぶことはできません。
行政書士試験の試験会場一覧の確認方法
具体的な試験会場の一覧は、受験票が届いた時点で確認できます。受験票には、割り当てられた試験会場の名称、住所、地図が記載されています。また、行政書士試験研究センターの公式ホームページでも、試験実施前に各都道府県の試験会場一覧が公開されます。試験会場は毎年同じ場所が使用されるとは限らず、年度によって変わる可能性があるため、過去の情報だけを頼りにせず、必ず受験票で確認することが重要です。試験会場が決定したら、事前に下見に行くことをおすすめします。当日は多くの受験生が集まるため、最寄り駅から会場までの道のりが混雑する可能性があります。また、大学のキャンパスが複数ある場合、間違ったキャンパスに行かないよう注意が必要です。試験会場までの所要時間、最寄り駅、バスの本数などを事前に確認し、当日は余裕を持って出発しましょう。試験開始時刻は13時ですが、12時30分から入場可能となっており、遅刻すると受験できない可能性があるため、12時頃には会場に到着していることが理想的です。
行政書士試験の申し込みに関するよくある質問(FAQ)
行政書士試験の申し込みに関して、受験生から多く寄せられる質問をまとめました。申し込み前の疑問や不安を解消するために、ぜひ参考にしてください。
行政書士試験の申し込み期間を過ぎたらどうなりますか?
申し込み期間を過ぎると、その年度の試験は受験できなくなります。行政書士試験は年に1回しか実施されないため、申し込みを逃すと次の受験機会は1年後になります。郵送申し込みの場合、締切日(8月25日)の消印があれば受付されますが、インターネット申し込みの場合は締切日時までにオンライン上で手続きを完了させる必要があります。ごくまれに特別な事情がある場合(災害や重大な病気など)は個別対応される可能性がありますが、基本的に締切後の申し込みは一切受け付けられません。申し込みを忘れていた場合や締切に気づかなかった場合でも、例外は認められないため、必ず期間内に申し込みを完了させることが重要です。申し込み期間は約1ヶ月ありますが、準備にも時間がかかるため、可能な限り早めに手続きを開始することをおすすめします。
行政書士試験の受験資格はありますか?
いいえ、行政書士試験には受験資格は一切ありません。年齢、学歴、国籍、実務経験などの制限は全くなく、誰でも受験できます。中学卒業程度の学歴でも、高校生でも、外国籍の方でも受験可能です。これは行政書士試験の大きな特徴で、司法書士や公認会計士など他の難関国家資格と比較しても、受験のハードルが低いと言えます。受験資格がないということは、学歴や経歴に関係なく、誰もが平等にチャレンジできる資格だということです。実際に、10代の学生から60代以上のシニア層まで、幅広い年齢層の方が受験しています。ただし、行政書士として登録する際には、一定の要件(成年被後見人でないこと、破産者でないこと、公務員の懲戒処分を受けていないことなど)がありますが、これは試験合格後の登録時の話であり、試験を受けること自体には何の制限もありません。詳しい情報は行政書士の受験資格についてをご覧ください。
行政書士試験の申し込みは郵送とネットどちらがおすすめですか?
一般的にはインターネット申し込みをおすすめします。理由は、締切が郵送より約1週間長い、24時間いつでも申し込みできる、願書の入手や郵便局での払込が不要、支払い手数料が無料、という点です。特に、平日の日中に郵便局に行く時間が取れない社会人や、締切間際に申し込む場合はインターネット申し込みが便利です。ただし、パソコンやスマートフォンの操作に慣れていない方、インターネット環境がない方、クレジットカードを持っていない方は、郵送申し込みの方が確実かもしれません。郵送申し込みのメリットは、紙の書類で手続きを完結できる安心感と、払込受領証という物理的な証明が残ることです。どちらの方法を選んでも、期限内に正しく手続きを完了すれば問題なく受験できます。自分の状況や好みに合わせて選択してください。
行政書士試験の受験手数料は返金されますか?
いいえ、受験手数料は一切返金されません。申し込み後に受験をキャンセルした場合、試験当日に欠席した場合、不合格になった場合、いずれの場合も受験手数料10,400円は返金されません。これは試験実施に関する規則で定められており、例外はありません。例えば、病気や怪我で試験を受けられなくなった場合でも、返金や次年度への繰越はできません。また、申し込み内容に誤りがあって受験できなかった場合(写真の規格違いなど)も返金されません。そのため、申し込みの際は内容を十分に確認し、試験日には確実に受験できるよう体調管理や予定調整をしておくことが重要です。受験手数料は試験実施のための運営費用として使用されるため、個人の都合による返金は認められていません。
行政書士試験の願書はどこで入手できますか?
