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行政書士のおすすめ問題集9選|独学合格者が選ぶ2025年版

行政書士試験の合格には、質の高い問題集選びが欠かせません。「問題集が多すぎてどれを選べばいいかわからない」「過去問と予想問題集の違いは何?」「何冊くらい必要なの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

行政書士試験は合格率10〜13%の難関資格です。限られた時間の中で効率的に学習するには、自分の学習スタイルや試験までの残り期間に合った問題集を選ぶことが重要です。しかし、書店やネットには数多くの問題集が並び、どれが自分に合っているのか判断が難しいのが現実です。

本記事では、行政書士試験の問題集を「過去問題集」「一問一答(肢別)」「予想問題集」「記述式」の4タイプに分類し、それぞれのおすすめ商品を厳選してご紹介します。各問題集の特徴、メリット・デメリット、活用時期まで詳しく解説しますので、あなたに最適な問題集が必ず見つかります。

この記事でわかること
  • 行政書士の問題集の4つのタイプ(過去問・一問一答・予想問題・記述式)の違いと使い分け
  • 行政書士の問題集を選ぶ際に確認すべき5つの重要ポイント
  • 行政書士のおすすめ過去問題集3選と各商品の詳細比較
  • 行政書士のおすすめ一問一答(肢別)問題集3選と効率的な活用法
  • 行政書士のおすすめ予想問題集3選と直前期の使い方
  • 行政書士の問題集を使った効果的な勉強法と周回回数の目安
特に注目すべきポイント

問題集のタイプ別の使い分けが合格のカギ: 行政書士試験の問題集には大きく4つのタイプがあります。過去問題集は試験の出題傾向を掴むための基本教材、一問一答は短時間で大量の問題に触れられる効率重視型、予想問題集は直前期の総仕上げ、記述式は苦手な方向けの特化型です。これらを学習の進捗度合いに応じて組み合わせることで、効率的に実力を伸ばせます。多くの独学合格者は、基本的には過去問題集と一問一答の2冊を軸に、直前期に予想問題集を追加する学習パターンを採用しています。

出版社によって問題集の特徴が大きく異なる: LECは問題数が豊富で網羅性に優れ、TACは初心者向けの丁寧な解説が特徴、伊藤塾は難易度が高めで応用力を養えます。同じ過去問題集でも、収録問題数、解説の詳しさ、テキストとの連携性などが異なるため、自分の学習スタイルに合った出版社を選ぶことが重要です。特に独学で学習する場合は、解説が詳しい問題集を選ぶことで理解度が大きく変わります。

問題集は最新年度版を必ず選ぶべき理由: 行政書士試験では毎年法改正が行われます。古い年度の問題集では改正前の法律に基づいた問題が含まれているため、誤った知識を身につけてしまうリスクがあります。特に民法や行政法は改正頻度が高く、2年前の問題集でも内容が古くなっている可能性があります。書店やネット通販で購入する際は、必ず最新年度版(2025年版または2024年版)であることを確認しましょう。古本を安く購入したくなる気持ちもわかりますが、合格を目指すなら最新版への投資は必須です。

本記事と類似記事の違い: 一般的な問題集紹介記事は商品の羅列に終始していますが、本記事では各問題集の「具体的な使用時期」「テキストとの連携方法」「何周すべきか」まで詳しく解説しています。さらに、独学合格者の実際の使用パターンや、問題集選びで失敗しないための5つのチェックポイントも紹介しており、初めて行政書士試験に挑戦する方でも迷わず最適な問題集を選べる内容となっています。

目次

行政書士の問題集の種類と選び方|4つのタイプを理解する

行政書士試験の問題集は、その目的と形式によって大きく4つのタイプに分類されます。それぞれ特徴が異なり、学習段階に応じて使い分けることで効率的な学習が可能になります。多くの受験生が問題集選びで失敗する原因は、この4タイプの違いを理解せずに購入してしまうことです。

まず最も基本となるのが過去問題集です。これは実際に出題された過去の試験問題を収録したもので、出題傾向の把握と基礎力の養成に最適です。次に一問一答(肢別)問題集は、五肢択一問題を一肢ずつバラバラにして収録したもので、短時間で大量の問題に触れられるのが特徴です。予想問題集は、出題が予想される問題を収録したもので、主に直前期の総仕上げに使用します。最後に記述式問題集は、40字記述問題に特化したもので、記述対策に不安がある方向けの教材です。

それぞれの問題集には明確な役割があり、すべてを揃える必要はありません。学習スタイルや残り時間に応じて、必要なタイプを選択することが重要です。以下、各タイプの詳細を見ていきましょう。

行政書士の過去問題集とは|分野別・年度別の違い

行政書士の過去問題集は、実際に出題された試験問題を収録した最も基本的な問題集です。過去問題集には大きく分けて「分野別過去問」と「年度別過去問」の2種類があります。分野別過去問は、憲法、民法、行政法などの科目ごとに過去問を整理して収録したもので、体系的な学習に向いています。一方、年度別過去問は、令和4年度、令和3年度というように年度ごとに問題をそのまま収録したもので、本試験の形式に慣れるのに最適です。

初学者や独学で学習する方には、分野別過去問をおすすめします。理由は、同じ科目の問題を連続して解くことで知識が定着しやすく、テキストとの並行学習がしやすいためです。たとえば民法の債権分野を学習している時に、債権に関する過去問だけを集中的に解くことで理解が深まります。多くの受験生は、テキスト学習と並行して分野別過去問を活用しています。

年度別過去問は、試験2〜3ヶ月前の直前期に、本試験の時間配分や問題の順番に慣れるために使用するのが一般的です。過去5年分程度を実際の試験時間(3時間)で解いてみることで、本番での時間管理能力が養えます。ただし、分野別過去問をしっかり学習していれば、年度別過去問は必須ではありません。

行政書士の一問一答(肢別)問題集の特徴とメリット

行政書士の一問一答問題集は、本試験の五肢択一問題を一肢ずつバラバラにして○×形式にした問題集です。たとえば本試験では「以下の1〜5のうち、正しいものはどれか」という形式ですが、一問一答では「AはBである。○か×か」というように一つ一つの肢が独立した問題になっています。この形式により、1問あたりの解答時間が短縮され、短時間で大量の問題に触れることができます。

一問一答の最大のメリットは、効率的な知識の確認ができることです。通常の過去問は1問あたり3〜5分かかりますが、一問一答なら10〜30秒で1問解けます。そのため、通勤時間やスキマ時間を活用した学習に最適です。また、各肢が独立しているため、「この選択肢は正しいけど、なぜ正解じゃないのか」という混乱がなく、純粋に知識の正誤だけを確認できます。

一問一答は、基礎的な知識が一通り身についた段階で使い始めるのが効果的です。テキストを1周読み終えた後や、過去問を1周解き終えた後に、知識の定着度を確認する目的で使用します。多くの合格者は、一問一答を3〜5周繰り返すことで知識を確実なものにしています。ただし、一問一答だけでは五肢択一の思考パターンが身につかないため、必ず過去問題集と併用することが重要です。

行政書士の予想問題集(模試)の活用時期と効果

行政書士の予想問題集は、各予備校が試験の出題傾向を分析し、本試験で出題される可能性が高い問題を作成したオリジナル問題集です。多くの場合、本試験と同じ形式・同じ問題数で構成されており、模擬試験(模試)として活用できます。予想問題集には通常2〜3回分の予想問題が収録されており、本番さながらの演習が可能です。

予想問題集の最大の特徴は、過去問では出題されていない新しい論点や、法改正に対応した問題が含まれていることです。行政書士試験では毎年新しい論点からの出題があり、過去問だけでは対応できない問題も存在します。予想問題集を使うことで、そうした新規論点にも対応できる応用力が身につきます。また、本試験とほぼ同じ難易度で作成されているため、自分の実力を正確に測ることができます。

予想問題集を使うべき時期は、試験の1〜2ヶ月前です。基礎学習がある程度完了し、過去問を2〜3周した後に取り組むのが理想的です。早い時期に予想問題に手を出すと、基礎が固まっていないため正答率が低く、モチベーションが下がってしまいます。直前期に2〜3回分の予想問題を本番と同じ時間設定で解き、弱点を洗い出して最終調整に活用するのが効果的な使い方です。

行政書士の記述式問題集が必要な人・不要な人

行政書士試験には、40字程度で解答する記述式問題が3問出題されます(民法2問、行政法1問)。記述式問題集は、この記述式問題に特化した問題集で、記述のパターンや解答のコツを学ぶことができます。ただし、記述式問題集は必ずしも全員に必要なわけではありません。記述式対策の方法は受験生の学習状況によって変わります。

記述式問題集が不要な人は、択一問題集を繰り返し解いて基礎知識がしっかり身についている方です。実は、行政書士試験の記述式問題は択一レベルの基礎知識で十分対応可能です。過去問や一問一答で民法と行政法の基礎を固めていれば、記述式も自然と解けるようになります。多くの合格者は、過去問に含まれる記述式問題(直近5年分程度)を解くだけで十分な対策ができたと報告しています。

一方、記述式問題集が必要な人は、文章で説明することが苦手な方や、記述式の解答パターンを体系的に学びたい方です。特に法律初学者の場合、「どのような順序で、どの程度詳しく書けばよいか」がわからず不安になることがあります。そうした方には、記述式に特化した問題集で解答パターンを学ぶことが有効です。ただし、記述式問題集に取り組む前に、必ず択一問題で基礎を固めることが大前提です。

行政書士の問題集を選ぶ5つのポイント

行政書士試験の問題集選びで失敗しないためには、5つの重要なチェックポイントがあります。問題集は決して安い買い物ではありませんし、間違った問題集を選ぶと学習効率が大きく低下します。書店で実物を手に取る場合も、ネット通販で購入する場合も、以下の5つのポイントを必ず確認してください。

これらのポイントは、独学で合格した方々や予備校講師が共通して重要視している選択基準です。特に独学で学習する場合、問題集の質が学習の成否を分けると言っても過言ではありません。適切な問題集を選ぶことで、限られた学習時間を最大限に活用できます。

行政書士の問題集選びポイント①過去問は10年分以上収録

行政書士試験の過去問題集を選ぶ際は、最低でも過去10年分の問題が収録されているものを選びましょう。理由は、10年分の過去問を解くことで出題傾向のパターンが見えてくるからです。行政書士試験は毎年似たような論点から出題されており、過去問の焼き直し問題も多く出題されます。5年分程度では十分な演習量が確保できず、出題パターンの把握も不十分になります。

主要な過去問題集の収録年数を比較すると、LECの「出る順ウォーク問」は約10年分、伊藤塾の「うかる!総合問題集」は約15年分、TACの「みんなが欲しかった!」シリーズは約10年分が標準的です。より多くの問題に触れたい場合は、15年分収録の問題集を選ぶとよいでしょう。ただし、あまりに古い年度の問題は法改正により内容が変わっている可能性があるため、収録年数が多ければ良いというわけではありません。

問題数も重要な指標です。行政書士試験の過去問題集には通常1,000〜3,000問程度が収録されています。一問一答形式の場合は問題数が多くなり、3,000〜5,000問収録されているものもあります。問題数が多いほど演習量を確保できますが、あまりに多すぎると最後まで終わらない可能性もあるため、自分の学習時間と相談しながら選びましょう。

行政書士の問題集選びポイント②解説が詳しいものを選ぶ

問題集選びで最も重要なのが解説の詳しさです。特に独学で学習する場合、解説が簡素な問題集では理解が深まらず、単なる丸暗記になってしまいます。良い問題集の解説には、正解の理由だけでなく、不正解の選択肢がなぜ間違っているのかまで詳しく書かれています。また、関連する判例や条文番号、参照すべきテキストのページ数なども記載されていると理想的です。

書店で問題集を選ぶ際は、必ず解説ページを開いて確認してください。解説が3行程度しかない問題集は避け、1問あたり半ページ以上の解説がある問題集を選びましょう。解説の中に図表やイラストが含まれているとさらに理解しやすくなります。ネット通販で購入する場合は、商品ページのサンプル画像で解説ページを確認するか、レビューで解説の詳しさに関するコメントをチェックしましょう。

出版社によって解説の傾向が異なります。伊藤塾は論理的で詳細な解説が特徴で上級者向け、TACは初心者にもわかりやすい平易な解説、LECは実践的で要点を押さえた解説が特徴です。自分の学習レベルや好みに合った解説スタイルの出版社を見つけることも重要です。一度購入して相性が良ければ、他の問題集も同じ出版社で揃えるのも一つの方法です。

行政書士の問題集選びポイント③最新年度版を必ず購入

行政書士試験では毎年法改正があるため、問題集は必ず最新年度版を購入してください。これは問題集選びにおいて最も重要なルールです。特に民法は2020年に大改正があり、その後も毎年細かな改正が行われています。行政法も行政手続法や行政不服審査法の改正が頻繁にあります。2〜3年前の問題集を使うと、改正前の法律に基づいた誤った知識を身につけてしまうリスクがあります。

最新年度版かどうかは、表紙に記載されている年度で確認できます。2025年度試験を受験する場合は、「2025年版」または「2024年版」と記載されている問題集を選びましょう。書店では最新版が平積みされていることが多いですが、棚に並んでいる場合は古い年度のものが混在している可能性があるため注意が必要です。ネット通販では、商品タイトルと発売日を必ず確認してから購入してください。

古本やフリマアプリで安く購入したくなる気持ちもわかりますが、合格を目指すなら最新版への投資は惜しまないでください。数千円の差をケチったために不合格になり、もう1年勉強し直すことになれば、時間とお金の両方で大きな損失になります。問題集の費用は合格のための必要投資と考え、必ず最新年度版を購入しましょう。法改正情報は各予備校のウェブサイトでも確認できるため、学習前にチェックすることをおすすめします。

行政書士の問題集選びポイント④テキストとの対応関係を確認

問題集とテキストの連携性も重要なチェックポイントです。良い問題集には、問題ごとに対応するテキストのページ番号や項目番号が記載されています。これにより、わからない問題があったときにすぐにテキストの該当箇所を参照でき、効率的な復習が可能になります。特に独学で学習する場合、この機能があるかないかで学習効率が大きく変わります。