願書は全国47都道府県の配布場所で無料で入手できます。主な配布場所は各都道府県庁の行政書士会事務局や指定の行政機関です。具体的な配布場所は都道府県によって異なるため、行政書士試験研究センターの公式ホームページで確認してください。配布期間は7月22日から8月末までですが、配布場所によっては在庫切れになる可能性もあるため、早めに入手することをおすすめします。また、郵送での請求も可能で、返信用封筒(角形2号サイズ、140円切手貼付)を準備して行政書士試験研究センターに送付すれば、自宅に郵送してもらえます。インターネット申し込みを選択する場合は、願書の入手は不要です。願書には試験案内も同封されているため、試験の詳細情報を確認するためにも入手する価値があります。
行政書士試験の申し込み後に試験会場を変更できますか?
いいえ、申し込み後に試験地(都道府県)や試験会場を変更することはできません。申込時に選択した都道府県が試験地として確定し、その都道府県内の試験会場が割り当てられます。変更を希望する場合は、申し込みを取り下げて再度申し込む必要がありますが、受験手数料は返金されないため、実質的に10,400円を二重に支払うことになります。そのため、申込時には慎重に試験地を選択する必要があります。特に、申し込み後に引っ越しの予定がある場合は、引っ越し先の都道府県で受験することも検討しましょう。具体的な試験会場(どの大学や施設が会場になるか)の割り当ては、受験票が届いた時点で通知されます。同じ都道府県内でも複数の試験会場がある場合、受験者はその中からセンターが指定した会場で受験する必要があり、会場の希望は出せません。
行政書士試験の受験票が届かない場合はどうすればいいですか?
10月末になっても受験票が届かない場合は、すぐに行政書士試験研究センターに電話で問い合わせてください。連絡先の電話番号は公式ホームページに記載されています。受験票が届かない原因としては、申込時の住所記入ミス、引っ越しによる住所変更の届け出漏れ、郵便事故などが考えられます。センターに連絡する際は、氏名、生年月日、申込時の住所などを伝えて状況を確認します。受験番号が分かる場合は、それも伝えるとスムーズです。状況確認後、受験票の再発行手続きが取られますが、再発行には数日かかる場合があるため、できるだけ早く連絡することが重要です。試験当日に受験票がないと受験できない可能性があるため、遅くとも試験日の1週間前までには受験票を手元に確保しておく必要があります。引っ越しをした場合は、郵便局に転送届を出していても受験票は転送されないことがあるため、特に注意が必要です。
行政書士試験の特例措置(障害者配慮)は申請できますか?
はい、障害のある方に対する特例措置の申請が可能です。特例措置には、試験時間の延長、拡大文字での出題、点字での出題、代筆解答、パソコンの使用、別室受験などがあります。特例措置を希望する場合は、申し込み時に「特例措置申請書」を提出する必要があります。申請書は願書に同封されているか、公式ホームページからダウンロードできます。申請には、医師の診断書や障害者手帳のコピーなど、障害の程度を証明する書類の添付が必要です。特例措置の申請期限は通常の申し込み締切よりも早く設定されていることが多いため、早めに準備を開始することが重要です。申請内容は個別に審査され、認められた措置内容は受験票に記載されます。特例措置は、障害の種類や程度に応じて適切な配慮が行われるため、遠慮せずに申請することをおすすめします。詳しい申請方法や必要書類については、行政書士試験研究センターに直接問い合わせるか、公式ホームページで確認してください。
まとめ|行政書士試験の申し込みは早めに済ませよう
本記事では、行政書士試験の申し込み方法について、2025年度の最新日程に基づいて詳しく解説しました。重要なポイントは以下の3点です。
1. 申し込み期間は限られている
行政書士試験の申し込み期間は、2025年7月22日から8月25日までの約1ヶ月間です。年に1回しかない試験のため、この期間を逃すと次のチャンスは1年後になります。郵送申し込みは消印有効ですが、インターネット申し込みは締切が約1週間長く設定されています。いずれの方法を選ぶにしても、締切ギリギリではなく余裕を持って申し込みを完了させることが重要です。
2. 申し込み方法は郵送とインターネットの2つ
郵送申し込みは従来からの方法で、願書の入手、記入、郵便局での払込、郵送という複数のステップが必要です。一方、インターネット申し込みは24時間いつでも手続きでき、願書の入手や郵便局での払込が不要で便利です。どちらの方法でも、顔写真と受験手数料10,400円が必要です。自分の状況に合わせて最適な方法を選択しましょう。
3. 受験資格は不要、誰でもチャレンジ可能
行政書士試験には年齢、学歴、国籍などの受験資格は一切ありません。誰でも平等にチャレンジできる国家資格です。受験手数料10,400円を支払い、必要書類を提出すれば受験できます。試験は11月に実施され、合格発表は翌年1月です。
行政書士試験に合格するための次のステップとして、効率的な学習計画を立てることが重要です。行政書士の勉強時間と学習計画で必要な勉強時間を確認し、行政書士のおすすめ通信講座で自分に合った学習方法を検討しましょう。申し込みを済ませたら、合格に向けて計画的に学習を進めていきましょう。あなたの行政書士試験合格を応援しています。
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