理想的なのは、テキストと問題集を同じ出版社で揃えることです。たとえばLECのテキスト「出る順行政書士 合格基本書」とLECの問題集「出る順ウォーク問過去問題集」を組み合わせると、問題集からテキストへの参照がスムーズになります。TACの「みんなが欲しかった!」シリーズも、テキストと問題集が完全に連動しており、初心者に優しい設計です。

ただし、必ずしも同じ出版社で揃える必要はありません。たとえば「テキストはAのテキストが気に入ったが、問題集はBの問題集の方が解説が詳しい」という場合もあります。その場合は、問題集の解説が十分詳しければ、テキストとの連携性が低くても問題ありません。重要なのは、自分にとって使いやすい組み合わせを見つけることです。購入前に書店で実際に両方を見比べて、参照のしやすさを確認するのがおすすめです。

行政書士の問題集選びポイント⑤目的に応じて複数使い分け

行政書士試験の問題集は、学習段階や目的に応じて複数を使い分けることで最大の効果を発揮します。すべての機能を備えた万能な問題集は存在せず、各タイプの問題集にはそれぞれ得意分野があります。多くの合格者は、2〜3冊の問題集を組み合わせて使用しています。ただし、あまり多くの問題集に手を出すと消化不良になるため、必要最小限の組み合わせを選ぶことが重要です。

基本的な組み合わせパターンとしては、「分野別過去問1冊+一問一答1冊」が最も効率的です。過去問で出題傾向を把握し、一問一答で知識を定着させるという役割分担です。学習時間に余裕がある場合は、「分野別過去問1冊+一問一答1冊+予想問題集1冊」の3冊体制がおすすめです。予想問題集は試験1〜2ヶ月前に追加購入すれば問題ありません。

記述式に不安がある方は、上記の組み合わせに記述式問題集を追加します。ただし、記述式問題集は択一の基礎が固まってから取り組むべきなので、最初から購入する必要はありません。学習の進捗を見ながら、必要に応じて追加購入するのが賢い選択です。問題集は一度に全て揃えるのではなく、学習段階に応じて段階的に購入することで、無駄な出費を抑えられます。

行政書士の勉強時間や学習計画全体については、別記事で詳しく解説していますので、問題集選びと合わせて確認してください。

行政書士のおすすめ過去問題集3選|分野別過去問の比較

行政書士試験の過去問題集は、各予備校から多数出版されていますが、その中でも特に評価が高く、多くの合格者が使用している3冊を厳選してご紹介します。これらの問題集は、収録問題数、解説の詳しさ、使いやすさのバランスが優れており、独学でも十分に活用できます。それぞれ特徴が異なるため、自分の学習スタイルに合ったものを選んでください。

過去問題集の比較表を以下に示します。価格は税込で、発売時期は毎年4月頃が一般的です。

問題集名出版社収録問題数収録年数価格帯初心者向け解説の詳しさ
出る順ウォーク問過去問題集LEC約2,800問約10年分3,500円前後★★★★☆
うかる!行政書士 総合問題集伊藤塾約3,200問約15年分3,800円前後★★★★★
合格のトリセツ 基本問題集LEC約2,000問約10年分3,200円前後★★★★☆

各問題集の詳細を見ていきましょう。

行政書士問題集No.1|出る順ウォーク問過去問題集(LEC)

LECの「出る順ウォーク問過去問題集」は、行政書士試験の過去問題集の中で最も人気が高く、多くの受験生に選ばれています。全3分冊(法令編1・法令編2・一般知識編)で構成され、約2,800問の過去問が収録されています。最大の特徴は、重要度に応じて問題がA・B・Cランクに分類されており、優先順位をつけて学習できることです。

この問題集の強みは、バランスの良さにあります。問題数は十分でありながら消化不良にならない適度な量で、解説も必要十分な詳しさです。各問題には「出る順」の著者である講師陣のワンポイントアドバイスが付いており、重要ポイントが一目でわかります。また、LECの基本テキスト「出る順行政書士 合格基本書」との連携が完璧で、問題ごとにテキストの参照ページが記載されています。

独学者にとって使いやすいのは、問題の難易度表示があることです。Aランクの問題は絶対に落とせない基本問題、Bランクは合格に必要な標準問題、Cランクは余裕があれば解く発展問題と位置づけられています。時間が限られている方は、まずA・Bランクを完璧にすることで効率的に合格ラインに到達できます。この問題集は、初心者から中級者まで幅広い層におすすめできる汎用性の高い一冊です。

ただし、解説は必要最小限にまとまっているため、法律知識がまったくない超初心者には少し難しく感じるかもしれません。その場合は、同じLECの「合格のトリセツ」シリーズの方が適しています。また、3分冊のため持ち運びには便利ですが、価格は合計で約3,500円と他の問題集よりやや高めです。しかし、その価格に見合う価値は十分にあります。

行政書士問題集No.2|うかる!行政書士 総合問題集(伊藤塾)

伊藤塾の「うかる!行政書士 総合問題集」は、法律系資格に強い伊藤塾が出版する過去問題集で、約3,200問という豊富な問題数が最大の魅力です。収録年数は約15年分と他の問題集より多く、より広範囲の出題パターンに触れることができます。法令科目と一般知識科目が1冊にまとまっており、全体像を把握しやすい構成です。

この問題集の特徴は、解説の論理性と詳しさです。単に正解を示すだけでなく、なぜその選択肢が正しいのか、他の選択肢はどこが間違っているのかを論理的に説明しています。また、関連する判例や条文が豊富に引用されており、深い理解を得られます。法律の理屈を丁寧に学びたい方や、択一だけでなく記述式にも応用できる実力を養いたい方に最適です。

伊藤塾の問題集は、難易度がやや高めに設定されています。基本問題だけでなく、応用レベルの問題も多く収録されているため、高得点を目指す方や2回目以降の受験者に向いています。一方、初学者がいきなりこの問題集から始めると、難しすぎて挫折する可能性もあります。テキストを一通り学習し、基礎知識がある程度身についてから取り組むのがおすすめです。

問題数が多いため、すべてを3周するには相当な時間が必要です。学習期間が6ヶ月以上ある方や、1日3時間以上勉強できる方に適しています。逆に、試験まで3ヶ月を切っている場合や、仕事をしながら勉強する方には消化しきれない可能性があります。時間に余裕がない場合は、重要な問題だけを選んで解くなど工夫が必要です。価格は約3,800円とやや高めですが、問題数を考えればコストパフォーマンスは良好です。

行政書士問題集No.3|合格のトリセツ 基本問題集(LEC)

LECの「合格のトリセツ 基本問題集」は、行政書士試験の初心者に最もおすすめできる過去問題集です。同シリーズの「合格のトリセツ 基本テキスト」と完全連動しており、テキストと問題集を行き来しながら学習できる設計になっています。収録問題数は約2,000問と他の問題集より少なめですが、その分すべてが重要問題に厳選されており、効率的な学習が可能です。

最大の特徴は、初心者に優しい丁寧な解説です。法律用語の説明から始まり、図表を使ったビジュアルな解説、関連知識の補足まで、初めて法律を学ぶ方でも理解できるように工夫されています。また、各問題に「基本」「標準」「応用」のレベル表示があり、自分の実力に応じて段階的に学習を進められます。キャラクターによる吹き出しコメントもあり、堅苦しくない雰囲気で学習できます。

問題の選定が秀逸で、過去問の中でも特に重要度が高く、繰り返し出題されている論点に絞り込まれています。そのため、問題数は少なくても試験に必要な知識は十分にカバーできます。3周することを前提に設計されており、1周目は基本問題のみ、2周目は標準問題まで、3周目は応用問題を含めて全問解く、という段階的な学習プランが立てやすい構成です。

この問題集が向いているのは、法律学習が初めての方、独学で不安を感じている方、できるだけ短期間で合格したい方です。逆に、法律知識がすでにある方や、より多くの問題に触れたい方には物足りなく感じるかもしれません。その場合は、本問題集で基礎を固めた後、「出る順ウォーク問」などでさらに演習量を増やすとよいでしょう。価格は約3,200円と他の問題集より安く、コストパフォーマンスに優れています。

行政書士独学での合格方法では、これらの問題集を使った具体的な学習スケジュールも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

行政書士のおすすめ一問一答3選|効率重視の肢別問題集

行政書士試験の一問一答(肢別)問題集は、過去問の各選択肢を一つずつ独立させた○×形式の問題集です。短時間で大量の問題に触れられるため、知識の定着度確認やスキマ時間の学習に最適です。ここでは、使いやすさと問題の質で評価が高い3冊をご紹介します。

一問一答問題集の比較表は以下の通りです。

問題集名出版社収録問題数価格帯持ち運びやすさ初心者向け
出る順 良問厳選 肢別過去問題集LEC約4,000問2,800円前後★★★★☆
合格革命 肢別過去問集早稲田経営出版約3,500問2,600円前後★★★★★
みんなが欲しかった!肢別問題集TAC約3,000問2,400円前後★★★★☆

各問題集の詳細を解説していきます。

行政書士一問一答No.1|出る順 良問厳選 肢別過去問題集(LEC)

LECの「出る順 良問厳選 肢別過去問題集」は、過去問から厳選した約4,000問を収録した一問一答問題集です。この問題集の最大の特徴は、問題の質の高さです。単に過去問を肢別にしただけでなく、重要度の低い問題や古すぎて現在では出題されない論点は削除し、本当に重要な問題だけを厳選しています。そのため、効率的に合格に必要な知識を習得できます。

問題の配列も工夫されており、基本的な問題から応用的な問題へと段階的に難易度が上がる構成になっています。また、各問題には詳しい解説が付いており、単なる○×だけでなく、その理由まで理解できます。関連する条文や判例の引用も豊富で、深い理解を促します。一問一答としては解説が充実しているため、この問題集だけでもかなりの学習効果が期待できます。

LECの「出る順」シリーズのテキストや過去問題集を使っている方には、特におすすめです。シリーズ全体で構成や用語が統一されているため、スムーズに学習を進められます。また、重要度ランクが表示されているため、時間がない場合は高ランクの問題だけを優先的に解くこともできます。問題数が多いため、すべてを3周するには相当な時間が必要ですが、その分幅広い知識が身につきます。

欠点としては、問題数が多いため持ち運びにやや重いことと、初学者には解説が簡潔に感じる部分があることです。基礎知識がある程度身についた段階で使い始めるのが効果的です。価格は約2,800円で、問題数を考えれば妥当な価格設定です。通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用して、コツコツと問題を解き進めるのに最適な一冊です。

行政書士一問一答No.2|合格革命 肢別過去問集(早稲田経営出版)

早稲田経営出版の「合格革命 肢別過去問集」は、コンパクトで持ち運びやすい一問一答問題集です。約3,500問を収録しており、過去問の肢を効率的に学習できます。この問題集の最大の魅力は、そのコンパクトさと使いやすさです。B6サイズで厚さも適度なため、カバンに入れてもかさばらず、電車の中でも開きやすい設計になっています。

問題の配列は科目別・分野別になっており、体系的な学習がしやすい構成です。各問題には簡潔ながらポイントを押さえた解説が付いており、必要な知識を効率的に確認できます。また、重要度を3段階で表示しているため、優先順位をつけて学習できます。特に重要な問題には「重要」マークが付いており、時間がない場合はこれらの問題を優先的に解くことで効率的な学習が可能です。

この問題集が向いているのは、スキマ時間を有効活用したい社会人受験生です。通勤電車やバスの中、昼休みの空き時間など、短い時間でも効率的に学習を進められます。また、価格が約2,600円と他の一問一答より安く、コストパフォーマンスに優れています。初めて一問一答問題集を使う方にも手が出しやすい価格設定です。

注意点としては、解説が簡潔なため、法律初学者には少し難しく感じる可能性があることです。基礎的な知識があることを前提とした解説になっているため、わからない問題があった場合はテキストで確認する必要があります。また、問題数は他の一問一答より少なめなので、より多くの問題に触れたい方は物足りなく感じるかもしれません。その場合は、他の問題集と併用するとよいでしょう。

行政書士一問一答No.3|みんなが欲しかった!肢別問題集(TAC)

TACの「みんなが欲しかった!肢別問題集」は、初心者に最も優しい一問一答問題集です。同シリーズの「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」と完全連動しており、問題ごとにテキストの参照ページが記載されています。約3,000問を収録しており、基本から標準レベルの問題を中心に構成されているため、初学者でも無理なく学習を進められます。

この問題集の特徴は、とにかくわかりやすい解説です。法律用語や難しい概念は平易な言葉で説明されており、図表やイラストも豊富に使用されています。また、キャラクターによる吹き出しコメントがあり、「ここがポイント」「ひっかけ注意」などの注意喚起が視覚的にわかりやすく表示されています。堅苦しくない雰囲気で、楽しく学習を続けられる工夫が随所に見られます。

問題の難易度は基本レベルが中心で、難問・奇問はほとんど収録されていません。そのため、まずは基礎を固めたい方や、行政書士試験が初めての方に最適です。解説も丁寧で、なぜその選択肢が正しいのか、どう考えればよいのかまで詳しく書かれています。独学で不安を感じている方でも、この問題集なら安心して学習を進められるでしょう。

一方で、すでに基礎知識がある方や、より高度な問題に挑戦したい方には物足りなく感じる可能性があります。また、解説が詳しい分、他の一問一答より厚くなっており、持ち運びにはやや不便です。価格は約2,400円と一問一答の中では標準的ですが、問題数が他より少ないためコストパフォーマンスはやや低めです。ただし、初心者にとっての使いやすさを考えれば、十分に価値のある投資と言えます。

行政書士のおすすめ予想問題集3選|直前期の総仕上げ

行政書士試験の予想問題集は、本試験の1〜2ヶ月前に使用する総仕上げ教材です。各予備校が出題傾向を分析して作成したオリジナル問題で、本試験と同じ形式・難易度の模擬試験を体験できます。ここでは、予想精度と問題の質で定評のある3冊をご紹介します。

予想問題集の比較表は以下の通りです。

予想問題集名出版社収録回数価格帯予想精度解説の詳しさ
出る順 当たる!直前予想模試LEC3回分1,800円前後★★★★★★★★★☆
合格革命 法改正と直前予想模試早稲田経営出版2回分1,600円前後★★★★☆★★★☆☆
本試験をあてる TAC直前予想模試TAC3回分1,700円前後★★★★☆★★★★☆

各予想問題集の詳細を見ていきましょう。

行政書士予想模試No.1|出る順 当たる!直前予想模試(LEC)

LECの「出る順 当たる!直前予想模試」は、行政書士試験の予想問題集の中で最も的中率が高いと評判の教材です。本試験と同じ形式の予想問題が3回分収録されており、法令科目、一般知識科目、記述式まで完全に網羅されています。LECの講師陣が長年の受験指導経験と最新の出題傾向を分析して作成しているため、本試験での的中報告が多いことで知られています。

この予想問題集の強みは、本試験とほぼ同じ難易度に調整されていることです。易しすぎず難しすぎず、本番で出題される可能性が高い論点を的確に押さえています。また、法改正にもいち早く対応しており、最新の改正法令からの出題も含まれています。直前期に本番レベルの問題を解くことで、自分の実力を正確に把握でき、弱点の洗い出しができます。

3回分の予想問題は、それぞれ難易度や出題傾向が微妙に異なるように設計されています。第1回は標準的な問題、第2回はやや難しめの問題、第3回は本試験レベルの問題という構成になっており、段階的にレベルアップできます。解説も詳しく、なぜその選択肢が正解なのか、他の選択肢のどこが間違っているのかが明確に書かれています。

使用時期としては、試験の1ヶ月前から始めるのが理想的です。1週間に1回分のペースで、本試験と同じ3時間の時間制限で解くことをおすすめします。自己採点後は、間違えた問題だけでなく、正解した問題も解説を読んで理解を深めましょう。価格は約1,800円で、3回分の模試が受けられると考えれば非常にコストパフォーマンスが高い教材です。

行政書士予想模試No.2|合格革命 法改正と直前予想模試(早稲田経営出版)

早稲田経営出版の「合格革命 法改正と直前予想模試」は、法改正情報と予想問題が1冊にまとまったお得な予想問題集です。前半部分には最新年度の法改正ポイントが詳しく解説されており、後半部分に2回分の予想問題が収録されています。法改正対策と模試を一度に行えるため、効率的に直前期の学習を進められます。

この問題集の特徴は、法改正部分の充実度です。改正のあった法律について、改正の趣旨、改正内容、改正による影響まで詳しく解説されています。行政書士試験では改正法からの出題が多いため、この部分を読むだけでも直前期の学習に大きく役立ちます。重要な改正箇所には「出題注意」マークが付いており、優先的に学習すべきポイントが一目でわかります。

予想問題は2回分と他の予想問題集より少なめですが、その分1回あたりの問題の質が高く、本試験で出題される可能性が高い論点に絞り込まれています。難易度は標準的で、基礎から応用まで幅広くカバーされています。解説は必要最小限にまとまっており、ポイントを素早く確認できます。時間がない直前期には、このようなコンパクトな解説の方が効率的に学習を進められます。

この問題集が向いているのは、法改正情報もまとめて確認したい方や、予想問題は2回分で十分という方です。価格も約1,600円と予想問題集の中では最も安く、コストを抑えたい方にもおすすめです。ただし、3回以上の模試を解きたい方には物足りないため、他の予想問題集と併用する必要があります。法改正部分だけでも読む価値がある一冊です。

行政書士予想模試No.3|本試験をあてる TAC直前予想模試(TAC)

TACの「本試験をあてる TAC直前予想模試」は、初心者にも使いやすい予想問題集です。本試験と同じ形式の予想問題が3回分収録されており、解説が丁寧でわかりやすいのが特徴です。問題の難易度は標準的で、極端な難問は含まれていないため、直前期に自信を失わずに学習を進められます。

この予想問題集の強みは、解説の充実度です。TACらしい初心者に優しい解説で、法律用語や難しい概念も平易な言葉で説明されています。また、各問題に「重要度」と「難易度」が表示されており、優先順位をつけて復習できます。間違えた問題を復習する際に、その問題が基本レベルなのか応用レベルなのかがわかるため、効率的な学習が可能です。

3回分の予想問題は、第1回が標準レベル、第2回が本試験レベル、第3回がやや難しめのレベルと、段階的に難易度が上がる構成になっています。まずは第1回で基礎力を確認し、第2回で本番の感覚をつかみ、第3回で応用力を試すという流れで学習を進められます。また、別冊の解答用紙が付いているため、本番さながらの演習が可能です。

おすすめの使い方は、試験の3週間前から1週間に1回分ずつ解いていく方法です。必ず時間を計り、本試験と同じ3時間で解き切る練習をしてください。自己採点後は、正解した問題も含めて全問の解説を読み、理解を深めましょう。価格は約1,700円で、3回分の充実した内容を考えればコストパフォーマンスに優れています。初心者から中級者まで幅広くおすすめできる予想問題集です。

行政書士試験の詳細では、試験の全体像や出題傾向について詳しく解説していますので、予想問題集に取り組む前に確認しておくことをおすすめします。

行政書士の記述式問題集が必要なケースと対策法

行政書士試験には、40字程度で解答する記述式問題が3問出題されます(民法2問、行政法1問)。記述式問題は配点が1問20点と高く、合計60点分を占めるため、確実に得点したい部分です。しかし、記述式に特化した問題集が必ずしも全員に必要というわけではありません。ここでは、記述式問題集の必要性と効果的な対策法を解説します。

行政書士の記述式対策は択一問題集だけで十分な理由

多くの合格者は、記述式対策として特別な問題集を使用せず、択一問題集の学習だけで十分に対応できています。その理由は、行政書士試験の記述式問題が、択一レベルの基礎知識で解ける問題だからです。記述式といっても難解な論述が求められるわけではなく、基本的な条文知識や判例の要旨を簡潔に書ければ十分に得点できます。

過去の記述式問題を分析すると、そのほとんどが択一問題でも頻出の基本論点から出題されています。たとえば民法では「代理」「時効」「債務不履行」「物権変動」など、行政法では「行政処分」「行政不服審査」「国家賠償」などの定番テーマが繰り返し出題されています。これらの論点は、過去問や一問一答で何度も学習する内容です。

具体的な対策としては、過去問題集に含まれる記述式問題(直近5年分程度)を繰り返し解くことをおすすめします。解答を書いた後、模範解答と比較して、どのような要素を盛り込むべきかを学びましょう。完璧な文章を書く必要はなく、必要なキーワードと論理的な流れが押さえられていれば部分点がもらえます。また、択一問題を解く際も、「この問題が記述式で出たらどう書くか」を意識して学習することで、自然と記述力が身につきます。

行政書士の記述式に特化した問題集が必要な人の特徴

記述式問題集が必要なのは、以下のような方です。まず、文章を書くことが苦手で、どのように解答をまとめればよいかわからない方です。記述式問題集には、解答の書き方のパターンや、40字にまとめるテクニックが詳しく解説されているため、文章表現に不安がある方には有効です。

次に、記述式の解答パターンを体系的に学びたい方です。記述式問題集には、頻出論点ごとの典型的な解答パターンが整理されています。たとえば「〜の要件は、①〜、②〜、③〜である」というような定型パターンを覚えることで、本試験でも安心して解答できます。パターンを知っているだけで、記述式の得点が10点以上上がることもあります。

また、過去問の記述式問題を解いてみて、ほとんど得点できなかった方も記述式問題集を検討すべきです。択一問題で正答率が70%以上あるにもかかわらず、記述式がまったく書けない場合は、記述式の訓練が不足している可能性があります。この場合、記述式問題集で解答の書き方を学ぶことで、短期間で記述力を向上させられます。

ただし、記述式問題集に取り組む前提として、択一問題で基礎知識が身についていることが必要です。基礎知識がない状態で記述式問題集に取り組んでも、何を書いてよいかわからず効果が薄いためです。まずは過去問や一問一答で択一力を高め、その後に記述式問題集で表現力を磨くという順序を守りましょう。

行政書士のおすすめ記述式問題集|40字記述式問題集(LEC)

記述式対策に特化した問題集としておすすめなのが、LECの「40字記述式問題集」です。この問題集には、過去に出題された記述式問題と、出題が予想される重要論点の問題が約50問収録されています。記述式問題集としては最も定評があり、多くの受験生に利用されています。

この問題集の特徴は、解答パターンの整理が秀逸であることです。各論点について、「何を書くべきか」「どの順序で書くべきか」「どのキーワードを入れるべきか」が明確に示されています。また、40字という制限字数の中で、いかに要点を盛り込むかのテクニックも詳しく解説されています。添削例も豊富で、よくある間違いパターンとその修正方法が示されているため、自己学習でも十分に記述力を向上させられます。

問題の難易度は、基本レベルから応用レベルまで幅広くカバーされています。まずは基本問題で解答の書き方を学び、徐々に応用問題に挑戦することで、段階的に記述力を高められます。また、重要論点ごとに問題が整理されているため、弱点分野を集中的に学習することも可能です。民法と行政法のバランスも適切で、試験での出題割合に応じた問題配分になっています。

使用時期としては、択一問題の学習がある程度進んだ段階、具体的には試験の2〜3ヶ月前から始めるのが理想的です。週に10問程度のペースで解き進め、試験までに2周することを目標にしましょう。記述式は慣れが重要なので、一度解いただけで満足せず、繰り返し練習することが大切です。価格は約2,000円で、記述式対策に必要な内容が網羅されているため、コストパフォーマンスは良好です。

行政書士の問題集の効果的な使い方|3つの勉強法

行政書士試験の合格には、質の高い問題集を選ぶだけでなく、効果的な使い方を実践することが重要です。同じ問題集を使っても、使い方次第で学習効果は大きく変わります。ここでは、多くの合格者が実践している問題集の効果的な勉強法を3つご紹介します。これらの方法を実践することで、限られた時間で最大の学習効果を得られます。

行政書士の問題集勉強法①テキストと並行して解く

行政書士の問題集は、テキストと並行して使うことで最大の効果を発揮します。テキストを最初から最後まで読み終えてから問題集に取り組む方法もありますが、初学者には「テキストで1つの分野を学習したら、すぐにその分野の問題を解く」という並行学習をおすすめします。この方法により、学んだ知識をすぐにアウトプットでき、理解度が格段に高まります。

具体的な学習手順は以下の通りです。まず、テキストで「民法の総則」を学習したら、その日のうちに問題集の「民法総則」の問題を解きます。正解できなかった問題や、正解したが自信がなかった問題は、すぐにテキストの該当箇所に戻って復習します。このサイクルを繰り返すことで、知識が定着しやすくなります。人間の記憶は時間が経つほど薄れるため、学習直後にアウトプットすることが重要です。

並行学習のメリットは、テキストだけを読んでいるよりも集中力が維持できることです。テキストを何百ページも読み続けるのは退屈ですが、問題を解くことで適度な刺激が得られ、学習のモチベーションが保たれます。また、問題を解くことで「この論点は理解できているが、この論点は理解が不十分だ」という自己診断ができ、復習すべきポイントが明確になります。

注意点としては、1回目の学習では正答率が低くても気にしないことです。初めて学ぶ内容を一度読んだだけで完璧に理解できる人はいません。わからない問題があっても落ち込まず、テキストで復習すればよいと割り切ることが大切です。並行学習は、1周目よりも2周目、2周目よりも3周目と、繰り返すごとに効果が高まる学習法です。

行政書士の問題集勉強法②最低3周は繰り返す

行政書士試験に合格するには、問題集を最低3周は繰り返し解くことが必要です。多くの合格者が「問題集を何周したか」というアンケートに対して、「3〜5周」と答えています。1周だけでは知識が定着せず、試験本番で「見たことはあるけど思い出せない」という状況に陥ります。繰り返し解くことで、知識が長期記憶として定着し、本番でも自信を持って解答できるようになります。

各周回での目的を変えることで、効率的な学習が可能になります。1周目は「出題傾向の把握と基礎知識の確認」が目的です。わからない問題があっても気にせず、どんな問題が出るのか、どの論点が重要なのかを把握することに集中します。正答率は50%程度でも問題ありません。2周目は「知識の定着と弱点の洗い出し」が目的です。1周目で間違えた問題を中心に解き直し、理解が不十分な論点を重点的に復習します。この段階で正答率70%以上を目指しましょう。

3周目は「完璧な仕上げと本番対策」が目的です。全問を通して解き、まだ間違える問題や迷う問題があれば徹底的に復習します。この段階では正答率80%以上、理想的には90%以上を目標にします。3周目まで繰り返し間違える問題は、自分の弱点ポイントなので、重点的に対策が必要です。時間に余裕がある場合は、4周目、5周目と繰り返すことで、さらに知識が強固になります。

効率的な周回方法として、「間違えた問題にチェックマークをつけ、次の周回では間違えた問題だけを解く」という方法があります。この方法により、すでに理解できている問題に時間を使わず、弱点の克服に集中できます。ただし、正解した問題も定期的に復習しないと忘れてしまうため、1ヶ月に1回程度は全問を見直すことをおすすめします。

行政書士の問題集勉強法③間違えた問題の復習方法

問題集学習で最も重要なのは、間違えた問題の復習方法です。問題を解いて採点するだけでは学習効果は半分以下で、間違えた問題をどう復習するかが合否を分けます。効果的な復習には、明確な手順とルールがあります。以下の方法を実践することで、同じ問題を繰り返し間違えることがなくなります。

まず、間違えた問題は必ず解説を熟読してください。正解の選択肢だけでなく、他の選択肢がなぜ間違っているのかまで完全に理解することが重要です。「なんとなく正解できた問題」も、実は理解が不十分な可能性があるため、解説を読んで理論的に理解しましょう。解説を読んでもわからない場合は、テキストの該当箇所に戻って復習します。問題集の多くは、各問題にテキストの参照ページが記載されているので、それを活用しましょう。

次に、間違えた問題には印をつけて記録します。問題番号の横に「×」マークをつける、付箋を貼る、専用のノートに問題番号を書き出すなど、自分に合った方法で構いません。重要なのは、後から「どの問題を間違えたか」がすぐにわかるようにすることです。2周目以降は、この印がついた問題を中心に解くことで、効率的に弱点を克服できます。

さらに、なぜ間違えたのかを分析することも大切です。間違えた原因は大きく3つに分類されます。①知識不足(その論点を知らなかった)、②理解不足(知識はあるが理解が浅い)、③ケアレスミス(わかっていたが読み間違えた)です。原因によって対策が異なり、①の場合はテキストで該当部分を復習、②の場合は解説を熟読して理解を深める、③の場合は問題文を丁寧に読む練習が必要です。

最後に、復習のタイミングも重要です。間違えた問題は、その日のうちに1回、翌日に1回、1週間後に1回と、間隔を空けて複数回復習することで長期記憶として定着します。これは「分散学習」と呼ばれる科学的に効果が実証された学習法です。一度復習しただけで安心せず、定期的に見直すことで、試験本番でも確実に思い出せるようになります。

行政書士の勉強法では、問題集以外の学習方法も含めた総合的な勉強法を解説していますので、あわせてご覧ください。

行政書士の問題集に関するよくある質問(FAQ)

行政書士試験の問題集選びや使い方について、受験生からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。問題集に関する疑問をここで解消し、効率的な学習を進めましょう。

行政書士の問題集は何冊必要ですか?

行政書士試験の合格に必要な問題集の冊数は、2〜3冊が標準的です。最も効率的な組み合わせは「分野別過去問1冊+一問一答1冊」の2冊体制です。過去問で出題傾向を把握し、一問一答で知識を定着させるという役割分担により、効率的に実力を伸ばせます。学習時間に余裕がある場合や、より高得点を目指す場合は、これに「予想問題集1冊」を加えた3冊体制がおすすめです。

問題集を多く揃えすぎるのは逆効果です。4冊以上の問題集に手を出すと、どれも中途半端になり、結局すべてを消化できずに終わってしまいます。重要なのは問題集の数ではなく、選んだ問題集を何周できるかです。2冊の問題集を5周するほうが、5冊の問題集を1周ずつするよりもはるかに効果的です。限られた時間を最大限に活用するためには、厳選した問題集を徹底的に繰り返すことが合格への近道です。

記述式に不安がある方は、上記に加えて記述式問題集1冊を追加することを検討してください。ただし、記述式問題集は択一の基礎が固まってから取り組むべきなので、最初から購入する必要はありません。学習の進捗を見ながら、試験の2〜3ヶ月前に必要性を判断すればよいでしょう。結論として、多くの合格者は2〜3冊の問題集で十分に合格レベルに到達しています。

行政書士の問題集はテキストと同じ出版社を選ぶべきですか?

テキストと問題集を同じ出版社で揃えることには明確なメリットがあります。同じ出版社の場合、問題集からテキストへの参照がスムーズで、問題ごとにテキストの該当ページが記載されていることが多いためです。また、用語の使い方や説明の仕方が統一されているため、混乱せずに学習を進められます。特に初学者や独学で学習する方には、同じ出版社で揃えることをおすすめします。

ただし、必ずしも同じ出版社で揃える必要はありません。たとえば「TACのテキストはわかりやすいが、問題集はLECの方が問題数が多くて良い」という場合もあります。重要なのは、自分にとって使いやすい教材を選ぶことです。問題集の解説が十分に詳しければ、テキストとの連携が弱くても学習に支障はありません。実際、テキストと問題集を別の出版社にして合格した人も多数います。

判断基準としては、独学か通信講座かによって変わります。独学の場合は、できるだけ同じ出版社で揃えた方が学習効率が高まります。一方、通信講座を受講している場合は、講座のテキストを使い、問題集は自分に合ったものを別途購入する方法も有効です。書店で実際にテキストと問題集を見比べて、参照のしやすさや解説の詳しさを確認してから決めることをおすすめします。

行政書士の過去問は何年分解けばいいですか?

行政書士試験の過去問は、最低10年分を解くことをおすすめします。10年分の過去問を解くことで、出題傾向やパターンがはっきりと見えてきます。行政書士試験では、過去に出題された論点が形を変えて繰り返し出題されるため、10年分をしっかり学習すれば本試験での対応力が大きく向上します。多くの問題集には10年分以上の問題が収録されているため、その問題集を完璧にすることが目標です。

理想的には15年分程度を解くとさらに効果的です。より多くの過去問に触れることで、出題範囲の隅々まで対策でき、どんな問題が出ても対応できる応用力が身につきます。ただし、あまりに古い年度の問題は法改正により内容が変わっている可能性があるため、20年以上前の問題を解く必要はありません。問題集に収録されている年数が適切なバランスと考えてよいでしょう。

過去問は回数も重要です。10年分を1回解くより、10年分を3回繰り返す方がはるかに効果的です。1周目で出題傾向を把握し、2周目で知識を定着させ、3周目で完璧に仕上げるというサイクルを回すことで、確実に実力が向上します。過去問学習の目標は、「10年分の過去問を3周し、正答率80%以上を達成する」ことです。この目標を達成できれば、本試験でも十分に合格点を取れる実力が身につきます。

行政書士の問題集は年度別と分野別どちらがおすすめですか?

行政書士試験の問題集は、学習段階によって年度別と分野別を使い分けることが理想的ですが、どちらか一方を選ぶなら分野別過去問をおすすめします。分野別過去問は、憲法、民法、行政法などの科目ごとに問題が整理されているため、テキストと並行して学習しやすく、知識の体系的な理解に適しています。特に初学者や独学で学習する方には、分野別過去問が断然使いやすいでしょう。

分野別過去問のメリットは、同じ論点の問題を集中的に解けることです。たとえば民法の「代理」を学習している時に、代理に関する過去問を連続して解くことで、その論点の理解が深まり、出題パターンも掴めます。また、弱点分野があれば、その分野だけを集中的に復習できるため、効率的な学習が可能です。ほとんどの市販の過去問題集は分野別形式になっています。

年度別過去問は、本試験の2〜3ヶ月前に時間配分や問題の順序に慣れるために使用します。本試験では憲法から一般知識まで幅広い科目が混在して出題されるため、年度別過去問で本番の感覚を掴むことが重要です。ただし、分野別過去問をしっかり学習していれば、年度別過去問は必須ではありません。予想問題集でも同様の練習ができるためです。結論として、基本は分野別過去問を使い、余裕があれば直前期に年度別過去問や予想問題集を追加するのが効果的な学習プランです。

行政書士の問題集はいつから始めるべきですか?

行政書士の問題集は、テキストの学習と並行して早い段階から始めることをおすすめします。具体的には、テキストで1つの分野(たとえば民法の総則)を読み終えたら、すぐにその分野の問題を解き始めてください。テキストを最初から最後まで読み終えてから問題集に取り組む方法もありますが、それでは学んだ知識を忘れてしまい、効率が悪くなります。学習したことをすぐにアウトプットすることで、知識が定着しやすくなります。

学習開始から問題集に取り組むタイミングの目安は、学習開始後1〜2週間程度です。たとえば行政書士試験の学習を4月に始めた場合、4月中旬には問題集にも着手しているのが理想的です。最初は正答率が低くても気にする必要はありません。1周目は「どんな問題が出るのか」「どの論点が重要なのか」を把握することが目的であり、すべて正解できる必要はありません。むしろ、わからない問題に出会うことで、テキストのどの部分を重点的に復習すべきかが明確になります。

一問一答問題集は、過去問題集を1周した後に始めるのが効果的です。過去問で一通りの出題傾向を把握した後、一問一答で知識を定着させるという流れが理想的です。予想問題集は試験の1〜2ヶ月前から始めます。基礎学習が完了し、過去問を2〜3周した後に取り組むのがベストタイミングです。早すぎる時期に予想問題に手を出すと、基礎が固まっていないため効果が薄く、モチベーションが下がってしまいます。

行政書士の問題集アプリは使えますか?

行政書士試験の問題集アプリは、補助教材として活用する分には有効です。スマートフォンアプリの最大のメリットは、通勤時間や待ち時間などのスキマ時間を有効活用できることです。電車の中で紙の問題集を広げるのは難しいですが、アプリなら片手で手軽に問題を解けます。特に一問一答形式のアプリは、短時間で効率的に知識の確認ができるため、スキマ時間学習に最適です。

ただし、問題集アプリだけで行政書士試験に合格するのは困難です。理由は、アプリの問題数や解説の詳しさが紙の問題集に比べて不十分な場合が多いためです。また、スマートフォンの小さな画面では、長い問題文や複雑な図表を確認しにくく、記述式問題の練習もできません。アプリはあくまで補助教材と位置づけ、メインの学習は紙の問題集で行うことをおすすめします。

行政書士試験対策のアプリとしては、「行政書士 過去問 解説付き」「行政書士試験 過去問道場」などがあります。これらのアプリは無料または数百円程度で利用でき、移動時間の学習に便利です。効果的な使い方としては、朝の通勤時間にアプリで一問一答を解き、夜の学習時間に紙の問題集でじっくり過去問を解くという組み合わせがおすすめです。アプリと紙の問題集、それぞれの長所を活かした学習スタイルを確立しましょう。

行政書士の問題集で古本を使うのはダメですか?

行政書士試験の問題集で古本を使用することは、基本的におすすめできません。最大の理由は法改正への対応です。行政書士試験では毎年法律の改正があり、特に民法や行政法は改正頻度が高い分野です。2〜3年前の問題集では、改正前の法律に基づいた内容になっており、誤った知識を身につけてしまうリスクがあります。試験では最新の法律に基づいて出題されるため、古い知識で解答すると不正解になってしまいます。

特に注意が必要なのは、2020年に施行された民法の大改正です。債権法を中心に大幅な改正が行われたため、2019年以前の問題集には改正前の内容が含まれています。また、行政法も行政手続法や行政不服審査法の改正が頻繁にあります。1年前の問題集であれば大きな問題はありませんが、2年以上前の問題集を使用するのはリスクが高いと考えてください。

費用を抑えたい気持ちはよくわかりますが、問題集の費用は合格のための必要投資です。新品の問題集は3,000円前後ですが、古本で1,000円安く買えたとしても、その結果不合格になれば1年間の時間と受験料(10,400円)を無駄にすることになります。長期的に見れば、最新版を購入する方がはるかに経済的です。どうしても費用を抑えたい場合は、図書館で最新版を借りるか、予備校の自習室を利用して最新版を閲覧する方法もあります。

行政書士の問題集だけで合格できますか?

行政書士試験に問題集だけで合格するのは、現実的には困難です。問題集は知識のアウトプットと確認のためのツールであり、インプット学習にはテキストが不可欠です。特に初学者の場合、法律の基礎知識がない状態でいきなり問題集から始めても、問題の意味すら理解できず、解説を読んでも内容が頭に入りません。まずはテキストで基礎知識をインプットし、その後問題集でアウトプットするという順序が重要です。

ただし、過去に法律系の学習経験がある方や、2回目以降の受験者の場合は、問題集中心の学習でも合格できる可能性があります。すでに基礎知識があれば、問題集の解説だけでも十分に理解でき、知識を補強していけるためです。また、独学が難しい場合は、行政書士のおすすめ通信講座を活用することで、効率的に学習を進められます。

効果的な学習方法は、テキストと問題集を両方使い、インプットとアウトプットのバランスを取ることです。具体的には、テキストで1つの分野を学習したら、すぐにその分野の問題を解くという並行学習がおすすめです。この方法により、学んだ知識がすぐに定着し、理解が深まります。また、問題を解くことで自分の弱点が明確になり、テキストのどの部分を重点的に復習すべきかがわかります。テキストと問題集は車の両輪のような関係であり、両方をバランスよく使うことが合格への近道です。

行政書士テキストおすすめの記事も参考にして、自分に合ったテキストと問題集の組み合わせを見つけてください。

まとめ|行政書士の問題集選びと効果的な活用法

本記事では、行政書士試験の問題集について、種類・選び方・おすすめ商品・使い方まで詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントを3つの観点でまとめます。

問題集選びの3つの基本原則: 第一に、問題集のタイプを理解し、自分の学習段階に合ったものを選ぶことです。過去問題集は基礎学習の軸、一問一答は知識の定着、予想問題集は直前期の仕上げという役割分担を意識しましょう。第二に、最新年度版を必ず購入することです。法改正への対応は合格の必須条件であり、数千円をケチって不合格になるリスクを避けるべきです。第三に、解説が詳しい問題集を選ぶことです。特に独学者にとって、解説の質が学習効果を大きく左右します。

効率的な問題集活用の鉄則: 問題集は最低3周繰り返すことで知識が定着します。1周目は出題傾向の把握、2周目は知識の定着、3周目は完璧な仕上げという明確な目的を持って取り組みましょう。また、テキストと並行して学習し、間違えた問題は必ずテキストに戻って復習することが重要です。問題集は2〜3冊に厳選し、多くの問題集に手を出すより、選んだ問題集を徹底的に繰り返す方が効果的です。間違えた問題には印をつけて記録し、なぜ間違えたのかを分析することで、同じミスを繰り返さない学習サイクルが確立できます。

次のステップへの行動指針: 本記事で紹介した問題集の中から、まず過去問題集1冊を選んで購入しましょう。初心者の方には「合格のトリセツ 基本問題集」、標準的な学習者には「出る順ウォーク問過去問題集」、より高度な学習を目指す方には「うかる!行政書士 総合問題集」がおすすめです。問題集を購入したら、すぐにテキストと並行した学習を開始してください。学習が進んだら一問一答問題集を追加し、試験1〜2ヶ月前には予想問題集で総仕上げを行います。

行政書士試験は、適切な問題集を選び、正しい方法で繰り返し学習すれば、必ず合格できる資格です。本記事が、あなたの問題集選びと効果的な学習の一助となれば幸いです。合格に向けて、今日から問題集学習を始めましょう。

試験対策全般については行政書士試験ガイドで、学習計画については行政書士の勉強時間で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご確認ください

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